くどうれいんのレビュー一覧
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Posted by ブクログ
祝福の速度で激務時代の自分を思い出した。
生活とは生きる活動と書くけど、あの時代の私は働く活動しかしていなくて、生きていなかった。夜12時過ぎに帰ってくるくせに、お弁当を作る生活はなんとか続けていた。思えば自分の生活への渇望だったのかもしれない。くどうさんも書いているけど、人間が生活する時間帯に会社を出ると、生活の気配で嫌になっていた。生活の気配がするLINEグループも嫌になって抜けてしまった。私の仕事が忙しすぎて行けなかった飲み会のLINEグループの通知にもイラついていた。私は自分の世界が落ち着いて、回復するまで殻にこもっていたけど祝福の速度を上げるという方法があっただなんて驚きだった。
くどうさんの本は日常や人の感情への解像度が高い。なぜかいつも読みながら自分の過去をあてはめたり、思い出したりする。ささる話、ささらない話さまざまだったけどくどうさんの目を通じて見た世界は面白いなと思った。 -
Posted by ブクログ
食べもの話が好きで、同著の「湯気を食べる」も最近のお気に入りです。本作は、食べものの話もありつつ、より生活のひとコマを切り取った内容になっていて体調や心情の不安定な日常も書いてあったし、ミドリさんとの微笑ましいやり取りもあった。
『ボールペン、水性ペン、油性ペン、ボールペン、筆ペン、ボールペン…取り返しのつかないペンしか持ってなかったのか、わたし。下書きなし、ぶっつけ本番の人生。丁寧に修正することを知らず、間違えたらその都度黒く黒く塗りつぶすか、紙ごと捨ててしまうか。そういう人生なんじゃないかって気がしてきて暗くなる。-日記の本番 7月-』
いつぞや、事前に記入するために送られてきた健康診断の問診票がマークシートで、うちでも“取り返しのつかないペン”しか出てこなくて、鉛筆かシャーペンをのそのそと探し回ったことを思い出した。同じような経験してるのに、思いの丈なのか、こんなふうに言語に落とすことで広がっている日記の世界が、改めて面白いと思いました(・∀・)イイネ!!
2026.7 -
Posted by ブクログ
れいんさんは歩くの早いんですねえ。本当に可愛過ぎる。
仕事柄出張が多くて、でもその度にいろんな食べ物を購入して、楽しんでいる姿が目に浮かんだ。私も食べ物に目がなくて、ライブに行くといつも「必ずご当地グルメを口にする」と意気込んで向かう。欲張りすぎて、上手くいかないこともあるけれど、ご当地グルメを食べたことを後悔したことは一度もない。
先日熊本を訪れた時に、美味しいあか牛丼を口にした時、私はこのために生きていると改めて思った。れいんさんも食べることは生きることを体現しているような方で、私の目標であり、ロールモデルのような人でもある。今月の文庫本も楽しみ。 -
Posted by ブクログ
書店でふと目に留まって買った本。
初めてのくどうれいんさん。
クスッとしたりジーンとしたり、ほっこりするお話でした。私も何となく思ってたことをズバリ的確に言語化してくれていて、「そうそう、わかるわかる!それ、それ!」みたいな感じに楽しく読めました。
特に、『リビングに閉じ込められた』の旦那さんへの、自分が窮地に立たされている時に寄り添ってくれない時の腹立たしさ、分かる〜と思いながら。
そして、家族旅行いいなって思いました。私はいつから行ってないだろう?家族水入らず…は旦那と子供がいる今は難しいかも知れないけど、でも両親と弟と旅行したいって思いました。いつかって言ってたらいつまでも行けないし、まずは旅行のお誘いをしよう!