【感想・ネタバレ】罪と罰 中のレビュー

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Posted by ブクログ

とにかく人間の感情、悲哀、エゴ、理不尽さなどが隅々に描かれている。中編になって、やっと登場人物の名前(と愛称)をおぼろげながら把握できてきた。ラスコーリニコフの罪がいつ暴かれるのか、スリリング。

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2013年07月10日

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ネタバレ

上巻の冗長さが嘘のように、中巻以降は山場につぐ山場である。息もつかせぬ展開と言ってもあながち過言ではなく、いよいよ作者の本領発揮という感じだ。

中巻の見どころは、主人公ラスコーリニコフと予審判事ポルフィーリイの2度にわたる対決と、ラスコーリニコフとソーニャの密会である。中でも、ラスコーリニコフとポルフィーリイの初回の対決は際立ってエキサイティングだ。推理小説ばりの心理戦が展開されるだけなく、ここで初めて主人公の思想の全容が明らかになるからだ。上巻でちらりと示されたテーマが、さらに過激な形をとって再び読者に提示される。

すなわち、人間は「凡人」と「非凡人」に大別される。凡人は従来の思想の枠組みを越えることができず、既定の法に従うしかない人間である。一方、非凡人は新しい思想を創り、新しい法を制定することのできる稀有な人間である。よって非凡人は、その新しい思想が人類の進歩に繋がるなら、より良き未来のために既定の法を踏み越える権利を持つ。実際、ナポレオンなどの革命家たちは目的のためには流血も辞さない犯罪者だったが、同世代の大衆にとっては犯罪者でも、次世代の大衆は彼らを崇拝するようになる。ゆえに非凡人が思想の実現のため、未来の人類のために流血が必要だと判断した場合には、彼らは自分の良心に照らして、その許可を自分に与えることができる。(p141-155)

これに対する私の見解は置いておく。ただ私はこの説を否定したい、とだけ記しておく。ともあれ、このような思想的議論が、あくまで殺人犯と探偵との心理的駆け引きという体裁を崩さずに進行してゆくのだから、何とも心憎い演出だと思う。

この後、ラスコーリニコフはソーニャの家を訪れる。先の頭脳戦から一転して、こちらはスピリチュアルな熱狂に満ちたシーンである。不幸のどん底に落とされながらも信仰によってかろうじて正気を保っているソーニャに対し、ラスコーリニコフは「神なんかいない」とうそぶいてサディスティックな愉悦に浸ったかと思うと、いきなりひざまずいて彼女の足に接吻し、「ぼくはきみにひざまずいたんじゃない。人類のすべての苦悩の前にひざまずいたんだ」という有名な科白を口にする。そして、罪びと同士ともに行こうとソーニャを誘惑するのだ。

これはあまりに観念的というかほとんど誇大妄想であり、とても求愛とは呼べないものだろう。しかし、どこか「聖女を誘惑する堕天使」という構図を思わせる光景であり、主人公の勢いに気圧されて、こちらまでついファナティックな陶酔に浸ってしまう。ちなみにソーニャは金髪碧眼の美少女、ラスコーリニコフは栗色の髪に黒目の美男子という設定だから、ビジュアル的にもほぼ完璧である。

さらにこの後、再びポルフィーリイとの論戦が行われ、きわどい所まで追い詰められるが、偶然のアクシデントにより両者引き分けに終わる。そして「戦いはこれからだ」と主人公が自虐的な決意をかためるところで中巻は終わる。

この濃厚なメイン・ストーリーのほかに、主人公の妹ドゥーニャに恋する3人の男達(熱血漢ラズミーヒン、功利主義者ルージン、虚無主義者スヴィドリガイロフ)の物語も同時進行してゆく。中巻だけで3~4冊の本を読んだような酩酊感を読者に与えながら、物語は失速することなく、一気に下巻へとなだれ込む。

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2016年03月28日

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話も少しややこしいしロージャの目くるめく心境の変化に混乱しそうになるけど、何が一番取っ付きにくくしてるかっていうとロシア人の名前長い。いろんな形で呼ばれててわかるまでややこしい。ロジオン・ヌマーヌイチ・ラスコーリニコフ(ロージャ)。ながい!

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2011年11月04日

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登場人物が皆魅力的過ぎる。ドゥーネチカもソーニャもラズミーヒンも真っ直ぐでとても魅力的。でも読めば読むほど何よりラスコーリニコフの思想と意志の強さに惹かれていきます。

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2010年11月07日

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生とは?死とは?
善とは?悪とは?

善の為の殺しは善なのか?悪なのか?

小野不由美【屍鬼】もお薦め.

