くどうれいんのレビュー一覧

  • もうしばらくは早歩き

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    くどうれいんさん、歩くの遅そうなのに意外!

    でも、早歩きなのは人に合わせられないからかもと自己分析されていて、なんだか納得しました。歩き方って、生き方が現れるのかもしれない。

    私はそんなれいんさんの自意識の強さが好きです。むしろ自意識が強くない人の文章って面白くないでしょうと思ってしまう。
    ただ、れいんさんの自意識は自分をよく見せようというのではなく、この事象をより面白く人に伝えようとか、この言葉をより多くの人に届けようというモチベーションが源泉だから、嫌味に聞こえないのかなあなんて考えました。

    特に好きだったのが、佐渡ヶ島旅行記。私も佐渡ヶ島へ行ってたらい船に乗り、金山を訪れたことがあるのですが、「わかる!」と「なるほどそう見るか」の要素がちょうどいいバランスで書かれていてすごくよかった。

    東北新幹線は速すぎる、という分析にも納得。
    確か浅田次郎も昔、そんなことを書いていましたよね。人間には物事を解釈するスピードというものがあり、移動速度がそれを超えると解釈が追いつかなくなる、人間の解釈スピードに最も適した移動手段は自転車である、と。そのため取材旅行を自転車でしていたように記憶しています。ずいぶん前に読んだエッセイで、今はもう自転車でなんか移動していないと思うけど(大御所で高齢だし)。あれ、どのエッセイに書いてあったんだっけ?
    話がれいんさんから逸れてごめんなさいね。

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    2026年05月01日
  • 日記の練習

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    すきです。
    くどうさんの日常を垣間見てる感じ。
    毎日の日常がどうしてこんなにかわいい世界になるの?
    その感覚が心地よく、ぽわぁーんとした気分になって笑顔になれる。

    わたしの日常も違う角度から見たり、もっとよーく見てみると実は話のネタがたくさん散りばめられているのだろうか。
    日記を付けてみたくなりました

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    2026年04月29日
  • ぜんぶやりたい まにちゃん

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    毎日違うことをやるマニちゃん。街の人にどれが一番大切なのと問われる。さかな屋さんはさかなを売る、ゆうびん屋さんはてがみを運ぶ、お医者はびょうきを診る。そんな当たり前の視点を押し付けられそうになるが、それでもマニちゃんはやりたいことをやりつづける。全部マニちゃんににあって、楽しいから。

    くどうさんの作り出すマニちゃんの欲求の捩じれがいい!泳ぎたくて、(水泳選手じゃなく)カエルになったり、一人で野球をやりたくて、(野球選手じゃなく)忍者になったり、月と話したくて、(宇宙飛行士ではなく)絵描きになる。直球じゃない捩じれがほほえましく、クスっと笑えます。

    及川さんの絵は、かわいくて謎解きのような工夫がちりばめられている。
    例えば風邪を引いたあと、街の人の前に出てきたマニちゃんは背中側から描かれていて、顔が見えない。その顔は実は、表紙で描かれている。怒った顔が表紙の絵本も珍しい。
    他にも、忍者のシーンのチームもIGA, KOGAになっていたり、絵描きのマニちゃんの前には高く絵を買ってくれそうなおじさんがいたり、マニちゃんが戸惑う場面では、写真の木でおどろおどろしさを強調したりしている。ここは、こういう意図でこうしたのかなーと想像するのも面白い。

    だれしも、じぶんのなかにマニちゃんが居るような気がした。
    今日は何がしたいのだろう。

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    2026年04月28日
  • 日記の練習

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    私は何年も日記を書いていて、人の日記を読むのが大好きでだけど、この本は「あ、この表現すごく好きだな」で溢れていて、読んでいてとても充実感を覚えた。
    そして、やっぱり私も書くのが好きだから、日記、続けよう。と思った。
    日記を書くのが好きなすべての方にとてもおすすめです。

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    2026年04月26日
  • 湯気を食べる

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    この作家さんのファンになった!!
    短編で読みやすいし、すごく幸せな気持ちになる。
    うーめんたべたい。
    だがこの過程のエンゲル係数は高そうだ

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    2026年04月25日
  • スノードームの捨てかた

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    くどうれいんさんはエッセイしか読んだことがなかったが、短編も読みやすかった。

    うまく表現できなかった感情を言葉にしてくれていて、読んだ後しばらく余韻が残る。
    『スノードームの捨て方』と『鰐のポーズ』が好き。

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    2026年04月23日
  • 日記の練習

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    その日あったことを書くだけじゃなくて、気持ちの面をメインで書いたり、忘れてしまいそうな小さなことでも日記に綴っておくことでれいんさんのような素敵な日記が書けるのかと思った。
    日記を書いていると1日の中で、あ、これ日記に書こう言うような考えになる、書かなきゃって言う思考よりもこれ書きたいなっていう思考になる
    そんな風に私も日記を書きたい。

