ドストエフスキーのレビュー一覧

  • 地下室の手記

    Posted by ブクログ

    ネタバレ

    主人公の哲学、半生を描いたもの。
    主人公の醜悪な性格、言動の矛盾など現代でも共感力の高いものだと思う。救われなさがとても辛いところがあったが。
    みすぼらしい格好、低賃金の職についていながら、それでも恥に敏感で、虚飾に塗れる姿。
    他人との交流を願い、かつての学友にぞんざいに扱われることに憎悪しながら、自分より立場の低い人に対して支配的になる姿。

    これらが巧みな筆致でありありと描かれておりとても面白かった。

    0
    2026年05月28日
  • 罪と罰(上)

    Posted by ブクログ

    ネタバレ

    ラスコーリニコフ、働かないのに、ばあさんを殺して金品を奪うことはできるなんてね。
    ばあさんだって、金持ちなのに働いてたぞ。

    地道に働く人を見下してるんだろうね。
    いや、自分以外の人間を全て見下してるのかな。

    「自分は境界を越えられる特別な存在か?」
    を試す実験台にされたばあさんと、ついでに巻き込まれたばあさんの妹は不憫でしかたない。

    罪を犯したあとからのストーリーでは、犯人だとバレバレの挙動不審者になっていた。
    このあと、ラスコーリニコフに幸せな未来は来そうにないな。

    難しい小説だと思い込んで、ラスコーリニコフの妄想的思考と現実は乖離しているのではないかと予想しながら読み進めたけれど、

    0
    2026年05月21日
  • カラマーゾフの兄弟(1)

    Posted by ブクログ

    長い古典をマンガで簡単にあらすじを理解するのは簡単でなにより。全体像が見えたので、これを踏まえて小説を読もうと思う。

    0
    2026年05月20日
  • 貧しき人々

    Posted by ブクログ

    弱者おじさんと孤児少女のラブレター

    ドストエフスキーの入門書として手に取ってみたが大正解だった。デビュー作ということもあってか短めで読みやすく、それでいて彼の世界観や巧みな表現力を楽しめる1冊だと思う。

    内容の9割が下級役人マカール(47歳)と孤児少女のワーレンカ(推定18歳)の手紙のやり取りを通して展開される。この2人は現代の言葉で平たくいうと若い女性に貢ぎ困窮していく独身弱者おじさんと、両親を失いメンタルが不安定な孤児少女というキャラクターである。貧困故に共依存的なラブレターでお互いを励まし合う姿は時代や国を越えて普遍的な生々しさがある。

    特に印象的だったのは、マカールの自分の気持ち

    0
    2026年05月18日
  • 罪と罰(下)

    Posted by ブクログ

    全体的には思うがままに喋り出す登場人物たちの長いおしゃべりに辟易しつつも、100年以上も前に書かれたとは思えない程精緻な心理描写に驚いた。下巻では意外性のあるストーリー展開に高揚感もあり、心理戦の巧妙さにハラハラした。こういった古典文学を読んだのが初めてだったが、手塚治虫が漫画の神様と言われたように、文学もかなり序盤に完成形が存在していたことに驚きつつ、なにか腑に落ちた。

    0
    2026年05月10日
  • 地下室の手記

    Posted by ブクログ

    風俗に行って女に説教するタイプのキモイ男をとんでもない語彙で書き上げた本。
    太宰治とよく比べられてるイメージがあるけど、ネガティブ度合いのベクトルが異なってる気がするなと。

    0
    2026年05月07日
  • 罪と罰 1

    Posted by ブクログ

    初のドストエフスキー。150年も昔に書かれた作品。
    元大学生のラスコーリニコフは、近所に住む高利貸しの老女殺害をもくろむ。

    よくわからないけど、惹きつけられる。中毒性あり。
    何が面白いのか言語化できないのがもどかしいけど、段落の少ない文字で満たされたページも、あらゆる登場人物が行う一人語りも、ずっと読んでいたくなる。

    不思議な切実さ。緊迫感。切羽詰まった語り口。
    それに痺れる。憧れるゥ。

    0
    2026年05月06日
  • 罪と罰(上)

    Posted by ブクログ

    ロシア文学へ初挑戦。
    タイトルや出版年から堅苦しい難解な内容を想像したが、苦労する箇所はあったものの全体的に読みやすく、面白い物語だった。

    ◼︎苦労した箇所
    ●人名の把握が困難
    ただでさえ日本人にとって馴染みのないロシアの人名であるのに、ミドルネームやニックネームが多用されている。
    しかもそれが会話文のみならず、「地の文」でも統一されずに用いられているので、1人の登場人物について様々な呼び名が飛び交い、「これ誰だっけ?」が頻発する。
    ネットで拾った相関図を手元に置きながら読み進めたが、それでも苦労した。

    ◼︎良かった点
    ①全体的な読みやすさ
    19世紀後半〜20世紀初頭の海外文学はときどき触

    0
    2026年05月06日
  • カラマーゾフの兄弟〈3〉

    Posted by ブクログ

    人物の一貫性に魅力を感じた。
    一見、矛盾だらけの言葉を吐く主人公のお兄ちゃん、ミーチャがいる。
    その矛盾の言葉が積み重なっていった時、人としての一貫性、あぁこの人は誠実なんだ、不器用なんだ、精一杯なんだって気持ちになれた。
    全巻の2巻ではイワンの哲学がかっこよく、この3巻はミーチャの魅力が溢れている。

    あぁ、キャラが好きだなぁ。
    次はアリョーシャかな?

