ドストエフスキーのレビュー一覧

  • 罪と罰 2

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    ネタバレ

    主人公の行動の原点となる思想が明らかになる。「非凡な人間は法を超越し、革新への行程においては大量殺人さえも許される」という、ちょっと聞いただけでも危うさを感じる考え。主人公の痛々しいほどの高慢さと潔癖さが、これでもかと描かれる。ソーニャ一家や妹とのやり取りからは、高潔な人柄も垣間見えるものの、偏屈さがどうにも邪魔をしている。一番の見せ場は、弱みにつけこんで妹を支配しようとしている卑劣漢ルージンをやりこめるところ。

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    2024年03月27日
  • 罪と罰 中

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    上巻よりも動きは少なめだが、しっかり読書を惹きつける展開が用意されている。
    今のところ主人公が1、2を争う嫌なやつだが、まあ人間ってこんなものかもしれない。

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    2024年02月11日
  • 罪と罰 下

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    ネタバレ

    ドストエフスキーを読まずして読書家は語れないという思いから、約3000円近くかけて購入したが、購入してからおよそ1年が過ぎてしまった。今回一念発起して読んだが、もっと早く読みたかったという思いが強い。ロシア文学というものを人生で初めて味わい、そのユニークさに触れたことで、人の罪、犯罪とは何なのかを深く考えさせられる内容に自分の精神的成長を感じる。ドストエフスキーの集大成はカラマーゾフの兄弟らしいので、いつか挑戦したい。

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    2024年01月27日
  • 罪と罰 2

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    4よりの★3です。眠くならなかったら★4でした。
    2部と3部の初めまでは。。読んでは眠くなるの繰り返し。腹の探り合いは疲れます。
    4部からスヴィドリガイロフとルージンのシーンは熱いものがあり、ルージンの思い上がりから突き落とされるシーンは気持ち良かったです。ルージンは俗世に生きる人そのものです。
    そしてソーニャのアパートでの会話。「ラザロの復活」の話から、ロージャの先行きも気になりますが、ロージャの言いまわしを借りれば、4部でいきなり脳天にがつんと一撃くらわせられました。

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    2023年09月17日
  • 罪と罰 上

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    罪を犯した後の描写がリアルだった。
    達成感、自己嫌悪を覚えるところから始まり、別の関心ごとで罪の意識が一瞬で塗り替えられる。そしてまたあるタイミングで自分の罪について思い出し、認識し、絶望していく。なんとも後味の悪い話だった。

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    2023年08月27日
  • 賭博者

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    ▼「賭博者」ドストエフスキー。初出1866年ロシア。亀山郁夫訳、光文社古典新訳文庫。

    ▼ドストエフスキーさんの未読の小説だったんで、いつか読もうと思っていました。電子書籍が割引セールしていたので購入。ドストさんはここ数年の間に「罪と罰」「カラマーゾフ」を再読して超絶にオモシロかった。10代の頃に多分ほかに「貧しき人々」「虐げられた人々」「白痴」「悪霊」は読んだんですね。どれも忘れているのでいつでも再読したいと思っています。それにしても題名だけ読むとどれもこれも陰鬱ですね…。

    ▼罪と罰の後に書かれたものだそうで、中編です。総論、「なんだか設定がわかりにくかったんだけど、後半オモシロかった」ですね。

    ▼1866年前後の現代劇でしょう。多分、ドイツかどこかの保養地に、ロシア貴族ととりまき一行が泊っていて、そこはカジノが有名。主人公は、多分全然金持ちではなくて、貴族一家の家庭教師の青年。で、とにかくちょっと初期設定がわかりづらくて、でもそのままどんどん読んじゃったんですが、

    ・実はご主人様もそんな金はなく、親戚の遺産を当てにしている
    ・取り巻きの一人であるロシア娘に主人公は恋をしているが
    ・ロシア娘は弄ぶタイプではっきりしない。
    ・そこにみんなが遺産を当てにしている、瀕死のはずのロシア老女が全快で登場して
    ・制止を振り切ってカジノで遊んでひと財産すってしまう。
    ・主人公が惚れている相手はフランス人とくっついて
    ・主人公はカジノで大フィーバーで一気に大金持ちになり、別の女とパリに去るが
    ・やがて無一文に戻ってギャンブル中毒、カジノで下働きまで身を落とし、生きていく。

