ドストエフスキーのレビュー一覧

  • カラマーゾフの兄弟〈1〉

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    この種の小説は全てを理解しながら読もうとすると、途中で挫折していつまでも読み終えることができない。本線、幹の部分を外さずに読めばよい。

    原卓也訳の新潮社版のほうが意外と読みやすいかもしれない。

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    2025年11月11日
  • 罪と罰(上)

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    罪を犯した人の心理描写の変化がとてもリアル。自分が悪いことしたような気がしてくる。しばらく読み直したくない

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    2025年11月05日
  • 地下室の手記

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    ネタバレ

    主人公は無職の中年男性で、かつては役人として勤めた。現在、彼は一般社会とは交わらず、地下に籠った生活を送る。しかも彼は自意識過剰なため、周囲に対して斜に構えた見方をしており、年齢の割に痛い。このように、本作は彼の言動を追い、人間の実存について迫る。

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    2025年10月26日
  • カラマーゾフの兄弟〈2〉

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    少しずつでようやく読み切った。理解ができたとは言い難いが…。
    「…いまでは猫も杓子も自分をできるだけ目だたせることに夢中ですし、人生の充実を自分一人でも味わいたいと願っているからです。ところが、そうしたもろもろの努力の結果生まれてくるのは、まぎれもない自己喪失なのです。…なにしろこの十九世紀においては、何もかもが細かい単位に分かれてしまい、すべての人が自分の穴に閉じこもり、他人から遠ざかり、自分自身を、自分が持っているものを隠し、ついには自分から人々に背を向け、自分から人々を遠ざける結果になっているからです。」(P.409)

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    2025年10月26日
  • 地下室の手記

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    まだ読んでる最中だけど先に感想。
    内容は光文社読んでるので分かってはいるものの、翻訳者が違うと「こうも違うか!!」というぐらい読みやすいです。
    初心者には江川さん訳がおすすめな気がします。

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    2025年10月25日
  • 罪と罰 1

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    はじめてのロシア文学ということで、少々難しく感じる部分もあった。そもそも海外文学に慣れていないのもある。
    殺人を犯すまでが長々しく、これから何が起こるのか、何が起こっているのかわからない状態が長い。それでも、殺人を犯してからはスルスルと読めた。
    続きが楽しみ

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    2025年10月20日
  • 罪と罰(下)

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     自分勝手な考え方により、自分の行いを正当化して犯罪に走ってしまう。これは犯罪を犯す人全般に共通して言える心理だが、その犯罪後の公開により、自分という人間を貶めたり、自分の罪を人に告白することで、罪悪感を軽くしようとする考えや、他人への善行により、人間としての自分の価値を高め様と考え、行動することに非常に共感した。特に、自分の罪に対して自分自身で自らを罰する行動を行うことで、より精神的にも肉体的にも辛い状況に追い込まれること。そこから、自分自身で這い上がる力がない場合には、只、無償なる愛と呼ばれる人との繋がりのみがその人を救う力を授けるだけだと考える。

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    2025年10月10日
  • 死の家の記録

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    ネタバレ

    読むのにとても時間がかかった。内容は非常に面白いが、時系列がバラバラで、実質短編集のような内容である。
    登場人物一人一人に魅力的な個性がある。
    これが事実をベースとした話だということは驚きである。囚人の入れ替わりとか、お酒の密輸とか、現代だと考えられないようなことが行われていたと知った。
    監獄の中でどのようなことが行われていたのかを知るのは、歴史的な意味でも楽しかった。
    監獄周辺地域との交流が盛んだというのは面白い。

    監獄の内にも外にも心優しい人がいて、微笑ましかった。もちろんイヤミな人もいたけど、このような人達の助け合いは心の支えになったんだと思う。

    ドストエフスキーもそうだが、他のロシ

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    2025年10月01日
  • カラマーゾフの兄弟〈5〉エピローグ別巻