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    2026年04月10日
  • 虎のたましい人魚の涙

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    くどうれいんさんの言葉が好き。
    こんなにも素敵に言語化できることが羨ましいし尊敬する。
    「蝿を飼う」面白かった(*´艸`)フフフッ♡
    タイトルにもなっている「虎のたましい人魚の涙」の意味を初めて知った。

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    2026年03月21日
  • もうしばらくは早歩き

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    【どうして読もうと思った?】
    タイトルと装画に魅かれて

    【どうだった?】
    よかった。くどうれいんさんの文章をはじめて読んだけど、ニュートラルな印象で、自分の心が落ちているときに、もとに戻してくれる。好きな文筆家を見つけられて、うれしい!
    実は併読して読んでいた小説が、今年一といっていいぐらい(これを書いているのは3月)二度と読む気にはなれないくら~~~い内容で、その息継ぎの間にたまたまこの本を手に取った。本当にこの本を買っておいてよかった。それがあったから、よりれいんさんの文章が響いてくる。
    短歌や小説も書かれているということなので、他の本も読もうと思う。

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    2026年03月18日
  • 日記の練習

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    読み終えてしまった…。
    日記の月に合わせて、自分も各月で読みながら一年間大切に読ませていただいた本。
    自分がくどうさんの本を初めて手に取ったのは本書で、日記を通してくどうさんの人柄、考え方を知るうちに、くどうさんのエッセイも気になって読むようになっていった。
    日記ということもあり、エッセイよりもさらにくどうさんに親しみを感じてしまう。等身大で、葛藤する姿も、そのありのままを伝えられるも彼女の魅力。

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    2026年03月15日
  • もうしばらくは早歩き

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    私はこの人の文章が好きだ。
    素直な文章は私の体にスッと入って、そして心に届く。

    特に「貨物列車」と「自転車ふたつ」は沁みた。
    仕事柄高校生と話すことがあるのだけれど、屈託なく笑う高校生の心の中にある哀しみやもどかしさ、どうにもならない想いをこの2編は見事に著していた。

    くどうれいん、いいわ。

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    2026年03月08日
  • 虎のたましい人魚の涙

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    2026年13冊目『虎のたましい人魚の涙』
    エッセイって面白い…!という気持ちを加速させてくれた本。くどうれいんさんの文章って素敵。タイトルの付け方も上手で「なになに」って気になっちゃう。特に「蝿を飼う」「あっちむいてホイが嫌い」「耳朶の紫式部」好きだったな。

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    2026年03月05日
  • 恋のすべて

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    恋の歌は、じん、と、じわっ、と沁みてくるものが多い。
    くどうれいんさんの歌は真っ直ぐなものが多い気がした。染野太朗さんの歌は少し寂しさを含んでいるような、少し色気を感じるような、そんな歌が多かった。


    くどうれいんさんの気に入った一首
    迷わずに迷うふたりよ地下鉄の出口たくさんどれも地上へ
    染野太朗さんの気に入った一首
    声と声が溶け合うときの苦しさをもっと どっちが下になろうか

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    2026年02月25日
  • スノードームの捨てかた

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    この人の本初めて読んだ。最初の話は友達同士の話で結婚報告した時のリアクションが妙にリアルだった。結婚するのが正解っぽい風潮はなんか分かる。するしないどっちが幸せは分かんないよね〜。読むにつれて後半の話に出てくる女やべーなと思うこともあったから最初の話がすごい平和に感じる。最後の話は現状1ミリも解決してないけど主人公の気持ちが晴れたような気がして良かったな〜と思った。

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    2026年01月26日
  • 恋のすべて

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    臆病なのに大胆な
    女心は切なくて
    ロマンチストな男の
    繊細な言葉が心を揺らす
    恋する二人のあふれる思い
    夏が過ぎ
    翳りゆく恋は終わりを告げる
    "恋"の相聞歌
    どれをとっても愛おしい


