ドストエフスキーのレビュー一覧

  • 死の家の記録

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    ドストエフスキーが投獄されていた時のことを参考にして書いたほぼノンフィクション。
    かなり時間をかけて読んでしまったので名前が全く覚えられなかったですw反省。
    彼は刑務所をプラスの面、マイナスの面両方から見てるんですね。抑圧されて荒れてしまったことから、風呂や病院の不潔さ、貴族に対する態度、これはマイナスの面、プラスの面は囚人たちの団結力とか、演劇の感性度とか。それからムショ内の商売、取引。
    彼は病院に入院してこれを書いていたらしいですが、それにしてもすごいなって思います。立派な記憶力、観察力を持っていて、だからこそあんな長大な小説が書けたのでしょうね。

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    2011年03月27日
  • 虐げられた人びと

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    面白いが、多作品に比べるとまとまりが今一つに感じる。

    途中の作者の吐露は結局どこに着地させればいいのか。

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    2010年12月28日
  • 未成年(下)

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    散漫な印象ながらもかなり面白かった!
    高い理想を掲げながらも、混沌とした現実に巻き込まれる主人公アルカージイの一人称で語られる文章と心情がリンクしてて、狙ってこの文体を書いた
    のならドストエフスキーはやはりさすが!というほか無い。

    この頃のドストエフスキーは保守派の思想なのだが、決して社会主義を排他するものでないのが分かる。社会主義=無神論では決してなく時に矛盾す
    る「民衆の心理」を鮮やかに提示している

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    2010年12月05日
  • 未成年(上)

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    ドスト氏五大長編のうちでは地味な一角。しかし、やはり面白い!散漫だとか難解だとか言われてるが、父と子の愛憎、遺産をめぐる陰謀、主人公アルカージイの『理想』という縦糸がサスペンス色交えて展開されるので、そんなにブレずに読める。ここでもやはり分裂する自我「魂の相克」が描かれる。

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    2010年12月05日
  • 貧しき人々

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    ドストさんのデビュー作。
    神からも人からも裏切り続けられ、それでも大事なのは人との絆なのだと、後の傑作群に繋がるさまざまなモチーフの萌芽が確かにここにある。

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    2010年12月05日
  • 虐げられた人びと

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    初期ドストエフスキーによる代表的長編。白痴や悪霊といった代表作に備われる背景思想は存在しないが、今まで読んだドストエフスキー作品の中でも最も重厚感のある作品だった。サンクトペテルブルグを舞台に織り成される極限の人間描写…作品背景における無思想だからこそ一つ一つの人間描写が極限なまでに精密にリアルに描かれている。
    純粋にドストエフスキーの筆力を堪能するなら間違いなくこの一書だろう。

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    2010年07月09日
  • 悪霊(下)

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    世の中には偉大なる失敗作という作品がごく稀に存在しているのだけど、この悪霊は個人的にそんな偉大な失敗作に連なる作品という風に受け取った。
    勝手な推測になるが伝えきれなかった主張が相当あるのではないかと思う。
    ドストエフスキー長編の特徴として人間関係が複雑さが挙げられるのだが、この悪霊は中でも複雑。
    とにかく登場人物が多く、相関関係もつかみ切ることは難しかった。
    そのせいか描写しきれていなようにも感じだ。
    それでいて相変わらず行動原理がやや突飛(それをロシア的と無理に解釈することにはしているのだが・・・)。
    確かにスタヴローギンはドストエフスキー文学において最も魅力的な男性であることは認めるが、

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    2010年07月01日
  • 罪と罰 中

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    一息入れて、読書再開。

    どんどん登場人物が増えてくるうえ、彼らの名前が長くて覚えにくいのに苦労しました。
    予審判事とか副警察署長とか、大富豪とかがキーパーソンになって来るんだけど名前が覚えられない。なんでロシア人はこうも複雑な名前をつけるんだろう。でも、最初のページの方にある登場人物表を見てなんとか読破。

    役者はそろったことだし遂に最終幕へ突入だ!
    でもまた一息入れたいね。

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    2010年06月19日
  • 賭博者

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     カジノに集まる人々の熱狂的な射幸心と金銭欲。作者の自伝的作品。ヤマは2つ。遺産を当てにされている将軍の伯母のビギナーズラックと破綻。第二は主人公である家庭教師の大勝利と散財。そのタイミングのズレで愛する人は精神を病んでしまった。
     ラストで革命を経験したフランス人は貴族の財産・文化を「相続」して、うわべだけの「洗練さ」を獲得した事。ロシアには性急な革命はまだ早いというメッセージが込められている。

