渡辺淳一のレビュー一覧

  • 幸せ上手

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    心に響くフレーズ
    ① 立派な概念を持った、真剣な人ほど周りを疲れさせる。
    ② 教える上で、まず重要なことは、それを学ぶ楽しさを教えることです。
    ③ 他人の気持ちがわかる人、自分の思いを相手に分かるように伝えられる人、物知り顔に批評するだけでなく、代わりの案を考え、説明できる。それが頭が良く、魅力的な人であることの条件です。

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    2019年09月16日
  • 桐に赤い花が咲く

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    都会の片隅で起きた2つの異常な殺人事件!その死体に残された同じ不可解で残忍な刺傷は何を意味するのか…。暗い運命を背負った人間の苦悩を描く著者初の推理。未刊行作品。

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    2019年06月24日
  • 鈍感力

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    些細な変化にも機敏に対応することが良しとされがちな中で、鈍感であることこそが最後まで生き残る。

    胆力
    包容力
    とも置き換えられるのかな

    人に迷惑をかけている(と思われがちな)鈍感そうな人より、迷惑だと感じている敏感な人の方が実は生きづらい。

    たしかに、おもしろい。

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    2019年05月16日
  • 仁術先生

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    渡辺淳一(1933~2014)著「仁術先生」、2014.9発行。1972~1973年発表の短編が収録されています。著者40歳前後の作品です。梅毒の男性と女性患者、ヒステリーの美人患者、不能男性の治療などの話です。軽い読み物、可もなし不可もなしといったところでしょうか。失礼しました。

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    2019年01月26日
  • 孤舟

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    2015年19冊目
    大手広告代理店で役員までなった男が定年になった。
    働いている時は寝に帰るだけの日々。
    定年になって自分がうちにいることになれば妻は喜ぶ事になるだろうと思ったが、妻は妻の世界を作っており、夫がいることでストレスが溜まっていく。
    男にはそんな妻なことがわからない。
    ついに妻は家を出ていくことに。
    さあ、どうなるのか?
    会社一筋、うちの事は妻まかせのお父さんは今のうち読んで方がいい物語です。

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    2018年10月28日
  • 仁術先生

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    2015年 59冊目

    この物語の舞台は72年後頃
    昭和の時代ではあるが、大学病院での勤務から下町の潰れそうな病院に勤務することになった医師の物語。
    システム化された大学病院より人間との会話がある下町での勤務を楽しむ主人公。
    医学部を出た渡辺淳一らしい医師を主人公とした短編集であるが、結局ネタが男女の関係にいくのも渡辺淳一か。
    羽田から福岡での飛行機の中で読んでしまいましたが、楽しい娯楽小説でした。

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    2018年10月28日
  • 孤舟

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    ネタバレ

    第一線で戦ってきたサラリーマン戦士の定年退職後の悲しいドラマ
    妻との会話が定年前でもあるあるすぐて切ないw
    上手な歳のとり方をしたいものだと思う
    まぁ、今時のサラリーマンは会社よりも家庭に傾倒しているのでこの小説のような物語は生まれてこないだろうけど
    定年退職以前に早期離婚のが問題だ
    熟年離婚まで持たないんだから時代は変わった

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    2018年08月10日
  • メトレス 愛人

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    ネタバレ

    *男が妻子を捨て、修子との結婚を決意した時、修子の中の何かが変わった。自立して生きる女にとって自由な愛とは何かを問う問題作*

    1994年モノなので、状況設定はかなり古いです。なのに、男と女の情景はさして変わらないものなのですね…。渡辺淳一氏らしい、情感溢れる描写に引き込まれます。
    特に、「行き詰ったから、の離婚に萎える」くだりが秀逸。きっぱりと前を向く修子が清々しい。

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    2018年06月07日
  • 孤舟

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    ネタバレ

    評価は3.

    内容(BOOKデーターベース)
    大手広告代理店の上席常務執行役員まで務めた大谷威一郎。関連会社の社長ポストを蹴って定年退職した。バラ色の第二の人生を思い描いていたが、待ち受けていたのは夫婦関係と親子関係の危機。そして大きな孤独だった。犬のコタロウが側にいるだけのさみしい日々がつづく。人生最大の転機を迎え、威一郎の孤軍奮闘が始まる。定年退職後、いかに生きるかという一大社会問題に肉迫した異色の傑作長編。

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    2017年12月08日
  • 愛の流刑地(下)

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    タイトルの「愛の流刑地」というのは、なじみのバーのママさんからの手紙に書いてあったことなんだー、と知る。

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    2017年12月08日
  • 鈍感力

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    ずーーっと前から読む本リストに入ってたので読んでみたけど、僕自身、必要十分に鈍感だなと確認できたのでまあ良かったかな。

    夜寝れなかったり、色々な事が気になっちゃう人はささっと読むと勇気もらえるかもしれないですね。

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    2017年11月16日
  • あじさい日記 (上)

    購入済み

    なるほど

    夫婦もいろいろですね。
    浮気は絶対にバレないようにしなきゃだめだね!

