池上彰のレビュー一覧

  • なぜ、世界から戦争がなくならないのか?

    Posted by ブクログ

    池上彰のテレビでの特集を書籍化したもの。
    さすが、わかりやすい文章でまとめられていて、図や画像も多く、とても読みやすかった。
    これまでに起きてきた主な戦争・紛争について、なぜ起こったのか・戦争で得をするのは誰かなどの解説、直近のイスラム国についても書かれている。
    特に、ドイツでの戦争の学び方についての記述は、力が入っている。おそらく、日本もそうすべきだとの池上氏の思いが入っているのだろう。戦争をなくすためには、戦争について学び続けるしかない。

    最近のニュース報道などを見ていても、メディアに関しての記述は「繰り返されている」ことが懸念されるだけに、こういった視点は貴重。多くの方に読まれて欲しい

    0
    2017年04月20日
  • 新・リーダー論 大格差時代のインテリジェンス

    Posted by ブクログ

    ネタバレ

    このコンビの本はいつも面白く読ませてもらっている。佐藤優の類いまれな分析力を基に展開されるやや小難しい話を、池上彰がうまく大衆レベルに落とし込んでくれる。池上彰がただのニュース解説おじさんではないことがよくわかる。今回のテーマは「リーダー」について。フランスのサルコジから始まり、プーチン、トランプ、橋元徹まで、現代のリーダーを鋭く分析し、なぜかパナマ文書、教育無償化の話に飛び火して、最後はリーダー論でまとめている。面白く読めたが、せっかくなので過去の偉大なリーダーたちをもっと引き合いに出すなどして、リーダー論的な部分をさらに深く聞かせてほしかった。

    0
    2017年04月19日
  • 伝える力 2 もっと役立つ! 「話す」「書く」「聞く」技術

    Posted by ブクログ

    20170415

    P91 分かりやすい教科書では困る人がいる

    「大学受験に強い」と評価があるX社。それはなせか。「固有名詞がたくさん入っているから」

    固有名詞をたくさん掲載しておけば、大学の入試に出題される確立も高くなる。

    事実が淡々と羅列されているだけで内容は面白くない。

    しかし教科書は生徒のために書かれているものではない。

    先生や教育委員会のために書かれている。池上さんが分かりやすい教科書を書いて何人かの先生に見てもらったとこと、

    「あまりに分かりやすいと先生の立場がなくなる」との感想だった。

    私が学生の時、勉強が楽しくない理由の根っこは、上記のような事も関係あったんだと気

    0
    2017年04月15日
  • 一気にわかる! 池上彰の世界情勢 2017 トランプ政権誕生編

    Posted by ブクログ

    やはり池上彰さんの解説はわかりやすい。
    今の世界情勢についての大枠がわかった。

    現在の世界情勢を一言でいうと脱グローバリズム。
    グローバル化したことで
    移民の増加、大量の安い商品が入ってくることによる国内産業の空洞化が起こった。
    これに反発したのが自国民だ。
    現状の政治を変えて欲しいと願ったアメリカ国民によってトランプ大統領が生まれた。
    これはアメリカだけに限った問題ではない。
    イギリスやフランス、ドイツ、フィリピン。
    もちろん我が国日本も自分の国さえ良ければいいというように右傾化している。
    これによって数々の歪みが生まれている。
    という内容。

    インプットしただけでは忘れがちなので池上さん

    0
    2017年04月02日
  • アメリカを見れば世界がわかる

    Posted by ブクログ

    ネタバレ

    池上彰さんの本は私の教科書。どの本もあちこちに付箋を付けながら読んでいます。知らなかったことがいっぱい。

    戦後アメリカは日本に多大な影響を与えてきた。日本の自衛隊の前身は保安隊、その前身は警察予備隊。この警察予備隊というのはアメリカが日本に作らせたものだというのも知りませんでした。

    キューバとアメリカが国交回復したのは記憶に新しいですが、背景には原油安があるというのも全く思いつきませんでした。それまでキューバは反米国家ベネズエラから原油の供給をうけていたが、そのベネズエラが原油安で大打撃を受けベネズエラを頼れなくなったキューバはアメリカと接近し関係回復、という構図です。
    アメリカも大きな産

