ドストエフスキーのレビュー一覧

  • 賭博者

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    ネタバレ

     すっごく面白い。冒頭はけっこう硬くて、これは厄介なものに手を出してしまったと後悔したのだけど、おばあさんが出てきてから俄然面白くなり、特にカジノの場面はめちゃくちゃ面白い。主人公が、好きな女の子といい感じになってその流れでカジノで大勝ちする場面が痛快だ。とっくにパブリックドメインなので、現代に置き換えて漫画にしてみたい。

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    2025年10月31日
  • カラマーゾフの兄弟〈2〉

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    イワンとアレクセイの会話がハイライト。

    "結局のところ、おれはその母親に、わが子を犬にずたずたに食いちぎらせた迫害者なんかと抱き合ってもらいたくないんだ!母親にそんなやつを許せるわけがない!許したけりゃ自分の分だけ許せばいいし、母親としての自分のはてしない苦しみの分だけ、迫害者を許せばいい。だがな、たとえ母親でも、食いちぎられた子どもの苦しみを許す権利まではもっちゃいないし、迫害者を許すわけにはいかないんだよ。たとえ子どもが自分からそいつを許すにしたってだ!"

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    2025年10月26日
  • 罪と罰(上)

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    英雄的な人間は罪の一線を越えても良いという
    いわゆるナポレオン思想を持った青年が金貸しの老婆を殺す
    しかし罪の意識に苛まれ自分は英雄的人間ではないことを知る
    その他妹の結婚問題や純粋な心を持ったソーニャと出会う中で段々と性格が変わっていく

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    2025年10月12日
  • カラマーゾフの兄弟(下)

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    現代の小説で語られる問題提起の原型がここに全て大集結してるな、という感じがする、とんでもない小説だった。

    昨日の夜、読み終わった直後は、気持ちを全くまとめられる気がしなくて、一晩寝かせた(笑)
    一日経った今、感想を綴りたい!!

    まずびっくりなのは、こんだけ長いのにここまでは実は第1部だったようで、本当は第2部に続く予定だったけど、ドストエフスキーさんはその前に亡くなられてしまったとか。

    でも、もうこの1部で物語として完璧だと思う。本当に。

    人間社会のテーマって他にある?って思うほど、全てがここに詰まってるという気がする。

    いろんな世界の流れを感じているドストエフスキーさん、プーチンを

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    2025年10月08日
  • カラマーゾフの兄弟(中)

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    中巻を読み終えて、私なりに思う『カラマーゾフの兄弟』…略して『カラ兄(きょう)』(上巻の帯にそう書いてあったんです!!)の楽しみ方をここに綴りたい!!!!ネタバレなしで!!

    まずは残念ながらヘテロセクシュアルの女性、あるいはホモセクシュアルの男性の方のみに通用する読み方になってしまうのだけど、

    カラマーゾフの兄弟たちを、すんごいイケメンな男性たちに想像して読み進めるというもの。(ロシア系とか東欧系の顔立ちの白人男性だとより物語の中身とマッチするかもだけど、無理なら人種なんてどうでも良い!!)
    そうすると、ワクワクとゾクゾクがとにかく増すんです!!!

    「え?私も奪い合われてみたいけど?!」

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    2025年10月06日
  • カラマーゾフの兄弟〈1〉

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    10代後半に挫折した本作に、40を前にして挑む。感想は最終巻で。各巻では印象に残ったフレーズを。

    "もしも目の前で、うむを言わさぬ事実として奇跡が起きたなら、現実主義者はそれを認めるより、むしろ自分の感覚に疑いを抱くだろう。かりにその事実を認めるにせよ、それは自然の法則内での事実であり、自分にはその事実がただ未知のものにすぎなかったと考える。"

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    2025年10月06日
  • 悪霊(下)

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     大学卒業後は会社に勤めたが、在職1年で「勤務はじゃがいものように飽きあきしました」と語ったドストエフスキーの長編小説。何回も構想を書き直し、史実の事件をもとに構想を練ったこともあった。「成功したいという思いが全く無ければ、生きようとも欲さなくなるかもしれない」ことに気付かされた。「悪霊がいるなら神もいる」という意味で、信仰を語ることへの抵抗を取り除いてくれる一書。

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    2025年10月05日
  • 罪と罰 1巻

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    興奮冷めやらぬうちにレビュー。

    今日行った温泉施設の漫画コーナーに置かれていた本作。ドストエフスキーか〜と思って手にとってみると、まさかの漫画太郎先生の作品。名前は知っていたけど、こんなに凄いのか。荒唐無稽でとにかく下品極まりない。老若男女すべての人間が同等に、局部を露出しては糞尿を撒き散らす。汚すぎて目も当てられないけど、しかし独創性という点においてはこれ以上のものはないし、恐らく原作の内容を所々なぞっていて、原作の哲学的で社会的な要素もしっかり内包されているんだと思う。でもそれを感じさせないアホさ、感じようとするのが馬鹿らしくなるほどのアホさが前前前面に出ていて、絵も本当に汚いし、最低に

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    2025年10月04日
  • カラマーゾフの兄弟〈1〉

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    実在の人物なんじゃないかというディテールのこまかさで綴られるキャラクターの愛憎劇。父親一人と子供たちはどこへ向かうのか。長大な物語の一端を見た。これからその深奥へと歩みを進めていきたい。