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    ネタバレ

    長い物語の中で、いくつもの父と子の関係が描かれている。
    ヒョードルと実子たちと私生児
    二等大尉とイリューシャ

    血のつながりだけではなく、「父=教え導く者」としての関係性も散見される

    長老とアリョーシャ
    アリョーシャとコーリャ(コーリャに父がおらず、偏った考えで突き進むところも印象的)、こどもたち

    そして、ロシア正教に基づく神と登場人物たちの関係

    勤めを果たさない父を持った4人のカラマーゾフの兄弟のうち、外の世界に父を求めたアリョーシャだけが、精神の安寧を、救いを得たようにみえる。

    最後のシーンでアリョーシャは、両親の元で幸せに過ごす幼少期の尊さを少年たちに説くが、今後の自分たちの繋が

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    2025年09月24日
  • カラマーゾフの兄弟(下)

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    三兄弟の苦悩が身に染みてわかりました
    ドストエフスキーが晩年に書き残した想い
    続きの第二作が是非とも読みたかったです

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    2025年09月20日
  • 貧しき人々

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    ネタバレ

    金持ちが気まぐれに差し出す金は慈善として高く評価され人々の心を打つが、貧乏人が必死に自分を削ってまで少しだけ金や物を与えても、感謝されることは少ない。主人公は見栄っぱりで、お茶にも入れなくていい砂糖を入れるタイプの初老男性。彼には大切な娘のように思っている親戚の女性と手紙のやりとりをして、己の貧しさを理解しながらも、一番大切なお金をその女性にこまごまと差し出していた。それは真心からくる優しさであり、彼女に優しい人間だと思われたいからだった。しかし、彼女はお金がない生活に耐えきれず結婚を決意してしまう。もう手紙のやりとりはできない。主人公らのささやかな友情も、最後には良い思い出の終着点としてしか

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    2025年09月13日
  • 罪と罰 1

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    カラマーゾフの兄弟からの流れでよんだ
    カラマーゾフの兄弟のおかげでロシアのテンションには慣れていたのでカラマーゾフよりはすんなり読めた が、 特段面白いとは感じなかった覚えがある でも面白いとゆう投稿がたくさんあるからまた読んでみようかな

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    2025年09月12日
  • カラマーゾフの兄弟〈1〉

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    はじめてのロシア文学
    慣れるまで時間がかかったがなんとか読めた
    ストーリー云々より やっと読めた!とゆう感慨のが大きかったのですぐに再読してみたがやはり大きな感動はなかった
    色んなテーマが複雑に絡み合って書いてあるがちょっと自分には縁が遠いテーマが多かった
    ロシアのテンションがあまり受け付けなかった
    名前がややこしい…

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    2025年09月12日
  • 悪霊(上)

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    9/10

    真実は文字の向こう側に存在する。

    第一部は長尺であり様々な登場人物の相互関係が描かれ、クロニクル的で、極めて難解だが、止まらない。この部が悪霊の土台を作ると思うから、何があっても無視してはならない。中には無視をする人もいるらしいが、勿体無い。そしてニコライとピョートルが出てきた場面は、突如の登場で、ようやく来たか!と素直に思ってしまった。まるで霹靂を感じた。そこから、一気に面白くなる。革命が起こる前の、この不安定な空調がしみじみ、最初っから感じることができる。第二部はもうたまらなく面白い、難しいのは難しいが、ピョートルとニコライの隠された謎と不気味な空気がドストエフスキーでは感じ

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    2025年09月14日
  • やさしい女・白夜

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    『白夜』は、ペテルブルクの幻想的な白夜の季節を背景にした「儚い夢の恋」を描く。そこにあるのは、ズルい女性と愚かな男性という現代でもよくある関係性で、甘酸っぱくも切ない余韻を残す物語だ。登場人物の未熟さやアンバランスさはあるけれど、全体を包む季節の美しさがそれをロマンチックに昇華してくれる。

    一方で『やさしい女』は、その正反対のトーンを持つ。ここで描かれるのは、現代の感覚で言えば「40代の男が16歳の少女を支配する関係」であり、そこにロマンはほとんど存在しない。男は自己弁護的な独白を繰り返すが、その裏に透けて見えるのは彼の支配欲と不器用さだ。少女の孤独は解消されず、最後には死という形でしか出口

