ドストエフスキーのレビュー一覧
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Posted by ブクログ
感受性が強すぎたみたいで第2章まで読んで、心が苦しくて自分を殺してしまいたいと思ってしまい涙が止まらなく、結果、ギブアップです!
でも、素晴らしい文章でした。心が健康な時にまた読み直したいです。罪と罰に生きているうちに出会えて良かったです。周りに自慢できるような良い刺激になりました。
このような人間の心理や哲学の本は大好きです。しかし、求めているよりも、私には描写がひとつひとつ詳し過ぎました。気分が悪くなった!(素晴らしい)
読む前は、夜神月みたいに殺人後も淡々とこなす感じかと思っていました。だが、心配なくらい動揺しすぎており、サイコキャラもここまで取り乱してるのは見た事がない。
文書自体は凄 -
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ドストエフスキーに興味を持ったからには いつか読んでみなければなるまいと思っていた超大作。 頑張って 読んでみました。
超 難解で暗黒の世界。ミステリーの最高峰とか言われてるようですけれども そういうジャンル じゃないんじゃないでしょうか
もう存在が、 人間の存在そのものというかドストエフスキーの思考 そのものというかが難解すぎてその存在がミステリーでございます。
非常に視点が いろいろ変わって様々な文化政治 人々の生活 思想も巻き込みながら 展開していく物語の力 強さ というのはやはり 素晴らしいのですが やっぱり行動の原理がわかんないですっていうのは相変わらずの ドストエフスキー節でご -
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ゾシマ長老の死とその後の動きからグルーシェニカの初恋の相手の話、長男ドリートミーが愛を手に入れるため金策に奔走する中で起きるある事件……。
ミーチャァァ!!これは長男ミーチャの魂の物語ッ!!!(落ち着け
2巻までの小難しい宗教関連の話から一転、3巻は疾走感あふれる展開でめちゃくちゃ面白かったッ!!グルーシェニカとミーチャ、それぞれの生き様に釘付け。1巻では嫌なやつだった二人が生き生きと描かれていてもうすっかり応援したくなる感じ……ドストエフスキー氏こわい。キャラ造形が上手すぎる
父殺しの犯人もきっちりぼかしていて、ミステリとしても楽しめる。すごい……これは面白いよ……これが、モーム氏が選 -
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金貸しの老女を殺害した主人公(ラスコーリニコフ)がどんどん追い詰められていく描き方は、真に迫るものがありました。登場人物の人格が彷彿とするセリフの数々。どきっとさせられるものが多かったです。主人公以外の人物の描き方も抜群でした。
「罪を犯す権利」があると信じ続けるラスコーリニコフ。しかし、自分のことはさておき、他の人を思う気持ちも合わせ持っている。そんな複雑な精神のせめぎ合いから、永久に解放されないのではないか。ラスコーリニコフのことを思いやる周囲の人物の動揺も感じ取れるので、いたたまれない気持ちになりました。第1部から第6部まで、暗いトンネルの中にいるようでした。
第6部までとは真逆な雰 -
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ゾシマ長老と敵対するフェラポント神父の登場からイリューシャと父スネギリョフとの出会い。イワンの大審問官にゾシマ長老の辞世の説教まで。
特にこだわりがなければ巻末の読書ガイドは先に読むのがオススメ。
イワンの創作物語詩である「大審問官」はロシア内でのキリスト教の立ち位置などがわからない私にはふわっとしかわからず。ただ、熱量はすごい。冷めた感じのイワン、こんな熱い男だったのか……。
罪罰の時にも思ったんだけど、ドストエフスキーは連載小説がうますぎる。2巻の終わりの引きはやばい
あの終わり方はすぐ次読みたくなるやん……小説の構成力というか何というか、ほんとに上手いな……。
宗教に関しては全く -
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この小説の舞台は、帝政ロシアの首都、サンクトペテルブルク。
先に読んだ『貧しき人々』は、困窮の中でも希望の光が見られました。しかし、本書では殺人者となった青年(ラスコーリニコフ)の深層心理を描いているため、どんどん深い闇に飲み込まれていく感じです。犯罪者の行動、心理をえぐり取るような描写に驚くばかり。「罪を犯す権利」があると信じるラスコーリニコフの人物像が、周囲の人々(家族、友人、その他)とのからみの中で、少しずつ少しずつ鮮明になってくるところが、興味深いです。
ミステリー度満載で満足度は高いです。ロシアの当時の社会情勢など含めて考えると、一読で深いところまでの理解は難しいと感じました。と -
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100/10
パンを選ぶか?愛を選ぶか?神を選ぶか?
