ドストエフスキーのレビュー一覧
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徹夜で読む気なんてなかったのに、読み終えて時計を見たら早朝だった。これが偉大な古典文学マジックか…
この話は2〜3回は読んでるはずなのに、イリューシャのお葬式で、アリョーシャがイワンの死を予感してる台詞に今回はじめて気づいた…あの意地っ張りな天邪鬼は死んじゃうの?
ドミートリーは流刑の判決に従う...続きを読むPosted by ブクログ -
フョードルの好色さと似通った性質を父が持っていて辛い。
ドミートリーがあれほど父親を嫌悪するのは、結局のところ自分が父親と似ていることを心のどこかで自覚しているからじゃないのか…この二人からは、自分を大切にしようとしない人間を見たときの不愉快な印象をいつも受ける。
ゾシマ長老の説教は、この物語の中...続きを読むPosted by ブクログ -
この訳で読んだから気付いたのか、3回以上読んだはずなので気付いたのかわからないけど、今回読み通して初めて、アリョーシャはそれほど気楽で浮世離れした青年ではなく、周りの人間に振り回され気味の苦労性な青年だとわかるようになった。Posted by ブクログ
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なんて膨大な知識と緻密な構想で作られた小説なのだろう
19刷を読んだのですが、誤植の多さが気になりました。Posted by ブクログ -
言葉は偉大だ。発する事で他者に想いを述べられる。逆に発しない事で魂の矜持を誇示できる。貴方にだけは届く。それだけを信じて苛烈な運命に立ち向かい、狂い、絶叫し、胸を張る誇り高き人生達が、私の胸を掻きむしった。強く生きようと誓った。Posted by ブクログ
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遂に待ち望んだ《物語の加速》が!欲と高潔にまみれた三兄弟の運命の歯車が廻転し始める。これは狂気なのか、それとも狂気の衣を纏った悲劇なのか。それにしても、長男ミーチャの超合金的自意識の硬さは目を見張る。飲み込まれそう。Posted by ブクログ
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学生の頃に手をつけた時は、よく分からなくて一巻も読み切らなかった。改めて読んでみたら、場面をイメージできるという意味で読みやすく、先が気になって全巻読むことになった。とくに4巻が面白かった。5巻のエピローグは、これでもう終わってしまったのかと、第二の小説が執筆されなかったことが残念に思った。イワンと...続きを読むPosted by ブクログ