くどうれいんのレビュー一覧

  • 恋のすべて

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    恋の海に溺れてしまいそう。

    一つの言葉をテーマに繰り広げられる短歌の世界。男性、女性、それぞれの歌人の思いを読むことができる魅力。工夫された装丁。言葉のテーマが変わるごとに、ページのデザインが変わる。この変化が、別世界に読者をいざなうきっかけにもなっている。色調はモノトーン。なんて素敵なんだろう。

    恋愛中の感情は、本当に複雑。それを31文字で凝縮させてしまうことの不思議。読むことで、込められた思いが溶け出すようで、幸福感に浸れました。

    くどうれいんさん、1994年生まれ。染野太郎さん、1977年生まれということで、少しばかり時代の空気感の違いも感じられました。

    実際にお二人が喫茶店で詠

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    2025年10月19日
  • 恋のすべて

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    本当に本当にすばらしかった。恋の楽しさ苦しさままならなさが詰まった短歌はもちろんのこと、本そのものの作りもとてもこだわりが感じられて、ページをめくるごとにうっとりする。どこを切り取ってもドラマのワンシーンのよう。まさに"恋のショート・フィルム"な短歌集。

    どうしてこれが恋のうたとして詠まれたんだろう?と思うような短歌もあったけれど、日常のどんな一部分でも恋の場面でありえるんだということに気がついてたまらなくなった。35文字の奥にある匂いや想いをたくさん想像させてくれます。


    おもうだけではあなたはぼくになってしまう触れたいのだと何度も気づく

    スカートを買ってひろがるこ

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    2025年10月05日
  • 恋のすべて

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    途中で紙の色合いが変わるオシャレさ、天安カット、こだわり抜かれた恋の短歌集。
    なかなか言葉にできない心の動きを、こんなふうに紡げたら楽しいだろうなぁ。そして歌集を読むたびに思う、日本語ってすてきだということをまた味わった。

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    2025年09月28日
  • 恋のすべて

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    まず装丁がおしゃれ。天アンカット、色合い、質感全てに心が奪われる。そして帯にある俵万智さんのキャッチコピーが素敵。こんなこと言えるのも言われるのもかっっっこよすぎる。

    れいんさんと染野さんのトークショーに参加したが、二人がどのような思いで携わり、こだわり、出来上がったものなのか知られてよかった。

    一緒に短歌を読みながら、「うー」と唸れて最高だった。人生にこんな瞬間をもっと増やしたい。 

    読み返したくなり、サラダ記念日を読んだ。「二十四歳が生み出した」と裏表紙にあり、言葉を失った。

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    2025年09月21日
  • 氷柱の声

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    ネタバレ

    東日本大震災がテーマのひとつだけど、「他者の気持ちは絶対に理解することができない」という当たり前だけど忘れがちなことに気づかせてもらえた。

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    2025年07月30日
  • 氷柱の声

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    ネタバレ

    この本を読んで考えたこと。
    あのとき、自分は何を思い、何を言ったのだろうか。

    それは、今もずっとある。
    伝わるだろうか、傷つけないか、怒られないか。

    言った側には悪意はもちろんない。だけど、伊智花は絵を続けなかった。

    この本は、勇気や覚悟が詰め込まれた本だった。どう受け止めて、どう感じたかにきちんと向き合いたい。

    あとがきや解説まで読んで、これは凄いものを読んだなと思った。
    間違いなく、自分の何かを動かしてくれた本。



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    2025年07月26日
  • 氷柱の声

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     良かった。凄く凄くパーソナルな部分にぶっ刺さる作品だった。
     作者のくどうれいんさんとは1歳違いで、盛岡市で中学3年生だった時に震災に遭ったので境遇としては非常に似ている。3月11日は入試が終わり早めの帰宅ができたので自宅にいるときに地震が発生した。沿岸の様子は電波が悪い中ガサガサな画質の携帯のワンセグで観たのが初めてだった。ついこの間家族で釣りに行った場所がどんどん黒い波にのまれているのを見て衝撃だった。困ったことと言えば、電気、水道が止まったことと、ガソリンスタンドが長蛇の列になるので朝五時から父と並んだこと。あとは部屋がめちゃくちゃになったことくらいだろう。
     それから高校生になって、

