ドストエフスキーのレビュー一覧

  • カラマーゾフの兄弟〈3〉

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    2巻と比べて話の展開が早く、分かりやすかった。ミーチャ視点の話が大半で、事件が起きた日のことが詳しく書かれており、彼の焦ってる様子がよく伝わった。

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    2023年02月28日
  • 罪と罰 中

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    ネタバレ

    3章
    1 ラスコーニコフの部屋
     ラズミーヒンがドゥーニャ親子を連れ出して、ラスコーニコフの容体は自分が見て、報告するから、ゆっくり休むようにと言う。ドゥーニャ親子はラズミーヒンを親切な人と思います。ただ、ラズミーヒンは自分でも言ってますが、ラスコーニコフの女家主ともいい仲になっているので、単なる親切心からだけではないようです。しかも、ラズミーヒンは、その女家主をゾシートフに押し付けます。
    2 朝が来てラズミーヒン起きる。昨日の酔っ払ったときの行動を後悔している。酒飲みにはよくあることだ。ゾシトーフが入ってきて、二人の会話。ゾシートフが帰り、9時、ラズミーヒンは旅館に行く。ラズミーヒン、ドゥー

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    2023年03月01日
  • カラマーゾフの兄弟(下)

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    初めて読んだドストエフスキー。ロシア文化や宗教、時代背景などはほとんど知らずに読んだので、よくわからない箇所もあったが、下巻はするすると読むことができ、面白かったです。

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    2023年02月18日
  • 罪と罰 下

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    殺人を犯した人間の心理描写は卓越している。が、いくら精神的に病んでいるとはいえ、知性ある者だけにたかが金貸しばばあの金で人生を好転させようとする筋立ては、現実味に欠ける。

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    2023年01月30日
  • 未成年3

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    草稿段階でのタイトルが「混沌」だったというのが納得できるような大ドタバタ劇。

    娘が父親を禁治産者にしようとする企みを書いた手紙の行方が一貫して重要なのだが、その肝の手紙をコートに縫い付けた後、ちっとも現物確認をしない主人公が、案の定悪友に騙されすり替えに遭う。

    父親が女中に手を出し主人公を産ませ、従僕と結婚させ、その従僕が死ぬとその女中と結婚しようとして、やっぱり別の人にプロポーズしたり、その相手は息子(主人公)の想いびとだったり、とかなり精神分裂気味で、物語終盤で本当に分裂する。

    これでドストエフスキー五大長篇を読み終えた。




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    2023年01月23日
  • 罪と罰

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    とても面白かった。
    人間の思想、捉え方によってこうも人生が変わるとは。
    いろいろ考えさせられる内容でした。
    まんがで読みやすかったので、違うものも読んでみたくなりました。

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    2023年01月16日
  • カラマーゾフの兄弟〈2〉

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    イワンがアリョーシャに話をする内容が特に難解でした。この後に続くゾシマ長老の過去の話が簡単に感じられるほどです。

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    2023年01月15日
  • ステパンチコヴォ村とその住人たち

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    ユーモア小説ではあるけど、そこまで笑えるというほどではなく、普通にこの状況やばいし怖くないか?と思う場面も多かった。
    ただ、他のドストエフスキー作品に比べると、思想や宗教についてのことがほぼ書かれてないし、難しさもないので読みやすい。

    自尊心を拗らせに拗らせたフォマーが本当に読んでてイライラした。
    なんでも被害者面して「侮辱された!」とか言うのはすごく卑怯な攻撃の仕方だし、それに対して周りの人たちもそうだそうだ!ってなったり、謝ったりしてるのがこれまた余計にイライラさせる。
    家のなかにあんな人がいたら心が休まらないだろうに、なんであそこまでフォマーにみんな執心してるのかわからなかった…。

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    2023年01月09日
  • ステパンチコヴォ村とその住人たち

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    ネタバレ

    フォマーのこじらせた自尊心が平和な一家を恐怖に陥れる筋書きは、かつてのドスト自分達と重ね合わせて苦い思いを含めつつ、それを風刺させる事で過去の精算をしたのだろうか。

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    2022年12月24日
  • 罪と罰 1

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    『同志少女よ敵を撃て』を読んで、久々にロシアふに触れたくなり10年以上ぶりに再読
    光文社の新訳版は初めて
    訳が良いせいか、この作品はこんなに読みやすくて面白いストーリー展開だったかと認識を改めた

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    2022年12月19日
  • 未成年(下)

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    下巻のラスト200ページくらいは怒涛の展開なので先が気になってどんどん読めた。
    ただ、五大長編のなかではやはり読みにくいしわかりにくくてあまり楽しめない部分もあった。

    トリシャートフについてもっと知りたかったなぁ。
    なかなか魅力的なキャラだったと思う…。

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    2022年12月07日
  • 地下室の手記

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    ドストエフスキーらしい文体、生々しさ、そして抉ってくる感じがとても良かった。自分もこういう人間じゃないか?と考えさせられ、ちょっとした不快感すら感じる。でもその「生々しい等身大の姿」をこうして文章で表現できてしまうのだから、ドストエフスキーは恐ろしいなとも感じる。

