濃霧の中の方向感覚

濃霧の中の方向感覚

1,650円 (税込)

8pt

4.5

危機の時代、先の見えない時代において、ほんとうに必要とされ、ほんとうに信じられる知性・教養とはなにか? それは、視界の悪い濃霧の中でも道を見失わずにいられる「方向感覚」のこと。複雑性の増大に耐えうる知的体力をもち、迷ってもそこに根を下ろしなおすことのできるたしかな言葉と出会う。社会、政治、文化、教育、震災などの領域において、臨床哲学者がみずからの方向感覚を研ぎ澄ませながら綴った思索の記録。

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濃霧の中の方向感覚 のユーザーレビュー

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感情タグBEST3

    Posted by ブクログ

    グローバル化に伴う均質化やイノベーションの加速の中で感じる違和感について、鷲田清一の滔々とした語りをまとめた本。1年半ほど塩漬けにしていたけど、今になって一気に読めた。
    思索集なので特定のテーマについて語られる訳ではない。
    しかしその語りの根底には「共通の対価を稼ぎ、対価を持ってサービスを買う」こ

    0
    2021年11月26日

    Posted by ブクログ

    哲学者 鷲田清一先生がせんだいメディアテークの館長として体験した東日本大震災がもたらした変化、京都芸大の理事としての学生たちとの触れ合いから紐解く芸術とは。私たちの社会に蠢く哲学について書かれています。「濃霧の中の方向感」、まさに。

    0
    2021年08月08日

    Posted by ブクログ

    対話をするために必要なのは、伝える能力ではなく、価値観を摺り合わせていく能力だという言葉に納得した。正確に伝える技術ばかり意識していた自分にとって、自分の対話の仕方を見直そうと思った。折に触れてぱらぱらと読み返したくなる本だった。

    0
    2020年03月09日

    Posted by ブクログ

    鷲田先生のような碩学が紡ぎ出す言葉は、とかく自分たちが置かれている状況を見失いがちになるところへ、確かな道しるを示してくれている。

    0
    2021年03月25日

    Posted by ブクログ

    エッセイ詰め合わせなので細切れだし重複もあるが読みやすい。
    自らのいのちの世話ができなくなってしまった(消費者に成り下がってしまった)ことについてがとても重く響いた。自分の不安を言い当てるものに感じた。

    0
    2019年12月22日

    Posted by ブクログ

    1つ1つが短く、新聞などの連載が多かったので、とても読みやすかった。でも、何度も何度も途中で考えながら読むので、速く読めたわけではない。
    内田樹先生の本より、ずっと前から鷲田さんの本に親しんでいたなぁと改めて思い出した。いつからか出版点数の違いからか、ブログやTwitterの影響からか、ワッシーから

    0
    2019年11月17日

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