くどうれいんのレビュー一覧
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Posted by ブクログ
作家くどうれいんさんの食べ物にまつわるエッセイ。
自炊は趣味ではなく自分の心を保つための調律。という言葉が印象的だった。
自分にとって自炊は生活する上で必要だからではあるが、美味しい料理を作っている時は食べることを想像してワクワクが止まらない。
気づかなかったけれど、自分にとっても心の調律だったんだなとしみじみする。
作者の自炊の楽しみ方には、読んでいてお腹が減るし楽しみが文章を通じてこちらにまで伝わってくるほど笑
明日からの献立にちょっとずつ取り入れたいなと思った。
あとは、つらさに寄り添うのはつらさだ。という言葉も印象的。
そんな時に食べるものがあって、美味しいと思えて、大丈夫と思える。
心のセーフティネットのようなものがあるのは大事だと感じたので、つらいときに何が食べたいか考えとこうって思った。 -
Posted by ブクログ
くどうれいんさんのエッセイを読むのはこれが2作目です。うたうおばけを先に読みましたが、そちらはれいんさんの周りの個性豊かなお友達たちとのお話が印象に残る感じでしたが、今回はれいんさん自身の感性がより光っている気がします。
「夕陽を見せる」には私の地元秋田の温泉も出てきますが、初見の人は気づかなそうなトラップにも気づいていてよくみてるな〜と感心しました。あの温泉は屈みながら素早く移動しないと外から見えてしまうのに。みんな夕陽が沈む時間に合わせて風呂に入り、見知らぬもの同士で同じ方向を向いている状況に感動しているれいんさんの日常は素敵だと思いました。「わたしはもっとわたしのおっぱいにいろんな景色を見せてあげたい」というのもれいんさんらしさを感じる表現でした。
あと、ミドリさんと結婚する話も出てきましたが、この人はうたうおばけにもでてきていたあの人か…?となったので出版順に読んでいった方がより楽しめそうです。 -
Posted by ブクログ
くどうれいんさんのエッセイを読むのはこれで二度目。うたうおばけが個人的に本当に大好きで良すぎてハードルを上げすぎたのか、最初「ん?」ってなったんだけど、読んでくうちに「これこれ」ってホッとした気持ちになったり、クスッと笑ったり、いい時間を再び過ごせた。
くどうれいんさんにも愛おしい気持ちになるし、毎回登場人物も愛おしく思う。蒲田私も友達になりたい!とか、ミドリさんだ〜!となるのも楽しい
飛んじゃったサンキャッチャー、クリーニング・キッス、夜のマンション、コーヒーと結婚、長野さんは陸を泳ぐ、かわいそうに、ミルク、深く蔵す、が好きだった。
長野さんは会ってないけど読むだけで、私もそんな風に歳を重ねたい!と思ったし、「かわいそうに」は私もかわいそうに、という言葉にすこし躊躇いがあるというか、言葉そのものを使わないようにするところがあって共感した。
くどうさんの結婚の際のお話がそもそも嬉しくて、そうだよね、難しいよね、と思いながら微笑ましく読んだ
本のタイトルがさらに味した
深く蔵すのお話を読めたのはすごく嬉しかった -
Posted by ブクログ
だいぶ積んでいたこちらの一冊。やっぱりくどうれいんさんのエッセイは楽しくて面白くてほっこり☺️自分が日記とか書いてもこんなふうに書けないので、日常生活の切り取り方とか、それを言葉で表現する才能とか欲しかったな〜って思っちゃう。
特に印象に残ってるのは「真珠と四つ葉」。他人が取った四つ葉のクローバーもらっても、全然嬉しくないよな…って共感しながら読みました。あれは自分で見つけた喜びがあってこそのものだよなあ。
あとは「うなぎ地蔵」。まさかの展開で、自分もれいんさんの立場だったら、恥ずかしいやら情けないやらでなかなか立ち直れないだろうな(笑)
それと「幸せは乾燥」も、「たしかに乾燥は幸せを生むのかもしれない…!」と思いながら読みました。