ドストエフスキーのレビュー一覧

  • 罪と罰 中

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    頭脳戦が多いように感じましたが、ラズミーヒンがドゥーニャにデレデレになっているシーンがあり、若干癒やされました(?)。おどろおどろしい作品ではありますが、こういうややほんわかしたシーンもあるんですね。

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    2022年01月05日
  • 罪と罰 上

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    朗読CDで大体の内容を掴んでから、この本に移りました。再読してみて思ったことなのですが、この作品ではラズミーヒンやナスターシャなどの「良い人」にかなり惹かれるんですよね。

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    2022年01月02日
  • カラマーゾフの兄弟(中)

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    ネタバレ

    ついに親殺しの場面。
    ドミートリィには不利な状況証拠ばかり。でも、ドミートリィが犯人であるという確たる証拠はない。
    これから、どう展開するのか。

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    2021年12月30日
  • 白痴4

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    ネタバレ

    ムイシキン公爵とアグラーヤの諍いはアグラーヤがハリネズミをプレゼントして収まる。公爵を紹介するために開かれたエバンチン家主催の夜会で、公爵は恩人・パヴリーシチェフの改宗の話を聞いて興奮、自説を弁じたのちに発作を起こし、中国製の花瓶を割ってしまう。

    アグラーヤとナスターシヤが面談、2人はロゴージンとムイシキン公爵の前で言い争いになり、公爵はナスターシヤと結婚することになるものの、結局は結婚式当日にナスターシヤはロゴージンと逃走、加速して悲劇的な結末へと向かう。

    本筋は悲劇的ですが、途中に入るコミカル部分もかなり味があり面白かったです。4巻では、著者が「凡庸な人間」とするガヴリーラ・イヴォルギン、およびその父親・イヴォルギン将軍が目立ちます。

    恋愛小説と言われますが、昨今の恋愛小説とはまったく様相が異なり、暗喩に次ぐ暗喩、当時の社会状況、常識、善意の在り方も異なるため、そこに自分を落とし込む作業がなかなか難しかったです。
    4人の恋愛、ですが主人公のムイシキン公爵以外のナスターシヤ、ロゴージンにはあまり出番がなく、アグラーヤは3巻から目立ってくるというのも、現実の恋愛とはそういうものでしょうけど、創作物としては珍しいのではないでしょうか。

    巻末の読書ガイドがなければスルーしてしまう箇所が多く、私にはキリスト教的思考と素地がないので、浅い読み方になってしまいました。

    とりあえず4巻まで完走できて一安心。『カラマーゾフの兄弟』は挫折しました…。いつか再読読したいですね。

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    2021年12月08日
  • 白痴3

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    ネタバレ

    3巻で目立つのは幼さが残るもう1人のヒロイン・アグラーヤとイッポリート。

    ムイシキン公爵を含む、エバンチン家の別荘に集った人たちは野外コンサートに行くが、会場にナスターシヤが現れる。大騒ぎになる中、ロゴージンがナスターシヤを連れ去る。公爵の誕生日祝いでイッポリートは「わが必要不可欠な告白」を朗読、ピストル自殺を試みるものの失敗。ムイシキン公爵はアグラーヤから受け取った手紙の指示通りアグラーヤとベンチで落ち合い、ナスターシヤからアグラーヤ宛の3通の手紙を受け取る。公爵が別荘に戻ると、レーベジェフから現金が奪われたと報告される。その後、一人になった公爵はナスターシヤから別れを告げられる。

    イッポリートの告白には5~7章が費やされている。「ご安心ください、朗読にかかるのは四十分、いや、せいぜい小一時間ですから…。」(P153)長いよ、厨二病が過ぎるよ、イッポリート…。

    ナスターシヤは相変わらず少ししか出てこない。ロゴージンの出番も少ない。

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    2021年12月05日
  • 白痴2

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    ネタバレ

    作者が語り手となり始まる第2巻。第1巻の半年後から始まる。この半年の間の出来事は後から薄っすらと提示される。

    遺産を手にして大金持ちになったムイシキンは公爵はロゴージンと再会し十字架を交換するが、ホテルでロゴージンに襲われ癇癪の発作を起こす。別荘に移り住み、訪問客に囲まれた公爵の前に、遺産の正式な相続人と自称するブルドフスキーが現れるが、公爵はそれは虚偽であると釈明、その後ナスターシヤが突然現れて去っていく。

    この2巻で目立つのは前半はロゴージン、後半はガヴリーラの弟の友人イッポリート。特にイッポリートは結核を患い、あと数週間の命というところだが、お金を貸してくれる叔父(レーベジェフ)に悪態をつき、ブルドフスキーとともにやってきて演説を始める。その内容が自分勝手を極めた内容で共感できない…。

    巻末の「読書ガイド」を読まないとアグラーヤが朗読する詩の意味がさっぱり分からないので、巻末は読むべきですね。

    ロシア作家ウリツカヤが「第二部には、若干、辟易させられるところがある」(P360)と言うだけあってこの巻はやや冗長と感じました。

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    2021年11月30日
  • 白痴4

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    ムイシキン公爵、ロゴージン、ナスターシャ、アグラーヤの4人をめぐる恋愛小説である。ナスターシャが殺され、アグラーヤの素直な性格のみ際立つ感じがする。皆が幸せになっていない分、幸せとは何かを考えさせられた。