    みたいなお話でした。

    ▼で、なんだか基本的な前提がよくわかんないんですけれど(笑)、とにかくギャンブル場面が、アツい。ものすごい濃度です。カラマーゾフで、長男ミーチャの放蕩場面もすごかったんですが、こういうのドストさんすごいですね。体の奥から、精神から焼かれるようなギャンブルの魅力と怖さが、なんと言ってもハイライトでした。

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    2023年05月27日
  • カラマーゾフの兄弟〈3〉

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    著者が最初に注釈していた意味がようやくわかった。最初は退屈だよと。とはいえ、ほんとに兄弟が生まれる前のところまでだろうと思っていたけど、なかなか2までも、読みづらく。
    物語として動き出した!と思える3だった。
    ミーチャが愛おしく感じる。勇み足で感情的で自分でも自分をもて余しているつらさがとても伝わった。

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    2023年05月03日
  • 悪霊 3

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    ネタバレ

    そもそもこの本を読み始めたきっかけは『ゴールデンカムイ』のキャラクター・尾形の死だ。彼が毒で朦朧として、過去の自分との対話する形で気づきがあり自殺する描写が本書・『悪霊』のようだというから読んだ。読んだけど、その要素は2巻の描写かなあ?3巻にはそれっぽいところは見受けられなかった。
    というかこの本、かなり読みにくいと思うのだけど、尾形とドストエフスキーを結びつけられる人(或いはそれに納得できる人)がSNSでかなり多くいるらしくて吃驚している。

    ストーリーは今までの3冊の中で1番面白い。
    お喋りで倫理観なさそうだな、と思っていたピョートルが殺人まで躊躇しないのには驚いた。酷い理屈でばんばん殺っていく。ドストエフスキーはもう面倒になってキャラクターを次々片付けていったのか?とも思ったほどだ。

    ヴェルホヴェンスキーは世間ズレし過ぎていて、ずっとこいつはなんなんだ?と思っていた。聖書売りの女との会話では意識が飛び飛びみたいな描写が不穏だったし。ただ、彼を探しに来たワルワーラ夫人の剣幕は凄かったし、聖書売りの女もあったばかりで支離滅裂な彼の世話をずいぶん焼いているのを見ると、女性が放っておけないタイプの人物なのだろうとは思う。

    読書ガイドやあとがきも読んだけど、どうも何が言いたいのか解りかねてしっくりこなかった。

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    2023年04月29日
  • カラマーゾフの兄弟(下)

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    ネタバレ

    読み終わるのに本当に4,5年かかった シンプルに長いよ 話が
    ・ゾシマが亡くなったあとのシーン、腐臭がし出して民衆が手のひら返して批判しだしたのめっちゃ印象に残ってる 人間を感じた
    ・子どもが苦しんだりそのことで親が悲しむシーンシンプルに胸糞悪い
    ・血を分けたから父親というわけではない 父親を父親たらしめるのはその役割を果たしてこそ 
    子どもに愛してもらえる理由もそこにある
    というところ 共感する
    ・苦しいときには誰も手を差し伸べてくれなかったくせに、ことが起きたら有罪だと切り捨てるのはお前も罪があるだろみたいなところ ここもめちゃ共感するし、現代に通ずるものがあるよね
    新たな加害者や被害者を出さないためにも社会ぐるみで、また個人単位でもでできることがあるはずよね この百年くらい人間は何をしていたんだ

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    2024年07月31日
  • 罪と罰 中

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    上巻で既に事件は起きた。この中巻でラスコー家族が彼に期待するあまり自分らを犠牲にする姿、ラスコーの家族からの思いに対する本人感情、予審判事ポルフィーリーとの舌戦、目撃者の登場など小説としての面白さがあります。それにプラスしてのラスコーの思想展開などもあり下巻にむけて疾走している感じですかね。ソーニャとのからみで、聖書のラザロの復活の部分を読むあたりは、私の知識不足により深層までは理解できず残念な感じ。事件にしろ、ソーニャとのことにしろ、下巻での展開が気になるところ。

