ドストエフスキーのレビュー一覧

  • 貧しき人々

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     ドフトエフスキーのデビュー作で中年男とうら若き娘の書簡のやり取り。このうだつの上がらない公務員の中年男がなぜこの娘に恋をしたのか?そしてこの娘がなぜこの中年男を相手にするのか不明である。
     貧しいというのはお金よりも愛情なんだろう、そして愛情の飢餓は、これほどまでに中年男を夢中にさせるということはわかる気がする。だがしかし、小説としてどうなのかというとその完成度に疑問が湧く。東野圭吾の手紙の方が完成度は高いかもしれない。なんちゃって

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    2021年06月11日
  • カラマーゾフの兄弟(1)

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    長編サスペンス。
    今聞くとストーリーはありふれたものかもしれないが、当時は1866年で、まだ日本では薩長同盟が結ばれた頃。そのころの作品とすれば、かなり革新的だったのではないか。キリスト教への疑問を提示したり、当時の検閲が入る環境下を考慮するとすごい作品だろう。

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    2021年06月06日
  • カラマーゾフの兄弟(1)

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    漫画で読んでもむずい。
    ストーリー自体は理解できるんだけど、ドストエフスキーは何を伝えたかったのかいまいち理解出来てない気がする。
    宗教の知識、教養がないからかな?

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    2021年05月15日
  • カラマーゾフの兄弟〈2〉

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    ロシアの文学の天才が残した文学史上最高と言われる作品。当時のロシアの歴史的背景や宗教等が重なり合い、主人公たちの物語を描く。
    世の理や恋物語についても述べており、宗教観についても触れている作品。長いが人生で一度は読んでもいいと考える。
    登場人物が多く、複雑であるため、あらかじめ簡単に予習してから読むべし。

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    2021年05月07日
  • 白夜/おかしな人間の夢

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    ドストエフスキーといえば「暗い」イメージがあったが、本書は人が持つ美しさと前向きさに焦点が置かれており、彼の別の一面を垣間見た気がした

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    2021年04月04日
  • カラマーゾフの兄弟(中)

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    中巻を読み終わった。
    中盤までは物語がまだ動かなかったけど、ようやく大きな展開が出てきてここから怒涛のように面白くなるのだろうなぁ、、面白くなってほしい、、
    面白いと感じられるようになりたい、、、

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    2021年03月28日
  • 白痴2

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    ネタバレ

    1巻と違って2巻はやや話が停滞気味でしたが、中二病みたいな集団の不毛なやり取りも、段々と彼らの言い分にも同意は出来ないけど共感は出来なくもないような不思議な感情が芽生えてきたりしたところが面白かったかな☆

    一見すると明らかに間違っているように思われるデタラメな主張も、言ってる本人からしてみたら正当な主張である可能性もあるので、まずはそれに対して最後まで耳を傾ける事の大事さみたいなのもちょっぴり感じました♪

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    2021年03月16日
  • 白夜

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    一度昔の映画を見て本を手に取った。
    映画でのこのヒロインは勝ってな女性だなーと
    呆気に取られたのを覚えている。
    実際小説でも、純粋で夢想家の青年を無邪気に
    振り回している様に感じる。
    若い男女の恋愛の温度差が、最後のオチに
    皮肉に繋がっている。

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    2021年03月12日
  • 白夜

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    最後、こうなるだろうなあと思いながら読んでたらその通りになって、ホッとすると同時に自分の性格の悪さが嫌になる。その落ちを期待していたから……。
    ドストエフスキーの時代でもこういう雰囲気の人って変わらないんだなあってしみじみ思う。絶妙な気持ち悪さが描くの上手い。けれど空想家の話は自分にも思い当たる節があるから共感しながら読んでた。多分読書家なら皆あの部分は共感するものなんじゃないかなあ。
    ナースチェンカも大概だけれど。女友達に絶対なりたくないタイプ。
    冒頭の家に話しかけたりするシーンや空想家の話、「自閉症だったわたしへ」で読んだのと全く同じ雰囲気で、もしかして自閉症……?それともこういうの描くの

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    2021年03月03日
  • カラマーゾフの兄弟(上)

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    2018年に読み始めて、何度も挫折してやっと読み終わった!
    今回も何度も挫折しそうになりました、、
    おそらく、登場人物の紹介や文化的背景を紹介するような位置付けなのかなあ、とも思いましたが、教養にある人にとっては面白いのかも、、
    教養人であるイワン、敬虔な修行僧であるアリョーシャでさえ、父フョードルの血には抗えない的な片鱗は感じた気がします。
    上巻は読むのに苦労するけど、中下巻は一晩で読んでしまうぐらい面白いというのが通説のようなので、これからが楽しみ!

