ドストエフスキーのレビュー一覧

  • 罪と罰 中

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    一息入れて、読書再開。

    どんどん登場人物が増えてくるうえ、彼らの名前が長くて覚えにくいのに苦労しました。
    予審判事とか副警察署長とか、大富豪とかがキーパーソンになって来るんだけど名前が覚えられない。なんでロシア人はこうも複雑な名前をつけるんだろう。でも、最初のページの方にある登場人物表を見てなんとか読破。

    役者はそろったことだし遂に最終幕へ突入だ!
    でもまた一息入れたいね。

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    2010年06月19日
  • 賭博者

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     カジノに集まる人々の熱狂的な射幸心と金銭欲。作者の自伝的作品。ヤマは2つ。遺産を当てにされている将軍の伯母のビギナーズラックと破綻。第二は主人公である家庭教師の大勝利と散財。そのタイミングのズレで愛する人は精神を病んでしまった。
     ラストで革命を経験したフランス人は貴族の財産・文化を「相続」して、うわべだけの「洗練さ」を獲得した事。ロシアには性急な革命はまだ早いというメッセージが込められている。

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    2021年09月20日
  • 罪と罰 中

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    ロージャが予審判事のポルフィーリイとの怒号を含んだ会話がこの本の山場といったところか。あとソーニャとの関係、母と妹との絶縁、スヴィドリガイロフの登場とまだまだ話は複雑化していく一方ですなー。この本の独特の会話にも多少は免疫をもってきたけど、それでもまだやっぱり違和感が残る。そして宗教色も非常に濃い。

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    2009年10月07日
  • 罪と罰 下

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    私が読んだのはこの出版社のものではないのですが、同じく米川正夫氏の訳されたものでした。ぜひ米川氏の訳で読んでみてください。中学生時代に読み、衝撃をうけました。

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    2009年10月04日
  • 罪と罰 上

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    私が読んだのはこの出版社のものではないのですが、同じく米川正夫氏の訳されたものでした。ぜひ米川氏の訳で読んでみてください。中学生時代に読み、衝撃をうけました。

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    2009年10月04日
  • 罪と罰 中

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    借本。
    読もうかやめようか躊躇しながら読み始めたら、グイグイと引き込まれた。
    この手の本は購入して読む方がいいのかもしれない。

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    2012年12月29日
  • 悪霊(下)

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    出版社により削除された章「スタヴローギンの告白」が巻末に掲載されたことで、主人公の真意がようやく明らかに。存在感の薄かった主人公の姿が浮き彫りになり、作者が本当に書きたかった意図がここにあることを痛感させられます。

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    2025年08月11日
  • 悪霊(上)

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    農奴解放令によってこれまでの価値観が崩れ、混乱を深める過渡期のロシア。改革という名のもとただ破壊に走る若者達の破滅的な行動を、作者は「悪霊につかれた者たち」として表現しました。それは人間誰もが潜在的に持っている「悪」の表出にすぎないのかもしれません。数あるドストエフスキーの作品中でも「救い」の見られない、残酷で悲しい作品です。

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    2025年08月11日
  • 死の家の記録

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    ドストエフスキー自身のシベリア流刑の体験を元にした作品(だと思う)。
    刑務所内での人間関係、人間の性格など、今後の作品に活かされていると(訳者あとがきを読んで知ったが)あって、感慨深く思った。
    途中退屈になりながらも、長い作品を読み進めていっての最後の言葉、その開放感には、胸を震わせるものがあった。
    自由な現代に生きながらもどこかにある息苦しさに、響く一言だった。
    読み終えてじわりと来た。

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    2009年10月07日
  • 白夜

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    借本。
    哀しい話です。
    著者は固いイメージがあったので、目から鱗。
    ドストエフスキー初心者はこの本からはじめるのが良いかもしれない。

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    2012年12月29日
  • 罪と罰 中

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    中巻は圧巻。ラスコーリニコフの犯罪哲学が明らかにされる。ポルフィーリィとラスコーリニコフのやりとりは絶妙。キリスト教の話はわかりづらいが、それを抜きにしても充分読ませる。

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    2010年09月25日
  • 虐げられた人びと

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    大江健三郎『キルプの軍団』の主人公、オーちゃんが読んでたので僕も読んでみました。オーちゃんの言うように、ディケンズと違って暗いです。でもオーちゃんの父が言うように、なんとなくすがすがしいというか、希望があるというか、そのへんうろ覚えですが、暗いだけの小説ではないのでした!

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    2009年10月04日
  • 虐げられた人びと

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    ネリーがあまりに素直で良い娘すぎた!!ワーニャとネリーって、手塚治虫の『ブラック・ジャック』で言うところのBJとピノコみたいな感じじゃない?(かんわゆ〜★)ワルコフスキー公爵のジャイアニズムというか俺様至上主義に笑った。「すべては私のためにあり、全世界は私のために創られた。」
    よくこんなセリフ吐けるよなー。そしてマスロボーエフ脇役っぽいのに何気に一番物語の真相を握っているから凄いよね…

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    2009年10月04日
  • 白痴4

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    長かった。頭に入らない筋も多々あった。一方で印象に残るフレーズは多かった。再読で、それらのつながりを探りたい。

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    2026年10月05日
  • 地下室の手記

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    暗闇から響くひねくれた叫び!!
    人間の滑稽さと愛おしさを覗く独白劇