    神の存在。宗教。様々な議論が交わされる。ドストエフスキーの論展開は説得力があり、ロシアの知識人などは、議論で援用するために、その論法を学ぼうと、本書を読むのだとか。物語の楽しさ、実用性。まさに教養となる一冊だ。

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    2025年10月04日
  • カラマーゾフの兄弟(上)

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    (いつも感想を読んでくれる)あなたへ

    季節の変わり目だけど、元気にしてる?
    私は今とある外国の、とある家族の元で、ホームステイをしているの!ビッグニュース!!あ、ストーリーズにもよく上げてたから知ってるか(笑)でもこうやって改めて報告するのは初めてだよね。

    ホームステイはいつかしたいと思ってたことなんだけど、不安がなかったと言ったら嘘になるし、何ならモチベーションが下がってた時期もめちゃくちゃあるんだよね。
    もう少し先延ばしにしようかなと思ってたの。
    でも、やっぱり最近沸々とワクワクの方が勝ってきて、「行くなら今しかない!」と思って、思い切って来ちゃった!!何がきっかけだったんだろ?もし

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    2025年09月28日
  • カラマーゾフの兄弟〈5〉エピローグ別巻

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    ドストエフスキーが常に監視や検閲の元で執筆をしていたと知り、文体がとても回りくどく感じるのは本当に伝えたいことをチェックに引っかからない程度に含みをもたせた結果だったのかなと思った。

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    2025年09月21日
  • カラマーゾフの兄弟〈4〉

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    主要人物の内面にスポットライトを当てつつ、同時に「父殺し」が一つの家庭内の不幸な出来事に留まらず、法曹界の闘いやロシアの行く末などの観点も巻き込んでいき、テーマの深さと広さを感じた。

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    2025年09月18日
  • 悪霊(下)

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    11/10

    “生なる者たちの、愛の所有は偽りなり。しかし死して真実にかす。”

    神が宙吊りにされた社会に、解き放たれた悪霊たちが合唱する物語である….

    革命的思想という名の「正義」に偽装された悪霊に取り憑かれた、知識と強欲の白痴たち。ドストエフスキーが映し出すのは、人類とロシアの終曲であり、悲劇の極みである。第一部、第二部で積み重ねられたもの。いや、むしろ最初から計画されていたのかもしれない。それがすべて第三部で解き放たれる。用済みになれば即座に死ぬ。人々が次々と消えていくその様は、究極のカタストロフィだ。そして、それぞれの人物には自分なりの愛があり、崩壊がある。
    だがその愛は饒舌的で偽り

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    2025年09月17日
  • カラマーゾフの兄弟〈3〉

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    前巻までは各キャラ独自の価値観を描いていたが、本巻では堅持していた価値観からの離脱が描かれていると感じた。ゾシマ長老の死とフョードル家での事件がキャラ達へ与えた影響に興味がそそられる。

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    2025年09月08日
  • 罪と罰 下

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    ネタバレ

    青空文庫にて。

    読むのにかなりかかったけど思ったより面白かった。
    序盤〜中盤は殺人の動機がよくわからず本当にただの気狂いなだけでは?と思ってた。でも、金はないのに慈善的なこともするし躁鬱病的なものかなと。

    終盤あたりでナポレオンなどの非凡な人間は殺人を正当化できる(自分もそうである)と信じての行動だったけど、凡人のように気に病んでしまった。だけど、それを認めることができなくて悩んでた。と理解できた。それが「罪」の意識。

    で、最後には「罰」を受け入れることでソーニャの愛に救われる。ソーニャが聖女すぎる。

    それぞれのキャラクターも何のために出てきてるか中盤まではよくわからなかったけど、終盤

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    2025年09月07日
  • カラマーゾフの兄弟〈2〉

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    イワンによる大審問官、アレクセイが書き記したゾシマ長老の談話と説教、と作中話が盛り沢山でとても読み応えがある。どちらが語るテーマも、時代や宗教、国を超えて示唆に富んでいると感じた。

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    2025年08月31日
  • カラマーゾフの兄弟〈1〉

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    フョードルの下衆さは筋金入りだが、その発言には共感できる部分もある。誰もが抱いているが表には出さない汚さを惜しまずにさらけ出す象徴的存在がフョードルという人物なのかなと感じた。

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    2025年08月22日
  • 罪と罰 中

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    ラスコーリニコフの思想を知れる第三部は非常に面白い。

    つまり、根本思想というのは、人間は自然の法則によって、大別してふたつの部類に分けられる、ひとつは低級な(凡人の)部類で、自分の同類を生殖する以外何の役にもたたない、いわば材料にしかすぎない部類と、もうひとつは、自分の環境のなかで新しい言葉を発する天賦の才というか能力を持っている人間です。145

    第一の部類、つまり材料となる部類は、だいたいにおいて、その本性から言って保守的で、礼儀正しい人たちで、服従を旨として生き、また服従するのが好きな人たちです。
    第二の部類は、つねに法の枠をふみ越える人たちで、それぞれの能力に応じて、破壊者ないしはそ

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    2025年08月22日
  • 罪と罰(下)

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    まず読み切った自分を褒めたい!相変わらず文字はびっしりですけども、下巻は上巻に比べると文字が大きくなっていて、物語の展開も読み応え抜群すぎてさくさく進みました。面白かったです!

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    2025年08月16日
  • 罪と罰(上)

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    文字びっしり&文字が小さめ&名前を覚えるのに苦労しますが、すんごい面白い。最後のページでラスコーリニコフの前にとある人物が現れて不穏さ増し増しで下巻へ続きます。

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    2025年08月16日