くどうれいんのレビュー一覧

  • スノードームの捨てかた

    Posted by ブクログ

    楽しみにしていた、くどうれいんさんの短編集。文章がみずみずしくって、繊細な心が表現されていました。短歌もエッセイも小説も絵本も書いているれいんさん。言葉の扱い方が上手なので自然に引き込まれました。そして、何かを捨てる出来事をうまく切り取って表現している短編集でした。物語の始めと終わりではすっかり変わっている心境の変化が、とても興味深かったです。

    「スノードームの捨てかた」
    自分の意思と違った別れの始末の付け方。誰かに何かがあればすぐに集まってくれる友人たちとの時間。子どもみたいなことをやっているうちに、心が落ち着くことってあるような気がしました。余計な気遣いせずにいられる関係は大切にしたいで

    0
    2026年03月10日
  • スノードームの捨てかた

    Posted by ブクログ

    ままならなさを感じた。
    ままならないからこそ、愛しい日常があることも。

    ずっと読みたいと思ってたくどうれいんさんの
    初めての本は小説。
    私は「湯気」が好き。

    大体の日常生活ってこういう質感、温度感だなと思う。
    小説のようにすっきりする終わりもない。
    余韻の残し方とかが日常のそれで、凄いなと思った。
    そうか、わたしにとってこれは日常を映した本なのか。

    ままならないなあ。
    でもそんな日々が人間らしく美しいと思えた。
    わたしの人生も振り返れば美しいのかもしれない。

    0
    2026年05月17日
  • 新しい法律ができた

    Posted by ブクログ

    ネタバレ

     同じ書き出しで、25人の作家さんが25通りの物語を紡ぐ。1編が6ページほどのショートショートだからサクサク気軽に読めるし、様々なジャンルの物語を1冊で楽しめるためお得感がすごい読書時間を過ごした。

     現実の法から奇想天外な架空の法まで、ジャンルもミステリやディストピアものなど、物語の舞台も現代から近未来、果ては明治時代やアメリカの西部開拓時代まで、多種多様な設定の中でその法律が齎す思わぬ影響や人間模様が繰り広げられる。短いながらどの作品もとてつもない読み応えだった。

     法律というテーマ故か、ディストピアものとの相性が特に良かったように感じる。
     ハッとしたのは、今私たちの生きている世界は

    0
    2025年06月28日
  • プンスカジャム

    Posted by ブクログ

    もう、もうもう、もうもうもう!
    どっしん、どっしん、どすどすどす!

    プンスカあるく様子がありありです。

    擬音が小気味よく繰り返される。
    絵本では、ありがちですが、
    れいんさんの擬音は、
    やっぱりうまいなぁ。

    世の中のプンスカが、ぜんぶジャムになれば…
    平和になるよなぁ

    絵本って、やっぱり、力がある。

    まぁるくする力がある。

    0
    2025年05月10日
  • 登場人物未満

    Posted by ブクログ

    各所で撮影された戸塚さんの写真を元に、くどうれいんさんが紡ぐ「この街のどこかにいるかもしれない人たち」の物語。戸塚さんの様々な表情と、くどうさんの描く色鮮やかな物語のコントラストがとても良かった。よっくんとみゆのお話が特に好き

    0
    2025年04月01日
  • 登場人物未満

    Posted by ブクログ

    新しい物語の形。面白かった!
    戸塚さんが撮った写真からイマジネーションを膨らませ、くどうさんがショートショートを書く。
    そこからさらに連想したものを戸塚さんが書く。
    特に打ち合わせをすることもなく、このやりとりがされていたというのが驚き。
    戸塚さんのことは今までよく知らなかったけど、掴みどころのない人物というのが伝わってきて、一気に興味を持ってしまった。
    宮城出身のお二人。こういう形のコラボは面白いなと思う。

    0
    2025年02月09日
  • 恋のすべて

    Posted by ブクログ

    たった31文字で、光景が目に浮かぶのが素晴らしい。短歌を読むと、なんか分からないってなることが劣等感があったけど、一つでも心に刺さるものがあればいいと思って読むと楽に読めた。短歌の入門編に良さそう。

    0
    2026年06月29日
  • 三十路の逆立ち

    Posted by ブクログ

    れいんさんの、言葉が好きで。
    こののんびりペースがゆるりと楽しい。

    なんでしょう。だんだん感情の揺れ動きが少なくなってきてる感じはあるのかなあ。
    でも、ちょっとした出来事で、感じたこと、日常のあれこれを描いてもらえるのは、嬉しい。

    0
    2026年06月27日
  • うたうおばけ

    Posted by ブクログ

    著者と同い年なので親近感が湧いた。
    素敵な恋人、ユーモアある友人、盛岡の美味しい雪。
    とても瑞々しい文章で綴られていた。
    なんか、羨ましい!

    0
    2026年06月22日
  • スノードームの捨てかた

    Posted by ブクログ

    くどうれいんさんずっと読みたかった。初。スノードームを捨てるために夜中に公園の土を掘る3人は距離感が素敵でよかったな〜。個性的な短編の詰め合わせで、ふとした時にデジャブみたいに思い出しそう。自分の引き出しが増えた気がする!
    心の中の鬱屈した黒い部分を、誰でも持ってるよ〜と認めてくれるような書き方で、かわいらしくこぢんまりとした世界で好きだった〜。リアルだけどフィクション。上手く言えないけど、読みやすくてよくまとまってる印象の短編集でした。