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2010年09月30日

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5点では足りない。

第4部。
ルージン氏との会食の場面。
ソーニャに『ラザロの復活』の朗読を強制する場面。
予審判事ポルフィーリィの尋問の場面。
怒涛の展開が、雪崩のように押し寄せてくる。
尋常ならざる緊張感。
今までの数多の伏線が収斂し、今まさに爆発せんとする。
その興奮が。

早く下巻を購入しないことには。

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2009年10月04日

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ラスコリニコフの家族などが登場。ラスコリニコフの事件でその家族の状況の変化やラスコリニコフと予審判事や警察署の人たちとのかかわり合いがなされている。

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2009年10月04日

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ネタバレ

3章
1 ラスコーニコフの部屋
 ラズミーヒンがドゥーニャ親子を連れ出して、ラスコーニコフの容体は自分が見て、報告するから、ゆっくり休むようにと言う。ドゥーニャ親子はラズミーヒンを親切な人と思います。ただ、ラズミーヒンは自分でも言ってますが、ラスコーニコフの女家主ともいい仲になっているので、単なる親切心からだけではないようです。しかも、ラズミーヒンは、その女家主をゾシートフに押し付けます。
2 朝が来てラズミーヒン起きる。昨日の酔っ払ったときの行動を後悔している。酒飲みにはよくあることだ。ゾシトーフが入ってきて、二人の会話。ゾシートフが帰り、9時、ラズミーヒンは旅館に行く。ラズミーヒン、ドゥーニャ、プリベーリヤの3人の会話。ラスコーの話。ラスコーニコフの婚約者の話題。ルージンからの手紙をラズミーヒンが読む。ラスコーニコフに侮辱されたので、連れて来ないでほしいとのこと。3人は外に出て、ラスコーニコフの部屋に向かう。
3 ラスコーニコフの部屋 ゾシートフがいる5人の会話。セクハラ男スヴィドリガイロフの妻マルファが亡くなった話題。ゾシーモフが帰る。ラスコーニコフの婚約者の話。ルージンの話。僕かルージンか。ラスコーがドゥーニャに対して、もしきみがルージンと結婚するなら、ぼくは即座に君を妹とは認めない。と言う。ラスコーがルージンの手紙を読む。ドゥーニャが、ラスコーとラズミーヒンに、ルージンと会うときに来て欲しいと言う。
4 引き続きラスコーの部屋 ドアが静かに開いて、おずおずとあたりを見回しながら、一人の娘が入ってきた。ソーニャ登場。ラスコーは一目見ただけでは誰かわからなかった。ソーニャは思わず人がいっぱいだったので、おどおどしている。ソーニャがラスコーにたいして、父の葬儀に出席するようにお願いする。ドゥーニャ親子が帰っていく。ドゥーニャとプリへーリヤの会話。プリへーリヤがルージンに断られることを心配する。ラスコーの部屋、3人が部屋を出て、ラスコーとラズミーヒンはポルフィーリィの家へ、ソーニャは自分の部屋へ向かう。3人が別れた後、ソーニャはある男に着けられる。その男は、最近ソーニャの隣に引っ越してきた男だった。
5 ポルフィーリィの部屋。ザメートフがいる。ラスコーとラズミーヒンが部屋に入る。ラスコーの犯罪論が展開される。ポルフィーリィ対応ラスコーニコフ。ラスコーとラズミーヒンが帰る。
6 ラズミーヒンとラスコーの会話。俺は信じないと言うラズミーヒン。ラスコーは見知らぬ町人に「人殺し」と言われる。ラスコーは家に帰り、寝込んでしまい、悪夢を見る。すると、彼の部屋の戸が開け放たれ、敷居の上に、まったく見覚えのない男がたって、じっとラスコーを見つめている。ラスコーは夢の続きだと思う。それから10分ほどが過ぎて、ラスコーは突然起き出して、誰かと問う。「あなたが眠っているのではなく、寝たふりをしておいでになるだけなのは、私も知っていましたよ。」スヴィドリガイロフ登場。
4章
1 ラスコーの部屋 ラスコーとスヴィドリガイロフの会話。妻マルファの話。幽霊の話。スヴィドリガイロフがドゥーニャに1万ルーブリを贈与することと一度でいいからドゥーニャに会いたいという。自分は旅に出るやもう婚約者がいるので、ドゥーニャのことは何とも思っていないという。ルージンの悪口。妻マルファがドゥーニャに3千ルーブリの遺言をしている。スヴィドリガイロフ帰る。
2 代ってラズミーヒンが入ってくる。8時前。ラズミーヒンは一度部屋に来たが、ラスコーニコフが寝ていたので、ポルフィーリィの家に行っていた。二人は廊下でルージンと会い、3人でドゥーニャ達が待つ部屋に入る。ドゥーニャは、ラスコーとルージンの仲直りを求めるが、



