ドストエフスキーのレビュー一覧

  • 罪と罰 下

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    裁かれたのは罪だけではなかった。――ラスコーリニコフはついに犯行を告白し流刑の地シベリアへ送られる。だがそこで彼を待っていたのは罰よりも「再生」だった。愛するソーニャの献身が凍てついた心に光をともす。理性の正義に溺れた青年が苦しみを通して初めて人の温かさを知る。ドストエフスキー『罪と罰・下』は語る。救いとは法の外にあるもの――赦しとは他者の涙を見つめる勇気なのだと。

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    2025年11月01日
  • 罪と罰 上

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    貧しさは人を狂わせるのか。――若き大学生ラスコーリニコフは正義を掲げ老女を殺す。だが彼の心を支配したのは理屈ではなく罪悪感だった。人を裁く資格が自分にあるのか、神はどこにいるのか。ドストエフスキーの『罪と罰』は社会の闇よりも人間の心の闇をえぐる。懺悔と赦しをめぐる物語は現代の私たちにも問う。正しさの名で他人を裁くとき私たちはラスコーリニコフにどれほど似ているのだろう。

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    2025年11月01日
  • 罪と罰(下)

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    ネタバレ

    読み終わったあとの解放感が凄かったです。
    当時のロシアの情勢を知っていたらもっと楽しめたかも?
    私の学がなさすぎて…!

    ラスコーリニコフ自身、一応罪を認めたということですかね?
    本作は「罪と罰」の罪の部分が強いイメージです。
    物語が終わった旨で括られていますが、続きがあるとしたら、罰の部分はもっとしんどい気がします。

    ラスコーリニコフ程ではなくとも、彼との共通点を見つけては1人焦ってました(笑)
    光属性のソーニャといることで、その罰に苦しむか、きちんと更生されるか…。
    後者であってほしいですね。

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    2025年10月26日
  • 死の家の記録

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    ネタバレ

    読むのにとても時間がかかった。内容は非常に面白いが、時系列がバラバラで、実質短編集のような内容である。
    登場人物一人一人に魅力的な個性がある。
    これが事実をベースとした話だということは驚きである。囚人の入れ替わりとか、お酒の密輸とか、現代だと考えられないようなことが行われていたと知った。
    監獄の中でどのようなことが行われていたのかを知るのは、歴史的な意味でも楽しかった。
    監獄周辺地域との交流が盛んだというのは面白い。

    監獄の内にも外にも心優しい人がいて、微笑ましかった。もちろんイヤミな人もいたけど、このような人達の助け合いは心の支えになったんだと思う。

    ドストエフスキーもそうだが、他のロシ

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    2025年10月01日
  • 罪と罰(下)

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    ついに、罪と罰を読んだことがある人になったぞ!
    思っていたより読みやすくて、後半にいくにしたがってどんどん面白くなっていった。
    ただ、心情の変化とか、よくわからない部分もあるから「誰か解説してー」と思いながら読み終えた。

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    2025年09月30日
  • 貧しき人々

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    カラマーゾフの兄弟を一年位前に読んで以来のドストエフスキー。
    この『貧しき人々』はドストエフスキーの処女作といわれる。
    それ故か、往復書簡という体裁をとっているためか、これまで読んできた罪と罰、死の家の記録に比べ断然読みやすい。
    が、短編ということもあるためか、物足りなさを感じる。

    下級の官吏と不幸な身の上の若い女性との往復書簡で話が進んでいく。
    二人とも貧しく、世間から追いやられたようにひっそりと暮らしている。
    これは、恋なのか、親子のような愛情なのか?
    往復書簡ということもあり、二人の詳しい背景、関係性などがぼんやりとしかつかめない。
    それでも、不幸に暮らす人々の生活、ささやかな幸せなど