    0
    2026年06月20日
  • 三十路の逆立ち

    Posted by ブクログ

    ドラム式洗濯機を購入するまでの経緯、そしてそれが家にやってきてからの変化のエピソードが印象に残った。ドラム式洗濯機はいいぞお。しあわせは乾燥。
    くどうれいんさんの文章にかかると、日常がかわいらしい。夫のかたとの会話もたいそうかわいらしい。
    殺伐とした日常を送っている身としては、ほのぼのという表現がぴったりと言いたいが、(なめんじゃねえぞ)と返されそうな尖りもある。
    あとはマシンピラティスに行ってみたくなった。前、向いてないからなあ。

    0
    2026年06月19日
  • 日記の練習

    Posted by ブクログ

    本当に普通の日記だった。
    少し作者と自分のテンションが合わないかな。本人は本当はそんなに明るい人ではないのに、読ませる、読んでもらうために面白おかしく表現しているように私には読めた。そこのギャップが苦しかった。ただ、それが作家という職業だし、彼女が持つスキルによって書けるものなのだろう。そしてそれこそが、色々な人に好かれる彼女の魅力なのだろう。

    覚えていられる事は書かない、は日記を書く上でいい考えだなと思った。その意識と、書くことで毎日が面白くなる、が合わさればきっと彼女みたいに明るい人になれるのかな。人を気に入るのが上手い、とても羨ましい長所だ。

    この作者の作品を読むのは初めてなので、他

    0
    2026年06月21日
  • コーヒーにミルクを入れるような愛

    Posted by ブクログ

    返却期限が迫っていたから急いで読んだ。
    基本、楽しく読めていたけど『うたうおばけ』ほどは楽しめなかった。
    なぜか人疲れしてしまった。
    『うたうおばけ』が軽く衝撃で面白かったから同じ著者のものをとすぐに手を出した2冊目だったが、この著者の作品とは程よい距離がいいのかもしれない。

    0
    2026年06月14日
  • スノードームの捨てかた

    Posted by ブクログ

    感情の機微がとても繊細で、静かに心に沁みる。
    ラストはどれも少しふわっとしていて、読み終えても物語が続いていくような感覚が残った。

    0
    2026年06月08日
  • 三十路の逆立ち

    Posted by ブクログ

    ⭐︎3.5

    エッセイといえば ’くどうれいん ’さん 

    エッセイ本が苦手で読めないし、買うことは滅多にない。

    でもこの本はなんだか気になって、気づいたら手に取っていた。

    多分’三十路の逆立ち’という
    インパクトのあるタイトルに知らぬ間に引き寄せられていた…!

    すきなお話し
    ⭐︎そこまで胸
    ⭐︎とんぼの看取り
    ⭐︎もぐら家族

    0
    2026年06月04日
  • 登場人物未満

    Posted by ブクログ

    俳優戸塚純貴さん×作家くどうれいんさんのコラボ。15編のショートストーリーと、それぞれのショートストーリーに出てくる登場人物を思わせる戸塚さんの写真が挿入されていて、とても素敵な一冊だった!
    戸塚さんくどうさんと同郷のものとしては、知っている場所が写真に載っていたり、耳馴染みのある場所が文中に登場してきて嬉しかった〜♪
    (kawatokuの看板とか、わんこそばの風景や川沿いの風景などなど…)
    また、くどうさんの描いた登場人物と、その本編の登場人物を受けて戸塚さんが連想して創作した物語が「登場人物超過」として描かれていて、同じストーリーであるはずなのに、くどうさん目線と戸塚さん目線の違いがすごく

    0
    2026年06月02日
  • うたうおばけ

    Posted by ブクログ

    初くどうれいんさん
    昨今の人気と西淑さんの表紙絵から購入

    読みながら、20代なら入りやすかったかなと思った
    くどうさんより年齢が上の自分、既視感のある感情に少々苦しくなる
    他の人と違う意識、ちょっとした自己陶酔や尊大な言動…身に覚えがあって、まだ遠い過去にしきれない私には読み進めることが苦行に
    さまざまな言葉に共感もあったし、事とコトを繋げていく力は凄いと思った
    結果読めて良かったけれど、きっと自分は気に入ると思っていたら乗れなくて残念…
    どこか現代らしさを感じたのは、自分が老いた証拠かな
    気に入ってる人が多いのに、自分には合わなかった…こういうこともあると再認識した1冊となった

    タイミン

    0
    2026年05月28日
  • 三十路の逆立ち

    Posted by ブクログ

    日常の些細な出来事をこんな風に捉えられたら、日々の彩度が上がりそう。
    前を向けているつもりでも俯いているかもしれないし、前向きになるのも練習はいるし、放電しないとままならない日もあるし、大抵の悩みはびしょ濡れなことにあったり。
    そんな私も、今日は雨で靴下がびしょ濡れ。

    0
    2026年05月21日
  • スノードームの捨てかた

    Posted by ブクログ

    くどうれいん初作品として、短歌でもエッセイでもなく小説のこちらを手に取ってしまった どう考えても逆…!

    日常の一瞬に小さく爆ぜる感情の火花を、語りすぎない文章で巧みに拾い上げている 必要最低限の言葉で読み手の共感を刺せるのはさすが歌人だなと感じた
    表題作のタイトルも良い

    では物語はどうかというと、正直作品によってまちまちかも
    扱っているテーマや人物設計は魅力的なのだけど、行動や思考が若干台本めいて感じられるものもあった
    (特に『背』など、私の読み込みが足りないのか唐突な拒絶にびっくりした)

    短歌も読んでみようかな エッセイは合う合わないがあるので慎重に 読めたら嬉しい

    0
    2026年05月20日
  • うたうおばけ

    Posted by ブクログ

    作者の日常に起こる出来事が本当にドラマのようで、青春だったり、甘酸っぱかったり、共感だったり、親しみを感じるエピソードもあれば羨ましいな〜という体験だったり。一度きりの人生だから私も身の回りに起こる些細な出来事にもハッとして、忘れずにいたいと思った。

    0
    2026年05月18日