ドストエフスキーのレビュー一覧

  • 罪と罰(下)

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    ネタバレ

     貧しいエリート学生ラスコーリニコフが、殺人を犯した罪と如何に向き合うかを描いた作品。
     彼は、大いなる善行のためには、その過程において一つの悪行も厭わないことが必要であると考える。また、真の英雄であれば、悪行に対して、罪の意識を負わないはずであるとの思想を持つ。
     水面下で激動する帝政ロシア末期において、社会主義的思想ばかりが先行し、人間として大切なものが見失われていることを指摘した作品と理解した。

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    2026年02月23日
  • カラマーゾフの兄弟〈3〉

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    肝になる事件が起きた、というところか。出てくる人たちがものすごい勢いでしゃべるので、ちょっととまどうところもあるんだけどさ。でも、そこが面白さなのかもしれない。昔誰かが、一巻を読むのに半年かかり、二巻から五巻が一気読みだった、なんてコメントを出していたのを読んだ記憶があるけど、たしかに二巻以降、引き込む力が強くなった気はする。

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    2024年10月04日
  • 罪と罰 上

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    三島由紀夫、小林秀雄、村上春樹、平野啓一郎、…
    ドストエフスキーを読んで人生が変わった、影響を受けた、と随筆などで書いている作家や著名人を今に至るまで、本当に多く見かけてきた。
    時代に関わらず普遍的なメッセージがあるんだろうなぁ、とは思いつつ、これまで何度もトライしては挫折している。
    まず、本筋から外れるエピソードが多い。今時のストーリーを追うものではないと分かってはいるが、それにしても話が進まない。
    また、登場人物の名前が分かりにくく、同じ人が複数の呼び名で登場する。
    齋藤孝氏は、登場人物の個性的なところにも注目すると良い、などと著作の中で触れていたので、今回はそういうところを含めてじっくり時間をかけて読んでいこう、と思い再トライ。普段は上下巻になっている場合、下巻を読み終わってからまとめて感想を書くが、今回は忘れないうちに、と思い現時点の感想を。
    一つは、酒、そしてそれによる酩酊状態の場面が多い。ロシア人はウオトカを日常的に大量に呑み、アルコール依存が社会問題になっていると聞くが、それはここでもベースになっているのではないか。
    また、上巻後半までは冗長な表現が多く、読み進めるのになかなか忍耐力が求められたが、ラスコーリニコフの書いた論文のくだりに入って、それまで感じていた「なぜラスコーリニコフが殺人を決意したのか?」というモヤモヤが晴れて、一気に引き込まれた。
    下巻が楽しみだー!

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    2024年10月03日
  • 賭博者

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    ネタバレ

    本作は最初から最後まで貴族社会を描いた物語であるということである。その前提がないままに読みはじめた私は、 デ・グリューが「僕」の見分けがついていない意味も、「ぼくが同じテーブルに勝手に顔を出したので、将軍はいかにも不満げに僕を見やった」意味も 理解できなかった。
    上記のような仕打ちを受けて、僕が特に憤慨したり傷つく様子がないことも相まって、よほどこの主人公は捻くれ者なのか、 或いは将軍との間にどんな因縁があるのだろうかと勘ぐりながら読み進めることになった。
    だが、ここが19世紀欧州の貴族社会であることを理解すれば、 単なる家庭教師である僕が、決して貴族たちと同等の扱いを受けられるはずがなく、また、彼がそれを受け入れていることにも合点がいくのである。
    そういう意味で、貴族社会に縁のない私にとっては非常に興味深い作品に感じられた。

    例えば、本作には以下の様な記述がある。
    「こういう人物と並木道を散歩するのは、べつに問題ないどころか、かりにこういう表現が可能だとして、人物証明の代わりになる。」
    「将軍としてももはや、こうした風変わりな女性の姻戚関係で、一般客たちの間に自分の名が穢されるのではないかなどと恐れてはいなかった。」
    これは、貴族社会の狭さを象徴している。それは、まあ当然の話だろうが上流階級の数は限られているだろうし、それも名門になればなるほど名が 知れ渡っているだろうから、彼らはその一挙手一投足に気を遣わなければならないのである。
    その様は、皮肉にも社会階級で言えば真逆の小さな村社会のような状態であったのだろう。

