ドストエフスキーのレビュー一覧

  • 悪霊(上)

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    上巻は謎が謎を呼ぶ一方で1章ごとに休憩入れながら。下巻の1/3読み進めたあたりからは展開がジェットコースター。いつもながらエピソード作りはめちゃ面白い。
    けれど、やはりこの信用できる人間が誰もいないタイプの構造は苦手。人物が本音で話し出すまでが辛かった。

    こんな小説が産みながら密告と粛正の国になっていくこの時代、やはり興味が尽きない。

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    2021年06月18日
  • カラマーゾフの兄弟(中)

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    上巻より読みやすい。
    いよいよ父親殺しの容疑者にフォーカスされて
    物語は進んでいく!
    下巻に入ります。

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    2020年05月12日
  • 罪と罰 上

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    時代背景や境遇、国の違いによって、理解できない思考や行動が多かったが、それを「おかしい」と捉えずに違う考え方として考察すると、楽しく読めると思う。主人公がどう心情が変わっていくのか、中以降も楽しみだ。

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    2020年04月16日
  • 罪と罰 2

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    第二巻。いよいよ盛り上がってきた。ラスコーリニコフは、秀才でありながら、殺人を犯した罪悪感には耐えられない弱いメンタルの持ち主だと判明。ソーニャも動きはじめたし続きが気になる。

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    2020年02月08日
  • 悪霊 2

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    ネタバレ

    <登場人物>
    ユーリヤ夫人
    スタヴローギン
    ピョートル・ヴェルホヴェンスキー
    ワルワーラ夫人
    マリヤ
    リプーチン
    シャートフ
    キリーロフ

    舞台

    【物語】
    スタヴローギンは、マリヤ・チモフェーエヴナと結婚している。


    [レビュー]
    狂言回しとしてのピョートル・ヴェルホヴェンスキー。
    会話劇が面白くもあるのだが、婉曲的な物言いが、具体的に何の事を意味しているのか、僕にはわかりづらかった。

    名作とされている作品の一つであるが、当初、内ゲバを描いた作品であるとの予想の激しい描写は無く、物語は会話劇を中心にゆったり動き、亀山氏の翻訳は読みやすいのだが、僕には面白味がわからなかった。

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    2020年11月27日
  • 罪と罰 下

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    ラスコーリニコフの自分勝手な考えは、罰を受けてシベリヤ流刑となった終編まで続いた。著者・ドストエフスキーの意図はどこにあったのか? 聖母マリアのようにラスコを愛で包み込むソーニャの存在が、読者にとっても救いとなった。日本で言うところの純文学となるのかな? この物語のクライマックスは、ラスコが自首する時ではなく、最後の最後でラスコの改心とソーニャへの愛に気付いた場面だったのだ。そう思うと、ラスコのクズでグズっぷりに得心がいく。

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    2019年11月25日
  • 地下室の手記

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    口語調で語られる盛大な妄想。
    大げさではあるが多少歪んだ考えを持つ人物なら考えるであろう納得性があるが、話は様々なところに飛び読みにくい。

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    2019年11月23日
  • 罪と罰 下

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    終盤はかなりテンポよく読めたが、それまで非常に重厚感たっぷりで時間がかかった。
    ラスコーリニコフの傲慢な心理描写が面白い。
    こういう偏屈な人間はなぜ人を惹きつけるんだろう。
    けど決して感情移入はできない。

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    2019年09月25日
  • 貧しき人々

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    貧しい老人と、病弱なこれまた貧しい女性のひたすら手紙のやり取りする文面がつづられた小説。
    その手紙の内容でお互いの生活、環境、交友関係などが明かされていく。二人の文面に思わずニヤニヤしてしまいながらも最後はもうコントなのかなんなのか!?
    そういうことなんですよ、ワーレンカ!w
    解説を読むまでなかなか全体を捕らえる事が出来なかったので、これは解説まで読むのをお勧めです。
    (自分の中では解説まで読まないと意味が解らないのはどうかとおもうが、そこまで何度も読みながら深く理解していく本なんだろうなとも思った)

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    2019年03月23日
  • 未成年(下)

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    なんだか少し話に入り込めなかったというか、ついていけなかったというか。登場人物はそれほど多くないのだけれど、なんでだろう。
    もう一回読んだらまた変わるかなあ。

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    2019年01月12日
  • 罪と罰 2

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    【由来】


    【期待したもの】

    ※「それは何か」を意識する、つまり、とりあえずの速読用か、テーマに関連していて、何を掴みたいのか、などを明確にする習慣を身につける訓練。

    【要約】


    【ノート】


    【目次】

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    2018年10月28日
  • 未成年(上)

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    まだ上巻だけなので、なんとも言えないけど、たいして面白くはない。

