池上彰のレビュー一覧
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Posted by ブクログ
以前に購入していて積読状態だったものを読みました。
人に伝える仕事を多少なりともしている者として改めて考えさせられるところが多かったです。
印象に残ったのは以下のような点でした。
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「わかりやすさ」の罠=わかりやすい説明を聞いてわかったつもりになってしまい、それ以上自分で知ろう・調べようとしないこと
新聞社のニュースサイトでは記事の重要性がわかりにくい⇔紙の新聞は直感的にわかる 記事の重要度を自分で判断するのはあまり意識されないがかなりハードルの高い作業
新聞が「中立公正」であるとは限らない、新聞は民間企業が発行していて偏っているのは当然。違いを面白がるぐらいの冷静な視点がほしいもの
「わかった」と思うことと、「わかった」と言ってもらえるように説明できることは、全く違う。アウトプットを意識したインプットを。近くの誰かに話してみるといい。
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新聞をとる習慣が何年か途絶えていましたが昨年から購読を再開しました。やはりネットニュースだけだとかなり情報が偏りますし、見出しとリード文だけの浅い理解になりがちです。本当は池上さんの言うように他紙や外国メディアなども確認するとよいと思うのですが、なかなかそういった時間までをとるのが難しいなぁというのが自分の状況です。
これまでの池上さんの本で語られているような点も多々あるように思いましたが、要点がコンパクトにまとまっている1冊でした。この本自体のわかりやすさの罠に陥らないように、実践に落とし込んでいこうと思います。 -
Posted by ブクログ
2020/2/3
2020年を迎えての世界の主要国や地域の最近の動向についてコンパクトにまとめられている本。
個人的には世界の見方シリーズを全部読んでいるので、より詳細なことを知りたい場合はこの本だけでは情報が足りないのではないかという印象。
世界情勢についてざっくりと状況を知りたい程度だったらお手頃だと思います。
世界の見方シリーズにも同じようなことが書かれていたけれど、世界はアメリカをはじめとして確実に自国ファースト(自分の国がよければそれでオーケー)という考え、動きが広がっているのは間違いない。
昔は、そうした動きから保護貿易になったり、世界恐慌になったりして世界大戦へと発展した過去もある中で日本も含めて世界の国々がどのような場面でどういう風に足並みを揃えて行くのか、それぞれの国で行なっていくのかをより明確にしていかないと、また昔みたいな事態になるんじゃないかと不安にもなります。 -
Posted by ブクログ
ネタバレ【内容】
EUとは何か、ドイツの役割と共に解説
2度の世界大戦という苦い経験から、戦争のない平和な世界をつくるという大きな理想を掲げて誕生したEU。国境をなくし、通貨を共通にして、人、モノ、お金の移動を自由にしていった。
しかし、移民や難民の流入を招いてEUの結束は揺らいでいる。イギリスがEUからの離脱を決め、各国で自国第一を掲げる政党勢力が伸長した。
理想と現実の狭間で悩むEUはどこに行くのか?
実は統合にはドイツが強大になるのを抑え込む意味もあった。しかし、今やドイツはEUのリーダー格になっている。戦後のヨーロッパでのドイツの役割と共にEUを読みとく、池上オリジナル解説。
本書は、池上さんが選ぶ独自のテーマで、世界の国と地域を解説する「池上彰の世界の見方」シリーズの5冊め。都立戸山高校での特別授業をもとに構成。
【感想】
ドイツ人とこれから仕事で関わるであろう中で、
彼らの背景を知ることに役立ったと思う。
EUはドイツを牽制することを含む、
「二度と悲惨な戦争を起こさないように」
という理想のもとに組織されたけれども、
経済的に強いドイツが中心になっている現実...
イギリスの離脱、
移民問題を端に発した自国民第一主義の流れなど、
何が正解なのかと見出すのは難しいなぁと。
ドイツが発展したのは、プロテスタントのカルバン派の思想がその根底にあったのではないか、
というマックス・ウェーバーの主張は的を得ている。
どこでどのような思想の元で生まれるかは自分で決められないから、辛い所だなぁと思う。