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    2023年02月22日
  • カラマーゾフの兄弟(まんがで読破)

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    ずる賢く淫蕩なフョードルの三男(ミーチャ、イワン、アリョーシャ)+α(スメルジャコフ/フョードルの使用人が母違いの兄弟であった)の人間ドラマ。
    信仰、死、国家と教会、貧困と父子などの深遠なテーマを含む。なにごとにも驕らず、謙虚に生きることの大切さを再確認出来ました。

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    2023年01月22日
  • 白夜/おかしな人間の夢

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    『おかしな人間の夢』は、エヴァの人類補完計画のような思想だと思ったけど、ドストエフスキー-キリスト教-エヴァと繋がってくるのかな。

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    2022年12月30日
  • カラマーゾフの兄弟〈4〉

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    登場人物がまた増える。それぞれが個性豊かで外見の描写も細かく面白い。この物語を傍らで見て語っている誰か…語り手が心情を織り込ませてくるたびにこちらもふと我に返って全体を見渡す。

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    2022年12月26日
  • カラマーゾフの兄弟〈3〉

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    人が人の話を聞くこと、聞かせることの難しさを想う。常に自分の思考に都合がいいように話を聞き、理解したつもりでいる、一方でまったく話が伝わらないと嘆いている。物語の登場人物が気性の激しい人ばかりだから?いや、結構実生活でも普通にある。サラサラと流れていかない、脱線したりつんのめったりするところが嫌にリアルで引き込まれる。

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    2022年12月22日
  • 未成年2

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    ロスチャイルドになる理想が、いつしか無為に贅沢な暮らしと賭博にはまる。一方父親への不信、恋に没我。未成年の内面はずたずたになっていく。物語が複雑でわかりづらい。ドストエフスキーの他の作品の多くのように再読しないと主題を掴めそうにない。2022.12.19

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    2022年12月19日
  • やさしい女・白夜

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    若い頃に、一気に読んだ地下室の手記。超絶長い独白シーンの心理描写に、なんとも魂を揺さぶられた文豪。20年以上もあいて、手に取った。
    やさしい女だけ読んで、返してしまった。
    返した後に、皆さんの感想を読んで、白夜も読もうと思ふ。

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    2022年12月12日
  • 罪と罰 1

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    全く何の話をしているのか分からないときと、わかる!!!みたいなときがあって、自分はこれを読み終えれるのか!?みたいになっていた 読み終わってから数ヶ月経ち、続きが読みたいと思うようになった

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    2022年12月09日
  • 白痴4

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    『罪と罰』『カラマーゾフ』に続いて五大長編に取り掛かったが、一番読むのがつらかった。途中何度も挫折しそうになったが何とか読破。
    結びの前の結末まで読み進めた時、ここまで読んできて良かったと思えた。
    主人公のムイシキンには全く感情移入ができなかった。[完全に美しい人?]自分の価値観では、空気の読めない八方美人としか…

    結婚式の際のナスターシャ、さぞ美しかったんだろうなぁ。

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    2022年11月29日
  • 未成年(上)

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    ドストエフスキーの五大長編のひとつ。

    他の四作はすでに読んだが、これが一番読みにくかった。
    読みにくいというか…話の筋がよくみえないというか…話に乗りづらいというか…。
    あと名前の覚えにくさも一番だったかもしれない。
    同じ名前の公爵が二人もいるし…。

    主人公のアルカージイはまさに『未成年』というかんじで、いわゆる若気の至り的な部分が多く、読んでいて恥ずかしくなってしまうような場面も多かった。
    本書は『偉大な罪人の告白である』とされているので、これから下巻でいろいろあったり、アルカージイが成長したりするのかな?と思うけど実際はどうだろう…。
    実父のヴェルシーロフとの関係性もどうなるのか。

    最後はエッ!?となる展開だったので下巻が楽しみ。

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    2022年11月18日
  • 未成年1

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    青年アルカージーが主人公。成人前の意識の無秩序いわゆる理想が、父親との確執をもたらす。経験、周囲の人たちの考えがどのように成長させていくのか。2022.11.12

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    2022年11月12日