ドストエフスキーのレビュー一覧
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Posted by ブクログ
『地下室の手記』は、ドストエフスキー文学に転機を画した作品である。ジッドは、ドストエフスキー文学全作品を解くカギと呼んだ。彼の後年の大作品群の形成に多大な影響を与えている。ジッドは、1947年78歳でノーベル文学賞を受賞したフランスの作家。こちらも『貧しき人びと』43年前と同時期に購入、同じく色鉛筆で線など引いていたのだが、なぜそこに線を引いたのか当時の気分を思いあぐねる。
この小説は、20代のやらかし人生を振り返り、思い出すと顔面真っ赤になるというストーリーである。自意識過剰で嫉妬深い、それでいて実力がまったくない事を認められない主人公、40歳になって遺産相続で地下室にこもり悦にいっている -
Posted by ブクログ
ネタバレドストエフスキーを初めて読む
このくらいの分量なら読めるかなと思い選んだ
登場人物たちの我の強さが目立つがロシアでは当たり前なのか、時代がそうさせているのか。主人公・イワーノヴィチの隷属体質の理解はあまり進まなかったが、ときどきその思考の一端に「たしかに」と思うことがあったりした
正直、面白くないなと思いながら読み進めていたが、おばあさん登場あたりから火が灯る
博打の才能、いや一時の神がかった運の説明・表現力がさっそうとしていてこの部分は読む手が止まらない
一時の高みから真っ逆さまに落ちていく過程、その後の主人公の運の巡りの描写までは気持ちが良い
総評としてはまま良かったので別のも読んで -
Posted by ブクログ
登場人物がやたらと多い。
フョードルは、なんと軽率で信頼のおけない放蕩な父親なのだ。
口が嘘をつくままにする。
面倒くさいだけの関わりたくない人間だと感じた。
ミウーソフも、単純で押さえの効かない性格で、損をしている。
第2編の会合、いる?
意味ある?
根本的にそこがおかしい。
しかし、この場面で、それぞれの人物のキャラクターが浮き彫りになったと感じる。
父親と長男で女を取り合う、その壮絶なさまが滑稽ですらある。
お盛んなことで。
なんというか、日本ではなかなか生まれない筋の話だという気がする。
様々な視点から読み解き考えることのできる作品なのだな、と感じる。
名作たる所以だ。
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