くどうれいんのレビュー一覧

  • 恋のすべて

    Posted by ブクログ

    まず装丁がおしゃれ。天アンカット、色合い、質感全てに心が奪われる。そして帯にある俵万智さんのキャッチコピーが素敵。こんなこと言えるのも言われるのもかっっっこよすぎる。

    れいんさんと染野さんのトークショーに参加したが、二人がどのような思いで携わり、こだわり、出来上がったものなのか知られてよかった。

    一緒に短歌を読みながら、「うー」と唸れて最高だった。人生にこんな瞬間をもっと増やしたい。 

    読み返したくなり、サラダ記念日を読んだ。「二十四歳が生み出した」と裏表紙にあり、言葉を失った。

    0
    2025年09月21日
  • コーヒーにミルクを入れるような愛

    Posted by ブクログ

    ネタバレ

    2025/8/14

    過去の私が今の自分には居座っているけれどいつの日か過去の私は救われて自分のなかからすっと姿を消す時が来るんだな、と思った。

    0
    2025年08月14日
  • 氷柱の声

    Posted by ブクログ

    ネタバレ

    東日本大震災がテーマのひとつだけど、「他者の気持ちは絶対に理解することができない」という当たり前だけど忘れがちなことに気づかせてもらえた。

    0
    2025年07月30日
  • 氷柱の声

    Posted by ブクログ

    ネタバレ

    この本を読んで考えたこと。
    あのとき、自分は何を思い、何を言ったのだろうか。

    それは、今もずっとある。
    伝わるだろうか、傷つけないか、怒られないか。

    言った側には悪意はもちろんない。だけど、伊智花は絵を続けなかった。

    この本は、勇気や覚悟が詰め込まれた本だった。どう受け止めて、どう感じたかにきちんと向き合いたい。

    あとがきや解説まで読んで、これは凄いものを読んだなと思った。
    間違いなく、自分の何かを動かしてくれた本。



    0
    2025年07月26日
  • 氷柱の声

    Posted by ブクログ

     良かった。凄く凄くパーソナルな部分にぶっ刺さる作品だった。
     作者のくどうれいんさんとは1歳違いで、盛岡市で中学3年生だった時に震災に遭ったので境遇としては非常に似ている。3月11日は入試が終わり早めの帰宅ができたので自宅にいるときに地震が発生した。沿岸の様子は電波が悪い中ガサガサな画質の携帯のワンセグで観たのが初めてだった。ついこの間家族で釣りに行った場所がどんどん黒い波にのまれているのを見て衝撃だった。困ったことと言えば、電気、水道が止まったことと、ガソリンスタンドが長蛇の列になるので朝五時から父と並んだこと。あとは部屋がめちゃくちゃになったことくらいだろう。
     それから高校生になって、

    0
    2025年07月07日
  • 氷柱の声

    Posted by ブクログ

    くどうれいん『氷柱と声』講談社文庫。

    第165回芥川賞候補作。

    冒頭に主人公の加藤伊智花の通う盛岡の高校の名称が大鵬高校とあり、もしやと思い、ウィキペディアを検索すると、やはり自分の母校の卒業生だった。これまで母校出身の有名人といえば、ザ・グレート・サスケくらいしか居なかったのだが、作家まで輩出するとは時代は変わったものだ。

    本作は、恐らく著者の実体験に基づくものではなかろうか。そして、この著者はかなりの正直者だと思う。東日本大震災で直接被害を受けたことよりも二次的な被害の方を重要視して、それを小説の世界に表現しているのだ。無論、直接被害を受けた方々も大変な思いをしたことだろう。しかし、

    0
    2025年06月21日
  • 登場人物未満

    Posted by ブクログ

    コラボって素晴らしい!

    くどうれいんさんの本で未読だった本書。
    FM岩手の「まるふく」ってラジオ番組でも聴き知っていた作品。

    最近読んだ
    「水歌通信」は、東直子さんとのコラボ。
    東直子さんいいわぁ。って。

    ラジオ番組の
    「まるふく」は、阿部沙織さんとコラボ。
    阿部沙織さんは、FM岩手の神だな。いいわぁ。
    この二人のかけ合いは、最強。って。

    そして、今作は、
    俳優「戸塚純貴」さんとコラボ。

    戸塚純貴さんの1枚の写真

    くどうれいんさんが小説を創作。

    その小説世界の戸塚純貴さんが
    「返事」の形で小説返し。

    写真
    この繰り返しの15編



    おもしろい!

