ドストエフスキーのレビュー一覧

  • 地下室の手記

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    主人公のニヒリズムの妄想が異常過ぎて面白い。人間の欲望の2面性が描かれている。愛を拒絶し求めている。

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    2026年07月05日
  • 罪と罰(下)

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    何で早くこれを読まなかったんだろう。
    読んでいて色んな問いが生まれた。
    再読するたびに色んな発見があるだろう作品。
    あと、スヴィドリガイロフが悪人であるのにもかかわらず、ドゥーニャと対峙したあとのシーンが虚しくて心に残ってしまったのが意外。
    また絶対再読するつもり。

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    2026年07月01日
  • カラマーゾフの兄弟〈3〉

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    第3部。
    アリョーシャとゾシマ長老。
    ミーチャ(ドミートリー)とグルーシェニカと大宴会。
    ミーチャの予審。

    疾走感のあるめまぐるしい展開。第2部の重厚さを受け、ストーリーは進む。
    特にミーチャに目が離せなくなる。ただのキレやすい女狂いの若者だと思ってたけど、印象が大きく変わる。
    予審では何が真実なのかわからなくなって、これまた先が気になる。

    思い詰め、興奮して熱くなった人間の言動の表現が本当に素晴らしい。こんなの自分じゃ絶対書けない。

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    2026年06月30日
  • 地下室の手記

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    主人公がダサい。あまりにもダサいし、痛々しい。 働きもせず、地下室にこもり、自意識が奇妙に歪み切ってしまった男の手記。他人や社会を見下しながらも、彼はそのくせ、彼らの「生きた生活」に激しく憧れている。だが同時に、その「生きた生活」を恐れ、いざその渦中に置かれるとひどくうろたえ、面倒に思い、何もない地下室の生活へと逃げ戻ろうとする。
    彼の行動は、滑稽なほどに歪んでいる。
    ある日、道を通るために士官にどかされたことを、彼はひどい屈辱と感じる。復讐のために、街でその男と正面からぶつかっていこうと計画するのだが、いざとなるとビビりまくり、自分から道を譲ってしまう。何回目かのチャレンジで、ようやく肩が少

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    2026年06月27日
  • 貧しき人々

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    書簡体小説を初めて読みました。
    ふたりの入り切るまでは、マカールきもいなって思ってしまいました。。
    ワルワーラから借りた本を読んだ後の変化が印象的。
    三人称小説では削ぎ落とされそうな余分なセンテンスも、ここではありのままの状態で読むことが出来るのが良いと思いました。
    ドストエフスキーの処女作でありながら、頭角が現れてて素晴らしい・・・!

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    2026年06月27日
  • 罪と罰(上)

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    ネタバレ

    この世界観好きな人にはたまんないんだろうけど、私にはちょっと冗長に感じた。カラマーゾフの兄弟の方が読みやすい。
    Twitterにも書いたが人をあやめて罪悪感で寝込むところはデスノートの夜神月を彷彿とさせた。

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    2026年06月24日
  • 罪と罰 1

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    数年前に買って一度読んだが、主人公の支離滅裂さに嫌気がさして積読になってしまった。最近、読みたくなり再読。
    解説を先に読み、これが犯罪者の独白なのだと頭に置いたためか、サクサク読める、とても面白い。

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    2026年06月23日
  • 地下室の手記

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    ネタバレ

    虚栄と真実、羨望と軽蔑を激しく行き来する主人公の心の動きに圧倒された。主人公にはその心の動きを制御できないのに、動いた先の心情は明確に認識できている点が見ていて苦しい。

    心情を分析できてしまうと、愛情や友情の基底にある虚偽に目を瞑れない。ある程度虚構を受け入れられないと他人と絆を結ぶことはできないからだ。主人公がズヴェルコフらを前にして3時間も暖炉とテーブルを行き来する姿が象徴的だ。

