くどうれいんのレビュー一覧

  • 恋のすべて

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    まず装丁がおしゃれ。天アンカット、色合い、質感全てに心が奪われる。そして帯にある俵万智さんのキャッチコピーが素敵。こんなこと言えるのも言われるのもかっっっこよすぎる。

    れいんさんと染野さんのトークショーに参加したが、二人がどのような思いで携わり、こだわり、出来上がったものなのか知られてよかった。

    一緒に短歌を読みながら、「うー」と唸れて最高だった。人生にこんな瞬間をもっと増やしたい。 

    読み返したくなり、サラダ記念日を読んだ。「二十四歳が生み出した」と裏表紙にあり、言葉を失った。

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    2025年09月21日
  • 湯気を食べる

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    れいんさんの『食』や『食べること』への貪欲で真摯な姿勢を感じる一冊。
    食材、外食、おうちごはん、贈り物、食に対するすべてがつまっている。

    表題作『湯気を食べる』『自炊は調律』『たまご丼』が好き。
    カバーイラストのたまご丼がとても食べたい。
    読んでいて萩の月を食べたくなった。

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    2025年11月29日
  • コーヒーにミルクを入れるような愛

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    ネタバレ

    2025/8/14

    過去の私が今の自分には居座っているけれどいつの日か過去の私は救われて自分のなかからすっと姿を消す時が来るんだな、と思った。

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    2025年08月14日
  • 氷柱の声

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    ネタバレ

    東日本大震災がテーマのひとつだけど、「他者の気持ちは絶対に理解することができない」という当たり前だけど忘れがちなことに気づかせてもらえた。

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    2025年07月30日
  • 氷柱の声

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    ネタバレ

    この本を読んで考えたこと。
    あのとき、自分は何を思い、何を言ったのだろうか。

    それは、今もずっとある。
    伝わるだろうか、傷つけないか、怒られないか。

    言った側には悪意はもちろんない。だけど、伊智花は絵を続けなかった。

    この本は、勇気や覚悟が詰め込まれた本だった。どう受け止めて、どう感じたかにきちんと向き合いたい。

    あとがきや解説まで読んで、これは凄いものを読んだなと思った。
    間違いなく、自分の何かを動かしてくれた本。



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    2025年07月26日
  • 氷柱の声

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     良かった。凄く凄くパーソナルな部分にぶっ刺さる作品だった。
     作者のくどうれいんさんとは1歳違いで、盛岡市で中学3年生だった時に震災に遭ったので境遇としては非常に似ている。3月11日は入試が終わり早めの帰宅ができたので自宅にいるときに地震が発生した。沿岸の様子は電波が悪い中ガサガサな画質の携帯のワンセグで観たのが初めてだった。ついこの間家族で釣りに行った場所がどんどん黒い波にのまれているのを見て衝撃だった。困ったことと言えば、電気、水道が止まったことと、ガソリンスタンドが長蛇の列になるので朝五時から父と並んだこと。あとは部屋がめちゃくちゃになったことくらいだろう。
     それから高校生になって、

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    2025年07月07日
  • コーヒーにミルクを入れるような愛

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    くどうさんの本実は初見でしたが、語彙力の無い私にはこれが言葉に溺れるという事なのかと衝撃を受けた

    エッセイなんだけれど歌詞のような彩りある言葉の数々に圧倒されました

    他のエッセイも読んでみたい

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    2025年07月01日
  • 氷柱の声

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    くどうれいん『氷柱と声』講談社文庫。

    第165回芥川賞候補作。

    冒頭に主人公の加藤伊智花の通う盛岡の高校の名称が大鵬高校とあり、もしやと思い、ウィキペディアを検索すると、やはり自分の母校の卒業生だった。これまで母校出身の有名人といえば、ザ・グレート・サスケくらいしか居なかったのだが、作家まで輩出するとは時代は変わったものだ。

    本作は、恐らく著者の実体験に基づくものではなかろうか。そして、この著者はかなりの正直者だと思う。東日本大震災で直接被害を受けたことよりも二次的な被害の方を重要視して、それを小説の世界に表現しているのだ。無論、直接被害を受けた方々も大変な思いをしたことだろう。しかし、

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    2025年06月21日
  • 登場人物未満

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    コラボって素晴らしい!

    くどうれいんさんの本で未読だった本書。
    FM岩手の「まるふく」ってラジオ番組でも聴き知っていた作品。

    最近読んだ
    「水歌通信」は、東直子さんとのコラボ。
    東直子さんいいわぁ。って。

    ラジオ番組の
    「まるふく」は、阿部沙織さんとコラボ。
    阿部沙織さんは、FM岩手の神だな。いいわぁ。
    この二人のかけ合いは、最強。って。

    そして、今作は、
    俳優「戸塚純貴」さんとコラボ。

    戸塚純貴さんの1枚の写真

    くどうれいんさんが小説を創作。

    その小説世界の戸塚純貴さんが
    「返事」の形で小説返し。

    写真
    この繰り返しの15編



    おもしろい!

