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凛子と久木はお互いに家庭を持つ身でありながら、真剣に深く愛し合ってゆく。己れの心に従い、育んだ"絶対愛"を純粋に貫こうとする2人。その行きつく先にあるものは……。人間が「楽園」から追放された理由である"性愛=エロス"を徹底的に求め合う男女を描き、人間とは何かを問うた、渡辺文学の最高傑作!
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Posted by ブクログ
不倫もの。日経新聞連載だったらしく「おじさんの妄想する不倫」って感じで、ぎりぎり読める官能小説。「女体の神秘を思う」「女は「やめて」と叫びながらも諦めたように…◯◯は熱く燃え…」こういう小説があるから女性の身体と性をいいように誤解する人がいるのでは…勝手に久木がムラムラしてやってるだけじゃないか、それを愛と開き直ってるだけじゃないかと思う…
それはそれとして、不倫がテーマのものは、錦繍など生理的に受け付けない上に後ろめたさやこっそりしている感じが嫌いで全然読めないんだけど、逆にこれはすがすがしく、華厳の滝、夜桜の下の野天風呂、薪能、緋の襦袢、鯛の兜焼きと蕗の和物など、小道具として出てくるものがしっとりしていて美しく、読めるか読めないか、で言うとついついさっくり読んでしまいます。
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