池上彰のレビュー一覧
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ネタバレ・富裕層8人と下位36億人の資産が同じ。
・相対的貧困は年間の可処分所得が中央値の半分以下。絶対的貧困とは最低限の生活を営むのも困難な状態。日本では相対的貧困が増えている。
・グローバル化が格差を広げる。
・アメリカではお金持ちが新しく市を作り独立をしている。独立した市では行政サービスが行き届くが、そこから漏れた地域は税収が減りサービスが低下する。
・rだいなりgとは。r資本収益率、株式や不動産から得られる利益。g経済成長率 働くことで得られる賃金。
r 4%、g1% 。ここでも格差が広がっていく。
・億万長者は株式投資で資産を増やしている。
・お金持ちは寝る間も惜しんで働いている。努力 -
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高校生までが生徒、大学は学生。
行動経済学では、買い物は夕方によくされる。
経済学で言う「期待」とは予想のこと。
太平洋戦争後、軍隊の身分を失った兵隊さんたちには退職金が支払われた。
三菱鉛筆はスリーダイヤの紋章も使っているが三菱グループとはなんら関係ない。
明治安田生命は三菱グループだが、人が死んで設けるとは何たることとして、当初三菱の名前を付けられなかった。そして今に至る。
朝鮮戦争時、ソウルまで攻めてきた北朝鮮軍から逃れるため、ソウル南の漢江にかかる橋を超えて人々は逃げたが、北朝鮮軍が通ってはいけないということで、まだ人々が橋にいる間に橋が爆破された。今でも、北朝鮮による進入に備えて橋に -
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池上先生による経済関係の解説本。特にニュース面からの解説で、経済の歴史編はこれとは別途の本になっている。2014年の愛知県の方の大学講義15回分のうちの7回分で、さらに2017年初に大幅加筆修正している。講義はテレビ番組としても放送された様だ。テーマを一言で敢えて並べれば、中東、為替、リーマンショック、ユーロ、中央銀行、イスラムとプロテスタント、コーヒーとITといったトピック。文庫本で持ち運びやすかったし、話し言葉もあって読み易かった。が、400ページもありボリューム的には歯ごたえを感じた。この講義を生で受けられた学生さんは羨ましくも、本で再現されたものを読める我々もとても幸いなことと思う。
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ネタバレ著者の長年の疑問「教養とは何だろう」を、東工大教授としての経験を踏まえ、「学び続ける力」と絡めて著した本。「教養」や「大学で身に付けるべき力」について、著者の卓見がちりばめられている。
ただ著者がいう、教養(culture)=リベラル・アーツ(Liberal Arts)には、若干疑問符が付く。しかし、リベラル・アーツが、自ら自由(Liberal)に問題を設定して新しい解を探していく技法(Arts)を意味し、その力を身につけて、市民自らの責任で積極的に社会に関わること(engagement)が、教養であると定義するならば、リベラルアーツと教養は不可分の関係にあると言える。ただ、本書は、いわゆる「