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    2017年11月07日
  • 孤舟

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    定年後の自分はどうなるんだろうか?と自分と重ねながら読み進めた。多分プライドとか過去の役職とか、そんなものを身にまといチュージィなじじいになってしまうのだろうか?車に乗っていて目にするのは結構な渋滞の時、年配の特におじさんの中には意地でも割り込みさせないという人が時々いる。あそこまで必死な態度は一体何だろうと思う。話がそれたかもしれないが、あんな人にはなりたくない。おおらかなじじいになりたい。

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    2017年10月24日
  • 鈍感力

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    気にしないこと、許してあげること…などなどをひっくるめて「鈍感力」。
    自分本位とも違う、人の目を気にしないことか。取り入れられたらと思う。

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    2017年07月25日
  • 愛ふたたび

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    晩年の作品。

    文章も粗い。

    当時70代だった作者が一代の大テーマだった「セックス」をどう考えていたか、のみ興味を引く。

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    2017年07月02日
  • 失楽園(下)

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    ネタバレ

    世の中には心で繋がる愛を描いた小説が多いけれど、この本は躰で繋がる愛を正当なものとして描いている。
    躰が心を裏切ることがあると。

    凛子はもはや恥じらいを捨て、永遠の愛を夢見て死を渇望する。今が最高な時だと。
    共感はできないけれど苦しさは分からなくもない気がした。描写が多い割にいやらしさを感じないのはこの作者の文章力のおかげだろう。

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    2018年02月02日
  • シャトウ ルージュ

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    主人公の克彦はフランスのパリで、妻の月子を誘拐されてしまいます。驚いた月子の両親は彼のもとを訪れ、月子を取り返してほしいと訴えますが、じつは彼女の誘拐は克彦が仕組んだことでした。

    克彦は、妻でありながら彼との肉体関係を忌避しつづけてきた月子を懲らしめるため、フランスで知り合った「Z」という男に彼女を誘拐して調教を施すことを依頼します。彼の依頼を受けたZは、月子を「シャトウルージュ」と呼ばれる洋館に幽閉し、数か月間にわたって何人もの男女の手で月子の身体に性の悦びを教え込みます。克彦は、Zたちが妻に淫らな行為をおこなっている様子をのぞき見ながら、激しい嫉妬と興奮に苛まれます。

    そして月子への調

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    2016年12月25日
  • ひとひらの雪(上)

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    40代半ばで、建築事務所を運営している伊織祥一郎は、妻と二人の娘とは別居しており、現在事務所で働く27歳の相原笙子と交際してます。そんな彼が、35歳で人妻の高村霞という女性に惹かれ、彼女とも不倫関係を結ぶことになったところから、物語がはじまります。

    笙子との関係は四年に及んでおり、伊織は新たな胸のときめきを求めたのか、しだいに霞との関係に深入りするようになります。そして霞も、そんな伊織に求められるままにすこしずつ女として開花していき、そのことがいよいよ伊織を彼女にのめり込ませることになります。

    一方笙子は、伊織が他の女性と関係をもっていることに気づいており、すこしずつ彼から距離をとろうとし

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    2016年12月23日
  • 愛の流刑地(上)

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    『失楽園』につづく著者の新聞連載小説です。

    55歳の村尾菊治(むらお・きくじ)は、18年前に「村尾章一郎」の名前で小説を書き、一世を風靡したものの、その後わすれられた作家となっていました。そんな彼が、京都に住む36歳で人妻の入江冬香(いりえ・ふゆか)に出会い、彼女との逢瀬をかさねます。菊治は彼女との愛にのめり込んでいき、冬香は彼とのセックスを通じてこれまであじわったことのない性の悦びに目覚めていきます。

    『失楽園』以上に官能描写満載の作品でした。わたくし自身はそれを目当てに読んでいるのでじゅうぶんにたのしめました。最近では神崎京介をはじめ、いわゆる官能小説家のなかでも文章力に秀でた作家が、

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    2016年12月18日
  • 鈍感力

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     著者の仰ることも一理あるなぁと楽しく読んだ。私はどっちかというと悪い意味で敏感なタイプというか、考え過ぎる方なので、常々鈍感でいた方が幸せなのではないかと思っていたので。

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    2015年11月29日