渡辺淳一のレビュー一覧

  • 公園通りの午後

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    高校の時に現代文の先生に教えてもらった。当時から何回読んでいるかわからない程繰り返し読んでいる本。医学的な視点であり、1991年と昔のエッセイですが、現在でも考えさせられることが多く書いてあります。『愚直の一念』が一番好き。

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    2011年02月28日
  • 失楽園(下)

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    上下巻ものは久しぶりだったけど、3日か4日くらいで読んでしまいました。
    久しぶりに出会った○○モノ!うふふ

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    2009年10月04日
  • 失楽園(上)

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    タイトル借りした本でしたが、とにかく当たりだったんじゃないかなぁ!と。
    あまり癖のない文体で読みやすかったです。面白かったし。

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    2009年10月04日
  • 遠き落日 上

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    真の野口英世の人生を綴った伝記。尊敬する人物だっただけに、彼の意外な生き様には驚いたが、逆に人間味があって、とても興味が持てた。

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    2009年10月04日
  • 幸せ上手

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    とても面白かったです。

    身体の中に既に幸せは潜んでいる、という話が良かったです。
    お医者さんのいうことだから、説得力があり、すごく腑に落ちました。
    足るを知るは、まずは身体から。
    心臓も肝臓も膀胱もみんな、自分が心地よく生活するために自分を支えてくれている。

    この本を読んでから、自分が頑張っているというより、臓器たちが頑張ってくれているというような感じがしました。特に、心臓さん、いつもどんなときも働いてくれてありがとうございます。

    文中に、中城ふみ子という歌人の話が出てきました。
    彼女は、乳癌のため31歳という若さで亡くなったそうです。
    彼女の生涯を描いた『冬の花火』という作品があるよう

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    2025年07月24日
  • 麗しき白骨

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    骨移植というきわめて専門的な分野かつそもそも渡辺氏の専門でもあったらしい分野の実験の進展と、そこに医局の権力抗争・教授戦が合わさるというとてもスリリングな本。白い巨頭や医龍を思い浮かべる。
    今ならもう少し患者がうるさそうだし、カルテ開示も医者が拒否できたのだな、と時代を感じる部分もある。
    とにかく最後まではらはらしつつ読みやすい、これぞ渡辺淳一というべき作品

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    2025年07月17日
  • 泪壺

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    ネタバレ

    6話からなる短編集。マリッジリングを読みたくて借りた。不倫だけど引き際がさっぱりしていて潔い。リングの跡って生々しい。
    泪壺は、何度も読んだ作品、でも好き。
    昭和40年代の話なので古い。知らない時代なのに懐かしさを感じる。

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    2025年07月04日
  • 失楽園(上)

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    ネタバレ

    幸せの絶頂での心中はとても惹かれるものがある。
    愛している気持ちに偽りはないが、それが永遠に続く自信はなく、そんな自身を受け入れたくもない。
    であればいっそのこと偽りのない、愛の絶頂の瞬間に死ねたらな、と思う。

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    2024年06月04日
  • 流氷への旅

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    自然の情景が目に浮かぶようで印象深かったです。また、いい意味で主人公の人間臭さが現れていたので共感しやすかったです。

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    2024年03月26日
  • 鈍感力

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    おおらかな人と結婚しよう。おおらかな子供に育つのかな。
    だいたい歳をとっても元気な人はひとのはなしをきいてない。だからストレスがかからない。やっぱ適当が大事だな。

    相手の言うことをさほど真剣に聞かない。いつも血管が開いていて血液がサラサラ流れて健康。
    なにごとにも神経質にならず、いい意味で鈍感であること。鈍感さがあってこそ、他の才能も輝きだす。仕事が多かろうがヘラヘラして、適当でいいじゃん。

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    2023年05月21日
  • 鈍感力

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    私にとってこの本はとても幸せに生きるために大事な事をかかれている本だと思います。
    これが出来ない人が苦労して生きています。
    少しでも幸せに近づく為の大事なポイントだと思うので、ぜひ沢山の人に読んでもらいたいです。

