ドストエフスキーのレビュー一覧
-
Posted by ブクログ
まだ星はつけれない。だって上巻しか読んでないんだもの。
現時点での感想は、登場人物が多すぎる!ってことだね。なかなか読むの苦戦したもんです。
長男ドミートリィ、次男イワン、三男で主人公のアレクセイの中では、1番アレクセイが腹の底が見えない感じがありますね。
宗教的な物語なので、日本人としては感覚的に掴みづらい部分も多いのですが、価値観がほんとに違う感じが大変興味深いです。
大審問官はすごかった。
どうすごい、何がすごいってのはちょっと言葉にするだけの語彙力がなくて悔しいな。
とりま中、下も読みたい。読んだくる。めっちゃページ数多いけど。
はい、全部読み終えたので星つけました。下巻まで読むとこの大審問官の捉え方もまた変わってくるね。このでっかいストーリーすらも伏線じゃないかなと思ってしまうくらい。 -
Posted by ブクログ
ネタバレ酷い親を持った子の思想形成のパターン、として読んだ。
何を拠り所に生きていくか。
ドミートリーは純粋さと情熱、イワンは知性と思想、アリョーシャは敬虔さと素直さ、スメルジャコフは狡さ。
最後のアリョーシャの演説でふと涙が出てしまった。
「いいですか、これからの人生にとって何かすばらしい思い出、それも特に子供のころ、親の家にいるころに作られたすばらしい思い出以上に、尊く、力強く、健康で、ためになるものは何一つないのです。君たちは教育に関していろいろ話してもらうでしょうが、少年時代から大切に保たれた、何かそういう美しい神聖な思い出こそ、おそらく、最良の教育にほかならないのです。そういう思い出をたくさん集めて人生を作りあげるなら、その人はその後一生、救われるでしょう。そして、たった一つしかすばらしい思い出が心に残らなかったとしても、それがいつの日か僕たちの救いに役立ちうるのです。」(p653) -
Posted by ブクログ
ネタバレ書きたいことが山ほどあるので忘れないうちに箇条書きで残すことにする✒︎
・下巻の裁判のシーン、めちゃくちゃ面白かった。長々と書かれているけどスラスラと文字が入ってきて不思議に思うくらい。
・今の時代だったら杵の指紋から犯人を特定する形になるんだろうけど、まだ証拠を証拠として扱えない時代...。こういう結末を迎えた事件も多かったんだろうな。
・この長さになるとつい上巻の内容を忘れがちなんだけど、中下巻にもちゃんと全て関わってきていて感嘆した。マジでどうやって書いたんだろう。
・ミーチャの罪が確定するところや、無罪であっても有罪であっても罪を受け入れるシーン、各個人の良心の呵責を見ると、本質は《罪と罰》で描かれていたものと同じだなと思った。
・解説でドストエフスキーの生涯を知り、この本ができた経緯を知れた。
・論理的思考が故に自己対峙すると危うくなるイワンの姿は哲学者そのものだなと感じた。
・上中巻は宗教的問いが多めだったけど、下巻は少なく感じた。が、人は信仰を捨てるとたちまち不安定になり、イワンみたいになるのかもとは思った。そのため信仰とは不安定なものでありながら、人の根底に根付いているもので完全に手放す事はできないのかもと思った。
・今回は小説として読んだけど、哲学書として読んだらまた違う感想を持つのかも。特に信仰がもたらす生活への直接的な影響は、もっと当時のロシア情勢を、キリスト教を深く学ばないと完璧には理解は出来なさそうだ。 -
Posted by ブクログ
漸く読み終えた。世界文学最高傑作としてよく引き合いに出されるが、思ってるよりカジュアルな物語ではあった。「上」の大審問官や2章での難しい議論は後半には息を潜める。ドストレートな話で少しびっくりはした。最後も現代からすると、微妙(ありきたり)だと感じてしまうオチかもしれないが(というか、breaking bad(->子供小話、流刑などがおそらく想起させてる)味がなぜか漂っていてそれだった。)、読む価値は確実にあったし、とにかく読み切れたことが嬉しい。
「下」において特に印象に残ったのは、心理学の諸刃の剣性についての部分。援用として凄く良さそうとか思ってしまった。プロットもかなり複雑で、1500の行方についてはかなり良く、動機や複雑な人間関係何をとっても高度である。 -
Posted by ブクログ
都会で暮らす「私」は、育ての親である「おじ」が大変な状況に置かれていることを知り慌てて里帰りをする。
そこで出会う様々な人々に振り回される「私」と人がいい「おじ」との二日間を描くドタバタ笑劇
人を疑わず、学者を崇拝しがちなおじを好きなように操る、学者を名乗るフォマー。そのフォマーなしでは生きていけなくなっているおじの母である将軍夫人。この2人から叔父を助け出し、実家を平和にする話……かと思ってよんでいたので、まぁ、びっくり。そういう方向かぁ。これは喜劇だわ(笑)→
ドストエフスキー初期の作品らしいこちら、いい意味で勢いがあって、圧倒される。個性的なキャラクターがたくさん出てきて、なんか目が離せないままページが進む。
第二部に入ってから一気に話がおかしくなり……なるほどなー!!