人間の本質、愛、憎しみ、信仰、無神論、正義、理性。様々な神や人間への問いかけが、この物語に交差している。登場人物それぞれが、思想も違えば、愛した方も違う、生き方ももちろん違う。そんな多様な人間劇が「カラマーゾフの兄弟」内で行われる。有象無象の映画をこれまで数えきれないほど観てきたが、これほど多くのテーマを均等に際立たせ、尚且つ一つ一つの物語として、魅せているフィクション作品は他にない。例えば「大審問官」では、自由を与えられた人間は、それを抱えきれず苦しみ、結局は誰かに支配されることを望む、そんな絶望的な真理が語られる。私はその言葉に抗うこと -
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人間の意識について考えさせられる。
手記の著者、すなわち主人公は、自意識が過剰と言うべきか、自己から少しだけ離れたところから自己を見つめていて、恥ずかしさにまみれている。その恥ずかしさのために、他者に対しても憤怒の連続(他者からすると、本当に訳が分からない)が沸き起こっている。
この主人公のように顕著な行動に出る人は少ないかもしれないが、自意識が過剰なための恥辱は、ごくあり触れると思うし、そこに苦しむ人も少なくないように思える。
また、自己を少し離れたところから客観的に見ていると思いきや、感情的に湧き起こるものに支配され、全く理路整然としていなくて、いつのまにか意識は自己の中にあって、突拍子 -
Posted by ブクログ
ドストエフスキーで笑える作品があるとは・・・そこにまずは驚きました。
主人公はモノローグという中年の元役人で、コイツが一癖も二癖もある大問題児です。妬み、嫉み、僻みといった人間の鬱屈とした闇の部分を全て兼ね揃えていて、それを惜しみもなく全開放した本当にどうしようもない奴が主人公として物語が展開されていきます。
そんな彼が、自らの人生論や哲学に関して80ページにもわたり語り出す前半は難解なこともあり、もはや苦痛でした(笑)
ただ、2部からは学生時代の友人や娼婦との恋に関するエピソードに入り、面白くなります。主人公のどうしようもない屑っぷりが、どんどんとクセになっていって、途中からはもはや愛おしく -
Posted by ブクログ
(全巻読み終えた感想をまとめて記載)
罪を犯したラスコーリニコフ、その母と娘、罪を暴こうと追い詰める捜査官。登場人物それぞれの信念や価値観、生き方、信条が深く描かれています。さらに、当時のロシア社会の風潮や思想、宗教なども表現されていて、登場人物たちの内面がより鮮明に浮かび上がるように書かれています。
特に、ラスコーリニコフが罪を犯し、追い詰められ、徐々に変貌していく様は、鬼気迫る迫力があります。こちらが引き込まれていきそうになる生々しい描写はとにかく圧巻です。
対話シーンでは、それぞれの思想や信条がぶつかり合っていて激しいです。長尺のセリフが多く、宗教や時代背景も絡んでとにかく難解です -
Posted by ブクログ
やっと読み終わった… たぶん亀山訳の方が読みやすいんじゃないかと思うけど、内容的に、どこに向かっているのかわからなくなりがちだったり、人物が一筋縄ではいかない、常に信用できそうなのはアリョーシャだけど、他の人は性格がつかみにくく、少なくともたいていの人が読み慣れている"小説"でのような役割が理解しにくい、等々がやはりすいすい読み進められなかった原因なのかな。新潮版は訳としては標準的で、やはりこの小説は訳文以前に出会うタイミングの問題が大きいのかも。ドミートリーなど、読んでいる間は、後半は意外と好感が持てたりするのだけど、ちょっと読みさすとなぜそんなふうに思っていたのかわから