くどうれいんのレビュー一覧

  • 三十路の逆立ち

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    面白かった。けど、尻すぼみ感がある。

    前半は心に響いたり、クスッとしたりする素晴らしいエッセイが続き、スラスラと読み進めた。でも、後半になるにつれて、つまらないわけではないけど、感動が薄れていくような感覚があった。

    それでも、独特な擬音と瑞々しい文体は魅力的。個人的には『うたうおばけ』の数倍楽しむことができたので満足。

    「川の魚は二匹まで」「黙って一万杯淹れる」は、自分も心に刻もうと思う。

    好きな話は「とんぼの看取り」。うまく言葉では表現できないけど、一番印象に残った。

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    2026年08月23日
  • 三十路の逆立ち

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    面白かった!

    んだけど、初めて読んだ「うたうおばけ」ほどの瑞々しい衝撃を感じられなくて、そしてそう思ってしまう自分が悲しい。日常に疲れている描写も多く、すでに疲れている自分には疲労が伝染するような。でもそれだけ苦心して書いてくださったものをタダではないけど享受できている自分はありがたいのかも。

    「真珠と四つ葉」「ポストのひこばえ」が良かった。

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    2026年08月22日
  • コーヒーにミルクを入れるような愛

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    本の紹介文にもなっている「結婚はお腹が空いたままは良くないねと言いながらそれぞれに好きなものを買って横並びで食べることなのかもしれない」という表現がぶっ刺さった。

    相手の食べたいものに合わせることでもそれを汲み取ることでも、自分の食べたいものを一緒に食べてくれることでもない。
    面と向かわず、横並びで、各々が食べたいものを食べる。
    その感覚が同じ人同士がうまくいくのかなと思った。

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    2026年08月22日
  • 5分後にお風呂に入りたくなる! 湯けむり文学

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    お風呂好きとしては、読まずにはいられないタイトル。お風呂をテーマにした小説やエッセイ22話。
    1話が10ページ足らずなので、すいすい読める。
    「お風呂」は私にとっては、湯船にゆっくり浸かって1日の疲れをとる癒しの時間。そんな話が続くのかと思いきや、予想を超えるバリエーション。お風呂って、人によってこんなにも違うものなんだとびっくりしてしまった。

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    2026年08月21日
  • コーヒーにミルクを入れるような愛

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    横並びで食べること

    向かい合わせよりもなんとなく
    話しやすくなるところとか
    すきかも

    なんだかいいなぁと思う日常の場面で
    結婚のお話がとてもよかった!

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    2026年08月22日
  • コーヒーにミルクを入れるような愛

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    ヤドリギが気になって読後に調べてしまった。「かわいそうに」はちょっと響いたな。″わたしはずっとだれかに「かわいそうに」と言われたかったのかもしれない。本当にわがままだけれど、あの日彼女に出した手紙も、彼女をかわいそうと言いたかったのではなく、わたしをかわいそうだと言ってほしかったのかもしれなかった。そういう、自分の不幸だけを常に憐れんでほしいわたしの幼稚さに、きっと彼女は激怒したのだ″

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    2026年08月17日
  • もうしばらくは早歩き

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    これは想像だけど、
    ごはんを食べるのと同じように、歯磨きするのと同じように、息を吸って吐くように、書かれているれいんさんの文章は、息を吸って吐くように、水を飲むように、私の中に入ってくる。

    それがとても心地よい
    擬音がとても心地よい

    そのボキャブラリーというか表現力というかキャッチ力というか…が、羨ましい!

    毎日通った道って、これと言った思い出がなくても、何年経ってもその当時に戻れる気がする。

    ただの移動も、スマホばかり見てないで前に(窓の外に)目をやって進んでいこう

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    2026年08月15日
  • 三十路の逆立ち

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    れいんさんの独特な視点がおもしろいし、楽しかった。自分が未経験のものや知らないことばかりで、れいんさんの暮らしや体験のあれこれは、読んでる間、擬似体験みたく、れいんさんと話してるかのようだった。〈印判皿〉や〈ヌキウチ〉や〈うなぎ地蔵〉、気になるものを検索するのも楽しい。

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    2026年08月11日
  • 虎のたましい人魚の涙

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    くどうれいんらしい短編、カフェで隙間時間に読むのに適している。どこか軽やかでドロドロしない。国語の問題文に使いやすそうな描写。
    感想をひと言で言うと「若い」。

    当たり前だが、20代の作者が思い出を語るとき引用されるのは10代の記憶。
    中年の視点は出てこない。

    彼女はまだこれからたくさんの玉のような経験を集めて中年になっていく。そのころの実の詰まったエッセイが楽しみ。
    そのころにはこちらはさらに歳をとって、また若いって思うのかもしれないけど。

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    2026年08月10日
  • うたうおばけ

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    購入本。くどうれいんさんの本は初読み。たまに行っている知らない人のエッセイを読んでみようシリーズ。寝る前に少しずつ読み進めて昨夜読み終えました。

    なんかキラキラしている感じで私には合わなかったな。恋愛、青春、失恋、って感じ。読者が著者と同年代の女性ならもっと共感できるのかも。若い女性用のエッセイっ感じ。

    とはいえ良かったのもあった。特に良かったのは「うたうおばけ」「Sabotage」「一千万円分の不幸」「冬の夜のタクシー」「からあげボーイズ」

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    2026年08月10日
  • 5分後にお風呂に入りたくなる! 湯けむり文学