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    2021年11月28日
  • 未成年1

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    ちょうど新潮文庫版を読み終わったところに新刊として出たので、確認のための再読がてら読んでみた。一人称が「ぼく」なのはよい。新潮版でいちばん違和感があったのは「わたし」の持つ冷静さや大人感。こちらの訳だと、語り手の青くさいところや激高しやすいところ、現実をよく知らないくせにわけわかんないオレオレ理論にとりつかれるところが生々しくてよい。これ、若いときに読んでたら共感できてるのかなぁ。。ただ、ところどころ意味不明なところがあるのが気になる(工藤訳や米川訳で確認すると別に元がおかしいわけではなさそう)。

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    2021年11月29日
  • 未成年(下)

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    文体的に語り手が未成年者とは思えないのが一番の違和感で、逆に行動はいかにも未成熟でとても未成年感があって、これがまた「なんでそんなアホなことを!?」的な違和感を感じさせるので、だいぶつっかえつっかえで読むのに時間がかかってしまった。終盤は、少なくとも『罪と罰』『悪霊』『白痴』と同様な怒涛の展開で、急転直下の結末になだれ込む。もうちょっと未成年者らしい語り口の翻訳で読んでみたい。それこそ自分が未成年者だった時に読んでいたらどう感じたんだろうか。

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    2021年11月15日
  • 悪霊 3

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    最後の最後まで作品からの圧力が凄かった
    滅茶苦茶だった あまりにも人が死にすぎた
    昔のロシアでこんな物凄い作品が書かれていたことに驚いた

    読者ガイドにもあるように、ヴェルホヴェンスキー氏は面白おかしく人間味あふれる人物だった
    彼が出てくるシーンは何故かホッとしていた

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    2021年10月29日
  • 白痴1

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    ムイシキン公爵とロゴージンと美女ナスターシャをめぐる三角関係の話。ロシア人は登場人物が欲望のまま行動するところは興味深いと感じた。幸せとは何か?を考えさせられる。ドストエフスキーの抱えていた苦悩もよく表現されていると感じた。

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    2021年10月24日
  • 白夜

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    ネタバレ

    最後まで名前のない青年の未来に、幸せのあることを祈りたくなる話だった。
    丁寧に心の動きが書かれ、2人きりの会話から感情がほとばしる様子は非常に瑞々しい。無垢で無邪気で純粋な愛に満ちていることが羨ましく思えてくる。
    青年を苦しめるナースチェンカの発言や、行動の一つ一つに切なくなった。けがれのない青年の心を余すことなく表現されていて、感情移入せずにはいられない。

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    2021年10月23日
  • カラマーゾフの兄弟(まんがで読破)

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    世界の名著を漫画で気軽に読めるのは良い事だと思うのですが、絵に感情を引っ張られてしまいます。「ロシアの昔の文学って、あまり気持ちの良いものではないんだなぁ」と感じた。

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    2021年10月13日
  • 悪霊 2

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    登場人物それぞれが個性が強くて面白い
    いびつでカオス
    どうやって終わるのか楽しみ
    いつかまた読み直す

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    2021年10月11日
  • 悪霊(上)

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    文豪による大作。
    一人称になっているが他作品と違って三人称になったりもする形式。
    ワルワーラ夫人の庇護下にあるステパン氏が主役かと思えばそうでは無くステパン氏の教え子ニコライ・スタブローギンが主役。この男、美青年であり教養もあり腕っ節も強くいわゆるイケメンであるがドス黒い過去を持ち合わせており尚且つ登場時には無気力状態という正体不明なカリスマ性があります。今まで読んだドストエフスキー作品の中でかなり個性的なキャラだと思われる。

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    2021年10月06日
  • 悪霊 1

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    他のドストエフスキー作品と同じように、初めは名前を覚えるのが大変だった
    序盤はそうでもないが、途中から段々と変な雰囲気になってきた
    登場人物の一人一人に細かい設定があってすごいなあ

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    2021年09月29日
  • 悪霊(上)

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    ドフトエスキーの話は展開が気になるものばかりだ。
    侮辱を侮辱で返されず善で返されると人は良心の呵責に苛まれてしまうものなのか。ニコライは本当は良い心を持った人間だったんだろうなあ。

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    2021年09月08日
  • カラマーゾフの兄弟(中)

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    ネタバレ

    20代の時に読むが、文字やストーリーが重厚。
    想像力を必要とする。

    30代以降で再読を試みるも難しい。
    こういう本はホント若いうちだけだなと思った。

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    2021年08月30日
  • カラマーゾフの兄弟(まんがで読破)

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    初めて読んだ。漫画だから分かりやすかった。
    人間、平等が良く助け合って行こうと言うけれど
    内にある憎しみや怒りが結局、人間を分裂させる。
    だから戦争や殺人がなくならないわけかと思った。

    人間は多様にいる訳で、ウザいな〜って
    思う人もいるけれど、それを含めてその人の
    価値観や考えを受け入れる広い心が大切だと思った。

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    2021年08月06日
  • 賭博者

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    明らかにエンターテイメントの小説ではないことは確かでした。主人公であるアレクセイを通してドストエフスキーの思考および嗜好を伝えようとしているのは理解できました。
    全てを理解することは難しかったが、訳者あとがきの定められた運命=ルーレットとする解釈など視点が穿っており、大変刺激的だった。

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    2021年07月24日