くどうれいんのレビュー一覧

  • 新しい法律ができた

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    オムニバスで24人?が お題にそって
    一行目は ”新しい法律が出来た”です。
    それぞれに 面白かったのですが、最後の最後に シリアスな一遍が入ります。まあそうだろうと、法律は国民を守るための物でないとなりません。
     私的には "モう、デストピア”が、好きです。

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    2025年08月26日
  • コーヒーにミルクを入れるような愛

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    著者は高校のとき文芸部に所属していて、高校文芸コンクールの可能な限り多くのカテゴリーに挑戦していたと『作家みたい』の中で語っています。私が通っていた高校にも文芸部がありました。ただし、活動の実態はヴェールに包まれていて、年間で数回(そのうちの1回は文化祭)発行の小冊子が、ロビーの片隅にある机に置かれるだけでした。タイトルは『うたかた』だったか…実家に置きっぱなしなので確かめられなくて残念。ともかく、私と文芸部の接点はその小冊子のみでした。内容は全て手書きで、ほんの一部を除いて筆跡はどう見ても同じ人物のもの。読むのもとても楽しみでしたが、私はその手書きの文字にとても憧れて、同じように文字を書きた

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    2025年08月26日
  • 日記の練習

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    著者のことは知らないが、話題になっていたので読んだ。
    エッセイとも知らず読んだがおもしろかった。

    くどうれいんさんの年齢、性別、どういった本を書く人なのかも知らないまま読んだが、言い回しが楽しい箇所がときどきあり、自分も使ってみたくなった。

    「おねがいしたいことがあるんだけど」「ミュージカル調で言って」と言われたので、くるりと回りながら「洗濯機を〜回し、回し、回し、干し〜て〜」とか、家族に対してすぐ使いたい。

    一口欲しいなと思っていたハーゲンダッツを「お食べ」と差し出してくれた相手にがばっ!と前のめりになってカップを掴んだら、
    「くどう選手、いまのは速かったですね」「もう一度スローで見て

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    2025年08月25日
  • スノードームの捨てかた

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    友達がくどうれいんのファンで、
    「初小説」ってのに惹かれて買ってみた。

    「スノードームの捨てかた」で
    ほうほう、そういう感じね、と!
    ふわっと終わる感じ。きらいじゃないけどこういう雰囲気の本はあまり読んでこなかったからふむふむといった感じで読んでた。

    一番好きなのは「湯気」。
    世にも奇妙な物語を思い出した。

    あのラストシーン、饒舌な彼女と対比するようにどんどんぐわんぐわんに巻き取られていく彼氏。
    そんな感じがしてにやっとした。

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    2025年08月25日
  • スノードームの捨てかた

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    ネタバレ

    くどうれいん
    とてもいい。今回もよかった。
    いかにもくどうれいん的なものもあれば、あ、書き方いつもと変えてる、と思えるものもあり、でもどれもおもしろかった。
    ヨガのやつと最後のが特によかったなぁ、心の機微がうまく表されていて、書き手ではなく読者でしかない自分は「そうそう、あるのこういうどこにも行けないどうしようもない感情って」と感心してしまう。
    スノードームの捨て方、をたいとるにしたのもいいよね、くどうれいんぽくて。スノードームというアイテム、それを捨てるという表現。
    名久井直子さん装幀。誇らしいだろうなぁ。

    歌人が書く小説。
    とてもいい。
    どんどん買いてね、全部読むから。

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    2025年08月24日
  • スノードームの捨てかた

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    群像にれいんさんの小説が掲載されるときはなるべく読むようにしてたので、半分くらいは読んだことがありました。
    いつでも読める単行本のかたちになってくれて嬉しいです。
    個人的にはここに収録されていない短編小説「あきらめること」がとてもとても好きなので、入ってたらもっと良かったなぁの気持ちですが、でもやっぱり私はれいんさんの文章がすきです!!!

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    2025年08月24日
  • うたうおばけ

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    自分の日常を違う視点で、感性で見直したくなる1冊だった。
    やっぱりこの作者は負けん気が強くて、尖っていたいと自身で思っていながら、根が優しいと感じる。

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    2025年08月19日
  • 湯気を食べる

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    主に自炊に関するエッセイ。作者の食へのこだわり、食事を作ることでテンションを上げることが出来るのは才能ですね。自炊こそすれ、ここまでこだわり、発想も食に対する興味も豊かでうらやましくなります。人間の根本欲求、基本的な行動である自炊が喜びと感じる人は幸せですね。準備をあまり手間とは思わず、3〜4食先まで発想しているところが凄すぎます。願わくばこんな人が家族にいてくれると嬉しいです。
    少しは自身でも自炊の楽しさがわかるといいなと思いました。

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    2025年08月17日
  • スノードームの捨てかた

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    ネタバレ

    【スノードームの捨てかた】
    表題作。
    婚約破棄された怜香、一児の母さらさ、独身主義の絵美。
    立場が全然違う3人が長くやっていけるのって、
    お互いそれを気にしてないからなんだろうな。
    それと集まれる場所と、家族の理解。
    横浜の赤レンガ倉庫は冬になるとクリスマスマーケットをやるので
    スノードームが大量に飾られている。
    私は雪だけのスノードームは見たことがないけれど、
    大きいとそこそこの値段するので、珍しいし売ると思う。
    でも次見たら買っちゃうかも。小さいやつ。