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    とにかく1日の疲れが最高値に達した時のお風呂に入らなきゃっていうのが億劫過ぎる。
    で、入んなきゃ〜入んなきゃ〜って思ってる間にうたた寝。
    こんな生活が多いので、本の帯の文句にどんぴしゃり。
    くたくたに疲れて帰った日、ショート動画でだらだら時間を溶かしてしまう日。
    「お風呂に入らなきゃ」と頭では分かっているのに入る覚悟が決まらない!
    →まさに私のこと。

    なので気になって買いました。

    お風呂にまつわるいろんなジャンルの話が読めて楽しかったけど、一つ一つが短いから何となく物足りなかったかな。
    でも、お風呂に入った時の開放感、安堵感、そういうのに改めて気付かされたというか。もうさっさとお風呂に入ろ

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    2026年08月09日
  • コーヒーにミルクを入れるような愛

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    p186
    わたしはずっと、わたしのことを救いたかったのだ

    会場をまんべんなく見渡して高校生たちと目を合わせながら、おかしいと思っていた。いない。座っているはずの、高校生の時のわたしがいなかった。高校生の時の自分と目が合って、わたしはわたしを救うはずだった。

    そうか、もしかしたらいつの間にか、17歳のわたしはわたしの中からいなくなっていたのかもしれない。わたしはもう、彼女の機嫌を伺わなくても書けるようになったのかもしれない。それはさみしいことだけれど、来るべき別れのようにも思う。彼女はわたしの気づかないうちに救われて、もういないのだ。私はすでに、自分が思うよりずっと身軽に書いている。書く

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    2026年08月07日
  • うたうおばけ

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    ネタバレ

    くどうれいんさんは、はじめまして。
    第一印象は
    かっこいいお友達が多いな、すごいなあ。

    失恋して雨の中、歩いて帰っていると
    かっこいい女性ドライバーさんが登場するお話は
    ドラマみたいだと思った。
    ———

    「両手を広げてくるくると回りたくなるほどに
    金髪にしてから何をするのもすがすがしい。
    ああ、自由!いろいろとうまくいかない自分の人生から
    幽体離脱できたようだった。
    わたしは金髪のわたしとたのしく過ごした」
    自分は普段髪を染めないけど、髪を切ったりすると
    確かに、うきうきしてくるな〜と共感。
    ———
    あこがれの盃の項で出てきた星耕硝子が気になって
    調べてみたらほんとに素敵な硝子の食器が

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    2026年08月06日
  • ぜんぶやりたい まにちゃん

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    くどうれいんさんの児童書に『プンスカジャム』というおはなしがありまして、その本が勤務先の小学校ではなかなかの人気。

    こちらもはまってくれるかなぁと期待して購入候補に。

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    2026年08月05日
  • コーヒーにミルクを入れるような愛

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    れいんさんは相変わらず安定の内容だったが、そこで語られる周りの人たちがまた良かった。れいんさんが引き寄せるのか、互いに引き合うのか、気になる。
    そのなかでも、れいんさんと仕事をしたいと会いにくる出版社の方の言葉が印象的で、本音なんだろうけど結局一緒に仕事はできなかったのだから、有能なのか無能なのかは微妙だが、熱いものを感じた。

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    2026年08月04日
  • うたうおばけ

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    お名前とタイトルが気になったので読んでみた。個人的には「かわいいよね」「エリマキトカゲ」が好みだった。「人生はドラマではないが、シーンは急にくる」たしかにな〜と。盛岡は行ったことないけど行ってみたいな。いつか吉浜食堂でおいしいウニが食べたい!

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    2026年08月03日
  • 新しい法律ができた

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    超短編集。
    こういったいろんな作家さんが書いている短編集を読んで、新しい作家さんとの出会いを見つけることができるのも良いところだと思います。
    ロマンスもミステリも理論も、いろいろな味付けの作品がありました。
    自分的に赤川次郎さんの超短編なんて読んだことなかったのですが、さすが面白かったです。

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    2026年08月03日
  • 湯気を食べる

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    他人の食べることへの捉え方を知ることはあまりないので読んでよかったです。好物の決め方についての話は読んでて納得しました。

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    2026年08月02日
  • うたうおばけ

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    友達に語るような口語体で書かれた、等身大のエッセイ。
    短歌の歌人、詩人でもあるエッセイストの作者のセンスで高校・大学時代が回想されます。
    作者が奔放で非常にモテてリア充生活を送っていることが、個人的に感情移入しづらかった…(非リア生活を送ったものとして)

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    2026年07月31日
  • コーヒーにミルクを入れるような愛

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    特別ではない日々にスポットライトを当てて、愛おしいものに変えてくれるエッセイ集。

    著者が兼業から専業作家へと舵を切り始めた頃の作品。
    新しい環境にまだ慣れない様子や葛藤が率直に描かれていて、
    「どんな人でも水面下で足掻いているんだ」
    「かっこ悪いのは自分だけじゃないんだ」
    と救われるような気持ちになった。

    まるで物語のように鮮やかな一編もあり、
    「日常って物語になるんだ。自分も物語の中を生きているんだ」
    と気づかされた。

    変わり映えしない自分の日常も、少し俯瞰して、親愛を持って見つめることで、まったく違った景色が見えてくるのかもしれない。
    そう思わせてくれる、愛おしい一冊。

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    2026年07月31日