くどうれいんのレビュー一覧
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ネタバレくどうれいんさんの日記。いつものエッセイのようにおいしいものへのアンテナが高く維持されているところや、独特の感性が日々の何気ないことにのせて綴られている。仕事に悩み、ご飯を食べ、大好きな人たちと過ごす時間。ぽつぽつと語られているんだけど、なんか読んでいるとスピード感がある。
エッセイでもそうなんだけど、理不尽に怒ったり(しかも謝らない)、突然泣いたりと感情がとても不安定なのが伝わってくるのだが、ちょうどこの日記の中で結婚されたミドリ氏がいつもフラットに、しかし絶妙にユーモアを交えながらうまくケアしているのがすごいなと思う。愛だなあ。
「オールバックの人を見ると『速そう』といつも漠然と思う。新幹 -
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くどうれいんさんのエッセイ、最新作かな?お出かけに旅行や仕事の行き帰りなどの移動にまつわるエッセイが収められている。柔らかなエッセイで読みやすくて、くどうさんの独特な擬音や美味しいもの愛をゆったり味わうことができる。
旅行や仕事の帰りに日持ちのしないお土産を持ちきれないほど買って帰るというのが羨ましくてたまらなくなった。私は昔は日持ちのしないお土産を配るような関係の人たちがいなかったし、今は体調を崩して以来旅行ができないでいる。おいしいものを自分で食べるのはもちろんいいんだけど、おいしいと確信しているものを仲の良い人にあげるときってなんか、ぴかぴか光る太陽を差し出しているようなあったかい気持ち -
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ネタバレ【収録作品】
「ルパちゃん」 金子玲介
「推し活制限法」 日野瑛太郎
「日本国民に英語の勉強を義務づけへ」 朱野帰子
「つるべを取られて」 阿部智里
「こんにちは、チャッテー」 真下みこと
「虚法」 須藤古都離
「国家殲滅フットボール法」 嶋戸悠祐
「復讐者は振り向かない」 多崎礼
「コロシヤとユキオンナ」 風森章羽
「 Touch law if you can」 名倉編
「ある死刑囚の回顧録」 真梨幸子
「『ラ禁法』ディストピア」 東川篤哉
「忘却加害」 霜月流
「密室の獣」 矢樹純
「御首塚の風」 高田崇史
「ネーミング」 潮谷験
「試み」 献鹿狸太朗
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ネタバレ久しぶりに読んだくどうれいんさんのエッセイ集。今回ははっきりと食べ物にフォーカスしていて、「わたしを空腹にしないほうがいい」から入った私には好みで読みやすかった。一つ一つは短く、前のエッセイより肩の力が抜けている感じなのが良かったと思う。
相変わらず食べ物に憑りつかれている感じで、たまご丼や手作りマヨネーズなんかの素朴な自炊の話から友人との美味しい食事、萩の月やささかまみたいなおみやげものまで色々出てくる。東北出身なので分かる話も多かった。西瓜のサラダとかせり鍋、わかめのしゃぶしゃぶみたいな私は絶対しないような料理の話も出てきて、しかもそれが美味しそうなのがすごい。もっといろいろな料理を思うが -
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くどうれいんさんの移動手段に関するエッセイと特別編佐渡旅行のエッセイ。表紙のサボテンさんは、なぜサボテンなのかはこの本を読んでのお楽しみです。
台車から飛行機まで、色々な移動手段での懐かしい思い出など、楽しく読めました。思わず、ふふっと微笑んでしまう場面もあります。旅行先での美味しいものの数々に、興味津々にもなりました。私は東北の方は未知の世界なので、れいんさんの当たり前をいつかは感じてみたいと思っています。
意外にも早歩きだというれいんさん。エッセイを読むたびに、れいんさんの新たな一面を知ることができて、うれしいです。今回のエッセイでも、れいんさんの感性と文章を楽しむことができました。
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作品紹介・あらすじ
何がどうしてそうなった? 1行目は全員一緒、できた新法25本!
『黒猫を飼い始めた』『嘘をついたのは、初めてだった』『これが最後の仕事になる』『だから捨ててと言ったのに』に続く、会員制読書倶楽部:Mephisto Readers Club(MRC)で配信(公開)された大人気ショートショート集第五弾。
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25編からなるショートショート集。
Mephisto Readers Club(MRC)シリーズ第5弾。
最初の一文は必ず「新しい法律ができた」で始めなければならない、という括りがある。
このシリーズを読むのも本作で5冊目。いつものように玉石混交。
以下が -
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ネタバレこれまで読んだくどうれいんさんのイメージとは違うお話もいくつか。
婚約が白紙になった友人の慰め会の後、公園に穴を掘りに行く表題作、ヨガで一緒になる憧れの女性との「鰐のポーズ」、指輪を捨てたい人と物語みたいにしたい人の「川は覚えてる」この3編はイメージしていたくどうれいんさんだったんだけど、美術館の監視員の「背」、結婚前にお互いの直して欲しいところを言い合う「湯気」はびっくりしてしまった。端的に言うと怖い。特に湯気はほのぼのとした話かと思ったら、急にホラーになってしまった。とても不気味な話だった。つくづく、色んなお話が書ける作家さんなんだなと底知れぬものを感じた。 -
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2026年年跨ぎの一冊はくどうれいんさん。
まえがきのラストがもうすてき
「ちいさな移動の繰り返しが、人生をゆっくりと押し動かす」
『コーヒーにミルクを入れるような愛』『虎のたましい人魚の涙』で感じたような胸に迫る切なさは少なかったものの、移動に纏わる一つ一つのエッセイはちょっと斜に見るくどうさんらしさが楽しかった
「特別編佐渡旅行」と「ホワイトアウト」が特に良かった
佐渡旅行のタクシードライバーをちょっとお節介に感じつつ、こういう人っているよなぁそしていい人なんだよなぁという解像度が高い
「ホワイトアウト」関東住みで何年かに1度の大雪で困り果てる身からするとただただ恐ろしい。
停車できた