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    2025年09月27日
  • 賭博者

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    ネタバレ

    破滅する話なんだろうかと恐る恐る読んだ。
    お金をめぐって、ごちゃごちゃとした人間関係がややこしいと思っているときに登場した、アントニーダおばあさんの印象は強烈だった。竹を割ったような性格で、これは好きになってしまう!
    でもそのおばあさんですらルーレットに魅入られてしまったのはショック。ギャンブルにのめり込んでしまう人の心理とはこういったものなのかと恐ろしい思いがした。人はこうやって依存症になっていく。嵐のように登場して去っていった、一番記憶に残る人物だった。
    アレクセイは自らをポリーナの奴隷と言ったり、口だけはさも愛しているかのように言うのだが、実際は大して愛していないことは見るも明らかだった

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    2025年09月18日
  • 白夜

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    映画から。ブレッソンが原作を自分の映画文体に落とし込むのがいかに上手いかが分かって良かった。こちらはかなりサッパリしていて絶望感は少ない。どちらにしろ私が抱いているドストエフスキーのイメージとは全く異なるのだが。妄想の詳細をことごとく台詞で語り尽くすところは狂気に近い。

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    2025年09月09日
  • 罪と罰(下)

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    世界的にも名作とされる19世紀の連載小説後編

    名前の呼び掛け方が頻繁に変わるので、人物相関図を手元に必要。おそらくロシア語では呼び掛け方で感情等のニュアンスの違いを表現するのだろう

    途中ページをめくるのが作業になりつつも、スヴィドリガイロフのキャラやエピローグ辺りは、のめり込んだ

    ロシア文学を過度に高尚なものと期待していたが、当時は娯楽としても凄いものだったように思う

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    2025年08月24日
  • カラマーゾフの兄弟(まんがで読破)

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    ネタバレ

    オーディブルで車中、朗読で聴き始めたが、いつの間にかBGM化してしまい、全く頭に入ってこないため、「もう一度最初から」というリセットを数回繰り返した。少しずつ映像が浮かんでくるようになるが、地道な作業が必要であることが分かる。

    次にこのオーディブルの原本=岩波文庫(米川正夫訳)を4冊購入し、オーディブル聴きながらテキストを読むことをトライするも、最後までというより第一巻の終わりまで到達するまでに、根負けしてしまい挫折した。

    というわけで、ハードルをおもい切り下げて、こちらでまずは粗筋を把握することとしました。どなたかが感想で書かれていたのと同じく、「こんな話だったのね」というのが本書の感想

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    2025年08月25日
  • 罪と罰(下)

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    一度は読まなきゃ!と思っていた本を読み切った\(^o^)/でも私好みではないな(-_-;)殺害から自白までの何日間かと、私が読んだ何日間かが同じくらいだからか、常に「でも人、殺したんだよね( ・`д・´)金品盗んでるし」「御託はいいんだよヽ(`Д´#)ノ」という思いが頭をグルグル回る(・_・;)時間をかけて、考えながら読めば違うのかも?(-.-;)

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    2025年08月17日
  • 白夜

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    まず、会話がギャグ漫画かってぐらい突拍子がないし、そんなこと言わないだろーってツッコミながら読んでた。まぁそれはそれとして面白くはあるが。
    恋愛小説の世界一簡易的な本、みたいな小説。もはやすべての恋愛小説はこれぐらい軽くていいのではと個人的には思わされた一作。

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    2025年08月13日
  • 罪と罰 3

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    先に『カラマーゾフの兄弟』を読んでいたので、比較的読みやすかった。

    内容としては、様々な「罪」と「罰」が登場し、罪とは何か?罰とは何か?を常に考えさせられる作品。
    俗世界における「罪」は、ラスコーリニコフが犯したような強盗、殺人といったものが先行するが、作中においては、キリスト教や聖書の中での「罪」も登場する。
    ラスコーリニコフは殺人を犯すが、強奪した金品には一切手をつけることがなかった。殺人を犯した瞬間から精神に異常をきたしたためであるが、良心の呵責に苦しんだというよりも、罪の露呈を恐れたというふうに見える。ラスコーリニコフの罪は、アリョーナを殺したことよりも、リザヴェータを殺したことにあ

