ドストエフスキーのレビュー一覧

  • 悪霊 2

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    本作品の核となる「チーホンのもとでーースタヴローギンの告白」が80年近くも封印されていたことに驚き、そして今読めることに感謝する。これを読んではじめてスタヴローギンの人となりが分かって面白くなった。登場人物は多いし関係も複雑だし背景知識も乏しい中で、これだけ引き込まれるのにはドストエフスキーの筆力を感じざるを得ない。ほんとキャラクターが際立っていて、会話の場面がすごく面白いです。もースタヴローギンとピョートルの緊張感ある関係がたまらないのだけどどうしよう。
    『悪霊』の意味、『悪霊』に憑かれていく人々の末路、壮大な物語のからくりが気になって気になって仕方ないこのテンションのまま次巻いきたい!

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    2013年03月01日
  • 悪霊(下)

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    知る、ということは、その何かを知らなかったということを意味します。
    ここまでの仕事を、彼がいなかったら、他の誰かがやってのけたのでしょうか?フィクションでありながら、どこまでもドキュメンタリーに近く、時代・思潮を描き出しているなあと。
    現代日本人然とした考え方だと、神や政治でやれピストル、やれ首吊り…に至る理由も、メンタリティも理解しがたいのですが、それは書かれた土地と時代に因るもの。あたりまえか。
    しかし、この読後の疲労感たるや…

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    2012年12月28日
  • 悪霊(上)

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    政治思想、あるいは思想。そういう領域ですか?
    各時代にはその時代ごとの、地域ごとの思潮・風潮がある。(きっとこの今、現代にも)
    それを描き出し書き留めておくのが彼や彼らなのだろうなと。こういうことを誰かがやらないとダメなんだろうなと。
    歴史は事実(史実)の連なりだから正確ゆえに無味無臭。
    そうではなくて、物語の形態に再構築することで、激しく匂い立ち、それでいて、腑に落ちる。そういうことね、と五感でもって、体感的な理解に至る。
    いや、しかしムズいので、再読が必要かも・・
    とりあえず下巻へ。

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    2012年11月07日
  • 罪と罰 3巻

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    エイエイオー→スパーンのあたりとか、こういう流れは何度も見ているし、わかってもいるのだけれども、バカバカしくていい。でもって、巻末の真面目な考察。

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    2012年11月04日
  • 貧しき人々

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    おいココで終わるのか!という。きになるきになる!マカール・ジェーヴシキンとワルワーラ・ドブロショロワ。ポクロスキーいいな。珍しい、普通に良い人だ。でもまだテーマがそれほどの広がりを持ってないところが初期ってことか。

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    2012年10月15日
  • 悪霊 1

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    ネタバレ

    殺人とか反社会主義とか神がかりとか、ドストエフスキーおなじみの要素満載。登場人物が意図的にせよそうでないでせよ狂いすぎていて、感情移入して読むにはキツイ。しかも救いがない分やや胃もたれ。
    古典を読んで思うのは聖書やらのモチーフに関する知識がないせいで解説がないとキツイ。

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    2012年08月21日
  • 罪と罰 1巻

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    表紙にえっ?と思ったが、中身はいつもの画太郎調。画太郎的罪と罰はいい意味で期待を裏切られた。巻末の真面目な解説文がより面白さを増幅させてくれる。

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    2012年07月21日
  • 罪と罰 中

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    ラスコーリニコフとソーニャのやり取り、ラスコーリニコフとポルフィーリイの応酬は読んでいてドキドキさせられた。

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    2012年03月21日
  • 悪霊 1

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    ネタバレ

    ロシア人って、こんなにしゃべるんだろうか?
    でも好き。
    巻末の読書案内も分かりやすくて良いです。
    訳は昔なじみの新潮文庫のほうが好き。

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    2012年02月12日
  • 悪霊(上)

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    ドストエフスキーの思索的文学的探求の頂点に位置する大作。性格分析や言動解明を受け付けない、規格外のスケールで描写される個性的な登場人物たち。時代を反映した混沌の様相を呈する彼らの思想や言動は一見常軌を逸しているようだが、その実人間の本質を鋭く抉り出しているように思える。特にスタヴローギンの告白の章など。狂気に満ちたこの作品の背後には、作者が帯びるある種の霊感、あるいは悪霊が透けて見えるようだ。

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    2012年01月15日
  • 未成年(上)

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    ドストエフスキー五大長編の中でも、難解な作品と評されることのある「未成年」。
    少年から青年への成長途中である主人公が、父との再会、女性への恋、理想の追求と挫折などの様々な体験をし、一段上の精神の成熟さを獲得していく物語です。
    経済的・社会的には「未成年」という留保がつきながらも、思想的には自身を「成熟している」と考え、そのコンフリクトに苛立ち悩んだり、「自分が正しい」という自信と「自分は未熟なだけではないか」という懐疑との間に揺れ動き、一貫性を保てなかったりという主人公の苦悩は現代人にも共感できるのではないでしょうか。

