くどうれいんのレビュー一覧

  • 新しい法律ができた

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    25人の作家による、
    『新しい法律ができた』
    から始まるショートショート集。
    多崎礼さん、東川篤哉さん、霜月流さん、五十嵐律人さんの作品が良いと思った。
    くどうれいんさん、赤川次郎さんも短いなかでしっかりまとまっていて、流石プロ作家さん。
    残りのうちの半分くらいは、まあ、言いたいことは分かるんだが、消化不良のまま本になっちゃったかな、という感想です。玉石混淆ですね。

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    2025年07月06日
  • コーヒーにミルクを入れるような愛

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    かわいい表紙に惹かれて…♡

    くどうれいんさんのエッセイ好きだな

    日々の1秒1秒が 愛おしいと感じられる
    自分を特別な存在だって
    認めてもらいたかった…とか
    もうダメだと思う日があった…とか…
    飾らないまっすぐな気持ちを読むと…

    あぁ〜1人じゃないんだと感じる!!



    みんな同じように感じていて
    そんな気持ちも含めて
    自分を受け止めてあげないとなって
    肯定してもらえた気持ちになって 嬉しくなった!

    これからも くどうさんの言葉や感性に
    救われていくんだろうな…♡♡

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    2025年07月02日
  • コーヒーにミルクを入れるような愛

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    くどうさんエッセイ3冊目。こちらは食というより生活のエッセイという感じだった。ほんとうにこの人は飾って自分をよく見せようとしない人だなと思った。素直、まっすぐ。ミルクという飼い犬の話が良かった。

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    2025年06月30日
  • 新しい法律ができた

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    「新しい法律ができた。」という一文から始まる短編小説が25編載っています。
    25人の書き手が、もしこんな新しい法律ができたら、という視点でお話を綴ります。

     「新しい法律」ができた理由がそれぞれ興味深いです。
    例えば、
    ・金子玲介さん「ルパちゃん」では、「少子化対策」のために「子どもがわりに人口知能を搭載したぬいぐるみを所持することを禁止する法律」ができます。
    ・日野瑛太郎さん「推し活制限法」では、「推し活にハマり過ぎて身を持ち崩す人が出た」ために「推し活への課金上限を制定する法律」ができます。
    (わたしが、ぜひ読んでみたいと思っていた、くどうれいんさんの場合は、)
    ・くどうれいんさん「ショ

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    2025年06月28日
  • 虎のたましい人魚の涙

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    二足の草鞋の時期のことが書いてあることもあり、読んでいて一緒に辛くなる瞬間もあった。
    あと心なしか他の作品よりも毒づき具合が鋭い気がして、分かる〜と思ったり、そこまで?と思ったり、それが楽しい。

    この等身大な正直さが好きだなぁ。

    日常を過ごしながら「あ、今の場面れいんちゃんならこう書くのかな」という具合に心の中で呟いたりして、日々をたのしめてる。

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    2025年06月25日
  • 新しい法律ができた

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    新しい法律ができた、から始まる物語を色んな書き手が描く1冊。

    新しい法律ができているわけだから、世界設定がSFっぽかったりディストピア感を感じるものがあったりして、楽しく読めた。
    その他にも、ぞっとする物語、切なくなる物語、短い中でミステリーのような作りになっている物語…
    叙述トリックが含まれているものや、ばかばかしいと思ってしまうような内容の法律が大真面目に取り扱われる物語など、本当に色んな味がする1冊。

    なかでも殺人を罰する法律が"新しい"法律として制定される「もう、ディストピア」が特に良かった。
    有り得ないはずの世界に説得力があって冷たい汗をかく。


    「ルパちゃ

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    2025年06月19日
  • 氷柱の声

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    ネタバレ

    はじめてのくどうれいんさんの作品。
    震災。そして、コロナ今はみんないろんな所でいろんなその災いにたいする思いが交錯する。
    読みながら「おかえりモネ」にこんな感じあったなあと思っていたら、後書きにその朝ドラが重なっていることを知り、そうなんだと。
    なにかがあった時、さまざまなシーンや、立場で思いは違う。本当に言語化してしまうとなぜかひとくくりになってしまう。思いを混めて描いた絵の捉え方も大多数の捉え方が主流になって、書き手の思いが置いてきぼりになることもある。
    それがすごくスンとくる物語でした。「いまは人生がちゃんとマイボールになっているから大丈夫。やれることをやれるようにやるしかない。やること

