ドストエフスキーのレビュー一覧

  • 虐げられた人びと

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    大江健三郎『キルプの軍団』の主人公、オーちゃんが読んでたので僕も読んでみました。オーちゃんの言うように、ディケンズと違って暗いです。でもオーちゃんの父が言うように、なんとなくすがすがしいというか、希望があるというか、そのへんうろ覚えですが、暗いだけの小説ではないのでした!

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    2009年10月04日
  • 虐げられた人びと

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    ネリーがあまりに素直で良い娘すぎた!!ワーニャとネリーって、手塚治虫の『ブラック・ジャック』で言うところのBJとピノコみたいな感じじゃない?(かんわゆ〜★)ワルコフスキー公爵のジャイアニズムというか俺様至上主義に笑った。「すべては私のためにあり、全世界は私のために創られた。」
    よくこんなセリフ吐けるよなー。そしてマスロボーエフ脇役っぽいのに何気に一番物語の真相を握っているから凄いよね…

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    2009年10月04日
  • 悪霊(上)

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    ネタバレ

    何やら不穏な空気だけが漂っていた
    中盤まではステパン先生とワルワーラ夫人を中心に、リザヴェータとかシャートフとかが主要登場人物なのかな〜とか思ってたら、ニコラス(スタヴローギン)とピョートルが出てきて一転、主役の座を掻っ攫った

    ただ、スタヴローギンが何を企んでるのかは分からない。彼に信奉しているらしいシャートフやキリーロフ、彼の右腕として皆を振り回しているつもりで自身も振り回されているピョートルがいたりと、どうやらスタヴローギンはあらゆるキャラクターを巻き込んで壮大な仕掛けをしているらしい

    マジで何が起きるのかわかんない
    キリーロフの自由観は面白いと思った
    マリヤはこの後どういうタイミングで出てくるんだろう
    ステパン先生とワルワーラ夫人の関係は修復するのか?
    謎と伏線らしいものがいっぱいあって大変だった

    ただ関係ないけど、文ストのドストエフスキーのモデルはスタヴローギンなのかなって思った

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    2026年10月20日
  • 罪と罰(上)

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    上下巻。
    著名な作品だがこれまで読んだことがなく、夏の新潮文庫の100冊のキャンペーンの機会に手に取りました。

    殺人を犯したラスコーリニコフの自意識と錯乱が読んでいてキツい。ピカレスクロマンというよりもドタバタ喜劇のような気がしてきた。
    ラズミーヒンや家族の献身は一切届かず、ソーニャによって救われるんだろうか。
    下巻の展開が気になる。

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    2026年10月12日
  • 罪と罰 1

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    主人公に共感できなかったけど
    次第にロシアの当時の時代背景やラスコーリニコフが大学を辞めなくてはいけなくなった背景などいろいろと考えて脳内パンクに
    2と3も楽しみ

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    2026年10月09日
  • 白痴4

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    長かった。頭に入らない筋も多々あった。一方で印象に残るフレーズは多かった。再読で、それらのつながりを探りたい。

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    2026年10月05日
  • 地下室の手記

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    暗闇から響くひねくれた叫び!!
    人間の滑稽さと愛おしさを覗く独白劇

    光の届かない地下室で
    ひとり静かに紡がれる あがきと偏愛の独白

    プライドと自虐の狭間で揺れ動き
    理屈を捏ねては 自ら泥沼にハマっていく…

     

    あまりにも屈折していて…滑稽で…
    けれど恐ろしいほどに人間臭いその言葉たち…

    「わかるかもしれない」と引き込まれ
    「そこまで言うか」と呆れ…笑
    そして気づけば…彼の妄執の虜になっていた!笑

     

    歪んだ心のひだを これでもかと覗き込む快感…
    独白という形式だからこそ味わえる
    人間の醜さと美しさが
    背中合わせになった極上のドラマだった

    暗闇のなかで吐き出されるその声は
    時を超えて 私たちの心の奥底にも
    潜む「地下室」をニヤリと
    照らし出してくれました

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    2026年09月28日
  • 地下室の手記

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    読みにくかった…
    物語って感じではないから
    映像に変換することが難しくて…