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    2022年11月29日
  • 白夜/おかしな人間の夢

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    初期の傑作短編でありドストエフスキーらしくない感傷的な作品である「白夜」と、『作家の日記』内から掌編を3つと、エッセイがひとつ収録されています。表題作の二作について、かんたんな感想を。ネタバレがありますので、ご注意を。

    「白夜」
    主人公の夢想家の26歳の男がある夜に、17歳の乙女ナースチェンカと出合う。その四夜の物語。現代のいまとなってはベタな話かもしれないけれど、よかったなあ。スタートが夢想家である主人公の夢想語りなので、これどうなるの? と心配したけれど、胸をついてくる切ないけどあたたかな読後感でした。ピュア・ラブです。頬を伝う涙ぶんのあたたかみ。純粋な愛は、自分の幸せよりも愛する人の幸

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    2022年11月25日
  • カラマーゾフの兄弟〈5〉エピローグ別巻

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    暫く間が空いたが、今日5巻を読み終えた。感想は?と聞かれると少し躊躇する。あまりにも表現が、気持ちが、そして神とのつながりや断絶が強すぎ、理解できない部分が多い。作者の神経の繊細さと激しさ、愛への狂おしいほどの猛進。兎に角もう一度読まないと理解は半分かもしれない。ロシアの人名や地名の難しさ。特に人名は下を噛みそうだし、相性と正式な呼び名の違いに混乱する。また、いつか読み直してみようとは思う本だ。

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    2022年11月01日
  • 悪霊(上)

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    「罪と罰」が面白かったので、そのまま本書を手に取った。会えば身内だろうと浮浪者だろうとお金無心されるってどういう状況T_T 価値観ががらりと変わる時代においてインテリたちが苦悶するのはなんか、ちょっと三島とか太宰とかと近いものも感じるなぁ。死の捉え方も興味深いとのがある。登場人物再整理しつつ…下巻に続く。

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    2022年10月23日
  • 未成年2

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    ドストエフスキー五大長篇のひとつ。カラマーゾフの前の4番目の作品。

    1巻を読んで間が7ヶ月空いているので、記憶を呼び起こすのが大変だったが、亀山郁夫さんによる「読書家ガイド」に1巻の振り返りがあったので助かった。

    内容は、登場人物が全員一筋縄では行かない人たちばかりで、だれに感情移入したものやら、悩ましいが、主人公アルカージーの一人称形式なので、アルカージー目線で読むしかない。。

    セルゲイ公爵が何でこんなにモテているのか全くもって謎。

    原題は「無秩序」だったらしく、その名の通り、主題が見えないまま最終巻へ。

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    2022年10月11日
  • カラマーゾフの兄弟〈1〉

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    ひとまず1巻目。
    橋田壽賀子ドラマもかわいく思えてくる、長ゼリフのオンパレード。
    その一つひとつが激しくて、蒸気機関車がかわるがわる頭の中を走り抜けていくような読み心地。
    グルーシェニカの悪女っぷりがすごいな。
    カテリーナさん(なんか、「さん」つけたくなる)がかわいそうじゃないか……。
    アリョーシャのこれからにハラハラしつつ、2巻に進みまーす。

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    2022年10月04日
  • 罪と罰 2

    A

    購入済み

    話が動いてきた

    あい変わらず登場人物の感情や行動はよく解らないところがあるが、
    まぁ現実世界でも他人の考えてることは解らないのだから
    そういうものかもしれない。
    話が動きだして面白くなってきた。
    マルメラードフの件はなんとなく身につまされるものを感じる。
    それはともかく、ラスミーヒンはいい奴だ。

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    2022年10月02日
  • 罪と罰

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    罪と罰、小説の方に何回もトライしたが途中で挫折してしまっていた。
    呼称が人によって違い、ファーストネーム、ラストネームの他にミドルネーム?あだ名のようなものとその人それぞれが関係性によって呼び方を変えたりしているようで、誰のことを言っているのか複雑だったりで読みすすめられなかった。

    漫画は理解しやすくてやっと内容をすべて理解できたことに喜びを感じた。

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    2022年09月25日
  • 地下室の手記

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    ネタバレ


    生きづらさを抱える主人公が孤独に耐えきれなくなって、親しかった同級生を訪ねるが、歓迎されず、それでも同級生たちの集まりに誘われてもないのに参加する場面。主人公は仲良くなかった同級生たちを見下しながらもわざわざ参加する。
    だが、待ち合わせの時間に行っても誰も来ず、あとで時間の変更を知らされてなかったことを知る。その後も職業を訊かれ、答えたら給料が少ないのではないか?とバカにされる。
    屈辱を受けて怒る主人公。
    この集まりに参加しなきゃよかったのにって思ったけど、それ以外につながりがなくてしょうがなかったのかな。今はインターネットでいろんな考えの人を知ることができるけど、昔はもっと閉ざされていて、

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    2022年09月11日