    それぞれ、2、3

    0
    2025年05月25日
  • 日記の練習

    Posted by ブクログ

    この本は、
    目の前で、著者がサインしてくれた「正真正銘」のサイン本である。
    れいんさんは、作品ごとに印鑑を作っているようで、サイン会の机の上には、たくさんの印鑑が置かれていた。自作の印鑑?だと思う。
    「レ印」と言うらしい。
    (後にラジオで聴いた。)
    作品ごとにお父さんが彫って作ってくれるらしい。

    目の前で、サインを書いてもらった本を読んだのは、初体験なのかもしれない。
    いくつになっても、初体験は待っているんだなぁ…

    サイン会は、講演会のあと行われた。
    講演会に来ていたれいんさんの衣装?は、
    しゃけ色で、袖口が広がってるヒラヒラの服。
    しゃけの妖精みたいだな、と思いました。



    著者の「あ

    0
    2025年05月10日
  • 湯気を食べる

    Posted by ブクログ

    ◼️ 自分で作ったごはんが、自分の人生を肯定してくれることがある
    くどうさんの新作!楽しみにしていました。
    「桃を煮るひと」では、かろやかで踊るような言葉がたくさん並んでいた印象でした。
    食事がテーマのエッセイという軸はそのままに、今回はさらに一歩二歩踏み込んだ人生観が描かれていて、しみじみと沁みる場面が多くありました。

    全編通して感じたのは「自分の行動の本質を考えること」の大事さ。
    「自炊は調律」は何度も噛み締めて読みたいエピソードでした。

    ー(お店のようなご飯が作れた時の)自分の人生をまるごと肯定できるような喜び
    ー家で作るものがいちばんおいしい、と思ったことがある人にしか掴めない人生

    0
    2026年01月11日
  • 登場人物未満

    Posted by ブクログ

    大好きなくどうれいんちゃんと、重岡くんと映画で共演して気になってた戸塚純貴くん
    些細な日常も優しく書くれいんちゃんの文と、戸塚くんの人柄そのままのような「無理することをやめた」文が良い化学反応を起こしててめちゃくちゃよかった、新しい短編の形

    れいんちゃんと戸塚くんの会話もすごくおもしろかった。無理せず何にもならずその時の自分でいる戸塚くんだから、なんにでもなれるおもしろい俳優さんなのかもしれない。

    遊園地のカップルの回が好きでした。

    0
    2025年03月03日
  • プンスカジャム

    Posted by ブクログ

    怒りもじっくり見つめれば、自分の本当の気持ちに気づくことができる。カッとなった時は、心の中でジャムを作ろう。本当の気持ちが分かったら、今度はうまく伝えられますように。祈るようにジャムを煮詰める。

    0
    2023年11月08日
  • うたうおばけ

    Posted by ブクログ

    文庫本を『小さな盾』と表現した部分が特に印象に残った。あとがきにもあったように、日常の些細な出来事が多く綴られている。きっと私にも、こんな風に感じた日々があったと思うけど、残念ながらパッと思い出すことが出来ない。些細だけど、ハッと感じたことを書き留めておけばよかったなーと、著者を羨ましく思った。素敵なエッセイでした。

    0
    2026年04月24日
  • スノードームの捨てかた

    Posted by ブクログ

    心の中の「捨てる」をテーマにした本らしい。
    短編でとても読みやすかった。
    くどうれいんさんの紡ぐ言葉はスっと自分の中に入ってきて面白い。すぐに読み終わってしまう。
    不思議と自分を重ねて読んでしまう。
    読み終えると、
    公園の砂場で穴が掘りたくなった。
    鰐のポーズのヨガがしたくなった。
    河川敷に行きたくなった。
    背筋をシャキッとして美術館に行きたくなった。
    タトューは入れたくない。
    素敵な額縁の絵が欲しくなった。

