ドストエフスキーのレビュー一覧

  • カラマーゾフの兄弟〈4〉

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    父殺しの謎が明らかにされてゆく第4巻。カテリーナの本心、イワンとスメルジャコフの3度の対決、圧倒的な法廷シーン。長さを感じさせない700ページ。続きが気になり、そのまま5巻に突入。
    読んで良かったと思う絶対的傑作です

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    2023年12月31日
  • カラマーゾフの兄弟〈3〉

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    物語は遂に動き出します。ゾシマ長老の遺体の異変という不穏な事件。金策に走る長男ミーチェの滑稽さと人々の悪意。ポーランド人を巻き込んでの異常かつ緊迫のドンチャン騒ぎ。読みどころ満載の3巻は優れたエンタメ。
    2巻の「大審問官」のあとは娯楽要素が強くなったような気がします。

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    2023年12月31日
  • 地下室の手記

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    <ぼくは病んだ人間だ。…僕は意地の悪い人間だ。およそ人好きのしない男だ。ぼくの考えではこれが肝臓が悪いのだと思う。もっとも、病気のことなどぼくにはこれっぱかりもわかっちゃいないし、どこが悪いかも正確には知らない。(P6)>
    元官史の語り手は、おそろしく自尊心が強く、極端な迷信家で、あまりにも自意識過剰で、とても臆病で、際限なく虚栄心が強く、他人との交流もできず、心のなかで鬱屈を抱えている。
    遺産によりまとまった資産を手に入れた語り手はペテルブルクの片隅のボロ家に引き込んだ。そんな生活をしてもうすぐ20年にもなる!やることといえば心の鬱屈を手記にぶちまけるだけ。
    あれも気に食わない、これも嫌い、

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    2023年12月05日
  • 罪と罰

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    大いなる目的の為に、利他的な行為が根底にある自己犠牲をする……「乗り越えた」者の末路。
    世間には到底認められない自己の理想の追求の先にあるものとは。

    「私が酒を飲むのはね……もっと苦しみたいからなんですよ。私は酒の中に哀れみや悲しみを求めているんです……!」

    「非凡人とは新しい思想を社会に持ち込むため…結果旧社会の伝統や倫理…そして法を破壊します-しかも彼らは自分の良心に従ってそれをやったのです」
    ここでいう良心、とは世界全体に向けたものかな。小数の犠牲は今後救われる多くの命に比べれば安いものだというような。

    罪を背負って生きるのではなく、恥を背負って生きることの苦しみだな。恥は罪を犯す

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    2023年11月01日
  • カラマーゾフの兄弟〈5〉エピローグ別巻

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    「カラマーゾフの兄弟4」
    「カラマーゾフの兄弟 5 エピローグ別巻」
    ※4.5の感想です。 

    これで、亀山郁夫訳のカラマーゾフの兄弟全巻を読み終えた。
    長くて苦しくて楽しくて、、今まで読んだどの本にも無い読後感だった。
    それはこれが、未完の大作であるからということも大きいのかと思う。
    ドストエフスキーは、このエピローグまでを第一の小説とし、その13年後を描く第二の小説を念頭に置いて書いていたが、亡くなってしまったから。

    にもかかわらず、この完結性の高さという、他に比べようがない(少なくとも自分が読んだ中では。)「人類の奇跡のような」作品。←訳者、亀山郁夫氏の言葉

    まずは、第4巻から。

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    2023年10月29日
  • カラマーゾフの兄弟〈4〉

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    「カラマーゾフの兄弟4」
    「カラマーゾフの兄弟 5 エピローグ別巻」 
    ※4.5の感想です

    これで、亀山郁夫訳のカラマーゾフの兄弟全巻を読み終えた。
    長くて苦しくて楽しくて、、今まで読んだどの本にも無い読後感だった。
    それはこれが、未完の大作であるからということも大きいのかと思う。
    ドストエフスキーは、このエピローグまでを第一の小説とし、その13年後を描く第二の小説を念頭に置いて書いていたが、亡くなってしまったから。

    にもかかわらず、この完結性の高さという、他に比べようがない(少なくとも自分が読んだ中では。)「人類の奇跡のような」作品。←訳者、亀山郁夫氏の言葉

    まずは、第4巻から。
    第4

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    2023年10月29日
  • 死の家の記録

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    ロシア文学のイメージは、なんだか暗そうで苦しそうと自分勝手に思っていた。そして、その勝手なイメージから、ロシア文学を避けていたのだが、この本を読んで全く違っていたことがわかった。
    ここではドストエフスキーが4年間シベリア流刑での体験をもとに、監獄での暮らしや人々の様子などが描かれている。
    日々の様子をつづったものや人物に焦点を当てたもの、イベント的に起きたことなどについて正確に緻密に描かれている。監獄という特殊性から興味が湧く部分もあるが、多くは普通の人物がどのように生活しているかを見るのと変わらないのかもしれない。
    表現が非常にリアリスティックで、それでいて愛情に満ちた文だった。人間観察が緻

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    2023年10月18日
  • 罪と罰 2

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    来ました!すごい衝撃!
    後頭部をガンガン殴られる感覚!
    人間が誰でもなにかしらの罪を負っていること(自覚がある無しに関わらず)を論理的に緻密に描いている。そして、復活のお話。
    カペルナウーモフの部屋、ラスコーリニコフ、聖書、女。どこにでもあって例外では無い。

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    2023年09月12日
  • カラマーゾフの兄弟〈1〉

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    40年ぶりの再挑戦。面白く読めているのは自分の成長と思いたい。父親フョードルの異常な道化ぶりが魅力的。教会対国会の優位論争は難解。登場人物付きのしおりは挫折ポイントを乗り越える強力な武器。次巻も楽しみ

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    2023年09月02日
  • カラマーゾフの兄弟(下)

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    暴力的なまでに、
    人間という存在の葛藤を暴いている!