    他にも、執事や小間使いがそもそもカジノに入れなかったり、「温泉地では、〔.....〕ホテルの支配人や給仕長が部屋を客人に 割り振るさいに指針とするのは、客の要求や希望よりもむしろ、客人にたいする彼らなりの個人的な目である。」というように、 本作では至る所で当然の様に貴族社会が、つまり階級差別が描かれている。

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    2024年09月27日
  • カラマーゾフの兄弟(下)

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    神秘的な客の章が好きなのです。
    あれこそ罪と罰なのだなと思った。
    罪を犯したあとの苦しみで人はどうなるのか?
    を書いている。
    ぞっとするような、後悔の想いが自分を縛りつけて身動きができなくなってしまう。恐ろしいね。

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    2024年08月29日
  • カラマーゾフの兄弟(中)

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    やっと読み終わった
    この本を買って読み始めたのは半年前くらいかな?
    流石に冗長すぎて、まんがで読破バージョンで1度読んでからまた読み返したら頭に入った。

    探偵小説とも言えるし、恋愛小説とも言えるし、哲学的な本とも言えるし、なんとなーーくすごい本だってのは分かる。

    だけど、流石に長すぎるし今の自分の価値観と違いすぎて登場人物に後にあまり共感出来なかった
    は、は!

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    2024年08月20日
  • カラマーゾフの兄弟〈5〉エピローグ別巻

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    訳者による解題がとても興味深く、解題を踏まえたうえでもう一度読み直したくなりました。引っかかりを覚えた一文や、何気なく通り過ぎた箇所にそんな意味が込められていたのか、と驚きました。
    謎がたくさん残る小説でしたが、とても読みごたえがありました。最後まであきらめずに読めてよかったです。でも理解しきれている自信はないので、いつかまた復習したいな。

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    2024年08月01日
  • 賭博者

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    ギャンブルの怖さがよくわかる小説。ドストエフスキーが、債権者である出版人に苦しめられて、わずか27日の口述筆記によって完成。そのため、とっ散らかった序盤の読みづらさや、登場人物によっては行く末が尻切れトンボな人もいますが、著者のギャンブル経験あっての迫真な賭けのシーンは十分楽しめました。

    あらすじ:
    家庭教師のアレクセイ・イワーノヴィチは、金策にパリなどを駆けずり回り、南ドイツのカジノがある観光地に滞在している雇い主の将軍一家に合流します。この将軍、借金だらけで、フランス人債権者のデ・グリューに首根っこを抑えられている始末。頼みは、危篤状態の資産家のお祖母さんの遺産。それが手に入れば全額返済しても余裕な莫大な金額なため、遺産を手にマドモアゼル・ブランシュとの結婚を考えていたのでした。一方、将軍の義理の娘ポリーナに恋焦がれるアレクセイは、遺産がポリーナに与える影響をフランス人債権者のデ・グリューとの関係を勘ぐってヤキモキします。そんな折、お祖母さんが皆の宿泊しているホテルに現れて、亡くなるどころか健在ぶりを披露。アレクセイを伴ってカジノに行き、ルーレット勝負に大金を賭けはじめて…。

    ギャンブルではアルアル話しの心理面の変化が、著者自身も賭博者だけに、なんとまあリアルな書きっぷり。賭けにハマって行く過程やスリル、そして運に見捨てられて破滅に至る終局や、勝っても負けてもお金に群がる人たち…そんな悲喜交々がドキドキしながら味わえました。やっぱりギャンブルは胴元が儲かるようにできてるんですね。読書中は某有名通訳もこんな感じだったのかなと脳裏をよぎったのでした。

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    2024年07月31日
  • カラマーゾフの兄弟〈4〉

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    ボリュームが大きかった…!なんとか読み終えられてよかったです。
    どこも読み落としできない場面で、重厚感がありました。

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    2024年07月26日
  • 悪霊 3

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    ネタバレ

    いよいよユーリヤ夫人の祭りが開催されて、次々と事が起こる。思惑や行き違いやらで混乱が起きる描写はとても想像しやすかった。ピョートルのことだけは信じてはいけなかったのだ。
    3巻では主要人物たちが次々と殺されたり病死したりして少し戸惑った。特に善良と言える人たちが死んでいくことに抵抗感があり、シャートフ殺害のシーンは悲痛ですらあった。生き延びると思われたニコライまでがあんなことになり、最後には虚しさだけが残る。
    どういう意図で書かれたものなのか私には分からないが、これまでの生活と人生を捨てたヴェルホヴェンスキーが「許してあげなければ」と繰り返すシーンは胸を打った。

