くどうれいんのレビュー一覧
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Posted by ブクログ
好きなエッセイに出会えた!
特に、「絵に描いた餅」「空気を着る」「すももは立って」が好きだった!
くどうさんのエッセイは大体読んでるんだけど、特に好きだなぁ!この本。
「おとなだからって正しくばかり生きられない、どこかで放出しないとやってけないよ」みたいな気持ちを感じて、肩の力抜きなよ、って誰かに言われたような気持ちになる。(なんとなく、くどうさんはそういうメッセージ性を自ら発することは望んでなさそうに思うので、筆者に言われたのとはまた違う気がする。あくまで私の感想)
ソーダのボトルを開けた瞬間の「プシュッ」のようなものが、人生には必要で、フッと息吐いて、さぁもう一歩踏み出しますか!みたいな。そんな感じで勝手に元気をもらう。
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Posted by ブクログ
くどうれいんさんと同じ、高校1年生の3月でした。
当時私は福島県の内陸部に住んでいて、震災の被害はあれど、津波の被害は一切ありませんでした。
『被災県在住だが被災者とは言えない』
『震災について「語っていい」のは、それが許されるほど深い傷を負った人か、「進んで責任を負える人」だと思っていた。』
まさに、私がずっと思っていたことでした。
そして私も今まで震災について書かれたものには手をつけることはできていませんでした。理由はいろいろありますが書かないでおきます。
今回この本を手に取った理由は、作者がくどうれいんさんだったこと、裏表紙のあらすじに「被災県に住むものの被災者とは言えない自分の立場に葛藤する。」と書いてあったことです。
あとがきを読んで涙が止まらなかった。
なんの涙なのかは自分でも分かっていないです。
ただ、この本は真実だなと思います。 -
Posted by ブクログ
あとがきに書いていた、「この作品は「震災もの」ではない。だれかの日常であり、あなたの日常であり、これからも続くものだと思う」が切実で、的確に表現してると思った。被災者ではない私が震災を思う時、亡くなった方や当時の被害状況のことを考えるが、その横でこの作品のような人生を送っている人がいることを想像もしなかった。でもきっと震災に限らず、何か大きな出来事が起こるとその隅で同じような思いをして過ごす人がいると思うし、被災の経験がない私も震災とは関係のない日常のどこかで彼女たちと近い気持ちを感じたことがある気もしていた。
著者に誘導されている感じは一切ないのに、彼女たちの気持ちの変化がすっと入ってきて次々読めてしまうのがすごかった。 -
Posted by ブクログ
あまりにフィクションすぎるノンフィクションだった。笑
登場人物のほとんどが個性的でそれでいてかわいいんだよなあ
表題作もそうだけど、やること起きること思うことすべてがかわいくてこの本でしか得られない栄養素がある感じ
ばかだなーは愛おしいっていう表現が出てくるけどほんとにその通りだなと思う。
何かと暗いしかわいらしくない性格っていう自負があるけど、愛おしいばかさはずっと大事にしたいな~とおもった。
あと、感想を書く上で外せないのは、本は”心臓の前で開く小さな盾”っていう表現
読書は昔から好きだったけど、なかなか読めない時期もあったりして、心が荒んだ時期も当然あった
けど大人になって学生時代よりもたくさん、いろんな人の本を読むようになって、たくさんの気づきというか、この本で言うところの心(心臓)を守る盾を手に入れることができているように感じる。
苦しいことや大変なことばかりの世界でも、本を開けば自分をしゃんと立たせてくれる言葉がいっぱい溢れている。その言葉たちは自分を守る盾でもあり、他人を癒すあたたかい炎でもあると思う。
日本語というとても美しい言語を操る国に生まれたからこそたくさんの本を読んで、盾とか炎をこれからたくさん増やしていきたいと強く思った。