くどうれいんのレビュー一覧
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Posted by ブクログ
ネタバレくどうれいん先生の小説。これまでエッセイは読んだことがあるが小説は初。
「スノードームの捨て方」と「鰐のポーズ」での対比を感じた
恋愛をメインで話さないから上手くいってる友人関係と、興味ない恋愛や話せない恋愛をしているから昔の友人と会ってもつまらない人々
後者のほうが現実的だと感じるのは、自分の現状もそうだからかな
最後の「いくつもの窓」の話もとても素敵だった。
絵に自信を持って良い額縁をつけると、より絵は綺麗になる。というのは人間にも当てはまるなと(自信を持つ→ブランド品を着る→より自信になるみたいな)
ゆえに最後の終わり方はとても綺麗だった -
Posted by ブクログ
ネタバレおなじみの一行目一緒ショートショートのシリーズ。今回は初読みの作家さんが多かった気がする。特に最初の方、ロボットとかAIとかが続いて、大丈夫かいな、と思ったけど、真梨幸子さんや東川篤哉さんはちゃんと違うテイストで来ててさすがと思った。殺人が罪ではないという世界から、死刑等の罪になるという法律ができた、という大沼紀子「もう、ディストピアじゃん」は皮肉が効いてて特に印象的。面白かった。五十嵐律人「革命夜話」も違う切り口でとても良かった。敗戦後の混乱の中、食うにも困っている頃に、理想を夢見て日本国憲法を作った人がいたんだ、ということに改めて気付かされたわ。ありがたいことだ。
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Posted by ブクログ
ネタバレ「恋愛ドラマをあまり見ないよね」と、つい最近、指摘されたばかりだ。
今クールのドラマはなにが面白いか、という会話をしているところで、苦手なんですよね、と返した。
恋愛モノが嫌いなわけではない。
ベッタベタに恋をしている少女漫画も読むし、もう少し「大人の恋」にステップアップした感じの漫画も好きだ。
恋愛は、大人になればなるほど、人生や生き方と大きく絡んできて、大人になればなるほどつかみどころがなくなるのに、実写のドラマになると、なんだかそれが急に境界線がはっきりしすぎる気がしてしまう。
もっとこう、人の思考や気持ちや恋愛って、白だったり黒だったり、グレーだったり、白に近いグレーかと思ったら突然「これはほとんど黒でしょう」みたいなところがあったり、それが広大なグラデーション、というよりは、まだらに混ざっていて、一歩ふらついて足を踏み出すだけで色が変わってしまうような、そんなものだったりするはず。
いいなーと思ってた人が、ふとした瞬間に、「あ、絶対無理」ってなったりもするじゃないか。
何が言いたいかというと、そういうドラマにはなかなかであわないけれど、本は意外と出会えるよねという話で、単に私のセンサーが発達しているだけかもしれないけれども、この本はそういう雰囲気が全編通して漂っていて、とても好きです。
境界線はあいまいで、ふわふわした捉えどころのない思考が描かれているようでありながら、それこそがリアルのような。
誰かの考えをそっと覗いているような背徳感。
この空気感は、なかなか読書以外で出会うのは難しい。