ドストエフスキーのレビュー一覧
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Posted by ブクログ
先が、気になって気になって…仕事が手に付かない。とか言っている場合じゃ無いほど(私生活上も公の上でも)色々とあって、第3巻を読むのに少しばかり時間が掛かったけれど。
ドストエフスキーの『罪と罰』を1回読み終えました‼︎
今回は光文社版の亀山郁夫さんの訳したものを読みました。
最初は新潮社版の工藤精一郎さんから読み始めたものの、1巻目の数十ページを読み進めた時点でこちらに変更して読み直し。
「100分で名著」で『カラマーゾフの兄弟』の解説をなさっていたのを観てその熱意を目の当たりにしていたことや、光文社古典新訳文庫が行間を広くしたり文字を大きくしたりしていて、老眼には読み易かったし、言葉遣い -
Posted by ブクログ
ネタバレ白状したら罪が軽くなったってラスト
結果だけを見て、一律に罰の重さは計れない。
どんな境遇、状況で実行するに至ったか、精査するために警察・検察・裁判官がいる。罪に対して、然るべき罰を与えることが重要だと言われているようだった。
検察官をやっている親戚がこの本を大事に持っていた理由が少しわかった気がした。
みんな悪いことをして生きている。
罪の意識に苛まれながら、忘れた頃にまた思い出しながら。
私も今までたくさん無邪気に悪いことをしてきた。
主人公のラスコーリニコフは、ある学生のそそのかすような意見に乗っかって、貧困の元・学生を苦しめるクズみたいな人間なんだから殺していいじゃんって、ハエを殺 -
Posted by ブクログ
ふぅー(読み切った達成感と感動のため息)
罪の意識に苛まれたラスコーリニコフは、偶然出会ったソーニャという女性の生き方に触れ、罪を告白する。妹ドゥーニャと母とのやり取り。ドゥーニャに思いを寄せるスヴィドリガイロフとの修羅場。まあ皆さん饒舌だこと!笑
数ページにわたる台詞があるから途中で本を閉じられない。
1番のパワーワードは、ソーニャの『十字路へ行って、みんなにお辞儀をして、大地に接吻しなさい。だってあなたは大地に対しても罪を犯したんですもの、それから世間の人々に向かって大声で、〈わたしは人殺しです!〉と言いなさい』だったな。
ただ、結末にたどり着くまでに、ラスコーリニコフは改心したのか -
Posted by ブクログ
学生の頃に途中で諦めてしまったが、社会人になってから再度読み直した。
学生の頃は理屈家だったので、大審問官の章が説明になっていないじゃないかとイライラしてたんだけど…
社会人になった今、
・この世は愛している/愛していないの二元論では無く、不完全な愛というものが存在すること
・理性では人間の倫理に触れられない。その役割を担うのは唯一宗教であり、信仰である、ということ
がかなりジワジワと実感できるようになってきた。
明瞭な理屈無しに他者を抱擁できる宗教は偉大すぎるなと
ただ、人間の倫理は誰が作るべきか、という問いは依然として自分の中に残っている。
ドストエフスキーは人間の理性を信じず、神を -
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ネタバレ総ページ1489ページ (読書ガイド含む)を超える超大作でこんなページ数初めて読んだ。長い人名、多くの登場人物に戸惑いながらも読書ガイド、付属の人名しおりのおかげでなんとか読み切ることができた。22日程度かかった…ラスコーリニコフが老女殺しに至った経緯、思想をようやく知ることができた。結局自分を何らか特別な力を持つ者と勘違いしてしまった青春小説なのかもしれない (怒られそう)。前二巻に比べ第三巻は場面展開が激しくどんどん読むことができた。中弛みしなかった。ポルフィーリーとラスコーリニコフのバトルは手に汗握るほど熱が伝わってきた。面白かった。スヴィドリガイロフの神出鬼没さが更なるスパイスとなって
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Posted by ブクログ
『罪と罰』『カラマーゾフの兄弟』を読み、ドストエフスキーにハマった。『地下室の手記』は彼の転換点とも呼ばれている本だったため、手に取ってみた。
まるで主人公を実際に見ているかのように引き込まれた作品だった。ぶっちゃけるととてもクズな主人公だと思うが、その中にも共感した部分はたくさんあった。し、文中でも触れられていたが、クズでない人はいないと思う。
腹を立てる理由など何もないと、自分で承知しながら、自分で自分をけしかけているうちに、ついには、まったくの話、本気で腹を立ててしまうことになるのである。
この部分が好き。幼少期に悲しいふりをしていたら、実際に泣いてしまったことを思い出した。 -
Posted by ブクログ
ネタバレ面白かったし心を動かされた。これがデビュー作とのことだが、もう完全に仕上がっている!という印象だった。
若い女性と中年男性の文通というだけなのに、飽きることなくふたりのやり取りを楽しめた。慎み深く、多くを望まず、教養を感じさせるワルワーラの文体が好みだ。
それとは対照的に、刹那に感情的に生きている雰囲気のマカールだが、ページが進むにつれだんだん整った文章になっていく。この変化や成長を見ていると、技巧的に書かれた小説だということがわかってくる。
長い手紙での交流は、友人の枠を超えたものに感じられた。ワルワーラの結婚が決まってからの文章は、なぜだか胸に迫るものがあり涙してしまった。こんなに別れを悲