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    2025年07月07日
  • 氷柱の声

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    くどうれいん『氷柱と声』講談社文庫。

    第165回芥川賞候補作。

    冒頭に主人公の加藤伊智花の通う盛岡の高校の名称が大鵬高校とあり、もしやと思い、ウィキペディアを検索すると、やはり自分の母校の卒業生だった。これまで母校出身の有名人といえば、ザ・グレート・サスケくらいしか居なかったのだが、作家まで輩出するとは時代は変わったものだ。

    本作は、恐らく著者の実体験に基づくものではなかろうか。そして、この著者はかなりの正直者だと思う。東日本大震災で直接被害を受けたことよりも二次的な被害の方を重要視して、それを小説の世界に表現しているのだ。無論、直接被害を受けた方々も大変な思いをしたことだろう。しかし、

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    2025年06月21日
  • 登場人物未満

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    コラボって素晴らしい!

    くどうれいんさんの本で未読だった本書。
    FM岩手の「まるふく」ってラジオ番組でも聴き知っていた作品。

    最近読んだ
    「水歌通信」は、東直子さんとのコラボ。
    東直子さんいいわぁ。って。

    ラジオ番組の
    「まるふく」は、阿部沙織さんとコラボ。
    阿部沙織さんは、FM岩手の神だな。いいわぁ。
    この二人のかけ合いは、最強。って。

    そして、今作は、
    俳優「戸塚純貴」さんとコラボ。

    戸塚純貴さんの1枚の写真

    くどうれいんさんが小説を創作。

    その小説世界の戸塚純貴さんが
    「返事」の形で小説返し。

    写真
    この繰り返しの15編



    おもしろい!

    それぞれ、2、3

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    2025年05月25日
  • 日記の練習

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    この本は、
    目の前で、著者がサインしてくれた「正真正銘」のサイン本である。
    れいんさんは、作品ごとに印鑑を作っているようで、サイン会の机の上には、たくさんの印鑑が置かれていた。自作の印鑑?だと思う。
    「レ印」と言うらしい。
    (後にラジオで聴いた。)
    作品ごとにお父さんが彫って作ってくれるらしい。

    目の前で、サインを書いてもらった本を読んだのは、初体験なのかもしれない。
    いくつになっても、初体験は待っているんだなぁ…

    サイン会は、講演会のあと行われた。
    講演会に来ていたれいんさんの衣装?は、
    しゃけ色で、袖口が広がってるヒラヒラの服。
    しゃけの妖精みたいだな、と思いました。



    著者の「あ

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    2025年05月10日
  • 湯気を食べる

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    ◼️ 自分で作ったごはんが、自分の人生を肯定してくれることがある
    くどうさんの新作!楽しみにしていました。
    「桃を煮るひと」では、かろやかで踊るような言葉がたくさん並んでいた印象でした。
    食事がテーマのエッセイという軸はそのままに、今回はさらに一歩二歩踏み込んだ人生観が描かれていて、しみじみと沁みる場面が多くありました。

    全編通して感じたのは「自分の行動の本質を考えること」の大事さ。
    「自炊は調律」は何度も噛み締めて読みたいエピソードでした。

    ー(お店のようなご飯が作れた時の)自分の人生をまるごと肯定できるような喜び
    ー家で作るものがいちばんおいしい、と思ったことがある人にしか掴めない人生

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    2026年01月11日
  • 登場人物未満

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    大好きなくどうれいんちゃんと、重岡くんと映画で共演して気になってた戸塚純貴くん
    些細な日常も優しく書くれいんちゃんの文と、戸塚くんの人柄そのままのような「無理することをやめた」文が良い化学反応を起こしててめちゃくちゃよかった、新しい短編の形

