池上彰のレビュー一覧
-
Posted by ブクログ
「書く力 私たちはこうして文章を磨いた」(池上彰 竹内政明)
元NHK記者で、今やテレビなどでおなじみの池上彰さんと、読売新聞朝刊一面コラム執筆者である竹内政明さんが繰り広げる、ズバリ文章術に関する対談集です。
著名なお二人の対談ですから、これが面白くないはずがありません。特に竹内政明が執筆しているコラム「編集手帳」は、名文中の名文と呼ばれています(私も大ファンの一人です)
私も物を書くのが本業ではありませんが、メールを書いたり、随時発信する展開事項など文章を作成する機会は意外と多く、本書はとても参考になる1冊です。
特に意識しているのが、ダラダラと長くならず、できる限り短く、でも伝えたいこ -
Posted by ブクログ
数年前に買っていて積読のままだった本。
やっと読みました。
2012年の世界の政治経済がわかりやすく書かれています。
そういえば多分パート3を読んでいないな…。
今読んでみると世界情勢は4年前とまた変化してるなと感じる。
特に日本のことで言えばアベノミクスのことがわかりやすくて良かった。
また、集団的自衛権や憲法改正の話も出てきている年(以前からあったとは思うけど)で、
安倍首相としてはかなり本気で日本に軍隊を持つ気でいるということがわかった。
この辺りはかなり難しい問題だとは思うけれど、軍人は死ぬこともある訳で、平和ボケしている僕ですらいよいよ本当にきな臭くなってきてるなと感じた。
アフリ -
Posted by ブクログ
今回の大統領選挙についての章があったので、読んでみました。
新自由主義、グローバリズムにより、社会がアトム化し(コミュニティが失われ)している現代。人々の不満は鬱積し、そこにポピュリズムが蔓延る土壌ができる。英国のEU離脱や、今回のトランプ現象はその流れで起きている。
一方で、ポピュリズムに対抗するものとして、歪んだエリート意識が跋扈することが危惧される。エリートが大衆を軽んじて、法的根拠ないまま自分たちの思うままに社会を動かそうとする、ポピュリズムへの反動的な動きを警戒すべきである。
中東、欧州、北朝鮮、日本の政治、核武装について等、どれも鋭い切り口で、なるほどと思わせてくれます。お二人 -
Posted by ブクログ
労働のコモディティ化、教育格差の問題は間違いなく存在する。各所で指摘されているとおりだ。
これに対して反知性主義は論外として、二つの論陣が張られているように思う。
第一は資本主義の論理に飲み込まれないよう自己啓発、もしくは独立するというもの。これは個々人の能力による。
第二は日本社会全体の改善に向けて社会、政治を変えていこうというもの。
本書では後者の論陣を張る。反知性主義に陥らず、資本主義の構造を知るの重要性を説く。
かつて大学の経済学はマルクス経済学の講座もあったが、現在でマルクス主義は時代遅れと考えられてきた。
しかし、リーマンショックが起こり、これってマルク -
Posted by ブクログ
アメリカにいてニュースを聴いたりアメリカの歴史書を読んでいる「Constitution」という言葉に多く触れる。
特に今年は大統領選挙の年でもあり、特にその関連のディベート、報道では顕著だ。
大統領は連邦最高裁判所の判事を指名する権限を持ち、判事に任期がないこともあり、大統領を選ぶにあたり、この権限の重要性を訴えるケースも多い。
(日本では考えられないこと)
アメリカの「Constitution」は連邦国家の最低限の定めを記したものなので極めてシンプル。
故に、州レベルで定める法律が「Constitution」に沿ったものなのか法的解釈の争いが絶えないし、その意味で連邦最高裁判所の人選に政治家