    恋人や友人を求めて奮闘した挙句、それらの欺瞞を見抜くが故に全てを手放し、主人公は孤独な地下室を選ぶ。そこから脱出する術も意思も示されず、悲劇的である。

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    2026年06月22日
  • ドストエフスキー全短篇 Ⅰ

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    ネタバレ

    ドストエフスキーによって、彼がシベリアに流刑される前に書かれた九篇が収録された短篇集
    良い気持ちになる作品は基本的に無いけど、ある種の滑稽劇(ファルス)が繰り広げられてるから面白くはある
    ロシア文学らしく感情/感動が大袈裟に表現される分、登場人物たちがどういったことにどう心動かされたのかが分かるし、それに同調する形でこちらも心動かされる
    ただ心が疲れてる時は読まない方がいいかもね、特に「白夜」とか大変なことになっちゃう

    内容で言ったら「弱い心」が一番好きだけど、文章として面白かったのは「九通の手紙に盛られた小説」かな、悪口の語彙がすごい

    好きな作品
    「プロハルチン氏」
    「ポルズンコフ」

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    2026年06月15日
  • 罪と罰 3

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    ネタバレ

    こんな感情を抱くことになるとは、思いませんでした。
    愛とはなにか、その答えのない問いを自分なりに言葉にするためのヒントを与えてくれた気がします。
    自分の中に他者が息づいていること、そして他者の中にも自分が息づいていること。そして、その他者と共にいることをこれからも選び続けること。
    ラスコーリニコフは、大それたことを成し遂げようとするそのエネルギーも素晴らしいものではあったが(ポルフィーリーが彼に感じていたように)、最終的に、ソーニャとの出会いと時間を通して愛の尊さを、頭ではなく、心で理解したというところが、私の心に深く大きな感情をもたらした理由だと思う。

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    2026年06月08日
  • 罪と罰 3

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    新潮文庫で1度読見ましたが、亀山郁夫訳で再読しました。
    1度目よりも深く理解できた気がします。
    カテリーナの乱心、ポルフィーリとのやり取り、母との別れ、スヴィドリガイロフの苦しみ、ラスコーリニコフの自首に至るまでの葛藤…どの場面も心に残っています。
    母との別れの場面では、ラスコーリニコフを自分の息子に置き換えて想像してしまって涙が溢れてしまいました。
    とにかく素晴らしい大作です。
    読み終わった途端鳥肌がたち、さらにもう一度読み直したいと考えていました。
    出会えてよかったと思える作品でした。

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    2026年06月04日
  • カラマーゾフの兄弟 2

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    有名な「大審問官」がはいっている第2巻。

    昔はじめて「大審問官」を読んだときはよくわからない部分も多かった気がするが、何年も経ちキリスト教についても多少は知識がついた状態なのでかなり読みやすく感じた。
    それより「ゾシマ長老の談話と説教より」の方が少ししんどかったかもしれない。
    ゾシマ長老の過去の話の方は楽しく読めるけど。

    他にも、スネギリョフがお金を踏みつけるシーンや、イワンとスメルジャコフのあることを匂わせるような会話、一本のねぎの話など夢中で読める場面がたくさんある。

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    2026年06月03日
  • 罪と罰(上)

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     もし、猿にこの本を渡せば『罪と罰』を枕にして眠るかもしれませんし、羊に渡せば美味しく食べてしまうかもしれません。そんな風にこの長大な文章を読みながら、ラスコーリニコフの背負った『罪と罰』を愉しむのには人それぞれのやり方があるのだろうと思います。
     僕はとても楽しませてもらいました。1行もつまらない文章はなく、ドストエフスキーの小説家としての格の違いを見せつけられました。どうして素晴らしいと思ったのかを説明するにはおそらく一万字以上の言葉を費やす必要があるため、割愛させていただきます。
     ただし、一つ言えることはもしたった今、自分の犯した罪について苦悩している方がいらっしゃれば、あなたの前でこ

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    2026年06月01日
  • 罪と罰 1

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    以前、新潮文庫で読みましたが新訳で読みたくなりこちらの本を手にしました。
    とても分かりやすく、引き込まれる文章です。
    新潮文庫で読み取れなかったことが解決しました。
    2巻も楽しみです!