    大変示唆深い作品でした。

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    2012年01月15日
  • 罪と罰 1巻

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    帯に小さい字で「※カバーイラストはイメージです」とあるが、もっとわかりやすく表示すべきであろう。
    中身はいつもと同じこの著者の漫画である。暴力とか全裸とか噴射とかババアとかコピー&劣化ペーストとか。

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    2011年10月11日
  • 罪と罰 1巻

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    「画太郎」と「罪と罰」、言われてみればこれほどマッチしたものもないだろう。

    内容も画太郎先生にしてはちゃんと読める方。付録の解説も非常に良い(ぶっちゃけ本編より良かったり)。

    それにしても最後のコマ酷すぎだろw

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    2012年02月20日
  • 虐げられた人びと

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    ドストエフスキー版ラブコメと勝手に解釈。
    こんなポップなのも書くんだと意外な一面を見た感じ。
    まぁポップとは言っても後の大作群と比べてだが。

    一見、はたから見ると呆れると言うか、現代で繰り広げられたら
    勝手にやってくれといったナターシャとアリョーシャの恋だが、
    ところがどっこい、これはただの味付けであって悲劇はその奥にある。
    大まかな流れ、作品を支えているのはもちろん二人の恋物語。
    しかしそこには、イフメーネフとワルコフスキー公爵の長年にわたる因縁。
    そしてワーニャが出逢うスミス老人の孫娘ネリーが物語の鍵を握る。

    虐げられた人々とはうまく言ったもので、
    ここでいう虐げられた人々と言うのは

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    2011年09月21日
  • 悪霊(下)

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    いわゆる、ドストエフスキーの五大長編と呼ばれている小説の中で、
    僕が読む一番最後の作品がこの『悪霊』でした。
    最初に『罪と罰』を読んで、つづいて『白痴』、『未成年』、『カラマーゾフの兄弟』と
    読んでいったのでした。
    けっこう、読んだ作品の間の期間が長いのですが、
    読むたびに深く作品に入り込めていけているような気がしています。
    『罪と罰』よりも『白痴』のほうが作品の理解度が高くなった、というような気がする。
    それだけ、ドストエフスキーになれてくるのでしょうね、そのうち何年かして再読したら
    もっとよく読めそうな気もします。

    こんなことを書いていると、読んだことのない人は、きっと難解なのだろうと

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    2011年07月19日
  • 悪霊(上)

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    上下巻合わせて1300ページくらいある中で、最後の300ページくらいは目を離せない展開なのですが、それまでの前置きとでもいえる部分には読むのに忍耐が必要でした。が、面白いことは面白いのです。

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    2011年07月19日
  • カラマーゾフの兄弟(下)

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    ドストエフスキーの寿命が長ければ、この作品の続編があったという構想が遺されていたようです。悲惨な物語でなければ読みたかったですね。アリョーシャみたいな人はあなたの知り合いにいませんか?

    ついに、この大作を読みました。
    芥川賞作家の金原ひとみさんが、上巻を読むのに4ヶ月かかったとか
    中巻の帯に書かれていました。最初はつまらない、と。
    でも、僕は読んでみて、そんなことはなく、初めから面白く読めました。
    これからどう物語が展開するんだ?という興味をひかれるんですよね。
    俳優のきたろうさんの息子さんはこれを読むのに半年かかったとか
    『ほぼ日』で読みましたが、僕みたいな「今、自由人」にさえ、
    読むのに

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    2025年06月12日
  • 罪と罰(下)

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    登場人物の精神状況があまりにおおげさじゃないかなんて感じたりもしたんです。一つ一つの行動に根ざす感情が誇張されているような気がする。それは、冷静な日本人だからそう思うのかもしれません。この時代、決闘なんかもあったロシア人にとっては、そういう心の揺れとか激情というものはありきたりのものだからこそ、こういう小説が生まれたんだともとれます。

    ロシア文学初挑戦。
    ドストエフスキーなんて名前とイメージから、
    けっこう堅めの文学なのかなぁと予想して読んでみたのですが、
    これがそんなこともなく、読ませられる小説で、面白く一気に読んでしまいました。
    名作なんていわれると、真面目くさっていて、倫理観とかをおし

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    2025年06月06日
  • 悪霊 2

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    ややのんびりした感のあった第1巻と打って変わって、めまぐるしく物語が展開する第2巻。キリスト教や社会主義思想の知識に乏しい自分にとっては難解な部分もあったが、それでも巻末まで一気に読めてしまうのは、ストーリー手リングのうまさ、登場人物の個性豊かさのゆえだろう(特にピョートルの気忙しい性質の描かれ方は印象的だった)。
    第1巻の刊行からかなり間が空いているので、巻末にある「第1部のあらすじ」は巻頭にあるとなお便利だったと思う。

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    2011年05月17日
  • 死の家の記録

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    予想外に面白かった。死の家に閉じ込められた徒刑囚がこんなにも人間味に溢れているとは思わなかった(あくまで今作中の話だが)。特に動物に関わるエピソードは微笑ましい物が多い。
    時間があったらもう一回読みたい。

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    2011年04月29日