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    2025年06月15日
  • 新しい法律ができた

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    「新しい法律ができた。」で始まるショートショート集。全部で25作。一行目は全員一緒というシリーズの五作目です。作家によって同じ言葉から広がるイメージが様々で、おもしろかったです。

    金子玲介「ルパちゃん」、矢野帰子「日本国民に英語の勉強を義務づけへ」、くどうれいん「ショートケーキの夜」、五十嵐律人「革命夜話」が私のお気に入りです。特に「革命夜話」の最後の一文には、重みを感じました。

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    2025年06月14日
  • 虎のたましい人魚の涙

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    通勤に1日の多くの時間を奪われる自分が、仕事用のリュックに入れたまま、読めたり読めなかったりした
    みんなそうか、働いて忙しくてしんどくて楽しくて幸せでつらい
    いまをつかめない、いまにいきれない、でもいまにいる
    考えながら、でも考え過ぎずに、いたい

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    2025年06月08日
  • コーヒーにミルクを入れるような愛

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    どうしたら世界をれいんさんのような粒度で見られるんだろう。人が人を思う気持ちはたくさん、言葉では表せない。
    きっとれいんさんが素敵な方だから、周りにも素敵な方が集まるんだと思う。私も自分と全然違う価値観とか違う環境の友達が欲しいと思った。

    どのエッセイもとっても好き。

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    2025年04月06日
  • コーヒーにミルクを入れるような愛

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    一回手をつけたので読んだけど文章のテンポなどがまっっったく自分に合わず、ほぼ義務感で読んだ

    文章をおしゃれにしようという試みと実際の作者の人柄(だろうと思われるもの)の乖離が同年代なだけにきつかったのかもしれない

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    2025年04月04日
  • プンスカジャム

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    最初は、疑いの目で読み進めてたけど、やっぱりおもしろいなあ〜!さすが!って。絵の感じ、好きだけど、お話とはちょっと合わないような気もしつつ。

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    2024年12月12日
  • 虎のたましい人魚の涙

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    作家と会社員、二足の草鞋でとにかく忙しいくどうれいんさん。
    忙しい!!と叫びながら疾風のように駆けつつ、時折くるくるとターンしていくような、威勢のよさと繊細な感受性を兼ね備えたキュートなエッセイだった。
    くどうれいんさんの喜怒哀楽ってなんでこんなに可愛らしいのだ。おどけた感じの文体がとても魅力的。

    ここ最近は、私もとにかく仕事と家事と子育てのもろもろ(PTA活動スポ少の当番習い事の送迎その他よくわからない付き合い)で忙しくて、自分の時間なんてほとんどとれなくて、本当にしんどかった。
    薄い文庫本一冊を読み切るのにほとんど一ヶ月かかってしまった。
    でもこの薄さがちょうどよくて、小さなカバンにだっ

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    2025年09月21日
  • プンスカジャム

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    躍動感のある絵がかわいくて、パンもおいしそう!
    あぐりさんがかわいい。
    怒りって厄介だよな。
    プンスカジャムは、くどうれいん色のピンクだと思った。

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    2024年03月20日
  • プンスカジャム

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    怒りを体から抜き取って煮詰めてジャムにしちゃうなんて絵本ならではの面白い発想です。
    こんなふうにシュルシュルっと怒りを巻き取って体から抜けたらいいな。
    友達への強い怒りは、それだけ自分が大好きで遊ぶことを楽しみにしていた、と気づいたところが良かったです。

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    2022年10月05日
  • プンスカジャム

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    低学年にも読みやすい。
    魔法使いのパン屋のおばあさんがいい味だしてる。
    プンスカを煮詰めてジャムにするくだり、大人にも響く。アンガーマネージメントのヒントが!?

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    2021年11月13日