    0
    2017年04月02日
  • 新・戦争論 僕らのインテリジェンスの磨き方

    Posted by ブクログ

    ネタバレ

    池上彰と佐藤優の対談形式の本

    池上さんの本をいくつか読んでいるが、これはいつもとちょっと感じが違う。
    いつもよりももっとずっと専門的な話し方と内容だった。
    佐藤さんと対談しているのだから当たり前と言えばそうだろう。
    でも決して全然わからないというわけではないし、結構サクサク読めた。

    国際情勢を理解するためには、宗教についての知識は必要不可欠だろうなと思いながら、なかなか手が出せないでいる。
    でも、やっぱり必要だろうなぁ…

    0
    2017年03月25日
  • 新・リーダー論 大格差時代のインテリジェンス

    Posted by ブクログ

    池上彰氏と佐藤優氏の対談本、第3弾。

    世界は、ポピュリズムが台頭し、トランプアメリカ大統領の台頭、北朝鮮やロシアの問題、英国EU離脱、パナマ文書や格差解消など世界規模の政策が求められている。

    そんな内容をまとめた本。1年に1回の時事ネタの裏側がわかる。

    0
    2017年03月20日
  • 世界から格差がなくならない本当の理由

    Posted by ブクログ

    世界の大富豪トップ8人が下位36億人の富と同じ。衝撃的な数字に思えたし、戦争が起きない限りこれは覆らないとも思えました。

    グローバル化が格差を生み出す。頑張れば報われる社会と言うけど、それは平等な競争の環境があるからだと思う。教育の問題を最後に扱っていました。欧米の様な大学まで無償で教育を受けられるとしても、富裕層が更にその上のサービスにこどもの教育費をつぎ込めば、格差はやはり広がるのかな。ただボトムアップの効果も考えられなくはないか。

    0
    2017年03月15日
  • ニュースの大問題!

    Posted by ブクログ

    ネタバレ

    読みやすくてとてもよかった。
    高校生や大学生向きかなと思う。
    普段新聞やニュースに馴染みがない方も読むといいかなと思う。

    私自身、新聞の読み方やニュースとの接し方を学校で学ぶことがあまりなかったので、もっと積極的に取り入れるといいなと思った。
    今の学校では、行っているのだろうか?

    また記者の仕事についても詳しく書いてあって、勉強になった。
    新聞とテレビの報道についての違いは興味深かった。
    彼らの日々の仕事の成果が新聞やニュースには詰まっているんだなと思うと新聞やニュースは本当にありがたいものだと思う。
    だからこそ、誤報など出さないようにしてもらいたい。
    そして節度をもって表現の自由を守って

    0
    2017年03月12日
  • 考える力がつく本―本、新聞、ネットの読み方、情報整理の「超」入門

    Posted by ブクログ

    ネタバレ

    考える力をつけるためには、読書をして教養(リベラルアーツ)を身につける必要がある。ネット情報では断片的な知識しか身につかないため、リベラルアーツに属する本を読むことで体系的な教養を身につける。
    後半にはプレジデントで連載されていた著名な経営者との読書に関するインタビュー記事が掲載されており、それぞれのお薦め本も掲載されている。
    ・そもそも「考える」とは、自分の中にある情報(インプット)をもとに、自分なりの結論(アウトプット)を導き出す作業です。質の高いアウトプットをするためには、まずはインプットが不可欠なのです。
    ・全体像が見えているからこそできるのだと思いました。全体像がわかっくいないのに、

    0
    2017年02月26日
  • 新・リーダー論 大格差時代のインテリジェンス

    Posted by ブクログ

    インテリジェンスとしても定評のある池上彰と佐藤優による対談集の第3弾。

    2016年時点の世界の情勢を知ることができた。

    0
    2017年02月19日
  • 大世界史 現代を生きぬく最強の教科書

    Posted by ブクログ

    世界史というより、現代社会を歴史の視点から理解しようという内容。

    アラブの春によって、イスラムと民主主義はなじまないことがはっきりした。アラブの分裂に乗じて、イランとトルコが帝国として自らの影響力を拡大するチャンスと考え、拡張主義的政策をとっている。

