あらすじ
【渡辺淳一文学賞創設記念電子化!】総合病院の女外科医・二番町眉子は、「右大腿巨細胞腫」の疑いで入院してきた評判のプリマバレリーナ深町麗子に対し、肢の切断手術を主張した。看護婦村形万里子は眉子女医の主張にある疑惑を抱いた。白衣の裏に秘められた背徳の匂い。華麗さの裏の残酷。相反する特異性格とその行動を日記体で綴った異色話題作。
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Posted by ブクログ
二番町先生はまさにサイコパス。この時代からサイコパスを主人公にした小説があったとは。衝撃的。
医療制度の問題点や女のマウンティングへの指摘は本質ついてると思う。
作者は男なのに、どうしてこんな作品が書けるのか。医師だから?患者を取材もしくは観察しているのか。少し不気味。
ここまで書いて気づいたけど、この作者、失楽園書いた人だ。性の描写になんか納得。
Posted by ブクログ
引き込まれて一気読みしました。
さすが渡辺淳一さんといった感じ。
現実にないだろう、と思う内容なのだが、読んでいてフィクション感がない。
万里子も身体の一部を奪わる!?と思ってドキドキして読みました。