2 ルージンの結婚観が・・・
品行がよくて貧乏な(ぜったいに貧乏人でなければいけない)、ひじょうに若く、ひじょうに美しく、上品で教養があり、ひどくおびえやすい娘、人生の不幸という不幸を味わいつくして、彼には頭が上がらぬような生涯、彼らだけを救い主と考えて、彼だけを敬い、彼だけに服従し、彼ひとりだけわ賛嘆のまなざしで見つめているような娘をわくわくしながら思いえがいていた。
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2023年02月27日

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どんどん展開してゆく物語に息をつけないほど。次から次へと仕掛けを叩き込んで来る。最初は読み切るまでに何日かかるかと思ったが、中巻は引き込まれ過ぎて徹夜で完読。古典の凄さを思い知った。

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2022年03月01日

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頭脳戦が多いように感じましたが、ラズミーヒンがドゥーニャにデレデレになっているシーンがあり、若干癒やされました(?)。おどろおどろしい作品ではありますが、こういうややほんわかしたシーンもあるんですね。

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2022年01月05日

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おどろおどろしく現れた男こそドゥーニャの許嫁・ルージンだった。もう一人、奇っ怪な登場の仕方をしたスヴィドゥリガイロフ。ラスコーリニコフを追い詰めるポルフィーリイは、途中までは本当に刑事コロンボばりの活躍だったが……ソーニャの中に「罪」を感じたと独白する、あたかもイエス・キリストのように偉そうなラスコ。本書の題の一つである罪は、聖書で言うところの原罪を意味するのだろうか? でも殺人の血で汚れたラスコの台詞では説得力がないな〜

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2019年11月18日

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ネタバレ

FeBeで聴書

主人公の心の動きを整理してみました。
家族の訪問にて家族との再会に喜ぶも同時に拒絶する。
ソーニャの訪問にてソーニャに惹かれる。
ポルフィーリーのもとへ時計を取り返しに行くと称して偵察に行く。ラズミーヒンを騙す狡猾さが見られる。
スビトリガイロフの訪問に驚く、幽霊の話に自分の経験と重なりあっけにとられる。
ルージンと妹の縁談の破談。家族と絶縁する。罪人としての意識と決心が読み取れる。
ソーニャに会いに行く。彼女を自分と同じ罪人とし、一緒にいるべきだと考える。
警察署にてポルフィーリーと面会する。自白に行くのかと思いきや、ポルフィーリー見抜かれないように振る舞う。手の内を暴こうと心理戦を繰り広げる。

上巻はほとんど主人公について語られていましたが、中巻では家族や友人、その他の登場人物が多く登場し物語が豊かになってきます。さらに面白くなってきました。

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2018年03月18日

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いよいよ物語は揺れ動く中間地点。
ラスコーニコフの揺れ動く感情。しっかりと読めているとは相変わらず言い切れないが、その流れになんとなく身を任せていくと流れる感情というか、その揺れに惑わられ、時に焦り…最後ここはどこに落ち着いていくのか。最終巻の読みどころである。理解していないことを露呈する支離滅裂なレビュー…

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2016年10月17日

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上巻で金目当てで質屋の老婆を斧で殺害したラスコーリニコフ。中巻ではその罪の認識と葛藤しながら、物語が進む。
ようやく意味が分かり始めて来たが、物語の背景に流れているのは終始陰鬱・狂気・葛藤…であり決して楽しい読書ではないが、人間の根っこの部分はそんなものなのかもしれないとも考えさせられてしまう。下巻に続く。

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2016年04月28日

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熱病に浮かされた様な勢いで進んでいく上巻に比べ、中巻に入ると内容はより主題を帯びたものとなってくる。核となるのはやはり明かされるラスコーリニコフの犯罪思想と聖書を巡るソーニャとの対話部分だろう。前者ではナポレオンを引き合いに出し、「俺は人間を殺したんじゃなくて、主義を殺したんだ」と殺人を肯定しようとするが、果たしてドストエフスキーはこうした思想はむしろ彼の死後、20世紀に発生した更なる虐殺の悲劇として顕在化することを想像していただろうか。思想や宗教は人を活かすものであるけど、同時に人を殺めるものでもある。

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2013年01月12日

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ラスコーリニコフとソーニャのやり取り、ラスコーリニコフとポルフィーリイの応酬は読んでいてドキドキさせられた。

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2012年03月21日

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一息入れて、読書再開。

どんどん登場人物が増えてくるうえ、彼らの名前が長くて覚えにくいのに苦労しました。
予審判事とか副警察署長とか、大富豪とかがキーパーソンになって来るんだけど名前が覚えられない。なんでロシア人はこうも複雑な名前をつけるんだろう。でも、最初のページの方にある登場人物表を見てなんとか読破。