    ♡くどうれいんさん♡

    だきしめられてお湯だったって思いだすわたしお湯だった、どうしよう

    焼きほっけしぶとく食べきるんですねわたしを攫うなら攫いきれ

    スカートを買ってひろがるこのきもちこの何だって叶えるきもち

    いよかんを終日持ち歩いていた 剝けばさみしくなる、わかってる

    この恋は海に行きたくない恋だ もういい、深いのもとおいのも

    晩夏、地下 あなたは指を絡ませずわたしの手首を摑んで進む

    湯呑のように分厚い月がふたりの影伸してひとつのばけものにする

    雪だけのスノードームをさかさまに 約束しなければまた会える

    あなたからまばたきが来る風になり羽になりこの胸に来る 好き

    濯ぐほどわからなくなるこの皿の白いひかりのどこまでが泡

    はつなつの花降る林の行き止まりで笑ったキスはこもれびまみれ

    もう恋じゃないと押し込むこころから風船の擦れる音がする

    歪ませるだろう川面はくりかえし恋のすべてをわたしのために


    ♡染野太朗さん♡

    おもうだけではあなたはぼくになってしまう触れたいのだと何度も気づく

    きみをおもえば心が海のようになるひかりをはじくふかいふかい海

    海に来てふたりだまればだまるほど風があふれてしまう さよなら

    声と声が溶け合うときの苦しさをもっと どっちが下になろうか

    愛してるって告げているのにこの喉をびっしり塞いでゆく秋の蝶

    はじめからきみにはぼくじゃないひとがいるから、だから香水贈る

    きみはぼくのことばも呼吸も奪うのにさびしさに指いっぽん触れず

    手を握るようにうなずいてくれるのがわかる真冬のスマホの向こう

    恋は窓 冬のひかりのいっさいをあつめてぼくはあなたを探す

    大阪は雨? このとめどない感情をどうすればいい 雨だよずっと

    会うことが恋のすべてじゃないのにな会う日の朝の夢でもきみは

    夏のひかりと秋のひかりの混じりあう青空だった    
    きみも見上げた

    ひとつひとつ蛍かぞえてかぞえきれず笑ったふたり 広々と夜

    イヤフォンを外せば夜が広いから、すべての恋はまぼろしだから

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    2026年01月25日
  • スノードームの捨てかた

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    たまたま行った盛岡のイベントにて、ペンギン文庫という移動販売の本屋さんで購入。
    そしたら、たまたま、れいんさんもいらしてて、急遽サインしていただき、名前入りとおばけのイラストまで!
    大切な一冊です。

    初の小説作品、かなり楽しみにしていました。
    一つ一つの行動がきめ細やかで、そのゆっくりと流れていく時間を楽しみながら読むことができました。
    時々出てくる食べ物、本当に食べたくなるので飯テロですよ、れいんさん。

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    2026年01月18日
  • スノードームの捨てかた

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    今まで読んだことのあるくどうれいんさんのエッセイからは感じたことのない不気味さを感じたお話もあり新たな感情を抱けておもしろかった。

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    2026年01月18日
  • プンスカジャム

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    プンスカしているきもちを集める時のおまじない「プンスカプンスコホニホニプクク」がユニークで最高。
    全面的にギャグファンタジーかと思いきや、あぐりおばあちゃんがハルに教えるプンスカを消すおまじないは、なるほどと思える本当のこと。
    まずお腹を満たして、鍋をじっとよくみてかきまわせばよいと。
    読み終わった時には、ほんわか甘い香りがしているようで、心がほんわかしました。

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    2026年01月08日
  • 新しい法律ができた

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    ネタバレ

    かなり面白かった
    「新しい法律ができた」と言う話を軸に
    ・AIに絡んだ近未来
    ・全く関係ない未来
    ・過去から法律ができたことにより、現代になる
    ・新しくできた法律の内容が分からない
    といった様々な進め方を楽しめた

    舞台装置としてのAIの便利さ(我々に身近だが未知のもの)と、法律はルールの為それによって話の土台を作れる万能さに驚いた

    〜特にお気に入り〜
    矢野帰子先生→おとなも英語を学ばせる話。「英語介護」という考え方が面白かった
    潮谷験先生→人々は、作品を楽しむときに作品の裏にいる作者と交流している。AIが作った作品だとその交流ができなくて孤独を感じる。新しい視点だな。オチも良かった。
    大沼紀子先生→一番好きだった。人を殺したらokな国(=SFちっく)が、人を殺しちゃ駄目になる(=現代)という逆転の流れ。斬新な視点から、現代を揶揄してて面白すぎた。
    五十嵐律人先生→過去から現代に。当たり前だけど憲法も作られたときがあったんだよなぁと。

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    2025年12月26日
  • 湯気を食べる

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    くどうれいんさんの食エッセイ。読んでいて食べたいと思ったものが沢山あった(*´﹃`*)今すぐ萩の月を食べたいし、ねぎとろ、うーめん、シンプルなたまご丼も捨てがたい…。

    『萩の月のキャッチコピーには、「まごころをかたちに。」とある。そうか、まごころのかたちとは、クリーム色で、ふかふかのまんまるだったのか。私も萩の月のような明るいまごころを胸に持って暮らしたい。-萩の月- 』

    『何を食べたらいいのかわからずにしゃがみ込んでしまうような日が来たら、前にそうやって泣きそうになった自分が何を食べていたか思い出してみるといい。…おいしい、と思う。おいしいから大丈夫、と思う。そうやって明日を迎えられる。-ねぎとろ-』

    自炊をすることが自分自身の調律になると書いてあるのも心に残った。ここのところ仕事が上手く回らず今の私は焦っているので、調律して立て直したいと思った(;´∀`)。せめて今日のごはんだけは美味しくなってくれ!って菜箸を持ってキッチンで念を送りたいと思う。

    2025.12

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    2025年12月19日