池上彰のレビュー一覧
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AIとビッグデータ。
地政学
マネー
ポピュリズム
日本国憲法
AIの話にダンブラウンのオリジンの話が出てきました。最近、読んだばかりでしたので、親近感が湧きました。小説では万能なAIが登場しましたが、現実はそこまでではない。しかし、特化型AIは目覚ましく発展して、一部のひとの仕事がなくなりつつある。
トランプ大統領とユダヤ教。そして中東情勢に触れ、大国の思惑や身勝手さ。ポピュリズムの怖さ。また日本国憲法が決して、アメリカから一方的に押し付けられたものではないことが、発見でした。
一方的な見方は偏見を生む。だからこそ、知識や教養を身に付けて、バランス感覚を磨くことって大切だと感じました。 -
Posted by ブクログ
元NHK記者・ニュースキャスターで、現在は東工大特命教授も務めるフリージャーナリストの池上彰が、日本国憲法について、一読ではわかりにくい部分の超訳(口語訳)を含め、解説したものである。
新潮社の月刊誌「波」への2013年4月~2015年1月の連載をもとに2015年4月に出版されたが、連載が始まる直前の2012年12月に、改憲に強い意欲を示す安倍晋三氏が二度目の首相に就任しており、連載のきっかけは安倍首相就任だったと思われ、事実、憲法改正論議に関わる説明が相対的に丁寧になされている。
また、それ以外の部分についても、我々が日々見聞きするニュース報道等の大前提となっている、立法(国会)、行政(内閣)、司法(裁判所)、財政等に関する考え方や制度が、憲法のどのような条文に基づいたものなのか、網羅的かつ平易に説明されている。
立憲君主制、皇室典範、戦争と武力行使、基本的人権、公共の福祉、幸福追求権、一票の格差、国民の三大義務、一事不再理、通常国会・臨時国会・特別国会、証人喚問、罷免と弾劾裁判、議院内閣制、最高裁判所の大法廷・小法廷、建設国債と赤字国債、予算委員会、皇室財産、会計検査院、二元代表制、国民投票、官報、等々。
一般の人々が日本国憲法について一通りの知識を整理するためには、とても有用な一冊と思う。
(2019年3月了) -
Posted by ブクログ
フランス革命を1789年と1792年の2段階として捉え、
日本での明治維新だったり発行された時期の日本の政治が抱える問題をテーマにすすめられる対談。
フランス革命が失敗とは認めつつもフルサイズの革命というものに希望を抱いた形で締めくくられていたけど、
革命といった今までのやり方をなかったことにして新たな下地でいちからというよりは、少しずついい方向に変えていけるやり方の方がというか、その下地はあるとおもうけど。
少しずつ悪い方向に進んでいっている気もするけど。
社会が熟成してきたのが、重量を増してきたと捉えるなら動いているのに急旋回するのは難しいから、ゆっくりかじ取りするしかないのかなって気はするけど。
かじ取りに妥当性があるかどうかは別として。 -
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1.バブルはなぜ生まれ弾けたか
土地の高騰により、みんなが金持ちになったと勘違いした。一般の人が持ち家を持てなくなり、政府が不動産会社にこれ以上融資を禁じた(総量規制)。また、土地の0.3%に地価税をかけたため、土地の売買が減り土地を持っている人が裕福である神話が崩れた。
2.円高と空洞化
3.年金はもらえるか
4.リーマンショックとは
サブプライムローン:信用の低い人のローン。
サブプライムローンが際限なく広がり、危機感を感じて国債やプライムローンなどとセットにして売り始めた。やがて、金融機関が返済不能になるのではとの憶測が広がり、不安が的中して、大手のリーマン・ブラザーズが経営破綻して、他にも連鎖していった。
5.日本はどうして豊かになったか
朝鮮半島の戦争による、物資不足を補うために、国内生産が急増した。 -
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現代の複雑な問題を分かりやすく解説する著者の新書の第2弾。やはり分かりやすいし、著者のコミュニケーション力の高さを改めて感じる。今後テレビのレギュラー番組出演を停止して、ジャーナリスト活動にまずは専念ということだが、その方が様々な良質のアウトプットが期待できそう。
内容的に考えた点は下記の通り。
1.グローバルの金融面での問題点
「通貨安戦争」というのは初めて聞いたコンセプト。決して景気も先行きも良いとは言えない日本の円がなぜ円高になるかが分かった。
2.グローバルのプレイヤー
関係を持つ諸外国の指導者の状況が日本に及ぼす影響は強い。その力を誇示するように領土問題が提起されているようで、それだけならまだよいが、それを世論として盛り上げようとしているのは、そこはかとなく不安感を感じる。この時代に軍事行動を起こすことは考えにくいが、領土問題に関する議論が各国の国民間で大きくなりそうだ。その時日本はきちんと主張し、諸外国のコンセンサスを取りつけられるのか?
3.中国
上記にも関連するが中国の動向は気になる。中国は今まさに絶好調ではあるのだが、エジプトに見られたような反体制デモの可能性、バブル経済崩壊の可能性、一人っ子政策のツケとも言える超少子高齢化社会と戦後日本が抱えてきた課題を、同時期に全て孕んでいる状態である。はたして中国はこれを乗り切れるのか?政治的には関係があまりよくないものの、経済的には製造拠点として、また新興市場として関係を持つ日本への影響はどうなるのか注視したい。
4.日本
高齢化社会が進むにつれて、今後は経済力だけでは対抗できないだろうし、何か独自のバリューを出して世界に打って出なくてはならないと思う。そのような人材を育てる方向性は各企業で試行されている。様々なスキルが要求されるとは思う。自分もそういった人材である続けたいと思う。
国内の労働力という面では外国人の受け入れ(著者はあまり賛成の立場ではないようだが)、就業年数の増加ということが今後予測されることになる。前者は法整備、後者では歳をとっても働ける場の提供やモチベーションが課題になってくるだろう。 -
Posted by ブクログ
ネタバレ第一巻は未読なのですが読後感から言うと第二巻の方が面白かったですね。
この巻はテーマに突っ込み切れていないというか議論が深まらないまま時間切れになった感じがありました。
ただ、考えるきっかけとしては論者の方々がみんなバラバラの意見というか立ち位置なので(バラバラ過ぎる?)いろんな角度から読者もまた考えることが出来るきっかけにはできるかと思います。
この先の議論を知りたいですよね。たぶんこれを読まれた方はみなさんそう思うのではないでしょうか。
しかしこの巻も池上さんのまとめ力(わかりやすい解説)と松岡さんの切れ味が半端ない印象でした。でも一番インパクトあったのは佐藤さんが「キリストはやってくる」と真面目に発言されたことかな。