渡辺淳一のレビュー一覧
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Posted by ブクログ
不倫もの。日経新聞連載だったらしく「おじさんの妄想する不倫」って感じで、ぎりぎり読める官能小説。「女体の神秘を思う」「女は「やめて」と叫びながらも諦めたように…◯◯は熱く燃え…」こういう小説があるから女性の身体と性をいいように誤解する人がいるのでは…勝手に久木がムラムラしてやってるだけじゃないか、それを愛と開き直ってるだけじゃないかと思う…
それはそれとして、不倫がテーマのものは、錦繍など生理的に受け付けない上に後ろめたさやこっそりしている感じが嫌いで全然読めないんだけど、逆にこれはすがすがしく、華厳の滝、夜桜の下の野天風呂、薪能、緋の襦袢、鯛の兜焼きと蕗の和物など、小道具として出てくるものがしっとりしていて美しく、読めるか読めないか、で言うとついついさっくり読んでしまいます。 -
購入済み
夫婦とは?
夫婦は、所詮他人です。だからこそ互いを気遣い時に、喧嘩をする。
作品中で、夫婦が浮気してもやっぱり相手に取られたくない。怒るのは愛する証 愛していなければ怒らない。熟年離婚は、些か現実離れしている。生活力もそうだが、心の安心感がない。
失って初めてわかるのかも知れない。 -
Posted by ブクログ
渡辺淳一が推理小説を書くなんて意外性があり。
医者という視点がよく生きている。
桑島という勘で事件を解決するという古典的な捜査手法。
若手刑事の和泉がパートナー。
この和泉は、あまり役割を果たしていると言えない。
桑島が ゴルフの練習に行って、骨にひびが入る
という導入部が おもしろい。
局部をメッタ刺しにされた若い女性が発見される。
それが、小室聖子といい、ゴルフの練習所の受付嬢だった。
桑島は 殆ど思い出せなかった。
小室聖子のパトロンが、梅原病院病院長だった。
梅原夫人の冷ややかな対応。
そこから、犯人像が浮かび上がってくる。
うまれつきの不具な身体。ふたなり。
それを小室聖子に笑われて、
殺人の動機が 特殊で個人的なものだった。
医者らしい編集による推理小説。
梅原夫人の立ち位置が、うまく設定してある。
桑島刑事の勘が あたっていたと言うことなんですね。
桐の花は 藤色。
遺伝子組み換えで 赤色にできるのかな。