ドストエフスキーのレビュー一覧

  • 罪と罰 1巻

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    帯に小さい字で「※カバーイラストはイメージです」とあるが、もっとわかりやすく表示すべきであろう。
    中身はいつもと同じこの著者の漫画である。暴力とか全裸とか噴射とかババアとかコピー&劣化ペーストとか。

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    2011年10月11日
  • 白夜

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    かえるくんの紹介で。

    結局、主人公は、また犯罪的な生活に戻っていくしかないのか。それすらもできないのか。

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    2011年10月13日
  • 罪と罰 1巻

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    「画太郎」と「罪と罰」、言われてみればこれほどマッチしたものもないだろう。

    内容も画太郎先生にしてはちゃんと読める方。付録の解説も非常に良い(ぶっちゃけ本編より良かったり)。

    それにしても最後のコマ酷すぎだろw

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    2012年02月20日
  • 虐げられた人びと

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    ドストエフスキー版ラブコメと勝手に解釈。
    こんなポップなのも書くんだと意外な一面を見た感じ。
    まぁポップとは言っても後の大作群と比べてだが。

    一見、はたから見ると呆れると言うか、現代で繰り広げられたら
    勝手にやってくれといったナターシャとアリョーシャの恋だが、
    ところがどっこい、これはただの味付けであって悲劇はその奥にある。
    大まかな流れ、作品を支えているのはもちろん二人の恋物語。
    しかしそこには、イフメーネフとワルコフスキー公爵の長年にわたる因縁。
    そしてワーニャが出逢うスミス老人の孫娘ネリーが物語の鍵を握る。

    虐げられた人々とはうまく言ったもので、
    ここでいう虐げられた人々と言うのは

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    2011年09月21日
  • 悪霊(下)

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    いわゆる、ドストエフスキーの五大長編と呼ばれている小説の中で、
    僕が読む一番最後の作品がこの『悪霊』でした。
    最初に『罪と罰』を読んで、つづいて『白痴』、『未成年』、『カラマーゾフの兄弟』と
    読んでいったのでした。
    けっこう、読んだ作品の間の期間が長いのですが、
    読むたびに深く作品に入り込めていけているような気がしています。
    『罪と罰』よりも『白痴』のほうが作品の理解度が高くなった、というような気がする。
    それだけ、ドストエフスキーになれてくるのでしょうね、そのうち何年かして再読したら
    もっとよく読めそうな気もします。

    こんなことを書いていると、読んだことのない人は、きっと難解なのだろうと

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    2011年07月19日
  • 悪霊(上)

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    上下巻合わせて1300ページくらいある中で、最後の300ページくらいは目を離せない展開なのですが、それまでの前置きとでもいえる部分には読むのに忍耐が必要でした。が、面白いことは面白いのです。

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    2011年07月19日
  • カラマーゾフの兄弟(下)

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    ドストエフスキーの寿命が長ければ、この作品の続編があったという構想が遺されていたようです。悲惨な物語でなければ読みたかったですね。アリョーシャみたいな人はあなたの知り合いにいませんか?

    ついに、この大作を読みました。
    芥川賞作家の金原ひとみさんが、上巻を読むのに4ヶ月かかったとか
    中巻の帯に書かれていました。最初はつまらない、と。
    でも、僕は読んでみて、そんなことはなく、初めから面白く読めました。
    これからどう物語が展開するんだ?という興味をひかれるんですよね。
    俳優のきたろうさんの息子さんはこれを読むのに半年かかったとか
    『ほぼ日』で読みましたが、僕みたいな「今、自由人」にさえ、
    読むのに

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    2025年06月12日
  • 罪と罰(下)

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    登場人物の精神状況があまりにおおげさじゃないかなんて感じたりもしたんです。一つ一つの行動に根ざす感情が誇張されているような気がする。それは、冷静な日本人だからそう思うのかもしれません。この時代、決闘なんかもあったロシア人にとっては、そういう心の揺れとか激情というものはありきたりのものだからこそ、こういう小説が生まれたんだともとれます。

    ロシア文学初挑戦。
    ドストエフスキーなんて名前とイメージから、
    けっこう堅めの文学なのかなぁと予想して読んでみたのですが、
    これがそんなこともなく、読ませられる小説で、面白く一気に読んでしまいました。
    名作なんていわれると、真面目くさっていて、倫理観とかをおし

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    2025年06月06日
  • 悪霊 2

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    ややのんびりした感のあった第1巻と打って変わって、めまぐるしく物語が展開する第2巻。キリスト教や社会主義思想の知識に乏しい自分にとっては難解な部分もあったが、それでも巻末まで一気に読めてしまうのは、ストーリー手リングのうまさ、登場人物の個性豊かさのゆえだろう(特にピョートルの気忙しい性質の描かれ方は印象的だった)。
    第1巻の刊行からかなり間が空いているので、巻末にある「第1部のあらすじ」は巻頭にあるとなお便利だったと思う。

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    2011年05月17日
  • 死の家の記録

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    予想外に面白かった。死の家に閉じ込められた徒刑囚がこんなにも人間味に溢れているとは思わなかった(あくまで今作中の話だが)。特に動物に関わるエピソードは微笑ましい物が多い。
    時間があったらもう一回読みたい。

