ドストエフスキーのレビュー一覧
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Posted by ブクログ
初めてロシア文学を読んだ。最初に感じたのは「とにかく読みづらい」という戸惑いだった。名前が長く、人によって呼び方が違い、「今、誰の話だろう?」と何度も迷宮に迷い込んだ。さらに、一人語りが異常に長い。まるで永遠に独白を聞かされているような感覚に陥った。
しかし、上巻を終える頃には、ようやくこの作品と少し親密になれた気がした。呼び名の法則が見えてきて、長い独白も「クセ」になってきたからだ。
この作品の魅力は、表面的な物語ではなく、深層心理の奥深くまで入り込んで描かれた人間描写にある。あまりにも細かく心理が描かれるため、世界がリアルでありながら、どこか非常識に感じられた。登場人物のほとんどが -
Posted by ブクログ
思想と信仰の物語。
信仰と愛によって、救われたような結末を迎えます。
ドストエフスキーは信仰心が強い作家なのだろうなと感じました。
主人公のラスコーリニコフは誇大妄想を抱いているのに、罪を犯した後はあまりにも挙動不審でした。その挙動不審ぶりは、まるで喜劇のようでした。
差別的で気持ち悪い性癖を持ったスヴィドリガイロフは、自ら命を絶つという形で報いを受け、一方でラスコーリニコフは正直さと過去の善行によって罪が軽くなりました。人間の葛藤をしっかり描きながらも、最後は読者が安心できる方向へ着地させる。そのバランスこそが、人気文学たる所以なのかもしれません。
『罪と罰』は文学として面白いので評価