    書かれていること自体は興味深くて
    慣れてくると面白いなと感じるんだけど
    読むのに少し時間がかかる一冊だったな…

    自分のことを分かってるようで
    自分の感情を抑えることが難しい
    人が恋しくなることがあっても
    突っかかっていってしまい
    人との付き合いを続けることが難しい

    などなど
    嫌な感覚になるかと思いきや…
    自分でもびっくりだけど
    納得できるところもあったりして
    意外と最後まで感情の起伏少なく読み終えてしまった…

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    2026年09月21日
  • 罪と罰(下)

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     初めてロシア文学を読んだ。最初に感じたのは「とにかく読みづらい」という戸惑いだった。名前が長く、人によって呼び方が違い、「今、誰の話だろう?」と何度も迷宮に迷い込んだ。さらに、一人語りが異常に長い。まるで永遠に独白を聞かされているような感覚に陥った。
     しかし、上巻を終える頃には、ようやくこの作品と少し親密になれた気がした。呼び名の法則が見えてきて、長い独白も「クセ」になってきたからだ。

     この作品の魅力は、表面的な物語ではなく、深層心理の奥深くまで入り込んで描かれた人間描写にある。あまりにも細かく心理が描かれるため、世界がリアルでありながら、どこか非常識に感じられた。登場人物のほとんどが「異常者」のように思えた。だが、それがリアルなのだと思う。心の声をすべて吐き出す世界は、現実にはあり得ない異常な世界だからだ。

     この物語は「本当の愛」を表現しようとした作品だと感じた。ラスコーリニコフは「非凡な人間は、法を犯し殺人を犯しても、その偉大な功績によって許される」という思想に囚われ、行動する。しかし、自分が「凡人」であると気づいた瞬間、思想的な破綻が起き、心は闇に沈んだ。その闇から彼を救い出したのは、愛の力だった。流刑という状況にあっても、愛を知ったラスコーリニコフは、かつてない自由と幸福を感じたのである 。

     併読していたユヴァル・ノア・ハラリの『21 レッスン』を通じて、ある畏怖を抱いた。今日、ラスコーリニコフの「超人思想」は、現実になるのではないかという恐怖だ。AI の進化により、一部のエリート富裕層は、富だけでなく、生命力・身体機能・認知機能をアップグレードし、真の「超人」になっていく可能性がある。AI は人間の能力を圧倒的に上回り、仕事を奪う。多くの人が存在意義を失う世界で、「超人思想」は現実のものとなるのではないか。その恐怖を覚えた 。

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    2026年09月06日
  • カラマーゾフの兄弟(上)

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    ネタバレ

    序盤は本当に読むのがツラかった...
    何度も挫折しかけたが、名作なんだと自分を奮い立たせて読みました。
    中盤以降やや面白くなり始めスラスラ読めた部分もありましたが、最後辺りまたツラくなりました。

    聖書の内容が大まかにしか頭に入ってないからかも?とも思いました。
    中巻下巻面白いことを信じて読みたいと思います。

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    2026年08月25日
  • カラマーゾフの兄弟 2

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    まったくどいつもこいつも碌でもないとしか思えない。天使のようだといわれるアリョーシャさえも、はっきりしない優柔不断な奴としか。

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    2026年08月22日
  • 罪と罰(下)

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    思想と信仰の物語。
    信仰と愛によって、救われたような結末を迎えます。

    ドストエフスキーは信仰心が強い作家なのだろうなと感じました。

    主人公のラスコーリニコフは誇大妄想を抱いているのに、罪を犯した後はあまりにも挙動不審でした。その挙動不審ぶりは、まるで喜劇のようでした。
    差別的で気持ち悪い性癖を持ったスヴィドリガイロフは、自ら命を絶つという形で報いを受け、一方でラスコーリニコフは正直さと過去の善行によって罪が軽くなりました。人間の葛藤をしっかり描きながらも、最後は読者が安心できる方向へ着地させる。そのバランスこそが、人気文学たる所以なのかもしれません。

