ブックライブでは、JavaScriptがOFFになっているとご利用いただけない機能があります。JavaScriptを有効にしてご利用ください。
無料マンガ・ラノベなど、豊富なラインナップで100万冊以上配信中!
来店pt
閲覧履歴
My本棚
カート
フォロー
クーポン
Myページ
3pt
「このまま、殺して…」。花火大会の夜、エクスタシーの頂点で冬香が発した言葉に誘われるまま、菊治は彼女の首を絞める。最愛の女を殺めた男。彼を待っていたのは、苛烈な取り調べと孤独な法廷闘争だった。故意か過失か、それとも愛の証しか。菊治が最後に受け入れた罪と罰とは?論理では測れぬエロスの深淵を問い詰めた文芸大作。感動の結末。
アプリ試し読みはこちら
※アプリの閲覧環境は最新バージョンのものです。
1~2件目 / 2件
※期間限定無料版、予約作品はカートに入りません
Posted by ブクログ
中年の男女の不倫愛はいよいよ深みにはまってゆく。そして最後の1/4で話は急展開して、そこから先もストーリーには引き込まれる。最後の最後、話がいよいよ終わろうかという頃になって主人公のもとに一通の手紙が届き、それを読んだ時に、ひたすらにポルノのような描写が続いていただけではなくて、長い長い物語はこの...続きを読む手紙に続くためだったんだと思わされる。過激な物語ではあるが、読み応えのあるお勧めの小説。
新しい言葉を作ろうとしている印象が強く、作品そのものは面白いのに、なんとも堅苦しい感じのする作品です。 ある意味背伸びをしすぎている感じがして、馴染み辛いものがあります。 作品そのものを楽しむには作者が主張しすぎていて、あぁ、今私は小説を読んでいるんだなぁって。 ある意味サイレント映画のような印象の...続きを読む作品です。活動弁士が作者のね。 何処と無く重厚な雰囲気の行列に含まれたメールのやり取りはもうある意味滑稽で唇がへの字に曲がりそうになります。 題材に興味があるのなら自分なりの訳注をつけて読むのにオススメな一冊です。
愛する者に殺して欲しいと願った冬香の気持ちが今でも印象に残っています。 これは殺人といえるのか、それとも・・・? 深く考えさせられる作品でした。
上巻はこの下巻への布石だったのだ。 菊治の冬香を愛するあまりの行動。 殺人罪か。 幇助か。 法廷という得意な環境の中で裁かれる菊治の苦悩、そして行き場を失った冬香への思い。 愛とは、人とは、 渡辺ワールド全開のとてもいい本だと思った。 人をここまで愛せるのは罪か、 それとも愛せないのが罪...続きを読むなのか。 その答えは今の自分にはまだわからない。
ほぼ一気読みをして感じたこと。 "愛を裁くことが出来るのか?"がこの小説のテーマだと思った。 上巻では泥臭いともいえる肉体を通した純粋な愛をこれでもかと言うほど書き綴り、下巻では上巻で積み上げられてきた愛を、愛とは対照的な位置にある裁判という尺度で測ることにより、より一層&q...続きを読むuot;愛"というテーマを浮き彫りにしている。 その結果が"愛を裁くことが出来るのか?"というテーマにたどり着いている。 ただ、裁判の展開が若干緻密さに欠けていると感じた。 同じように裁判が絡む「白い巨塔」は裁判シーンだけでも手に汗握る駆け引き・展開であり、それと比較すると若干肩透かしな感触は否めない。 本小説の最後の方で「愛の流刑地」の由来が出てくるが、まさしくこの一点に向かって小説が書き上げられたのだと思うと、エンディングには納得である。
タイトルの「愛の流刑地」というのは、なじみのバーのママさんからの手紙に書いてあったことなんだー、と知る。
裁判が始まってからは格別に面白くなった。 愛したが為の死と言うけれど、やはり家族はそうも言えないだろうなぁ、、とモヤモヤ。 まぁ、物語だから!と割り切りたいのだけど 形は違えど実際に周りにも、こんなになってしまうまでの愛のカタチが沢山転がっているのだろうな。 死ぬの反対。不倫反対。
これ程までに愛せる人に巡り会えた二人が愛を貫く為に選ぶ道。 もちろんそれを選んだのは冬香。菊次は冬香の残した罪を探す旅に出る。 誰にも理解されない愛の裁きを受け そしてそれこそが冬香の望んだ流刑地であったと言うことを菊次は知る。
レビューをもっと見る
新刊やセール情報をお知らせします。
愛の流刑地
新刊情報をお知らせします。
渡辺淳一
フォロー機能について
「幻冬舎文庫」の最新刊一覧へ
「小説」無料一覧へ
「小説」ランキングの一覧へ
鈍感力
愛ふたたび
あじさい日記 (上)
麗しき白骨
エ・アロール それがどうしたの
エロスの記憶 文藝春秋「オール讀物」官能的コレクション2014
夫というもの
瓦礫の中の幸福論 わたしが体験した戦後
「渡辺淳一」のこれもおすすめ一覧へ
一覧 >>
▲愛の流刑地(下) ページトップヘ