ドストエフスキーのレビュー一覧
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Posted by ブクログ
ネタバレ読み終わるのに本当に4,5年かかった シンプルに長いよ 話が
・ゾシマが亡くなったあとのシーン、腐臭がし出して民衆が手のひら返して批判しだしたのめっちゃ印象に残ってる 人間を感じた
・子どもが苦しんだりそのことで親が悲しむシーンシンプルに胸糞悪い
・血を分けたから父親というわけではない 父親を父親たらしめるのはその役割を果たしてこそ
子どもに愛してもらえる理由もそこにある
というところ 共感する
・苦しいときには誰も手を差し伸べてくれなかったくせに、ことが起きたら有罪だと切り捨てるのはお前も罪があるだろみたいなところ ここもめちゃ共感するし、現代に通ずるものがあるよね
新たな加害者や被害者を -
Posted by ブクログ
「おそらく他者を、さらには他者の意識に映る自己を意識していないような文章は、一つとしてないだろう。かくして意識は、二枚の合わせ鏡に映る無限の虚像の列のように不毛な永遠の自己運動をくり返し、ついになんらの行動も踏み出すことができない」
解説のこの文章が「地下室の手記」の形式の面白さを的確に説明している。「諸君ははこういう反論してくるんだろう?」という前置きの頻出が、主人公の自意識過剰さの特徴であり、そんな性格が「不毛な永遠の自己運動」としての鬱々とした精神世界に彼を引き摺り込んだのである。自分は頭でぐるぐる巡らしているだけで、行動していく他人が無神経に見えるという捉え方が、彼の自尊心を肥大 -
Posted by ブクログ
ドストエフスキーの五大長編のひとつ。
他の四作はすでに読んだが、これが一番読みにくかった。
読みにくいというか…話の筋がよくみえないというか…話に乗りづらいというか…。
あと名前の覚えにくさも一番だったかもしれない。
同じ名前の公爵が二人もいるし…。
主人公のアルカージイはまさに『未成年』というかんじで、いわゆる若気の至り的な部分が多く、読んでいて恥ずかしくなってしまうような場面も多かった。
本書は『偉大な罪人の告白である』とされているので、これから下巻でいろいろあったり、アルカージイが成長したりするのかな?と思うけど実際はどうだろう…。
実父のヴェルシーロフとの関係性もどうなるのか。
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購入済み
よくわからない
ラスコーリニコフは何がしたいのだろうか。
他の登場人物の感情の起伏にもついていけない。
国も時代も違うのだから仕方ないことだが。
きっと、人間に普遍なテーマがあるのだろう。
それを期待して、次の巻を読もう。