    【鰐のポーズ】
    今までめちゃくちゃ素敵に感じていた人が、
    ある時突然「え、こんな人だったの?」と思うことはある。
    あるけど、主人公も同じ

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    2025年08月19日
  • コーヒーにミルクを入れるような愛

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    はじめましてのくどうれいんさん。
    以前からタイトルが良いなあと思って気になっていた。

    彼女の素直でまっすぐな、感性豊かな文章にグイグイ魅了された。
    日常のこと、過去のこと、執筆のことから、結婚・執筆名をかえる重要な決断まで、面白いのにスイスイと読みやすい文章が良い。
    れいんさんの文章、結構好きかも。
    私とは全然違う勝気な性格だから、違う人種だ…と思いながらこう考える人もいるんだな〜ととても面白かった。

    温泉で夕焼けを見る話、コーヒーと結婚、長野さんは陸を歩く、ヤドリギ、ミルク、作家みたい、深く蔵す
    が印象的だった

    作中の「はずみだから、みーんな。球をポンっとやってあっちに戻れない、みたい

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    2025年08月16日
  • 湯気を食べる

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    くどうさんのエッセイ、いつもタイトルにすごく惹かれて読んできたけど、この本が一番好きかも。
    表題作、『ディル?』『柿ピーの短刀』『ピザは円グラフ』が良かった。短いエッセイのタイトルもやっぱいいな。あと食いしん坊でかわいらしいかんじもすき。

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    2025年08月14日
  • 日記の練習

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    感性がすごい。わたしもこう言いたいこう伝えたい、が溢れた本だった。書くことで日々が潤っていくのだと思えた本。

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    2025年08月13日
  • 新しい法律ができた

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    話題作、人気の作家たちによる"新しい法律ができた"の一文から始まる短編集。同じような短編集の5冊目。めくる度にうわっ、今度はこの人か~とワクワクしながら読めます。個人的に一番良かったのは五十嵐律人さんの憲法のお話でした。
    殺人や男女関係のエピソードあり、中学校から。
    金子礼介「ルパちゃん」
    日野瑛太郎「推し活制限法」
    朱野帰子「日本国民に英語の勉強を義務づけへ」
    阿部智里「つるべを取られて」
    真下みこと「こんにちは、チャッテー」
    須藤古都離「虚法」
    嶋戸悠祐「国家殲滅フットボール法」
    多崎礼「復讐者は振り向かない」
    風森章羽「コロシヤとユキオンナ」
    名倉編「Touch la

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    2025年08月11日
  • 日記の練習

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    日々の出来事や感じたことをとりあえず書き留める形で「日記の練習」パートが進み、1ヶ月ごとにその月にあったことを一つの流れで清書した「日記の本番」パートがまとめられている。
    人の日記はなかなか見れないので、その人の人生をのぞいているような感じで面白かった。

    - 日記はその1日の「あとがき」だったのかもしれない。

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    2025年08月07日
  • 虎のたましい人魚の涙

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    読み返したい。
    毎日仕事に行かなきゃいけないって思うし、職場に着いたら〇〇しなきゃいけない、、って思ってしんどかったけどこの本読んで心が軽くなった。そんなに思い詰めなくてもいいよね

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    2025年08月05日
  • うたうおばけ

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    レインさんと身近な人たちとのエピソード。ちょっとした日常を切り取っているけれども、それがかけがえのない日常なのだなと思わせてくれるような話がたくさんあった。時々読み返して、そんな日常を大切にしたいなと思える本でした。

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    2025年08月03日
  • 日記の練習

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    何度か日記には挑戦しているものの、途中でやめてしまって続いた試しがない。日記を書く習慣は何かといいとX(旧Twitter)でも見たし、人の日記を堂々と読めるなんて面白いと思った。

    最初の書き出しから、私の日記の概念とくどうさんの概念では大きな違いがあると思った。
    むらがあるからこそ、私らしい。でもできれば書きたいという気持ちを持ち続けてほしい。書くと生活は面白くなる。

    当初は成長のためとか、仕事のためとか思って日記に興味を持っていたけれど生活を面白くするための日記を私も書いてみたくなりました。

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    2025年08月03日
  • 虎のたましい人魚の涙

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    働く人に送るエッセイ
    日々の忙しなさに追われて、気がつくと何か忘れているような気がする人に勧めたい一冊

    歌人らしい視点が面白く、著者の人となりがわかり親近感がわいた。うどんオーケストラが好き。

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    2025年08月02日
  • 日記の練習

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    れいんさんとミドリさんのやりとりが好き。ミドリさんはかけてほしい言葉の斜め上というより、頭を悩ませていることに対しての考え方を変えるような言葉をれいんさんにかけているところに惹かれているのだと思う。

    特に強く共感したのは、一度「花をプレゼントして欲しい」と言ってしまったら、今後もらう花がすべて、言われたからプレゼントしたんでしょ、と思ってしまうという日記だ。わかりすぎる。


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    2025年07月26日
  • 虎のたましい人魚の涙

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    くどうれいんさんの文章、やっぱり好きでした。
    すごいなぁ、私も書きたい。こんなふうに、日々を。
    わたしはそんなにがむしゃらには働いていないけれど、すこしずつ噛みしめて読みました。

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    2025年07月24日