    それぞれ、2、3

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    2025年05月25日
  • 日記の練習

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    この本は、
    目の前で、著者がサインしてくれた「正真正銘」のサイン本である。
    れいんさんは、作品ごとに印鑑を作っているようで、サイン会の机の上には、たくさんの印鑑が置かれていた。自作の印鑑?だと思う。
    「レ印」と言うらしい。
    (後にラジオで聴いた。)
    作品ごとにお父さんが彫って作ってくれるらしい。

    目の前で、サインを書いてもらった本を読んだのは、初体験なのかもしれない。
    いくつになっても、初体験は待っているんだなぁ…

    サイン会は、講演会のあと行われた。
    講演会に来ていたれいんさんの衣装?は、
    しゃけ色で、袖口が広がってるヒラヒラの服。
    しゃけの妖精みたいだな、と思いました。



    著者の「あ

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    2025年05月10日
  • 湯気を食べる

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    ◼️ 自分で作ったごはんが、自分の人生を肯定してくれることがある
    くどうさんの新作!楽しみにしていました。
    「桃を煮るひと」では、かろやかで踊るような言葉がたくさん並んでいた印象でした。
    食事がテーマのエッセイという軸はそのままに、今回はさらに一歩二歩踏み込んだ人生観が描かれていて、しみじみと沁みる場面が多くありました。

    全編通して感じたのは「自分の行動の本質を考えること」の大事さ。
    「自炊は調律」は何度も噛み締めて読みたいエピソードでした。

    ー(お店のようなご飯が作れた時の)自分の人生をまるごと肯定できるような喜び
    ー家で作るものがいちばんおいしい、と思ったことがある人にしか掴めない人生

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    2026年01月11日
  • 登場人物未満

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    大好きなくどうれいんちゃんと、重岡くんと映画で共演して気になってた戸塚純貴くん
    些細な日常も優しく書くれいんちゃんの文と、戸塚くんの人柄そのままのような「無理することをやめた」文が良い化学反応を起こしててめちゃくちゃよかった、新しい短編の形

    れいんちゃんと戸塚くんの会話もすごくおもしろかった。無理せず何にもならずその時の自分でいる戸塚くんだから、なんにでもなれるおもしろい俳優さんなのかもしれない。

    遊園地のカップルの回が好きでした。

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    2025年03月03日
  • プンスカジャム

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    怒りもじっくり見つめれば、自分の本当の気持ちに気づくことができる。カッとなった時は、心の中でジャムを作ろう。本当の気持ちが分かったら、今度はうまく伝えられますように。祈るようにジャムを煮詰める。

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    2023年11月08日
  • 湯気を食べる

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    試してみたい料理、食べたいものが増えた!
    日々食べることへの楽しみと自分を見つめ直す議題をくれた本。
    自分を慰められる食べ物は何?
    自分を調律している事って何?
    好きな食べ物は何って聞かれたら何て答えよう?

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    2026年03月15日
  • うたうおばけ

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    初読みの作家さん。
    エッセイの中でも自由さを特に感じた1冊。
    なんかいいことあった日、友達が好きだと改めて思った日、しっかり青春した日などがあって薄いのに読み応えがある!
    さくらももこさんや朝井リョウさんと並んで面白かった!他の作品も読みたい!

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    2026年03月14日
  • もうしばらくは早歩き

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    やっぱり、くどうれいんさんが好き。
    新幹線や船、たらい船に、歩く歩道、台車などぐんぐん前に進んでいく。
    れいんさんの言葉の音が好きで「とっておき」や「ちょっとむっとして」「きっぱり、すっかり」など、ひらがなの良さをじんわり温めてくれているような文章が好き。でもたまにいじわる、そして食べ物についてワクワクが抑えきれずサボテンのように荷物を抱え込んでいる様子が、おてんば娘のようで魅力的。
    だけど本当の辛さを知ってそれを想像して心を痛める強さも持ち合わせてる。

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    2026年03月07日
  • 日記の練習

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    ずっと本屋さんで気になっていた作家さん。

    なんとなく、日記を書きたいな〜と思っていたところでぱらぱらみたらとてもよかったので購入。


    日常の残しておきたい一場面をこういうふうに残しておくのは素敵だなと思った。きっと、いまごろには日記を再開しているに違いないと思う。

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    2026年03月05日
  • 虎のたましい人魚の涙

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    作家と会社員の2足のわらじ生活について、得がたい経験も苦悩も葛藤も詰め込まれたエッセイ。うたうおばけよりも、より人間味溢れた内容に感じた。くどうさんのエッセイはあちこちにくすっと笑えるポイントが散りばめられているので、読んでいて楽しい。

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    2026年03月05日
  • うたうおばけ

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    ずっと気になっていた くどうれいん さんのエッセイ。

    日常の出来事や気持ちが、やわらかく丁寧な言葉で綴られていて、とても読みやすかった。特別な出来事が起きるわけではないのに、文章の中に小さな発見や温かさがあって、読んでいると気持ちがふっと軽くなる。

    くどうれいんさんの視点はどこかユーモラスで、日常のささいな瞬間も大切にしていることが伝わってくる。他の作品も読んでみたい。

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    2026年03月02日
  • うたうおばけ

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    なんてことないような日常のひとコマも、れいんさんの手にかかれば、まるで映画のワンシーンであるかのように印象深いものになるのだなと、なんかすごく感心してしまった。
    歌人さんだけあって、日常の切り取り方も、言葉の選び方も絶妙。この人の書くものをもっと読んでみたい。

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    2026年03月01日