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    2022年12月05日
  • 仁術先生

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    ほっこりする短編集。単行本化されていなかったものを、おそらく渡辺さんが亡くなったことなども影響して文庫にしたのだろう。
    渡辺さんでなくても書けそうな話ではあるが、とはいえ渡辺さんが書くからこそ単なるいい話では終わらずリアルさも出てくるわけで、あらためて、偉大な作家さんだったなあ、と思うのです。

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    2022年10月20日
  • 鈍感力

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    上司の小言にはハイハイって応えれば良いんだーーーー!
    ちょっと最近、上司に悩んでいたので随分気持ちが楽になりました。夢中になって読んでしまった。

    恋愛とか子育てに関しては時代に合ってない所もあるけど、人間関係に困っている人は必読。

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    2022年05月09日
  • 流氷への旅

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    ネタバレ

    紙谷は不器用だし、美砂は嫉妬深いけれど、久しぶりに続きが読みたいと思った話だった。
    読んでいくうちに私も紙谷が好きになってしまった。
    現代のようにすぐ連絡がとれるのとは違う良さもある。

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    2022年04月20日
  • 失楽園(下)

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    死を引き立て役にして雰囲気を弄んでいるうちに、気づくと死に絡まり陥っていく哀れな2人。どっぷり浸かっているようで最後まで冷めた視線も残っている久木と、死を幸福な夢と思い込む凛子、少し男女の違いがある。阿部定、有島武郎。太く短い恋。幸せの絶頂の死。仕事も家庭も社会も捨てるしかなく、現実離れした大人の純愛というのは、こういうものなのかもしれません。


    「「わたしたちが死ぬこと、まだ誰も知らないんだわ」久木はそれにうなずきながら、凛子とベッドのまわりに漂う死の快楽に馴染んでいく自分が愛しく、不思議である。」

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    2022年03月09日
  • 失楽園(上)

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    不倫もの。日経新聞連載だったらしく「おじさんの妄想する不倫」って感じで、ぎりぎり読める官能小説。「女体の神秘を思う」「女は「やめて」と叫びながらも諦めたように…◯◯は熱く燃え…」こういう小説があるから女性の身体と性をいいように誤解する人がいるのでは…勝手に久木がムラムラしてやってるだけじゃないか、それを愛と開き直ってるだけじゃないかと思う…
    それはそれとして、不倫がテーマのものは、錦繍など生理的に受け付けない上に後ろめたさやこっそりしている感じが嫌いで全然読めないんだけど、逆にこれはすがすがしく、華厳の滝、夜桜の下の野天風呂、薪能、緋の襦袢、鯛の兜焼きと蕗の和物など、小道具として出てくるもの

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    2022年03月06日
  • 鈍感力

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    昔流行語大賞を取った有名な本です。2010年の本なので10年以上前ですね。鈍感力の定義として、「嫌なことがあってもそこにとらわれることなく、前向きに前を向いて歩いていこうという力」というのは納得です。でもそれを説明する例え話が今だとセクハラ、モラハラ、パワハラになりそうな言葉ばかりで読んでてちょっとヒヤヒヤします。

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    2021年09月25日
  • 遠き落日 下

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    野口英世のイメージがガラリと変わった。
    そもそも、知ったフリをしていただけと分かったのだが。

    ここまで研究に明け暮れ、地位や名声を追い求め、生きて生き抜いて、一生を終えるとは。そのパワフルさに圧倒された。この世は野口英世が生きるに値する世界だったのではないか。

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    2021年07月11日
  • 別れぬ理由

    購入済み

    夫婦とは?

    夫婦は、所詮他人です。だからこそ互いを気遣い時に、喧嘩をする。
    作品中で、夫婦が浮気してもやっぱり相手に取られたくない。怒るのは愛する証 愛していなければ怒らない。熟年離婚は、些か現実離れしている。生活力もそうだが、心の安心感がない。
    失って初めてわかるのかも知れない。

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    2020年06月14日
  • 鈍感力

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    医学的知見をさりげなく交えながら、鈍感であることが人生を豊かにすることを説いた本。
    読む前は、小説家的独善な内容かと思い込んでいたが、全然違った。
    意外と面白かった。

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    2019年11月21日