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    2025年08月25日
  • 罪と罰 3

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    第三巻 (収められているのは第五部 第六部 エピローグ)
    巻末に読書ガイド ドストエフスキー年譜 訳者あとがき

    第三巻 色んなことが起こりすぎてエンタメ感満載

    ルージンがソーニャに窃盗の濡れ衣をきせるとか
    カテリーナ(マルメラードフの妻)が狂い死にとか
    ラスコとポルフィーリーの口合戦(自首をうながされる)とか
    スヴィドリガイロフ(ソーニャに老女&妹リザヴェータの殺害を打ち明けてる時に隣の部屋で盗み聞きしてたので)と話し合うけど決裂とか
    ドゥーニャもスヴィドリガイロフと会うけど彼の愛を拒否ってピストルで撃つとか
    失意にスヴィドリガイロフはピストル自殺とか

    後半はエンタメ感に驚いた
    エンタメ

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    2025年08月22日
  • 貧しき人々

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    初ドストエフスキー。
    40代の老役人マカールと身寄りない娘ワーレンカの手紙のやり取りのみな作品。

    ドストエフスキー、これを24歳で書いてるの凄すぎてそこに感動したし、180年前の物語も今に通じるところがあるよね、貧困か〜。
    2人が困っているのはそうなんだけど、お互いがお互いにとってなによりの心の支えになっているのがよかった。支えがなければどうなっていたんだろうか(これからどうなるんだろう…)

    最後はまさに驚き!!
    訳者によるまえがき等とてもありがたい情報で読者に優しい作りなのもよい。
    他の作品も読んでみたいと思った。

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    2025年08月20日
  • 罪と罰 上

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    なぜ人は罪を犯すのか、それを背負ったままどのように生きているのかの一つの回答が得られそうだなと思った。

    「なぜほとんどの犯人がその痕跡をああも明瞭に残していくのだろうか?(中略)犯罪者自身が、それもほとんどすべての犯罪者が、犯行の瞬間にら意志と判断力の一種の喪失状態におちいり、そればかりか、判断力と慎重さがもっとも必要になるまさしくその瞬間に、めったにない子どものような軽率さにとりつかれる。」150

    「彼の判断力と意志は、その目論見を実行していく全過程を通じて、いささかもくもらされることがない、と決めこんでしまった。その理由はただひとつ、彼の目論見が「犯罪ではない」からである...」150

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    2025年08月15日
  • 罪と罰 2

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    第二巻(収められているのは第三部、第四部)

    老女殺しは
    てっきり貧乏と、心気症と、老女の因業な金貸しが憎くて殺害かと思ってたけど、それだけではない様子

    ラスコの考え方、思想も殺害に影響している

    ラスコを追い詰める予審判事ポルフィーリーがおもしろい

    「選ばれた人間は思想や自分の信じる道を実現するにあたり、誰かを殺してもかまわない」というラスコの思想を指摘し、

    曖昧模糊にラスコをあおって、じらして、頭に来させて、相手の内面を揺さぶり心理的に追い詰める

    泳がせて、相手がボロをだす、カマをかけるみたいなやり方で

    読みにくさはあるけど、おもしろさもあるので第三巻も読む

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    2025年08月12日
  • 罪と罰 1

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    エピローグ付きの六部からなる長編小説 第一巻(収められているのは第一部、第二部)

    1865年夏当時のロシア首都サンクトペテルブルクが舞台
    元大学生の青年が金貸しの老女を殺害する話

    貧困と精神的な行きづまり
    心気症に似た鬱的な状態で
    金貸しの老女を憎むようになる

    「ある考え」(殺害)を実行に移すかどうか逡巡し、重なり合う様々な偶然により犯行へと導かれる様子が主人公(ラスコーリニコフ)の心の声、セリフなどで語られる

    殺害は老女だけでなく、その妹も計2人

    孤独かと思いきや心配してくれる友人ラズミーヒンや、世話をしてくれるナスターシヤがそばにいて意外。

    巻末に訳者亀山郁夫の読書ガイドがあり

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    2025年08月05日