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    2011年04月29日
  • 死の家の記録

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    ドストエフスキーが投獄されていた時のことを参考にして書いたほぼノンフィクション。
    かなり時間をかけて読んでしまったので名前が全く覚えられなかったですw反省。
    彼は刑務所をプラスの面、マイナスの面両方から見てるんですね。抑圧されて荒れてしまったことから、風呂や病院の不潔さ、貴族に対する態度、これはマイナスの面、プラスの面は囚人たちの団結力とか、演劇の感性度とか。それからムショ内の商売、取引。
    彼は病院に入院してこれを書いていたらしいですが、それにしてもすごいなって思います。立派な記憶力、観察力を持っていて、だからこそあんな長大な小説が書けたのでしょうね。

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    2011年03月27日
  • 虐げられた人びと

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    面白いが、多作品に比べるとまとまりが今一つに感じる。

    途中の作者の吐露は結局どこに着地させればいいのか。

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    2010年12月28日
  • 未成年(下)

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    散漫な印象ながらもかなり面白かった!
    高い理想を掲げながらも、混沌とした現実に巻き込まれる主人公アルカージイの一人称で語られる文章と心情がリンクしてて、狙ってこの文体を書いた
    のならドストエフスキーはやはりさすが!というほか無い。

    この頃のドストエフスキーは保守派の思想なのだが、決して社会主義を排他するものでないのが分かる。社会主義=無神論では決してなく時に矛盾す
    る「民衆の心理」を鮮やかに提示している

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    2010年12月05日
  • 未成年(上)

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    ドスト氏五大長編のうちでは地味な一角。しかし、やはり面白い!散漫だとか難解だとか言われてるが、父と子の愛憎、遺産をめぐる陰謀、主人公アルカージイの『理想』という縦糸がサスペンス色交えて展開されるので、そんなにブレずに読める。ここでもやはり分裂する自我「魂の相克」が描かれる。

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    2010年12月05日
  • 貧しき人々

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    ドストさんのデビュー作。
    神からも人からも裏切り続けられ、それでも大事なのは人との絆なのだと、後の傑作群に繋がるさまざまなモチーフの萌芽が確かにここにある。

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    2010年12月05日
  • 虐げられた人びと

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    初期ドストエフスキーによる代表的長編。白痴や悪霊といった代表作に備われる背景思想は存在しないが、今まで読んだドストエフスキー作品の中でも最も重厚感のある作品だった。サンクトペテルブルグを舞台に織り成される極限の人間描写…作品背景における無思想だからこそ一つ一つの人間描写が極限なまでに精密にリアルに描かれている。
    純粋にドストエフスキーの筆力を堪能するなら間違いなくこの一書だろう。

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    2010年07月09日
  • 悪霊(下)

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    世の中には偉大なる失敗作という作品がごく稀に存在しているのだけど、この悪霊は個人的にそんな偉大な失敗作に連なる作品という風に受け取った。
    勝手な推測になるが伝えきれなかった主張が相当あるのではないかと思う。
    ドストエフスキー長編の特徴として人間関係が複雑さが挙げられるのだが、この悪霊は中でも複雑。
    とにかく登場人物が多く、相関関係もつかみ切ることは難しかった。
    そのせいか描写しきれていなようにも感じだ。
    それでいて相変わらず行動原理がやや突飛(それをロシア的と無理に解釈することにはしているのだが・・・)。
    確かにスタヴローギンはドストエフスキー文学において最も魅力的な男性であることは認めるが、

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    2010年07月01日
  • 罪と罰 中

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    一息入れて、読書再開。

    どんどん登場人物が増えてくるうえ、彼らの名前が長くて覚えにくいのに苦労しました。
    予審判事とか副警察署長とか、大富豪とかがキーパーソンになって来るんだけど名前が覚えられない。なんでロシア人はこうも複雑な名前をつけるんだろう。でも、最初のページの方にある登場人物表を見てなんとか読破。

    役者はそろったことだし遂に最終幕へ突入だ!
    でもまた一息入れたいね。

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    2010年06月19日
  • 賭博者

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     カジノに集まる人々の熱狂的な射幸心と金銭欲。作者の自伝的作品。ヤマは2つ。遺産を当てにされている将軍の伯母のビギナーズラックと破綻。第二は主人公である家庭教師の大勝利と散財。そのタイミングのズレで愛する人は精神を病んでしまった。
     ラストで革命を経験したフランス人は貴族の財産・文化を「相続」して、うわべだけの「洗練さ」を獲得した事。ロシアには性急な革命はまだ早いというメッセージが込められている。

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    2021年09月20日
  • 罪と罰 中

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    ロージャが予審判事のポルフィーリイとの怒号を含んだ会話がこの本の山場といったところか。あとソーニャとの関係、母と妹との絶縁、スヴィドリガイロフの登場とまだまだ話は複雑化していく一方ですなー。この本の独特の会話にも多少は免疫をもってきたけど、それでもまだやっぱり違和感が残る。そして宗教色も非常に濃い。

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    2009年10月07日