役者はそろったことだし遂に最終幕へ突入だ!
でもまた一息入れたいね。

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2010年06月19日

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ロージャが予審判事のポルフィーリイとの怒号を含んだ会話がこの本の山場といったところか。あとソーニャとの関係、母と妹との絶縁、スヴィドリガイロフの登場とまだまだ話は複雑化していく一方ですなー。この本の独特の会話にも多少は免疫をもってきたけど、それでもまだやっぱり違和感が残る。そして宗教色も非常に濃い。

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2009年10月07日

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借本。
読もうかやめようか躊躇しながら読み始めたら、グイグイと引き込まれた。
この手の本は購入して読む方がいいのかもしれない。

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2012年12月29日

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殺人事件の衝撃から立ち直れないラスコーリニコフは会いにきてくれた家族や友人にも不信感を募らせ、全てに対して敵意を抱くようになる。そんな中、純粋そのものの女性ソーニャに出会い、彼女の中に救いを求めていくようになる。

疑いをかけられそれを紙一重でくぐり抜けていく主人公の行方が非常に気になって仕方がなくなって次!ってなること請け合い!w

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2009年10月04日

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中巻は圧巻。ラスコーリニコフの犯罪哲学が明らかにされる。ポルフィーリィとラスコーリニコフのやりとりは絶妙。キリスト教の話はわかりづらいが、それを抜きにしても充分読ませる。

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2010年09月25日

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こんな事件でどうがんばればこんなに長く書けるのかと歓心してしまうのでありますが、最近のたたみかけるような残虐な事故や不幸にあきたらこちらがよい。

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2009年10月04日

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上巻よりも動きは少なめだが、しっかり読書を惹きつける展開が用意されている。
今のところ主人公が1、2を争う嫌なやつだが、まあ人間ってこんなものかもしれない。

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2024年02月11日

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上巻で既に事件は起きた。この中巻でラスコー家族が彼に期待するあまり自分らを犠牲にする姿、ラスコーの家族からの思いに対する本人感情、予審判事ポルフィーリーとの舌戦、目撃者の登場など小説としての面白さがあります。それにプラスしてのラスコーの思想展開などもあり下巻にむけて疾走している感じですかね。ソーニャとのからみで、聖書のラザロの復活の部分を読むあたりは、私の知識不足により深層までは理解できず残念な感じ。事件にしろ、ソーニャとのことにしろ、下巻での展開が気になるところ。

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2023年02月22日

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自己犠牲のいさおし ルージンのケチくささ、求める女性の条件、キモくてムカつくけど生々しいリアリティあるかも
罪の女(グルーシニツア)→グルーシェニカの由来?
ユロージヴァヤ(聖痴愚) 他のドスト作品にも度々登場

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2022年02月05日

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ネタバレ

慣れない名前にも関わらずどんどん登場人物が増えていく。そして、オーディオブックで聞いている。それでも、結構面白い。このままどうなっていくんだろう、とストーリーに引き込まれる。

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2020年07月25日

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案の定、この中巻で挫折しました。大島弓子版 罪と罰で満足しましたとさ、ちゃんちゃん。
まぁ中は上よりも楽しかったかな。ラスコーリニコフとポリフィーリィとの論争は白熱させてくれたし。
でもやはし まわりくどくて、この描写は全て必要なんだろうか?とどうしても思ってしまうのでした。なんていうか、解説120%の文章っていう印象。もう懲りました^^

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2009年11月09日

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老婆を殺害するという犯罪を犯してしまったラスコーリニコフ。彼は自らを愛する者たちに対しても警戒と不信を抱き、愛すべき母と妹を悩ませる。
そして妹に結婚を申し込んだルージンとの争い──そんな中で、「事件」の衝撃から立ち直れないラスコーリニコフは、心清らかなソーニャとの交流を次第に深めていく。

人を殺すということは、紛れもなく大きな罪である。たとえ一時の激情に任せたとはいえ、老婆を殺害したラスコーリニコフの心の苦しみと家族への葛藤、そして苛立ち。
様々な人間模様が交錯する中で、ラスコーリニコフの行動を不審がる者たちの心の動きまでを、作者は巧みな筆さばきで描き出している。

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2009年10月04日

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妹の婚約破棄・ソーニャに対する認識・はらはらするようなポルフィーリー心理的応酬など、特に中盤以降の内容が濃い。

挙げ句の果てはニコライの自白。これからどういうふうに展開し、決着がつくのか気になる。


作成日時 2007年04月19日 03:00

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2009年10月04日

Posted by ブクログ

ドストエフスキー作品の中で唯一読み通した作品。特にこの中編は、ラスコーリニコフとソーニャの関係が大きく変化していくところが描かれている。

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2009年10月04日

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