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    2026年05月28日
  • カラマーゾフの兄弟〈5〉エピローグ別巻

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    ネタバレ

    なんか罪と罰と終わり方の雰囲気が似てた気がしなくも無い。こんな長い小説よく読みました!次はドンキホーテ行くぞ!笑

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    2026年05月27日
  • 罪と罰 3

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    ついに最終章。
    長く読み続けてきた甲斐のある、素晴らしい作品だった。

    話はルージンの視点から。間借りしているレベジャートニコフとの場面から始まる。
    そして次第にラスコーリニコフに戻り、ドゥーニャの元家庭教師先のスヴィドリガイロフへ。その後またラスコーリニコフに戻る。

    カテリーナの乱心は目を覆いたくなるリアルさ。子どもたちの気持ちになってしまい、心乱された。

    ポルフィーリーとの舌戦は相変わらず素晴らしい。

    終盤のスヴィドリガイロフのシーンが美しすぎて、思わず読み返した。

    6部のラストにかけてのラスコーリニコフも良いし、エピローグも良かった。

    巻末の読書ガイドを読むとさらに理解が深まり

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    2026年05月18日
  • 罪と罰 下

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    シラミ一匹を殺して、大勢の人間を救えるなら、殺人は正当化できるのではないか。
    というラスコーリニコフの殺人の動機は、いかにも愚かで。まるで、コロナ禍でパチンコやる人のこと弾圧してる人間の論理と一緒のような気がしました。

    殺人を犯したあの日から何も感じないように、そうやって自分自身までも殺して生きていくんですけど、その内面と向き合わなければ、苦しくて苦しくて生きていけない。

    ソーニャの父親の事故によって、ソーニャと再会し、「善行」を施し、ソーニャの兄弟から感謝されることによって、ラスコーリニコフは、罪と善行の均衡がとれたような、そんな気がしたんだろうかな。そのとき、死刑の直前に恩赦を受けた気

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    2026年05月18日
  • 白痴1

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    新潮文庫で読み進めていましたが、ちょっと訳分からなくなってきたので亀山訳の光文社古典新訳文庫で読み直しています。
    非常にわかりやすい訳で、スラスラと読み進めることができます。
    盛り上がったところで終わってしまったので、すぐに2巻を読もうと思います。

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    2026年05月13日
  • 罪と罰 2

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    母と妹が来て、スヴィドリガイロフの影もちらつく中、ラズミーヒン立ち会いのもとで行われるルージンとの議論。
    ソーニャ。
    予審判事ポルフィーリーへの出頭。

    そしてついに明かされる、ラスコーリニコフの殺人の動機。

    何でこんなに会話劇が面白いのか。ひたすら長々と続く会話なのに、全く飽きさせない。真似しようとしたらおそらく愚にもつかないものになるだろう。
    我を失ったり狂ったり見せかけつつも、深い洞察や言い過ぎたことへの怯え、心理戦などが見え隠れするからだろうか。

    ここから3巻でどのように展開するのか、全然見えない。楽しみだ。

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    2026年05月13日
  • 罪と罰(下)

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    ネタバレ


    読書を初めてからというもの、脳内で目覚ましのスヌーズの様に「ドストエフスキーは読まないの?」と聞こえる度に先延ばしにしてきたが、この度遂に本作に手を出した。堅苦しくて読みにくそうだなぁと勝手に想像していたのだが、展開が気になって夢中になって読み終えた。上巻の最後の頁、急に訪れたスヴィドリガイロフの自己紹介で終わっているのがドラマや漫画でいう来週までの「引き」で、何だか1人で面白くなっていた。
    ラスコーリニコフが自首しないことについて、作中では良心の呵責という解釈にもなっているが、これは本当にそうなのか?と思いながら読んだ。遠藤周作の「海と毒薬」のテーマの一つの様に「人は罪が絶対に暴露され(裁

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    2026年05月13日