渡辺淳一のレビュー一覧

  • あじさい日記 (上)

    なるほど

    夫婦もいろいろですね。
    浮気は絶対にバレないようにしなきゃだめだね!
  • 孤舟
    定年後の自分はどうなるんだろうか?と自分と重ねながら読み進めた。多分プライドとか過去の役職とか、そんなものを身にまといチュージィなじじいになってしまうのだろうか?車に乗っていて目にするのは結構な渋滞の時、年配の特におじさんの中には意地でも割り込みさせないという人が時々いる。あそこまで必死な態度は一体...続きを読む
  • 鈍感力
    気にしないこと、許してあげること…などなどをひっくるめて「鈍感力」。
    自分本位とも違う、人の目を気にしないことか。取り入れられたらと思う。
  • 愛ふたたび
    晩年の作品。

    文章も粗い。

    当時70代だった作者が一代の大テーマだった「セックス」をどう考えていたか、のみ興味を引く。
  • 失楽園(下)
    世の中には心で繋がる愛を描いた小説が多いけれど、この本は躰で繋がる愛を正当なものとして描いている。
    躰が心を裏切ることがあると。

    凛子はもはや恥じらいを捨て、永遠の愛を夢見て死を渇望する。今が最高な時だと。
    共感はできないけれど苦しさは分からなくもない気がした。描写が多い割にいやらしさを感じないの...続きを読む
  • シャトウ ルージュ
    主人公の克彦はフランスのパリで、妻の月子を誘拐されてしまいます。驚いた月子の両親は彼のもとを訪れ、月子を取り返してほしいと訴えますが、じつは彼女の誘拐は克彦が仕組んだことでした。

    克彦は、妻でありながら彼との肉体関係を忌避しつづけてきた月子を懲らしめるため、フランスで知り合った「Z」という男に彼女...続きを読む
  • ひとひらの雪(上)
    40代半ばで、建築事務所を運営している伊織祥一郎は、妻と二人の娘とは別居しており、現在事務所で働く27歳の相原笙子と交際してます。そんな彼が、35歳で人妻の高村霞という女性に惹かれ、彼女とも不倫関係を結ぶことになったところから、物語がはじまります。

    笙子との関係は四年に及んでおり、伊織は新たな胸の...続きを読む
  • 愛の流刑地(上)
    『失楽園』につづく著者の新聞連載小説です。

    55歳の村尾菊治(むらお・きくじ)は、18年前に「村尾章一郎」の名前で小説を書き、一世を風靡したものの、その後わすれられた作家となっていました。そんな彼が、京都に住む36歳で人妻の入江冬香(いりえ・ふゆか)に出会い、彼女との逢瀬をかさねます。菊治は彼女と...続きを読む
  • 鈍感力
     著者の仰ることも一理あるなぁと楽しく読んだ。私はどっちかというと悪い意味で敏感なタイプというか、考え過ぎる方なので、常々鈍感でいた方が幸せなのではないかと思っていたので。
  • 鈍感力
    この本は手法が書かれているのではなく、思ったことを描いてあるだけです。
    ストレスが多いいこの時代に鈍感になる力も必要であると思う。
    人生をたくましく生きていくためには大切。
    ネットの発達などにより、情報があふれる中、良い情報を得て、要らない情報を捨てる等の調整も必要ではないかと思う。
  • ひとひらの雪(下)
    妻とは別居中の中年男性が主人公。主人公の伊織には部下の笙子という愛人がありながら、新たに人妻の霞とも関係を持つ。
    なんとも、中年だというのに、元気だなあという印象です。
    建築家なのですが、本当に仕事をしてるんかい?とツッコミもいれたくなります。
    男性の願望というか、利己的な面が全開で、本来ならとても...続きを読む
  • 失楽園(下)
    上巻ではとんだ下衆野郎にしか見えないが、女が完全からの崩壊を恐れる末の逃げ道に潔く付き合う辺りは大したものだし、其処まで人に愛されるのも男子の本懐といえよう。
    娘の叫びが届かなかったのが何ともいえないし、家族に一生モノのトラウマを与えたであろうことを除けばだが。。
  • 鈍感力
    鈍感、と言われると嫌な気がするけれど
    実はそうでもない、という説明。

    確かに、何があってもストレスをためそうにないし
    体にとっても病気知らず。
    他者に対しても、ぐいぐいと迫って行ける。
    とはいえ、何も察する事ができなければ
    それはそれで問題あり。
    人を思いやりつつ、ストレスを溜めないように
    生活し...続きを読む
  • 孤舟
    きっかけから、普段ない読み方でもあったので、このストーリーは、どこへ向かうのかと、ちょっとハラハラというのは言いすぎでも、先がわからず読み進む感じでしたが、文章自体は読みやすく、ただ連載小説なりの、章ごとの重複もあって、と、叙述がやっぱり間延びする感じというのを覚えつつ読みました。
    最後、おおとりと...続きを読む
  • 仁術先生
    狭い路の左右に家が密集し、それらはせいぜい2階建てで、夕暮れどきなど開け放たれた窓から三味の音が流れてきたりする。大学病院の地位も肩書きも捨て、下町の風情が色濃く残る小さな診療所に赴任した仁術先生。権威一点張りの大学病院にはない人情の機微に触れながら人として生きていくことの意味を考えさせられる。下町...続きを読む
  • 欲情の作法
    四月に永眠された渡辺先生の恋愛エッセイ。人生の先輩が贈るSEX指南書でもある。男って、女って、雄と雌というか結局そうゆうもんだろっというスタンスでフィルターをかけずにストレートな思いが語られる。おすすめ。もてたい男子は是非読むべし。
  • 化身 上巻
    金も時間も余裕のあるおっさんが若い女におぼれる話。正直くだらない話だな、と頭の片隅で思いつつも、何となくおもしろくて上下合わせると1000ページくらいあるだろうか、あっという間に読んでしまった(ただし下巻はかなり飛ばし読み)。話はおもしろい。
  • 孤舟
    定年退職後、仕事に打ち込んでいた主人公は
    思いもよらなかった事にことごとく直面していく。

    妻と旅行したり買い物に行ったりのんびりしたり…。
    そんな夢を思い描いていたにもかかわらず
    現実はまったく違うもの。
    それに理不尽に起こる主人公。
    ものすごく亭主関白、といえばまだ大丈夫そうですが
    単なる自己中...続きを読む
  • 鈍感力
    病は気からって本当のことなんだなと。俗にいうネガティブな人は気にしすぎ、もっと気楽に行こうよ。気の持ちようってことですよね?
  • 鈍感力
    医学的な観点から鈍感力を見につけることの大切さを説いている本。仕事に行き詰まり、小さなことにクヨクヨしがちになっていた時に読んだ。いかに自分に鈍感力が足りないのか思い知り、この力を磨きたいと思った。。鈍感力を見につけるための思考までは書いてない。