池上彰のレビュー一覧
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相手に"わかりやすく"伝えるためにどんな事をしているか、してきたか、池上彰さん自身の経験を踏まえて説明されています。
ジャーナリストをはじめ、多方面で活躍する池上さんらしい、読みやすい文章でした。
今回も、なるほど!と、本を読みながらうなずかされました。
毎日の生活の中で、自分が理解できていない点を常に見つけるようにすること。そして、人に何か説明する時は「手垢のついた表現(抽象的な表現)」を避けること。聞き手に回った時は、「相手を認める聞き方」を心掛けること。
もし不意に、陳腐でありきたりな表現や、理解が難しい高尚な表現を使って、説明から逃げてしまいそうになったら、しっかりと理解できていないことを認める素直さを持ちたいと感じました。 -
Posted by ブクログ
ネタバレ2018年、1冊目です。
第5章 「分断される世界は人類共通の問題を悪化させる」の中で、私たちには何ができるのかという問いに対して、
先ずは”知ること”であると書かれている。無知の恥とトランプ大統領は言われいるそうですが、私たち一人一人が自分のできる範囲から少しでも多くの事実を知ることで、分断や軋轢が緩和されるということだと思います。
その中のひとつの事例として、日本人として「ヒロシマ」を説明できますかという問いかけがあります。「過ちは繰り返しません」という碑文の意味を説明できるか?言い換えれば、「ヒロシマ」で起きたことをどう認識し、どう伝えていくべきかの考えが定まったいるかだと思いました。
この中で被爆者への著者の取材の中で、「私たちが核兵器をなくそうと言うのは、微力かもしれないけれど、無力ではない」という言葉が紹介されています。2017年のノーベル平和賞にICANが選ばれた根底にある力だと思えます。 -
Posted by ブクログ
ネタバレ「世界から格差がなくならない本当の理由」 池上彰
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生まれた環境で、人生が決まってしまう社会―格差はいろいろな原因によって起きています。「原因はこれだ」「こうすれば解決できる」とは一概に言えません。たまたま生まれた家がお金持ちだったからいい教育を受けられる、あるいは貧しかったから教育を受けられないということではなく、どんな子供もスタートは同じにする。その後は、本人の努力によってそれなりの差が出るのは仕方がない。でも、まずはスタートを同じにする。そのために、私たちができること・やるべきことを本書で一緒に考えたい。
「BOOK」データベースより
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難しい問題だねぇ、格差社会。。
超難問だわぁ。。
格差をなくすことがいいのかといわれるとそれはビミョーだなぁと思うのよね。
頑張ったら頑張ったぶんの報酬はほしいし、
頑張ってない人が頑張ってる人より報酬をたくさんもらってたら納得いかねー!って思うし。
巨万の富を築いてる人たちのロジックも基本はそれと同じなんでしょうね。
とはいえ、度が過ぎるってのも実際あって。
世界の富豪1%の資産合計は、その他の99%の人たちの資産合計と同じらしく、それを聞くとさすがに「えげつないな~格差」と言いたくなる。
でも、それでも、大人の格差は正直ある程度は仕方ないかな~。
自由と平等は両立しないし、両立しないなかで世界は自由な資本主義を選択したわけだし。
だし、楽して金稼いでる人ってホントにとってもマレな存在で、世界の大富豪たちもチャンスを掴む運とか、ポジティブマインドとか、人真似じゃなく自ら考える力とか、不屈の執念とか、人の数倍の努力とか、多分一般人とは桁違いの熱量をもって動いてきた結果の大富豪だとも思うわけさ。
だから単純に「金持ちはズルい」っていうのは違うのかなと。だってそれだけ頑張ったんだもん。(富豪に知り合いいないけど。多分。)
でさ、こう言うと今度は「オレだって毎日必死で働いてるもんっ!」って文句を言いたくなったりもするんだけど、努力もさ~、ただ努力すればいいって話でもないと私は思うわけさ。
適切な方向に向いてれば努力も効果を発揮するけど、自分で深く考えないであさっての方向に努力をつぎ込んでも全く意味ないだろうなぁって思うし。。。
そこらへん雑多にしてあんまり深く考えずに「努力は報われる」とか言ってるからなんかおかしなことになる気がする。
なので、富豪の富豪っぷりがいきすぎてる感はあったとしても、私はそれはそれである程度は仕方ないかなぁと。。
うーん。
でも、どうだろ。
やっぱとはいえ、しんどいなぁ、普通の人も。 世の中の大半の普通の人たちみんなしんどいんだもんねぇ。
それも残念すぎる。
あームズい。
大人も大変だけど子供がもっと問題。
格差の最大の被害者は社会的弱者で選挙権も親を選ぶ権利もない子供。
それがたまらなく悲しい。
