あらすじ
つめこみ、ゆとり、相次ぐ改革 次世代の教育は何を目指すべきか? 決められた教科書のないフィンランド、学校外の大人が「いじめ問題」にかかわるフランス。 日本は世界を手本に、自分の頭で考え、行動できる、いわゆるアクティブ・ラーニングを掲げているが、あまり進んでいないのが実態だと言える。 時代の変化に応じて求められる教育の姿を世界の現場から探り、次世代の教育のありようを考える。
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Posted by ブクログ
日本の話は序論でイジメ問題など欧州の教育現場の現状をかいた本。何が先進で後進かはよくわからないが、日本人の性格を作り出すこの教育システムが私は好きです。
Posted by ブクログ
心に響くフレーズ
① 学校は何をするところですかと、フィンランドで聞いた時に、楽しく生きるすべを学ぶところですと言われたんです。
② PISAというのは、統計学的に選んだ一握りの集団だけに試験をして、試験が終わった後、問題を回収しています。だから毎年同じ問題を出せるわけです。全員に同じテストをしてしまったら、テストの内容が漏れるし、試験対策が次の年からできてしまいます。毎年、同じ問題をランダムに一定数の子どもたちで調査しているからこそ、その結果を見て、学力が上がっているのか、下がっているのかが比較できるのに、毎年違った問題が出題される悉皆調査の日本の学力調査にはあまり意味がありません。池上彰