愛の流刑地(下)
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愛の流刑地(下)

627円 (税込)

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「このまま、殺して…」。花火大会の夜、エクスタシーの頂点で冬香が発した言葉に誘われるまま、菊治は彼女の首を絞める。最愛の女を殺めた男。彼を待っていたのは、苛烈な取り調べと孤独な法廷闘争だった。故意か過失か、それとも愛の証しか。菊治が最後に受け入れた罪と罰とは?論理では測れぬエロスの深淵を問い詰めた文芸大作。感動の結末。

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愛の流刑地 のシリーズ作品

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  • 愛の流刑地(上)
    677円 (税込)
    かつて一世を風靡した作家・村尾菊治は、旅先で女性編集者から彼の大ファンという人妻・入江冬香を紹介される。そのしなやかな容姿と控えめな性格に魅了された菊治。二人は狂おしく逢瀬を重ね、惹かれ合うが、貪欲に性愛の頂きへ昇りつめる冬香に、菊治は次第に不安を覚える。男女のエロスの深淵に肉薄し話題騒然となった問題作。
  • 愛の流刑地(下)
    627円 (税込)
    「このまま、殺して…」。花火大会の夜、エクスタシーの頂点で冬香が発した言葉に誘われるまま、菊治は彼女の首を絞める。最愛の女を殺めた男。彼を待っていたのは、苛烈な取り調べと孤独な法廷闘争だった。故意か過失か、それとも愛の証しか。菊治が最後に受け入れた罪と罰とは?論理では測れぬエロスの深淵を問い詰めた文芸大作。感動の結末。

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愛の流刑地(下) のユーザーレビュー

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感情タグBEST3

    Posted by ブクログ 2018年10月22日

     中年の男女の不倫愛はいよいよ深みにはまってゆく。そして最後の1/4で話は急展開して、そこから先もストーリーには引き込まれる。最後の最後、話がいよいよ終わろうかという頃になって主人公のもとに一通の手紙が届き、それを読んだ時に、ひたすらにポルノのような描写が続いていただけではなくて、長い長い物語はこの...続きを読む

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    Posted by ブクログ 2015年09月23日

    新しい言葉を作ろうとしている印象が強く、作品そのものは面白いのに、なんとも堅苦しい感じのする作品です。
    ある意味背伸びをしすぎている感じがして、馴染み辛いものがあります。
    作品そのものを楽しむには作者が主張しすぎていて、あぁ、今私は小説を読んでいるんだなぁって。
    ある意味サイレント映画のような印象の...続きを読む

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    Posted by ブクログ 2010年12月18日

    愛する者に殺して欲しいと願った冬香の気持ちが今でも印象に残っています。
    これは殺人といえるのか、それとも・・・?
    深く考えさせられる作品でした。

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    Posted by ブクログ 2009年12月22日

    上巻はこの下巻への布石だったのだ。

    菊治の冬香を愛するあまりの行動。

    殺人罪か。

    幇助か。

    法廷という得意な環境の中で裁かれる菊治の苦悩、そして行き場を失った冬香への思い。

    愛とは、人とは、
    渡辺ワールド全開のとてもいい本だと思った。

    人をここまで愛せるのは罪か、
    それとも愛せないのが罪...続きを読む

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    Posted by ブクログ 2009年10月04日

    ほぼ一気読みをして感じたこと。 "愛を裁くことが出来るのか?"がこの小説のテーマだと思った。

    上巻では泥臭いともいえる肉体を通した純粋な愛をこれでもかと言うほど書き綴り、下巻では上巻で積み上げられてきた愛を、愛とは対照的な位置にある裁判という尺度で測ることにより、より一層&q...続きを読む

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    Posted by ブクログ 2017年12月08日

    タイトルの「愛の流刑地」というのは、なじみのバーのママさんからの手紙に書いてあったことなんだー、と知る。

    0

    Posted by ブクログ 2013年07月01日

    裁判が始まってからは格別に面白くなった。

    愛したが為の死と言うけれど、やはり家族はそうも言えないだろうなぁ、、とモヤモヤ。

    まぁ、物語だから!と割り切りたいのだけど
    形は違えど実際に周りにも、こんなになってしまうまでの愛のカタチが沢山転がっているのだろうな。

    死ぬの反対。不倫反対。

    0

    Posted by ブクログ 2009年10月04日

    これ程までに愛せる人に巡り会えた二人が愛を貫く為に選ぶ道。
    もちろんそれを選んだのは冬香。菊次は冬香の残した罪を探す旅に出る。
    誰にも理解されない愛の裁きを受け
    そしてそれこそが冬香の望んだ流刑地であったと言うことを菊次は知る。

    0

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