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    2021年09月20日
  • 罪と罰 中

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    ロージャが予審判事のポルフィーリイとの怒号を含んだ会話がこの本の山場といったところか。あとソーニャとの関係、母と妹との絶縁、スヴィドリガイロフの登場とまだまだ話は複雑化していく一方ですなー。この本の独特の会話にも多少は免疫をもってきたけど、それでもまだやっぱり違和感が残る。そして宗教色も非常に濃い。

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    2009年10月07日
  • 罪と罰 下

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    私が読んだのはこの出版社のものではないのですが、同じく米川正夫氏の訳されたものでした。ぜひ米川氏の訳で読んでみてください。中学生時代に読み、衝撃をうけました。

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    2009年10月04日
  • 罪と罰 上

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    私が読んだのはこの出版社のものではないのですが、同じく米川正夫氏の訳されたものでした。ぜひ米川氏の訳で読んでみてください。中学生時代に読み、衝撃をうけました。

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    2009年10月04日
  • 罪と罰 中

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    借本。
    読もうかやめようか躊躇しながら読み始めたら、グイグイと引き込まれた。
    この手の本は購入して読む方がいいのかもしれない。

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    2012年12月29日
  • 悪霊(下)

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    出版社により削除された章「スタヴローギンの告白」が巻末に掲載されたことで、主人公の真意がようやく明らかに。存在感の薄かった主人公の姿が浮き彫りになり、作者が本当に書きたかった意図がここにあることを痛感させられます。

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    2025年08月11日
  • 悪霊(上)

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    農奴解放令によってこれまでの価値観が崩れ、混乱を深める過渡期のロシア。改革という名のもとただ破壊に走る若者達の破滅的な行動を、作者は「悪霊につかれた者たち」として表現しました。それは人間誰もが潜在的に持っている「悪」の表出にすぎないのかもしれません。数あるドストエフスキーの作品中でも「救い」の見られない、残酷で悲しい作品です。

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    2025年08月11日
  • 死の家の記録

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    ドストエフスキー自身のシベリア流刑の体験を元にした作品(だと思う)。
    刑務所内での人間関係、人間の性格など、今後の作品に活かされていると(訳者あとがきを読んで知ったが)あって、感慨深く思った。
    途中退屈になりながらも、長い作品を読み進めていっての最後の言葉、その開放感には、胸を震わせるものがあった。
    自由な現代に生きながらもどこかにある息苦しさに、響く一言だった。
    読み終えてじわりと来た。

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    2009年10月07日
  • 白夜

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    借本。
    哀しい話です。
    著者は固いイメージがあったので、目から鱗。
    ドストエフスキー初心者はこの本からはじめるのが良いかもしれない。

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    2012年12月29日
  • 罪と罰 中

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    中巻は圧巻。ラスコーリニコフの犯罪哲学が明らかにされる。ポルフィーリィとラスコーリニコフのやりとりは絶妙。キリスト教の話はわかりづらいが、それを抜きにしても充分読ませる。

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    2010年09月25日
  • 虐げられた人びと

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    大江健三郎『キルプの軍団』の主人公、オーちゃんが読んでたので僕も読んでみました。オーちゃんの言うように、ディケンズと違って暗いです。でもオーちゃんの父が言うように、なんとなくすがすがしいというか、希望があるというか、そのへんうろ覚えですが、暗いだけの小説ではないのでした!

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    2009年10月04日
  • 虐げられた人びと

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    ネリーがあまりに素直で良い娘すぎた!!ワーニャとネリーって、手塚治虫の『ブラック・ジャック』で言うところのBJとピノコみたいな感じじゃない?(かんわゆ〜★)ワルコフスキー公爵のジャイアニズムというか俺様至上主義に笑った。「すべては私のためにあり、全世界は私のために創られた。」
    よくこんなセリフ吐けるよなー。そしてマスロボーエフ脇役っぽいのに何気に一番物語の真相を握っているから凄いよね…

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    2009年10月04日