貧困には、衣食住にも困る「絶対的貧困」というのと、衣食住など日々の生活はギリギリなんとかなるけど、塾や進学のお金がない「相対的貧困」というのがあって、日本の貧困のほとんどは「相対的貧困」なんだそうです。
一応100円あればパンも買えるから、死なない程度に暮らしたりってのはなんとかなる場合も多いけど、今の標準的な生活ってほとんどの人が高校大学まで進学するので、そういう意味で標準的な生活は望めない。モノは安く手に入るけど、サービスや教育へのコストはやはりべらぼうに高い。
あと、貧困家庭の親は、親自身がもともと勉強が嫌いだったり、生活が困窮して相手をしたくても子にかまう余裕がなかったり、「人生、常に行き当たりばったり!!」な人たちも多かったりして(すべての貧困家庭がそうだというわけではありません)、もともと子供の進学や学習意欲に関して意識が低く、それが子に刷り込まれている、ということも多くあるそうです。
なので、貧困は連鎖してしまいがちなんだって。
根深いわぁ。
悲しいわぁ。
難しいわぁ。
西欧諸国では大学まで無料っていう国もたくさんあるんだから、手っ取り早く大学まで無料にしちゃえばいいじゃん!と思う。
全部は無理でも国公立大くらいは無料にすりゃいいのにね。
金持ってないと進学できないってのがそもそもダメなんだからさー。
他の国でやれてんだから絶対できないってわけじゃないしー。
大人側に気合いとやる気が足りないだけで。
公立の学校もさー、仕組みかえちまえばいいのになぁ。
授業は全教科レベル別で学年も関係なくして、年齢問わず同じくらいのレベル感の人たちごとにしたほうが誰にとってもいい気がする。
「クラスの団結!」とかがどうしても必要なら大学みたいにそれ用のクラス作っときゃいい話だし。
全員無理に横並びにしようとするから軋轢が生じるんであって、そこの根底を変えてしまえば公立学校だって塾行かずにそこそこのレベルまでもっていけると思うんだけどなぁ。
飛び級もokにしちゃえばいいんだよ。社会にでたら同じ年の人間だけで仕事することなんてないんだから年が一緒ってだけで1年間も同じクラス同じメンバーに縛られるの、よく考えたら変。
あと最近思うのは、世界が誰も制御できないサイズ感になってるのがよくないのかなーとか考えたりもする。
トランプさんの考え方って、全体的に「とりあえずアメリカさえ良ければいい」的な考え方だし、イギリスのEU離脱もそういうことじゃないですか?
グローバリゼーションっつって世界の国境が経済的な面でフラットになりかけてたけど、なんかやっぱ無理があって、「あーもー無理~(T_T)」みたいになった国が各自都合いい感じに鎖国政策とってる的な雰囲気を感じるのよね。最近の流れって。
江戸時代も、鎖国のおかげである意味長い間平和が保たれてた部分もあるしさー。
国のサイズをコンパクトにして、各自、鎖国ぎみに付き合うのも悪くないのかなーとか思ったり。
ま、無理か(笑)
今のところこれがベストっていう答えはないし、現実無視して、妄想で色々考えるのは楽しいな~♪ -
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「書く」という行為についての新聞人と放送人の対談。対談というところがこの新書を本質的なものにしていると思いました。ふつう「話す」は相手があって成立するもの、「書く」は一人で行う作業、と思いがちですが、実はそうじゃない。ペンなりキーボードなり自分の内側にあるものを文字として外側に出す、そいう外在化された自分と対話する行為が「書く」ということ。だから「書く力」とは「一回、文字にした自分と対談する力」、そう言っていると感じました。だから人はついつい実物以上な自分としての名文にこだわるのかな、あるいはかっこ悪い自分に会いたくないから書くことを遠ざけたりするのかな、とか。この本の二人の達人は、自慢っぽい自分に突っ込みといれたり、ありきたりな自分にカツをいれたり、ああでもない、こうでもないと内なる価値を引き出す「対話力」の名手だったりするのだ、と気づきました。ってな文章を書きながら、今、自分は自分とどんな対談しているんだろ…不明。これじゃ気づいたことの書きっぱなし、ですね。
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95歳になった瀬戸内寂聴さんと、池上彰さんの共著。
まだまだ好奇心衰えず、知りたいことがたくさんあるという寂聴さん。社会、政治についての疑問を池上さんにぶつけつつ、今の日本人は自分さえよければよいという考えになってしまってダメだと嘆く。出家前と出家後の自身の私生活についても快活に語られているが、出家後は仏教のおかげで厳しくも道を外さず生きてこられたという。せっかくいただいた命を大切に生きたいという言葉は印象に残った。
後半の池上さんによる超高齢化社会についての解説は、さすがのわかりやすさ。これほどの高齢化社会はいまだかつてなく、だからこそ我々には老い方のレッスンが必要で、宗教の役割もそこにあるのではという指摘には納得。