鷲田清一のレビュー一覧

  • 「待つ」ということ

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    私は迎えにいくのでなくただ待つという行為に意義を見出したいらしい。哲学者であるからロジックの正偽説明もあるが興味ないのでそこは読み飛ばした。以降は本からの引用です。//待つというより迎えにゆくのだが、迎えようとしているのは未来ではない。ちょっと前に決めたことの結末である。偶然を待つ、じぶんを超えたものにつきしたがうという心根をいつか喪ったのだろうか。なんの「応え」もないままそれでも「応え」を待つということ、それはその「応え」をいつか受け容れるものとして、それまで身を開いたままにしておくということである。何も希望しないという最後のこの希望がなければ待つことはあたわぬ…。意識が緊張すればするだけ、

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    2021年10月17日
  • 哲学の使い方

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    とてもおもしろい。
    哲学に興味があり、本を読む中でもともとおもしろい哲学者だと思っていた。一つ一つの話は短いが、説明がわかりやすく、それでいておもしろいと思う。

    当たり前だと思っていた常識、生活などについて鋭く切り込んでおり、疑問を投げかけたり、矛盾点を洗い出したりしていた。そのため、ハッとされられた話がいくつもあった。世界の見方が変わった。
    違いの章は仕事について考えされられ、この章の話は、考えさせられた。専門性の罠、悲しい目、水筒、うなぎが良かった。

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    2021年09月24日
  • 都市と野生の思考(インターナショナル新書)

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    対話が面白い、読みやすい
    ファストフードを食べる姿を見て、チンパンより孤独。そう言う意味では人類史は退化している

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    2021年08月15日
  • 街場の平成論

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    内田が、編集した各界の有識者による平成論集。

    日本がアメリカの属国であるということをモチーフに戦後のステージを整理し、かつ平成を総括した内田の洞察には恐れ入った。そして、自分なりの平成論を書いてみたいと思った。

    一通り読み終わり、いろいろな視点があるものだと思う。
    中でも面白いのは、
    日韓平成史
    ポストヒストリー
    消費者主権国家
    個人から群れへ
    といったあたりか

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    2021年07月27日
  • ポストコロナ期を生きるきみたちへ

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    まえがきに掲載されている「寄稿のお願い」で書かれている通りに、書かれていることは、一人ひとり違った切り口の「ポストコロナ期を生きるきみたちへ」のメッセージ。

    本当に私が中高生だったら、偶然にでも見つけて手に取って欲しい。手に取れるところに存在して欲しい。

    政治学者、疫学者から宗教学者、そしてアーティスト。

    アジカンの後藤さんの文章は、不意打ちでもあり、なんか涙出た。

    突きつけられつつも、著者たちがある意味突き放してくるからこそ、信頼感があって温かい。

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    2021年07月25日
  • 「待つ」ということ

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    おそらく鷲田さんがこの本を書いた当時よりもずっと、現在は「待てない」社会になってしまった。「待つ」ことにそれほど思いを馳せる機会も少なくなってきた中、非常に興味深い内容だったと思う。

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    2021年06月27日
  • ポストコロナ期を生きるきみたちへ

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    ポストコロナ期という題名が気になって読んでみた。
    いろんな著者の考えを知れて興味深い。

    権威にただ従うだけではダメなこと
    自分の頭でよく考えること
    周りの空気に流されなくてもいいこと

    が、いろんな立場の著者から述べられている。

    わかっていても難しいんだけどね、というのが
    大人になってしまった自分の言い訳だけど。

    この先が、少しでもいい未来が待っていますように。

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    2021年05月23日
  • 「待つ」ということ

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    「生き方」シリーズ。渡辺和子さんの著書に「エレベーターの閉ボタンを押さないようにしようと思う」という記述があり、「待つ」ってことを考えてみようと購読。確かに現代は、スマホやアプリのおかげで待たなくて良い時代になっている。確かに便利なのだが、待たされる=価値がないと短絡的になっていないか、待つことの価値もあるのではないか、ということを考えさせられる。例えば、子育ては待つことの方が多いが、待ったことの結果として(笑った!言葉を話した!歩いた!大きくなった!)などの大きな喜びがある。傾聴というのも「相手の発言を待って聴く」というもので、信頼関係を築くコミュニケーションに必要な姿勢である。著者は、「み

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    2022年04月11日
  • 「待つ」ということ

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    ネタバレ

    待つのが苦手、というか待てるけどすぐにイライラしちゃう性格で(自覚あり)、おだやかに待てる人になれるヒントを求めて読んでみた。
    時の流れとか、待つの対象だとかガチ考察(臨床哲学)に触れてみて、少しだけ冷静に待つことができるようになった気がする。
    「待つ」って、もはや人生のテーマ。

    p.14~15 香月泰男のシベリア抑留中の随想の文章があって、テンション上がった。

    p.41には、武蔵と小次郎の引用があって、山口県民ちょっと嬉しい。  

    p.16 「忘れていいことと、忘れたらあかんことと、ほいから忘れなあかんこと」映画『沙羅双樹』より

    p.25 「いま」の幅についての考察。「いま」エモい!