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    2025年08月09日
  • 地下室の手記

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    正直私の読書力が低く、この本の面白さを完全には理解できていないと思います。特に独白部分は意味がわかっても頭に染み込まないように感じてしまいました。
    ストーリーはかなりぶっ飛んでいて、主人公の行動や考えがかなり理解できません。しかし、時々共感する部分もあり、それはそれで心が辛かったです。
    旧友達への酷い行動も意味わからないし、リーザに対して説教厨になる意味もわからなかったし、アポロンに強くあたる意味もわかりません。常に何かに不満があって爆発しそうな中でリーザに対してだけ自分の弱いところを見せてしまう失態も犯す人間臭すぎる男の訳のわからない話がとても面白かったです。
    最後はリーザに金を握らせること

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    2025年08月02日
  • 貧しき人々

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    ドストエフスキーの処女作というだけで読む気がそそられます。
    下級役人のおじさんのマカールと、ワルワーラという10代の娘の手紙のやりとりが綴られています。
    当時のロシアの社会背景として、階級差による貧困が大きな問題となっていました。そのため、主人公であるこの2人も大変貧しく生活に困窮している様子が鮮明に手紙の中で書かれています。そういった中でもお互いが深い愛情を持ちながら支え合っていて「貧困」や「愛」というのが大きなテーマとしてある作品でした。
    手紙と聞くと物静かで慎ましいような印象を受けがちですが、ほとんど会話のようなやり取りで、ビックリマークも多用されているぐらい感情表現が豊か。なので海外作

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    2025年07月25日
  • 地下室の手記

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    よく分からなかった、というのが正直なところ。人生、誇り、愛憎に対する屈折した感情が描かれているが、自分はそれを理解できるだけの人生のステージに達していなかった気がする。

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    2025年06月14日
  • 白夜

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    YouTube で短い海外文学傑作として紹介されていたので読んでみました。

    ドストエフスキーを読むのは初めてで、予備知識なし。どう読んだらいいのかわからず…。
    冒頭は「わたし」(26)がひたすら町が静かだ、みんな別荘に行っているのに私は友人もおらず、別荘に行くことができない、と、ひたすらうだうだうだうだ…長い…。

    そして、ナースチェンカ(17)と出会う。その時の「わたし」の正直すぎる心の内は中二病。
    そして結末も中二病…。

    ごめんなさい、文豪。笑ってしまって。
    でも最終章は本当に美しかったです。

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    2025年05月31日
  • カラマーゾフの兄弟〈3〉

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    巻末の解説でも、いろんな人の感想でも、かなり物語の佳境に入っていて面白いとある。
    でも私はイマイチこの3巻目はピンとこなかった。
    ミステリーとロマンスの側面が強いけれど、とにかく尋問がくどく、ミーチャの言い分も意味不明で支離滅裂。高尚な心の持ち主だけど情緒不安定すぎ笑
    でもすごい小説なので先はしっかり読むけどね

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    2025年05月08日
  • 白夜

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    少女が、恋愛じゃなく友愛や兄弟愛のようなものを得て嬉しい気持ち少しわかる。
    その区別がまだよくついてないところもその年頃らしいのでは。(半ば監禁状態で世間知らずでしょうし)

    余計なお世話は重々承知で、男には幸せになってほしい。
    いや、一歩踏み出したんだからこれは確実に実生活に変化起きてるよ!

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    2025年04月27日
  • カラマーゾフの兄弟(中)

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    ネタバレ

    大体のストーリーが掴めてきて上巻に比べたらスイスイ読めた。相変わらず登場人物が多い。ドストエフスキー自身はどうやって管理してたんだろうなぁ、脳内完結なのか紙に起こしていたのか。

    イワンも怪しいけどフョードルがすんなりドアを開けて部屋に入れてくれるとも思えず、アリョーシャが怪しいってことになるよなぁと推察。あとページを増すごとにドミートリーがフョードルと同じような発言や行動をしていて、血は変えられない同族嫌悪とはこのことか...と思った。

    ゾシマ長老のシーンで、人は信仰に奇跡を求めがちだけどあまりに傲慢だなとも思う。奇跡が起きた時はそれに縋るのに、奇跡が起きなかったら急に不信者になり、今まで

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    2025年04月12日