    『罪と罰』は文学として面白いので評価されていることには納得なのですが、私の名著への期待が大きすぎたこと、ラスコーリニコフを冷めた目で見てしまったこと、共感できる登場人物が出てこないこと、グッとくるシーンがなかったこと、テーマ(殺人、貧困、売春、自殺、宗教、罪、死など)が重すぎて全体的に極限状態であること、ラストの展開が優しすぎたとこで、あまり私の好みではなく、評価が辛目です。

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    2026年08月22日
  • カラマーゾフの兄弟(上)

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    みんなの感想を見て、これから面白くなると信じたいけど…読み終えるの本当にキツかった
    信仰心とか全くないけど、、、全然心が動かなかったら自分にショック受けそうで

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    2026年08月13日
  • カラマーゾフの兄弟 1

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    江川卓訳を読むのは初めて。文章にリズムがあるというか、一文を転がるように読めるという感覚がある。
    若い頃にカラマーゾフを読んだ時は全く面白くなく難しく感じたがなぜだろう。今ではさほど難しく感じない。

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    2026年08月12日
  • カラマーゾフの兄弟(上)

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    本当に苦痛で面白くなさすぎて、ブチ切れるかとおもった。ただ中巻からそれはそれはもう盛り上がってきてスラスラ読める。上巻では試されていると思った方がいい。人としての忍耐力を。

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    2026年08月09日
  • 罪と罰

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    罪とは、何か。人を殺めるのは、最も重い罪。しかし戦争は、より多くの人を殺した人が英雄とされる。罰とは何か。この漫画でさえ、自分には、重い。小説だったら、挫折が必然。内容は、分かった。でも、犯した罪は、それで償った事になるのか?イエスに罪を告白し、心は軽くなるだろうが、死んだ人は、戻らない。釈然としない。どうであっても殺人は、許されないと思う。じゃあどうすれば…。それを考えさせるのが、この小説を書いた作者の意図か?

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    2026年08月05日
  • 罪と罰(下)

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    ネタバレ

    これはサスペンスだったな。
    とにかく気になったのは、「へ!へ!へ!」はどういうテンションのへ!だろう?
    凄く出てくるんで面白い
    後半ちょっときつかったけど読み切った!
    ほんでみんな喋りすぎ、そこが面白いとこか。自分の言語化能力なさ過ぎて凹む。
    ただ、私的には地下室の手記の衝撃には勝てないなと………。次はどのドストエフスキーか、やっぱり処女作になっちゃうな。

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    2026年07月26日
  • 死の家の記録

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    本著はドストエフスキー後期の作品を深く理解する必読書として挙げられており、獄中の囚人たちの心理や苦悩は見えるものの、シベリア流刑という過酷さはさほど伝わってこなかった。

    前期と後期の作品を読み、再読することであらたな発見もあるかもしれない。ただドストエフスキー著作の一頁一頁は独特の重厚感があるため、あと2、3年くらい時間をかけないとなかなか読み込めなさそうだ。

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    2026年07月25日
  • 白夜

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    初めてのドストエフスキー。115ページと短いので試しに。

    主人公は空想家で何を言っているのか分かりにくい。何ページもかけていったい何をもだもだと言っているんだ!?となり、逆に可笑しい。

    サブタイトルの『感傷的浪漫 ――ある夢想家の思い出より――』が作品をよく表している。初恋や若いころにありがちな「恋に落ちる」感じがひしひしと伝わる。気分が上がったり下がったり忙しく、不器用でセンチメンタルで若い。少女(ナースチェンカ)も純粋で若い。

    1848年の作品。ドストエフスキーは27才ごろ。
    文豪も恋をしたのだね。

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    2026年07月24日
  • 罪と罰(上)

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    ネタバレ

    3.5
    1人に対して3つくらい呼び名あるな!
    新しいの出てくるたびに笑う(笑)
    呼び名を変える意味ははたしてあるのかどうか………
    とにかく、みんな気性が激しくて面白い。
    最初に地下室の手記を読んだけど、それも。
    ほんでみんな攻撃的。なぜこんな面白く読めるかって、多分ずっと誰かが話してるせいか?一息つく暇もなく誰かはなしては皮肉を言ってる。下巻はどうなるかな〜

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    2026年07月23日