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    2025年05月23日
  • てつがくを着て、まちを歩こう ――ファッション考現学

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    服装が身ごなしを誘導しているという話が印象に残っている。社会的に女性にされていく過程のなかに、服装による影響があることはわかっていたんだけれど、ふるまいへの強制力には気づいていなかった。

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    2021年03月30日
  • 京都の平熱 哲学者の都市案内

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    京都で学生生活を送れて良かったなぁと思う一冊。

    受験期に鷲田清一さんの文章に苦しんだ経験がありましたが、この本は凄く面白く読めました。過去に、受験勉強の中で出会った作品も実は凄く面白いものだったのかも、

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    2021年03月27日
  • 濃霧の中の方向感覚

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    鷲田先生のような碩学が紡ぎ出す言葉は、とかく自分たちが置かれている状況を見失いがちになるところへ、確かな道しるを示してくれている。

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    2021年03月25日
  • ポストコロナ期を生きるきみたちへ

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    コロナ後の世界を想定しているため、コロナに対する寄稿が大半を占めるが、むしろbeforeコロナにあった問題が断絶せず続いていると感じた。
    内田樹さんのベーシック・インカムについての話はブルシットジョブ(くそな仕事)から人を解放する方法の1つだと感じた。

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    2021年02月27日
  • 死なないでいる理由

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    鷲田清一氏の哲学エッセイ。
    1章で寂しくなりつつある現代を表現し、2章で「いのち」・「幸福」をもとに死なないでいる理由を考察している。
    プロローグで死について記載しているが、
    『「死ぬ」ではなくて「死なれる」ことが〈死〉の経験のコアにある』、これにははっとさせられた。
    現代の生命のあり方を身近な視点から分かりやすく問題提起し、解き明かしており、読みやすい。普段分かってるのに自分が全く意識していないことも多かった。

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    2021年02月21日
  • ポストコロナ期を生きるきみたちへ

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    2020年の8月くらいに書かれた内田樹さん編のアンソロジー。
    コロナをへてポストコロナに対しての中高生・大学生
    に向けて30代・40代・50代・60代・70代の著作者が
    指針というかメッセージ集です。
    前書きの内田樹さんの『各代の著作者からの想定読者にたいするいうべき言葉は『ごめんなさい』』という部分は非常に
    心に残る内容です。
    20人の人からの言葉のなかで、一番よかったなあと思うのが、今回は平川さんでした。
    昨年の8月と現在(2021年1月)とはまたフェーズが
    変わってきているコロナの状態ですが。
    やはりいろいろな矛盾が表出してきているなあと
    思います。
    たしかに、自分の息子も含めて、若い人

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    2021年01月24日
  • 大正=歴史の踊り場とは何か 現代の起点を探る

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    ネタバレ

    古くて新しい問題「地方学」
    「自由と責任」
    多くに事が、100年たっても解決されないままでいる。
    「大正」に起源をもつ現代的な問題の多いことよ。

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    2021年01月02日
  • 生きながらえる術

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    サントリーオールドダルマ

    このダルマ片手では持ちにくい。人に両手を添えて注いでもらえるような場に身を置いて飲む、そんな印象がある。角は片手で、持つのが様になる

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    2021年01月23日
  • 「待つ」ということ

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    現代社会では待つことがほとんど無い
    待つことは自分のコントロールの埒外にあるから、皆待つことに耐えきれない
    しかし子育てや介護を含む人間同士の関係のすべては待つことが基盤である

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    2020年09月22日
  • 岐路の前にいる君たちに ~鷲田清一 式辞集~

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    "芸術は何か人びとの鑑賞にたえる美しいものを創り上げる活動というより、日々の暮らしの根底にあるべき一つの〈態度〉のようなものかもしれません。死者をどう弔うのかという態度。他者の悲しみにどう寄り添うのかという態度。人びととどう助けあうのかという態度。政治的なものにどう参加するのか、さらには自分自身とどう向き合うのか、生き物としての、あるいは身体としての自分の存在にどうかかわるかについての態度、それらを貫く一つの確かな〈態度〉として芸術はあるのです。"(p.65)


    "わかっていることよりもわかっていないことをきちんと知ること、わからないけれどこれは大事ということを

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    2020年08月27日
  • 大人のいない国

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    2020/8/24
    薄い冊子に厚い内容。
    内田樹の「呪いの時代」でも言及されていたことなどがまとまっており、内田樹の本を読みたい人に入門編でこの一冊がお勧めしたい。

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    2020年08月25日