「罪と罰」とはまた違った読み心地!面白かったー!! -
Posted by ブクログ
ネタバレ終わってみれば何のことはないのだが、語り手アルカージーだけが事態に気づいていないパターンが繰り返され、読者としても振り回されるかたちになった。
父と子が揃って幼稚で、醜態を演じていて呆れ返ってしまった。特に感動屋で相手の嘘を見抜けないアルカージーにはヤキモキさせられる。どこに行っても子ども扱いされていて、まさにその通りの若者なのだ。今後働き口を探したら探したで何かよからぬことに巻き込まれそうだし、大学に行ったら行ったで詐欺に遭いそうで正直不安だ。
マカールの話を聞いているときだけは少なからず幸せを感じた。しかし彼の話はそれを聞いている瞬間は感動を呼び起こすが、忙しない日常のなかに埋もれていくものなのかもしれない。そのためには語り続けなければならず、アルカージーやその家族に必要なのはマカールだったのではないかと思う。
それにしても大変な物語だった。読みにくいことはなかったが、読み切るにはそれなりに根気がいる。アルカージーに付き合う根気が。 -
Posted by ブクログ
ネタバレ話の流れが掴みにくく読みにくいが、人々の理想や信念や思想がたくさん出てきて、それにじっくり向き合いたくなるような小説だ。
死者が出たのは驚きだったが、この出来事を通してまた登場人物たちがどう考えるのか、興味がある。
主人公アルカージーには、父と母を憎むのに十分な理由があるように思うが、そう単純には描かれていないことが徐々にわかってきた。憎んでもいるが愛してもいる。人間の複雑な心を深く見つめる視線を感じて好ましい。
妹のほうが落ち着いた聡明さを見せたりしていて、アルカージーのそそっかしさが目立ち、これから何をするつもりなのか心配だ。
その未熟なアルカージーの目線で話が進むため、全貌が見えていない。まだ今は細部を積み重ねていく段階で、今後いろいろなことが作用しあっていくのを予感して期待している。 -
Posted by ブクログ
『悪霊』と聞いてどんな姿を思い浮かべる?
姿があるものと仮定してだけど
なんか、むにゃむにゃっとした奴
向こう側がぼんやりと見える半透明で、色は黒っぽいけど、青でもあって、見ようによっては赤っぽくもある
体はなんか剥ぎ取られたカーテンのようで、形はあるようでないような
とにかくでっかくてゆらゆらしていて、何かこう覆いかぶさってくるような
で、ギザギザした口と尖った目が付いている
自分が思い浮かべる『悪霊』はそんな姿だ
そしてドストエフスキーの『悪霊』もそんな物語だった
別にいいのです
誰にも理解されなくても
『悪霊』はなんかむにゃむにゃっとした悪意のかたまりの物語でした
さぁ、ネンイチドスト来年は〜
『未成年』で〜す(サザエさんのエンディングか!)
と、その前になにやら「別巻」というのがあるらしい
一応読んでおくかー