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    2024年07月25日
  • 白痴2

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    どうだ見たか!これがドストエフスキーじゃい!(# ゚Д゚)

    「白痴」と言われる主人公ムイキシン公爵と炎の友ロゴージン、そして謎多き絶世の美女ナスターシャの三角関係を描く恋愛小説の名作『白痴』

    混乱のままに終幕した第一部に続くこの第二部はなんとナスターシャが一切登場しません(厳密には一言だけ声の出演があるんですが、最初誰だかわかりません)
    おかげで物語は一切進みません
    文庫本400頁弱の間それはもう見事に進みません

    マジすか?マジすかドスちゃん?

    マジ須賀小六(いらんいらん)

    そして物語の本筋とは関係ないことを異常なまでにこねくりまわします
    いやもちろん底んところで主題とつながってるんだろうけどさ

    でもやっぱり関係ないことこねこねしやがって!と思うのよ
    そんなにこねたら酵母死ぬわ!一切膨らまんわ!と思うのよ

    だけどこれこそがドストエフスキーなのよ!(ほんとに分かってる?)
    そしてこれが面白い!

    人間の内面を皮肉を込めてなんたらかんたら言いたくなるのよ!

    ドストエフスキーってそういうものなのよ!

    でも第三部はどうか話進めて下さい
    なにを読まされてんねんとちょっと思いました
    ちょっとです

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    2024年07月23日
  • 悪霊 2

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    ネタバレ

    一巻では何が起きようとしているのか分からなかったが、二巻でようやく把握できてきた。気づいたときにはもう遅いという事態になりそうだ。
    二巻なのに登場人物がどんどん増える!でもその分人物像に深みが増すので、なくてはならない人々なのだ。
    主要人物は誰も彼もが拗れた事情を抱えていて、敵か味方かと簡単に振り分けられないリアルな複雑さがたまらない。社交界のしがらみや利害関係、親子の不和など、人間関係に読み応えがあると感じた。
    チーホン神父とニコライの会話が特に面白かった。自ら破滅に向かおうとするニコライと、別の道をすすめる神父。罪というものの捉え方と、自分を許し他人に許してもらうことが人生にどういう意味をもたらすのかを考えてしまう。

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    2024年07月19日
  • 悪霊 1

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    ネタバレ

    登場人物が多いであろうことは覚悟していたが、何人かが頭の中で同一人物になってしまって、修正するのが大変だった。でもそれだけたくさんの人が登場するだけに、人間関係に厚みがあって面白い。
    見た目だけの人物描写ではなく、その人物のかもしだす空気まで伝わってくるようで印象的だった。信念は顔に表れるし、それぞれに生々しい感情があり生きていると感じられる。激情的なのにも関わらず非常に繊細な面も描かれており、言葉の意味をひとつひとつ拾いながらそれぞれの事情を読み解いていく。
    ハッキリとものを言わない人々の見せた断片を集めて、徐々にこの町で起きた問題の姿が明らかになってくる点が絶妙だった。下手なことを言わないように口を閉ざして、登場人物の一人として動向を見守っているよう。
    2巻、3巻でどのような話になっていくのか楽しみだ。

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    2024年07月11日
  • 白痴1

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    ドスト!エフー!スキー!とぉーッ!(なんの変身ポーズやねん)

    1年ぶりのドストエフスキーです
    『白痴』全四巻スタートです

    「白痴」とは重度の知的障害の呼び方。差別用語とされることがある。(ウィキペディアより)
    とのことなんですが、なんとなくドストエフスキーが意図したものと日本語としての「白痴」はちょっとかけ離れた感じもするんです
    まぁ『白痴』があまりにも定着しているがために、文中も「白痴」を使わざるを得ず、亀山郁夫さんのすんばらしい新訳がちょっと窮屈な感じになっているのがちょっと残念でした
    んでも、なんて言うか去年『罪と罰』を読んだ時にも感じたドストエフスキーに対する凝り固まったイメージを完全破壊してくれる恐ろしいまでの読み易さは健在です
    ありがたい