    グダグダしてる。
    ドストエフスキーはいつも前置きと時間の流れがおそーい長いが、これは次読もうと思える引っ張っていく力がなかった。私にとって、だけど。

    事件と言えば後半には出てくるけど、あぁそうだったの。…という感じで。

    アルカージィ、未成年だよなぁ。なんだかイラっとくる。

    最後まで読むけど、下巻は面白くなるのかしら。

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    2018年08月11日
  • 白夜

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    出だしはうじうじした男の戯れ言がつらつら綴られていて退屈だったけど、彼女と出会ってからは割りとスムーズに読めた。
    よくある純愛小説で、結末も予想した通りだった。若い娘特有のズルさに翻弄された彼だけど‥‥まあ、いい夢見れたんじゃないかな。

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    2018年06月13日
  • 罪と罰 1巻

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    大文豪と大便漫画家による奇跡のコラボレーション。巻末の解説が真面目くさってるのも腹立たしくも笑える。中途半端な漫画化は結局原作に及ばないということになるので此処まで破壊された方が意義があるといえよう。

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    2018年03月18日
  • 白夜/おかしな人間の夢

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    ネタバレ

    『白夜』
    不幸比べから始まり、どっちなのよ⁈という流れになり、やっぱりそっち行くんかよ!という結末。
    ナースチェンカは、白痴のナスターシャのような、どっちやねん女だった。

    『キリストのヨールカ祭りに召された少年』
    かなり短いストーリー。号泣した。貧しく、母親がいなくなり、少年もまた孤独死。死んで母親と再開する。

    『百姓のマレイ』
    貧しいと心が荒んだりする。でも、ロシアの民衆にもこのような心の持ち主がいたんだとドストエフスキーは伝えたかったらしい。

    『おかしな人間の夢 幻想的な物語』
    『一八六四年のメモ』
    この二つの短編は思想哲学的なものだけで面白いものではなかった。

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    2018年03月10日
  • 賭博者

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    お祖母ちゃんが出てきたところから面白くて、もうお祖母ちゃんの言葉とか態度も面白くて、主人公にしてほしいぐらいだった。

    ドストエフスキーの経験から書かれた作品。

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    2018年03月04日
  • 罪と罰 上

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    初見。何でこの世界の人は、こんなに面倒見がいいんだろう。そして、事件現場はある程度凄惨なはずなのに、血生臭くない。そんな事をほやほや浮かべつつ、中編へ。

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    2018年02月07日
  • 地下室の手記

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    ネタバレ

    地下室に引きこもった人が書いた恥ずかしい記憶の一部。

    自意識過剰。そして性格がとても悪い。
    愛を知らず考えがねじれている…
    自分の中でこれだけ破壊してるのだから、辛いだろう。

    かわいそうだけど、あまりにも極端なので少し滑稽だった。

    なんでそんなこと言うの!大丈夫??って何回思ったか。

    せっかく愛を出されても愛の受け取り方がわからず、酷い態度に。

    自分を馬鹿にする人たちから「こいつはすごいな!」と思われたい一心。周りにそれを認めさせたいのだけど、上から目線で必死になって言うものだから、余計にバカにされ、反感を買い、本人は惨めになる。

    自分の居場所が見つからないし、これ以上恥ずかしい思

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    2018年01月05日
  • 悪霊(上)

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    村上春樹「騎士団長殺し」にドストエフスキーの悪霊の〇〇のような、との比喩があった。単身住まいで手元に本がないが、スタヴローギンのような、という文だったんだろう。
    兎も角、そんな切っ掛けで悪霊を読んでみる気になった。

    悪霊がどんな小説であるかは裏表紙にある。無神論革命思想に憑かれ破滅した青年たちを実在の事件を元に描いたと。冒頭には、プーシキンの悪霊に憑かれた姿を描く詩とルカの福音に描かれる悪霊に憑りつかれて湖に飛び込んでいく豚達の文が引用されている。

    最初の登場人物はステバン氏。歴史学者で活動家と紹介されるが、卑小な存在だったとあけすけなく綴られる。そして、彼のパトロン、ワルワーラ夫人。登場

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    2017年12月05日
  • 賭博者

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    主人公はさる将軍家の家庭教師。思いを寄せるポリーナにはすげなく扱われ、フランス野郎デ・グリューやイギリス人ミスター・アストリーとも不愉快な付き合いをしている。滑り出しは穏やかだが、中盤〈お祖母ちゃん〉登場の辺りから俄然周辺が騒がしくなってきて、主人公も次第にルーレットにのめり込んでいく……。後期の長大で深遠なる傑作群には及ぶべくもないが、程よい文章量と観念色の薄い世俗的な内容は入門編には最適かも。

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    2017年04月13日