    1979年のソ連によるアフガン侵攻の際、アフガニスタン人の難民キャンプにパキスタンはイスラム神学校をつくり、子どもたちに極端な原理主義を叩き込んだ。その学生たちに資金と武器を与えてアフガニスタンに戻らせたのがタリバンの由来。

    モンゴルは、13世紀に帝国を築いた時にチベット仏教に帰依した。「ダライ・ラマ」の称号は、16世紀にモンゴル諸部族の指

    0
    2018年10月31日
  • 新・リーダー論 大格差時代のインテリジェンス

    Posted by ブクログ

    二人の本、第三弾。比較的これまでのより読みやすい。トランプから日本の政治家まで、様々なリーダーを論じている。

    0
    2017年02月05日
  • 考える力がつく本―本、新聞、ネットの読み方、情報整理の「超」入門

    Posted by ブクログ

    ネタバレ

    2017年9冊目です。

    もちろんですが、この本を読んだら「考える力が」身につくわけではありません。
    最近のこのソフトカバー的な本の帯には、「すぐ使える」「よくわかる」「誰でもできる」といううたい文句が多用されています。お客さんの目を引き、本を手に取ってもらうためのキャッチコピーなのですが、それ以上の効果が本当に言葉通りあるわけでは、ほとんどの人にとってありません。

    ほとんど、自分の能力を向上させる方法や考え方を進化させる方法は、巷間すでに言われているものが多く、知っているかどうか、知っているならやるかどうかにかかっています。「考える力」をつけたいけど、どうしたらいいかわからないというのは、

    0
    2017年02月19日
  • 最新版 [図解]池上彰の 経済のニュースが面白いほどわかる本

    Posted by ブクログ

    経済について本当にわかりやすく書かれている本。絵もあって、物凄くわかりやすい。読む前にわからないことがたくさんあったけど、この本のおかげで経済の基本は抑えられたと思う。明日からの新聞を読むのが楽しみです(^^)

    0
    2017年01月27日
  • 書く力 私たちはこうして文章を磨いた

    Posted by ブクログ

    「書く力 私たちはこうして文章を磨いた」(池上彰 竹内政明)
    元NHK記者で、今やテレビなどでおなじみの池上彰さんと、読売新聞朝刊一面コラム執筆者である竹内政明さんが繰り広げる、ズバリ文章術に関する対談集です。
    著名なお二人の対談ですから、これが面白くないはずがありません。特に竹内政明が執筆しているコラム「編集手帳」は、名文中の名文と呼ばれています(私も大ファンの一人です)

    私も物を書くのが本業ではありませんが、メールを書いたり、随時発信する展開事項など文章を作成する機会は意外と多く、本書はとても参考になる1冊です。
    特に意識しているのが、ダラダラと長くならず、できる限り短く、でも伝えたいこ

    0
    2017年07月10日
  • 先生!

    Posted by ブクログ

    いろんな方面で活躍中の27名が、「先生!」から喚起されるエピソードを語る。
    こういった企画は、編者の力がモノをいう。面白い。
    なかで李相日監督の「知りたいのは未来だった」は泣ける。学校や先生は、これに応えられる存在であって欲しい。

    0
    2017年01月22日
  • 池上彰の「日本の教育」がよくわかる本

    Posted by ブクログ

    日本の初等中等教育に関するこれまでの経緯と現状についてのサーベイ。鋭い指摘と筆者の思いが所々に見られる。

    0
    2017年01月14日
  • 知らないと恥をかく世界の大問題7 Gゼロ時代の新しい帝国主義

    Posted by ブクログ

    ネタバレ

    わかりやすい。
    イスラム世界の事情について、他の本では理解できなかったけれど、すらすら理解できた。
    さすが子供ニュースの元祖パパ。初心者向け。

    0
    2017年01月10日
  • そうだったのか! 現代史

    Posted by ブクログ

    第二次世界大戦後の世界は、スターリンを発端とする冷戦で世界情勢の多くを語ることができる。ホリスティクに学ぶ素晴らしい一冊。

    0
    2017年01月09日