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    2021年03月28日
  • 罪と罰 上

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    ・頭脳明晰な貧困大学生が、強欲な金貸老婆とその妹を殺害。
    ・一つの罪も100の善行で許される、といった主人公の独自の犯罪思想を展開
    ・しかし罪の意識や罪悪感に苛まれる
    ・娼婦のソーシャと出会い、彼女の家族のための自己犠牲に心を動かされる
    ・最後は自首し、殺人という最悪な犯罪を犯しながら、人間回復に努めていくストーリー

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    2021年02月25日
  • 罪と罰 3

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    ネタバレ

    古典文学を読むのが初めてで、人の名前とか愛称が変わるところがなかなか読みづらく、読み終わるまでに長いと思ってしまった。

    名作として残っているだけあって考えさせられる内容だったとは思う。
    人を殺すのは悪いことなのか?世の中に蔓延る悪い奴らを殺すことも?
    (ラスコーリニコフが殺したのは世の中の為を思ってが何割くらいあったかはなんともいえないが)

    最後、彼は愛を知る。という神の救いには感動した。

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    2021年01月18日
  • 死の家の記録

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    前半面白くスイスイ読み進めたが後半でペースダウン。同じ牢屋に入ったとて、元貴族は他の囚人の仲間入りはできない。階級意識はどこにでもある。

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    2021年01月03日
  • 賭博者

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    びっちりと一面に並べられた文字とその内容は、理解するのに難しく、なかなか頁が進まなかった。
    しかし賭博のシーンは面白かった。
    またドフトエフスキーの思考がありありと見えるところには新鮮さ、驚きがあった。

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    2020年12月24日
  • 白夜/おかしな人間の夢

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    タイトルに表記されてるのが短編。他は短短編。「白夜」ロマンティックとは一体なんなのかねと考えることが度々あり、これ(ここに書いてある)なんかなー。内容というより語り口調。「私はこの人好きかもしんないわ」と感じた時の高揚感。でもそれって今だけのことだし、けして確かな物なんかじゃない、その儚さを嘆く物なのかしらー。「おかしな夢」熱いおとこのー。夢ということにしといて、世の中に対する不満、むしろ生きてる人間の怠慢さに対してウガアア!って感じ。古典って多分正解はなくて、個々で味わえよ、っていう編集スタイルだよね。

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    2020年11月17日
  • 白夜

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    ネタバレ

    僕が大学を卒業する直前、いろいろ訳があって松葉杖をついていた。そんな僕が神戸三ノ宮の東門街で泥酔して転んだとき、松葉杖のすぐそばにポケットから飛び出した角川文庫クラシックの『白夜』を見つけて僕の友人は闇の深さを感じたらしい。

    とんでもない。『罪と罰』や『カラマーゾフの兄弟』に比べればライトノベルズの類と呼んでもいいくらい軽くてナイーブで青臭い小説だ。

    今夜は都内に泊まらないといけないので読みかけの分量がちょうどよいこの本を持ってきて、高野馬場あたりで読み終えた。

    ヒロインのナースチェンカは正直言ってメンヘラビッチである。主人公が鬱々とした暮らしの中でナースチェンカと邂逅し、惚れてしまった

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    2020年11月01日
  • 罪と罰 上

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    ネタバレ

    古典にチャレンジ。本で読もうと思うと重い腰が上がらないが、その点、オーディオブックは良い。名前がわかりにくいから、誰だっけ?とはなるものの、それなりにストーリーの筋は追えるし、主人公の視点で描かれていく心理描写の圧がすごい。意外と、中巻、下巻も聴き進められそうだ。

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    2020年07月25日
  • 罪と罰 中

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    ネタバレ

    慣れない名前にも関わらずどんどん登場人物が増えていく。そして、オーディオブックで聞いている。それでも、結構面白い。このままどうなっていくんだろう、とストーリーに引き込まれる。

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    2020年07月25日
  • 罪と罰 下

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    ネタバレ

    オーディオブックで3巻あわせて約37時間、2倍速以上で聞いているとはいえかなりの長丁場。しかしながら、かなり楽しめた。主人公の刻一刻と変わっていく心情の吐露が非常に人間的で、その描写の豊かさが本作が語り継がれる魅力なのだろうと思いました。

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    2020年07月25日
  • 賭博者

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    1866年 45歳
    第22作
     
    出版業者とのひどい契約で、締め切りに追われた作者が、口述筆記を使って完成させた作品として有名。
    そのせいだろう、作品の最初はゴタゴタしてして、進行ももっさりしている。

    中盤、金持ちの伯母が登場してから面白くなるが、ドストエフスキーは、若い女や、いろんな境遇の男たちを描くのは上手だけれども、老女はあまり得意ではないようだ。

    全体としてはあまりいい出来の作品とは思えないのは、やはり、やっつけ仕事だからだろう。

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    2020年07月08日