    人間は、神と愛を信じる良心的な存在なのか。
    それとも、神は不在であり、我々はエゴイスティックな生き物なのか。

    どちらかに傾けば、片方の声が聞こえてくる。
    それ故、私たちは一喜一憂しながらも人生を謳歌するのだ。

    我々は皆、「カラマーゾフの兄弟」である。


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    2023年06月21日
  • カラマーゾフの兄弟〈5〉エピローグ別巻

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    カラマーゾフ万歳!
    兎にも角にも続きが気になります。。
    ロシア文学は苦手意識が強かったんですが、こんなに楽しめるとは想定外でした
    新訳が良かったのか、亀山さん訳が自分に合ってたのか。。時間があれば原さん訳にもチャレンジしようかと!

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    2023年06月19日
  • カラマーゾフの兄弟〈4〉

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    可愛いペレズヴォンからスタートし、ドアに指を挟んで怪我をするリーザ、悪魔と会話するイワン兄さん『ホザナ!』
    アッという間に読み進んでしまいました。
    続きが気になるけど、もう読めないのが悔しいです。
    もっとキリスト教を知りたくなる本になりました。

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    2023年06月18日
  • カラマーゾフの兄弟〈3〉

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    ③巻はサスペンス仕立てでした。
    最初は「小さな葱」が面白く、途中でトロイカ大疾走。
    ずっとサスペンスドラマが脳内で流れるも、①、②巻と違い
    トロイカに乗って最後まで勢いよく読み切れました。

    がんばれ!ミーチャ!!

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    2023年06月15日
  • カラマーゾフの兄弟〈4〉

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    ミーチャの運命はどうなってしまうのだろう?
    弁護人が定義している神秘主義でなく、神の教えをちゃんと実践するべきらしいけど、難しい。
    コーリャ「秩序のために神は必要」アリョーシャ「みんなと同じ」は2巻目を読んだ時に持った感想。
    「みんなと同じでも同じ人間になっちゃいけない」神の教えを実践することともに、難しい。

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    2023年05月30日
  • カラマーゾフの兄弟〈2〉

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    みんなすごい作品だと言い、自分が同じ物を感じ取ってるのか確かめられないけど、しいていえば、脳みそをがんがん揺さぶられて、思考や価値観の方向性を強制的に軌道修正させられる2巻目。抵抗しようにも論破され納得せざるを得ない。信じるしか道は無いのか。

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    2023年05月17日
  • カラマーゾフの兄弟(1)

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    ドストエフスキーが何を伝えたかったのか、よく分からない
    かといって、後味が悪いわけでもない
    あっという間に読めるのがよい

    原作を読んでみたい
    誠実さ、何をもって人は幸せを感じるのか、
    信じること
    がキーワードかな

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    2023年05月25日
  • 罪と罰 3

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    1巻と2巻は2週間くらいかけて何とか読み終えたけど、この3巻は朝から晩までかけて1日で読み終えてしまった。
    今さっき読み終え、まだ虚無感が残っている。今まで読んだ本の中でトップクラスに心にズシンと来る1冊だった。
    色んな知識人がこの作品をべた褒めしてるから、そのバイアスがかかってるとは思うけど。

    登場人物が全員好きだった。
    ルージンも勿論悪役で性格も悪いんだろうけど、動機はどうであれ、主人公と揉めなければいい人で終わりそう。現実世界でいい人だと思われてる人でも、ルージンみたいな人沢山いるんだろうな。心では相手を見下してる人。

    スヴィドリガイロフもいいキャラしてた。突然現れた謎の人物。心の魂

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    2023年04月21日
  • カラマーゾフの兄弟〈1〉

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    ※感想は最終巻(5巻)でまとめてアップします。

    【読もうと思った理由】
    各界著名人の方が絶賛しており、そこまで賞賛の声が多数あるのであれば、読みたい欲が当然のごとく、沸々と湧き上がってくる。

    以下に一部ですが「カラマーゾフの兄弟」(ドストエフスキーの人物に対する評価も含む)に対して、著名人の絶賛の声を転記します。

    世の中には二種類の人間がいる。『カラマーゾフの兄弟』を読破したことのある人と、読破したことのない人だ。(村上春樹)

    ドストエフスキーは、どんな思想家が与えてくれるものよりも多くのものを私に与えてくれる。ガウスより多くのものを与えてくれる。(アインシュタイン)

    僕などドストエ

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    2023年04月24日
  • 罪と罰 3

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    最高だった。
    人生のうちで何度でも読み返したくなるであろう一冊。
    正直作者が描いた世界が深すぎて、一読では理解しきれてない部分、把握しきれてない部分はあると思うんだけどそれでも十分面白かった。
    なにより亀山郁夫さんの訳が素晴らしい。
    ここまで読み切れたのも読みやすい訳があったからこそだと思う。この「罪と罰」は1ページ1ページがドラマの連続で、どのシーンも本当にすごいんだけど、一番忘れられないのがラスコリーニコフが自首する前にドゥーニャとソーニャに向かって自分の思いをぶちまけるシーン。

    「血なんてみんな流してるだろ。この世界じゃ、滝みたいに流されているだろ、これまでだってずっと流されてきただろ

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    2023年04月07日
  • 貧しき人々

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    この本は、文豪ドフトエフスキーの処女作ということで読んでみましたが、とても情熱的で、引き込まれる作品でした。
    終り方も余韻があって、、とても良かったです。
    ぜひぜひ読んでみて下さい!

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    2023年03月30日