ドストエフスキーのレビュー一覧
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2巻と比べて話の展開が早く、分かりやすかった。ミーチャ視点の話が大半で、事件が起きた日のことが詳しく書かれており、彼の焦ってる様子がよく伝わった。Posted by ブクログ
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初めて読んだドストエフスキー。ロシア文化や宗教、時代背景などはほとんど知らずに読んだので、よくわからない箇所もあったが、下巻はするすると読むことができ、面白かったです。Posted by ブクログ
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殺人を犯した人間の心理描写は卓越している。が、いくら精神的に病んでいるとはいえ、知性ある者だけにたかが金貸しばばあの金で人生を好転させようとする筋立ては、現実味に欠ける。Posted by ブクログ
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上巻からの勢いで読み進めたものの、本筋のストーリーがなかなか進まず途中で投げ出しそうになりながらやっと読破。重苦しい展開と難解さもあってしんどい大作でした。Posted by ブクログ
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とても面白かった。
人間の思想、捉え方によってこうも人生が変わるとは。
いろいろ考えさせられる内容でした。
まんがで読みやすかったので、違うものも読んでみたくなりました。Posted by ブクログ -
ユーモア小説ではあるけど、そこまで笑えるというほどではなく、普通にこの状況やばいし怖くないか?と思う場面も多かった。
ただ、他のドストエフスキー作品に比べると、思想や宗教についてのことがほぼ書かれてないし、難しさもないので読みやすい。
自尊心を拗らせに拗らせたフォマーが本当に読んでてイライラした。...続きを読むPosted by ブクログ -
フォマーのこじらせた自尊心が平和な一家を恐怖に陥れる筋書きは、かつてのドスト自分達と重ね合わせて苦い思いを含めつつ、それを風刺させる事で過去の精算をしたのだろうか。Posted by ブクログ
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『同志少女よ敵を撃て』を読んで、久々にロシアふに触れたくなり10年以上ぶりに再読
光文社の新訳版は初めて
訳が良いせいか、この作品はこんなに読みやすくて面白いストーリー展開だったかと認識を改めたPosted by ブクログ -
下巻のラスト200ページくらいは怒涛の展開なので先が気になってどんどん読めた。
ただ、五大長編のなかではやはり読みにくいしわかりにくくてあまり楽しめない部分もあった。
トリシャートフについてもっと知りたかったなぁ。
なかなか魅力的なキャラだったと思う…。Posted by ブクログ -
ドストエフスキーらしい文体、生々しさ、そして抉ってくる感じがとても良かった。自分もこういう人間じゃないか?と考えさせられ、ちょっとした不快感すら感じる。でもその「生々しい等身大の姿」をこうして文章で表現できてしまうのだから、ドストエフスキーは恐ろしいなとも感じる。Posted by ブクログ
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初期の傑作短編でありドストエフスキーらしくない感傷的な作品である「白夜」と、『作家の日記』内から掌編を3つと、エッセイがひとつ収録されています。表題作の二作について、かんたんな感想を。ネタバレがありますので、ご注意を。
「白夜」
主人公の夢想家の26歳の男がある夜に、17歳の乙女ナースチェンカと出...続きを読むPosted by ブクログ -
暫く間が空いたが、今日5巻を読み終えた。感想は?と聞かれると少し躊躇する。あまりにも表現が、気持ちが、そして神とのつながりや断絶が強すぎ、理解できない部分が多い。作者の神経の繊細さと激しさ、愛への狂おしいほどの猛進。兎に角もう一度読まないと理解は半分かもしれない。ロシアの人名や地名の難しさ。特に人名...続きを読むPosted by ブクログ