    はい、はい、第一部ね
    『白痴』第一部よ
    まぁ簡単に言うととてつもなく長い登場人物紹介です
    これ、めちゃくちゃ的を得た表現なんですが、こう聞くと面白くなさそうじゃないですか?退屈な感じがするでしょ

    でも面白いのよ
    もう面白いの
    さすがのドストエフスキーよ

    そしてこの『白痴』は恋愛小説なんですね
    主人公のムイスキン公爵はなんかもう好き
    ヒロインのナスターシャはなんかもう良くわからん
    恋敵のロゴージンはなんかもうアホ

    そして出てくる人みんなちょっと色々考えすぎておかしくなってね?っていう人ばっかりで、ドストエフスキーだわーって感じ

    そしてなんかあれハッピーエンドで話終わっちゃいそうだけど…からの急展開で、どうなっちゃうの?の第二部へ!

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    2024年07月03日
  • カラマーゾフの兄弟〈3〉

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    かなり話が動いてきた!と感じました。ミーチャの感情がすごく豊かに表現されていて、人間臭くて、腹が立つところもあるけれど魅力的だなと思いました。
    1巻読むごとに体力が消耗されるので、少し休んで4巻も読みたいと思います。

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    2024年07月02日
  • 悪霊(下)

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    ちょっと深過ぎる。追いつきたいのと追いつきたくないのと気持ちが揺れる。圧倒的な何かにまったくもって人生観を変えられてしまう気がしてそれでいいのかどうかも分からぬまま見たくないものに覆いをかけるような日々が残された。

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    2024年06月09日
  • カラマーゾフの兄弟〈5〉エピローグ別巻

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    まずは約2週間かけて読破できた自分を褒めたい。非常に充足した気分。
    振り返ると、第一部は非常に苦しかった。正直面白くなかった。全く知らない登場人物の詳細がないまま会話ベースに話が進んでいく。誰が、どんな気持ちで話しているか読み取るのが非常に困難だった。
    第二部の大審問官は実は読み飛ばしてしまった。が、これから頑張って読み直そうと思う。
    第三部からは打って変わって手が止まらなくなった。少しずつ各キャラの性格や、物語の向かう先がわかってきたのと、ドストエフスキーの文章(と、訳者の亀山さんの文章)に慣れてきたのもあり、一気に読みやすくなった。
    第四部は終着点。正直最後は、えっ、これで終わり?と思ってしまった。
    そしていよいよエピローグ。最後、子供達とアリョーシャのやり取りを読んでいて、ふっと気持ちが軽くなった。少し、未来に希望が持てそうな気持ちだった。
    そのうえで、亀山さんの解説を読むと、いろいろ納得できるところも多く、もう一度読みたいと思ってしまうのが不思議なところ。また落ち着いたらカラマーゾフの兄弟の世界に足を踏み入れてみようか。

    もっと面白い本は世の中にたくさんあると思うが、それでも傑作と名高いカラマーゾフの兄弟を「読破」した側の人間になれたことが嬉しい。
    万人におすすめはできないが、読書好きな人にはぜひ、読んで欲しい作品です。

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    2024年05月26日
  • カラマーゾフの兄弟〈3〉

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    第一部、第二部となかなか読みにくかったが、第三部にして一気にスピードガンが出て読み応えが出てきた。
    各登場人物の動き、背景が少しずつ合わさってきて、最後まで一気に読み終えたくなってくる。

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    2024年05月23日
  • 罪と罰 3

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    150年以上前の作品だが、古典的名作として読み継がれ、いまなお色褪せないのは本作品は人間の本質を描いているからであろう。ルージンがソーニャを責問する場面やカテリーナが狂乱し召される場面は心がきゅっとなる。犯した罪を軽視しながらも罪の意識に苛まれ強迫観念に駆られ続けたラスコーリニコフ。最後の終わり方が緩やかな光と希望に包まれたものであるもの良い。

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    2024年04月09日
  • 罪と罰 2

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    「罪と罰」の3部と4部を収録。いやはや細に入った人物とと場面の描写は病的なほど。他言語かつ新訳ではあるが、流刑のどん底期にあったドストエフスキーの鬼気迫る魂が宿る。(実生活では関わり合いになりたくないが)ラスコーリニコフ以外の人間味あふれる魅力的な人々で構成される本作品だが、特にソーニャが聖書「ラザロの復活」を朗読する箇所は必読。

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    2024年03月26日