    0
    2026年04月24日
  • 三十路の逆立ち

    Posted by ブクログ

    著者のくどうれいんさんは本当に愛らしい人ですね。どのエピソードも映像が浮かび、クスッと笑えて、時にグッと刺さる。著者も私たちと同じように毎日を一生懸命過ごし生活しているのだと、改めて思い知ります。それをひとつひとつ掬い上げて文章にする。そうすると何気なかった出来事がキラキラと輝く。私たち読者はそれを楽しみ、そして自らの生活の励みにします。
    これからもいろんなエピソードを聞かせてください。今回もおもしろかったです。

    0
    2026年04月23日
  • スノードームの捨てかた

    Posted by ブクログ

    ネタバレ

    くどうれいん先生の小説。これまでエッセイは読んだことがあるが小説は初。

    「スノードームの捨て方」と「鰐のポーズ」での対比を感じた
    恋愛をメインで話さないから上手くいってる友人関係と、興味ない恋愛や話せない恋愛をしているから昔の友人と会ってもつまらない人々
    後者のほうが現実的だと感じるのは、自分の現状もそうだからかな

    最後の「いくつもの窓」の話もとても素敵だった。
    絵に自信を持って良い額縁をつけると、より絵は綺麗になる。というのは人間にも当てはまるなと(自信を持つ→ブランド品を着る→より自信になるみたいな)
    ゆえに最後の終わり方はとても綺麗だった

    0
    2026年04月15日
  • 日記の練習

    Posted by ブクログ

    【日記の練習|くどうれいん】

    一文:
    日記とは「日々を記録しようと思った自分の記録」

    ひとこと:
    書くことは、自分を整理して、自分を残すこと。
    過去の自分は、未来の自分へのプレゼント。

    0
    2026年04月15日
  • 湯気を食べる

    Posted by ブクログ

    好きな食べ物を前にして思わずテンションが上がったり、ひと口食べて「うま!」と声が出てしまったり。そんな、食べることのまっすぐな喜びがぎゅっと詰まっている一冊だった。

    本当に美味しそうに、楽しそうに、嬉しそうに食べる著者の姿に、「食べるっていいな」「ちゃんと食べるって元気になれることなんだな」と思える。

    「湯気がむわむわ」「むちんとした白身」みたいな擬音や表現も可愛くて、読んでいるだけで温度や手触りまで伝わってくるような豊かさがある。

    日本酒について「料理をより美味しく感じさせる」という言葉には強く共感。
    さらに“合間に飲むお冷の美味しさ”に触れているのが新鮮で、「わかる!」と嬉しくなった

    0
    2026年04月08日
  • 新しい法律ができた

    Posted by ブクログ

    ネタバレ

    おなじみの一行目一緒ショートショートのシリーズ。今回は初読みの作家さんが多かった気がする。特に最初の方、ロボットとかAIとかが続いて、大丈夫かいな、と思ったけど、真梨幸子さんや東川篤哉さんはちゃんと違うテイストで来ててさすがと思った。殺人が罪ではないという世界から、死刑等の罪になるという法律ができた、という大沼紀子「もう、ディストピアじゃん」は皮肉が効いてて特に印象的。面白かった。五十嵐律人「革命夜話」も違う切り口でとても良かった。敗戦後の混乱の中、食うにも困っている頃に、理想を夢見て日本国憲法を作った人がいたんだ、ということに改めて気付かされたわ。ありがたいことだ。

    0
    2026年04月06日
  • うたうおばけ

    Posted by ブクログ

    私が著者と同性かつ年代が近いこともあり、なんだか友達のおもしろ思い出話を色々聞いているような感覚で楽しめた。文章に嫌なクセもなくユーモアもある。
    親しみやすさはあれど、多少の刺激を欲しがりがちな自分としてはちょっと物足りない。
    一遍一遍が短いのもあって、自身の日記の書き方などの参考にしたい。

    0
    2026年04月06日
  • うたうおばけ

    Posted by ブクログ

    『虎のたましい人魚の涙』からの今作。
    飾っておきたくなるような、可愛い装丁も好き。

    登場する人たちの個性が強烈で、「視点を変えれば、私の周りも面白いのかも」なんて想像してみる。
    他人への関心が薄い自分には、なかなか難しいことではあるけど...。

    「内線の人」「冬の夜のタクシー」「からあげボーイズ」。つかず離れずの、心地よい人とのつながり。
    その空気感は、ふとした瞬間にまた読み返したくなる。

    0
    2026年04月04日