    れいんちゃんと戸塚くんの会話もすごくおもしろかった。無理せず何にもならずその時の自分でいる戸塚くんだから、なんにでもなれるおもしろい俳優さんなのかもしれない。

    遊園地のカップルの回が好きでした。

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    2025年03月03日
  • プンスカジャム

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    怒りもじっくり見つめれば、自分の本当の気持ちに気づくことができる。カッとなった時は、心の中でジャムを作ろう。本当の気持ちが分かったら、今度はうまく伝えられますように。祈るようにジャムを煮詰める。

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    2023年11月08日
  • 三十路の逆立ち

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    ネタバレ

    家族での「団欒」ができる幸せ

    四葉のクローバーをもらった後の「幸せは自分で掴まねえと気味悪いよなあ」

    宿の予約を1ヶ月間違えて家族に慰められている話は読んでいて涙が出た。最高の旅をプレゼントしたいという気持ちや、日常の苦しい自分から脱却しようともがく感じに共感したし、近しい人ほど失敗を見せるのが恥ずかしくて申し訳なくなるのもわかった。

    白湯をマーライオンしたのは爆笑した。

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    2026年05月17日
  • 三十路の逆立ち

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    わたしがひとり暮らしをしていたときの縦型洗濯機があったので、まあ、とりあえずいまある洗濯機を使いましょうということになったのだった。
    「人生は洗濯の連続」と夫はふたりで洗濯物を干すたびにそう言って大袈裟に辛そうな顔をした。

    「洗濯機とわたし」すごい好き。

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    2026年05月17日
  • 恋のすべて

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    ネタバレ

    追う恋、待つ恋、甘い恋、怖い恋、苦しい恋…
    あなたに贈る恋のショート・フィルム。

    初めて読んだ短歌だけの本を読んだ。
    五七五七七の31音。
    キュンキュンしたり、切なくなったり、十人十色の恋を味わえる1冊。

    この文字数で、ここまで情景が浮かび、感情移入ができるのってすごいな。
    言葉の奥深さを感じた。

    短歌集を読んでいたら、現代流の百人一首が短歌なのかなぁと思った。
    短歌の入門書としてオススメ◎

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    2026年05月16日
  • 湯気を食べる

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    エッセイあまり読まないのですが、自分じゃない感想や生き方を知れる感じでいいですね。
    知らない食べ物もたくさん出てきて食べてみたくなった。

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    2026年05月16日
  • 三十路の逆立ち

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    くどうれいんさん、三十路になっても可愛い!
    美味しいもの、友達や家族を大事にしていているところや、何気ない日常を楽しんでいるところが好きだなぁと思いながら読んだ。
    一番印象に残ったのは、着ぐるみの中の人をやっていたことがあるという話。もちろん見たことはないんだけど、適役に違いない。何の着ぐるみに入っていたのか気になる。

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    2026年05月16日
  • 三十路の逆立ち

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    普段なら気付かない日常のありがたさ、面白さを切り抜くのが本当に上手。
    普通が1番幸せだと気づかせてくれる、
    同じ目線の話の数々。

    人と運動もしたくなるし家族にも会いたくなる。

    どれも大切に味わいたい話の数々すぎて
    「エッセイは多くても1日2編までにしよう!」
    と決めました。笑
    (川の魚は二匹まで を読んで)

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    2026年05月14日
  • 日記の練習

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    日記を書き続けることができないから、どうすればいいかと思って、タイトルだけ見て手にとった

    もう2ヶ月近く日記を書いてない
    それでもいいか、と思えた

    くどうれいんさんみたいな文章が書けたらいいなと思う
    だけど、わたしはくどうさんじゃないから、書けないのは当たり前だ
    自分に素直になって書けばいいのだとおもった

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    2026年05月14日