    光の届かない地下室で
    ひとり静かに紡がれる あがきと偏愛の独白

    プライドと自虐の狭間で揺れ動き
    理屈を捏ねては 自ら泥沼にハマっていく…

     

    あまりにも屈折していて…滑稽で…
    けれど恐ろしいほどに人間臭いその言葉たち…

    「わかるかもしれない」と引き込まれ
    「そこまで言うか」と呆れ…笑
    そして気づけば…彼の妄執の虜になっていた!笑

     

    歪んだ心のひだを これでもかと覗き込む快感…
    独白という形式だからこそ味わえる
    人間の醜さと美しさが
    背中合わせになった極上のドラマだった

    暗闇のなかで吐き出されるその声は
    時を超えて 私たちの心の奥底にも
    潜む「地下室」をニヤリと
    照らし出してくれました

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    2026年09月28日
  • 地下室の手記

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    読みにくかった…
    物語って感じではないから
    映像に変換することが難しくて…

    書かれていること自体は興味深くて
    慣れてくると面白いなと感じるんだけど
    読むのに少し時間がかかる一冊だったな…

    自分のことを分かってるようで
    自分の感情を抑えることが難しい
    人が恋しくなることがあっても
    突っかかっていってしまい
    人との付き合いを続けることが難しい

    などなど
    嫌な感覚になるかと思いきや…
    自分でもびっくりだけど
    納得できるところもあったりして
    意外と最後まで感情の起伏少なく読み終えてしまった…

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    2026年09月21日
  • 罪と罰(下)

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     初めてロシア文学を読んだ。最初に感じたのは「とにかく読みづらい」という戸惑いだった。名前が長く、人によって呼び方が違い、「今、誰の話だろう?」と何度も迷宮に迷い込んだ。さらに、一人語りが異常に長い。まるで永遠に独白を聞かされているような感覚に陥った。
     しかし、上巻を終える頃には、ようやくこの作品と少し親密になれた気がした。呼び名の法則が見えてきて、長い独白も「クセ」になってきたからだ。

     この作品の魅力は、表面的な物語ではなく、深層心理の奥深くまで入り込んで描かれた人間描写にある。あまりにも細かく心理が描かれるため、世界がリアルでありながら、どこか非常識に感じられた。登場人物のほとんどが「異常者」のように思えた。だが、それがリアルなのだと思う。心の声をすべて吐き出す世界は、現実にはあり得ない異常な世界だからだ。

     この物語は「本当の愛」を表現しようとした作品だと感じた。ラスコーリニコフは「非凡な人間は、法を犯し殺人を犯しても、その偉大な功績によって許される」という思想に囚われ、行動する。しかし、自分が「凡人」であると気づいた瞬間、思想的な破綻が起き、心は闇に沈んだ。その闇から彼を救い出したのは、愛の力だった。流刑という状況にあっても、愛を知ったラスコーリニコフは、かつてない自由と幸福を感じたのである 。

     併読していたユヴァル・ノア・ハラリの『21 レッスン』を通じて、ある畏怖を抱いた。今日、ラスコーリニコフの「超人思想」は、現実になるのではないかという恐怖だ。AI の進化により、一部のエリート富裕層は、富だけでなく、生命力・身体機能・認知機能をアップグレードし、真の「超人」になっていく可能性がある。AI は人間の能力を圧倒的に上回り、仕事を奪う。多くの人が存在意義を失う世界で、「超人思想」は現実のものとなるのではないか。その恐怖を覚えた 。

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    2026年09月06日
  • カラマーゾフの兄弟(上)

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    ネタバレ

    序盤は本当に読むのがツラかった...
    何度も挫折しかけたが、名作なんだと自分を奮い立たせて読みました。
    中盤以降やや面白くなり始めスラスラ読めた部分もありましたが、最後辺りまたツラくなりました。

    聖書の内容が大まかにしか頭に入ってないからかも?とも思いました。
    中巻下巻面白いことを信じて読みたいと思います。

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    2026年08月25日
  • カラマーゾフの兄弟 2

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    まったくどいつもこいつも碌でもないとしか思えない。天使のようだといわれるアリョーシャさえも、はっきりしない優柔不断な奴としか。

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    2026年08月22日
  • 罪と罰(下)

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    思想と信仰の物語。
    信仰と愛によって、救われたような結末を迎えます。

    ドストエフスキーは信仰心が強い作家なのだろうなと感じました。

    主人公のラスコーリニコフは誇大妄想を抱いているのに、罪を犯した後はあまりにも挙動不審でした。その挙動不審ぶりは、まるで喜劇のようでした。
    差別的で気持ち悪い性癖を持ったスヴィドリガイロフは、自ら命を絶つという形で報いを受け、一方でラスコーリニコフは正直さと過去の善行によって罪が軽くなりました。人間の葛藤をしっかり描きながらも、最後は読者が安心できる方向へ着地させる。そのバランスこそが、人気文学たる所以なのかもしれません。

    『罪と罰』は文学として面白いので評価されていることには納得なのですが、私の名著への期待が大きすぎたこと、ラスコーリニコフを冷めた目で見てしまったこと、共感できる登場人物が出てこないこと、グッとくるシーンがなかったこと、テーマ(殺人、貧困、売春、自殺、宗教、罪、死など)が重すぎて全体的に極限状態であること、ラストの展開が優しすぎたとこで、あまり私の好みではなく、評価が辛目です。

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    2026年08月22日