ドストエフスキーのレビュー一覧
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いろんな意味で衝撃でしたしミステリー小説の始まりみたいになっちゃってて、おや?私は世界的に有名な文学作品読んでるはずでは?と戸惑いました。
始まりは不穏としか…これまで数々の奇跡が語られてきたゾシマ長老の棺から、腐臭が漏れだし、あっという間に噂になってしまう。反長老派や不信心者たちからは嘲笑われ...続きを読むPosted by ブクログ -
ゾシマ長老がいよいよ最後の懺悔をし、聖体を受けたいと言う朝から始まる。
アリョーシャはゾシマ長老から修道院を出るように言われているけれど、何故なのかというのがこの朝のパーイーシー神父からの言葉に現れていた。
神父がアリョーシャにかけた言葉「さあ、お行きなさい、みなし児よ」って今思うと含みあるなぁ...続きを読むPosted by ブクログ -
ミステリーの行方にドキドキしてるってのに、最初はコーリャとかいう自称社会主義者の14歳の少年とアリョーシャとのなんだかこれいる?っていうエピソードから始まります。が、これがとても良いのです。アリョーシャの修道院を出ても変わらぬ態度を堪能出来ましたから。
そしてイワンとスメちゃんのやりとり。これこ...続きを読むPosted by ブクログ -
神とは、善と悪、罪への向き合い方、人を赦すこと、愛とは何か、そして家族や友人、恋人との関係などの本質が描かれています。
こんなに長い小説を読むのは初めてで、読み終わるまで2ヶ月くらいかかりました!
アリョーシャが好きです。Posted by ブクログ -
私は北海道出身なのだが(アイヌでない)、そもそも北海道は神によって作られた日本の一部なのか、という疑問があった。この作品も、神はいるのか、いないのか、この神なのか、あの神なのか、という堂々巡りが続くものの、なんだか全員が絶望的な終わりを迎えるように記憶している(アリョーシャでさえ、書かれなかった続編...続きを読むPosted by ブクログ
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難しい。「大審問官」に至るまで随分と時間がかかってしまった。
でも、「大審問官」を読んだときには、自分の内側にあった問に対する答えのヒントがありそうで、とても惹きつけられた。Posted by ブクログ -
ついに読み切ることができました!読みたいなと思いつつもなかなか手が出ていなかったけれども、読めて良かった。充実した読書時間を過ごせたし、ドストエフスキーの他の作品も読んでみたくなった。私の読書の世界が広がりそうな予感がして嬉しい。
下巻では、庶民や大地を肯定するところが印象的だった。ノブレスオブリ...続きを読むPosted by ブクログ -
やっと読み始めることができたのも束の間、なかなか読み進められない日々が続いたが、段々登場人物一人ひとりが魅力的に思え、読み進められた。
特に印象的だったのは、誇りや卑劣かどうかを重視していること。これは中巻・下巻にも繋がる一つのポイントなのだと思う。誠実でありたいという登場人物たちの思いがこういっ...続きを読むPosted by ブクログ -
いよいよ中巻。
この巻で特に印象的だったのは、泥棒と卑劣漢の対比に表されているように、高潔たろうとすること、名誉、恥辱なのではないかと思う。あるべき姿、ありたい姿が自分の中で明確になっていないとこういった考えや感情は湧いて来ないと思うので、やはりこの本の登場人物たち、特にミーチャは自分をしっかり持...続きを読むPosted by ブクログ -
「兄弟たちよ、愛は教師である。だが、それを獲得するすべを知らなければいけない。なぜなら、愛を獲得するのはむずかしく、永年の努力を重ね、長い期間をへたのち、高い値を払って手に入れるものだからだ。必要なのは、偶然のものだけを瞬間的に愛することではなく、永続的に愛することなのである。偶発的に愛するのならば...続きを読むPosted by ブクログ