    0
    2026年05月04日
  • 罪と罰 2

    Posted by ブクログ

    ネタバレ

    ザメートフとゾシーモフがゴッチャになってしまう。3部でのポルフィーリーとラスコーリニコフの議論とか4部でのズヴィドリガイロフとの会話あたりは夢中になってしまう(笑)ソーニャとラスコーリニコフの関係も気になってくるし読むのが楽しいな(笑)

    0
    2026年05月04日
  • 罪と罰(上)

    Posted by ブクログ

    なんとなく小難しそうな印象があったが、文章自体はそこまで難しいものではなかった。
    しかしながら登場人物の名前、呼ばれ方で多くの人が挫折すると思われるので、ChatGPT等で「ネタバレはせず、登場人物の呼び名、プロフィールをまとめて」とお願いするといいかも。

    エンターテイメント性と難しいテーマが共存している傑作だとは思う。意味不明な部分も所々あったが。

    0
    2026年04月17日
  • 罪と罰 下

    Posted by ブクログ

    現代文学ばかり読んできたので、読み切るのに苦戦した笑
    だが内容としては名作とされるだけあって秀逸なものだと感じた。貧困や殺人といった社会問題を扱ってはいるが、本質として見えてくる人間の倫理観や理性の葛藤に対する描写が良かった。また、犯した罪に対する罰がただの法的なものだけではなく、自らの内面に生成されるものなのだと気付かせてくれる。

    0
    2026年04月17日
  • カラマーゾフの兄弟(中)

    Posted by ブクログ

    ゾシマ長老の所が難しかった。
    でも神の話や考え方は面白かった。

    中巻は話がぐっと動くから上巻より面白い。
    ドミートリイやアリョーシャに比べるとイワンが影が薄いがこれから濃くなるのかもしれない。

    ペルホーチンがいい人で好き。



    0
    2026年04月12日
  • 罪と罰(下)

    Posted by ブクログ

    この小説で一番すごいと感じたことはラスコーリニコフたちが対決を行うシーンの筆圧である。よほど心の中で自分を追い詰めた経験のある人でなければあのような一種の狂乱ともとれる人々のやりとりは描き出せないのではないかと思う。解説でもドストエフスキーの波乱に満ちた生涯が紹介されている。
    様々な人々の信念や思想がぶつかり合うシーンは見るものを圧倒させる。もはや読む側までも心理描写を追っていく過程で徐々に酔っているような感覚に陥りさえする。解説にもあった通り、ラスコーリニコフの語る理論はかつて作者が抱いていた理論であり、収監と、深い内省を経て否定された。作者は抱いていた思想の決算をこの小説を通して行った。特

    0
    2026年04月06日
  • カラマーゾフの兄弟(上)

    Posted by ブクログ

    罪と罰を読んでいたから登場人物は把握出来た。ただ罪と罰に出てきた登場人物と同じ名前の登場人物が結構いて混乱する。それに同じ名前だけど別人?ってのが何人かいる。

    難しいのは、人間関係(主に恋愛面)だと思う。
    それを把握するのが難しかった。

    宗教の話は面白かった。
    スメルジャコフの神に対する考え方が好き。
    神を信じるか信じないか、何千年とか経っても答え出ない問答だよね。
    信じてた方が幸せに死ねるだろうなとは思うけど。

    難しくて断念する人がいると聞き心配だったけど今のところ読めるから安心した。

    0
    2026年04月04日
  • 罪と罰(上)

    Posted by ブクログ

    おれは人間を殺したんじゃない、主義を殺したんだ。主義を殺したあとでふみこえられなかったんだ。ふみこえられなかったというのはつまり良心による許し、これが自らの目的(全体の幸福)を達成するために許されることであると思うことが出来なかったということである(おそらく)。罪と罰の「罪」とは何かと問う描写が後半に明確にラスコーリニコフらの思考の中で表され、最後の数十ページで物語が大きくうねりだしたように感じる。

    0
    2026年03月26日
  • 罪と罰 下

    Posted by ブクログ

    ネタバレ

    思想的なことがメインなのかなと思ってたけど、もっと純粋に、物語として面白かった

    下巻でぐーるぐるうごくやん、展開気になりすぎて一気読みした。
    主人公どうなんの?っていうのを軸に周りの人の人生もからまって、そのどれもが目まぐるしい。

    最後まで主人公の考え方は変わらなかった、それがほんまの最後の最後に理屈じゃなくて情的な面で動く。たぶん主人公の考え方だけに的を絞ってたら、結局そうおさめるのねって冷めてたかもやけど、登場人物それぞれの意見をたくさんからませて、主人公自身も善意と個人思想の間でずっと揺れ動いていたのがあったから、この終わり方に好感をもてた。

    0
    2026年03月23日
  • 罪と罰(上)

    Posted by ブクログ

    ネタバレ

    一度は読んでみたいと読んでみた。

    人の心の中の悩みや不安などが凄い詳しく書かれている。
    これは凄いと思ったけど、読んでいて疲れる。
    主人公の行動がある意味リアルなんだろうけど読んでてえ?何で?何のために?せっかく…みたいな感情だった。
    酷いこと言えばごちゃごちゃ考えてる事が多くて先に進まない。

    まだ上巻だけなので今のところの感想。

    0
    2026年05月01日
  • 地下室の手記

    Posted by ブクログ

    長い間、読まなきゃ読まなきゃと思い続けた一冊である。

    読んでて爆笑させられるのなんてなかなかないが、思い切り笑わせてもらった。

    これは「ドストエフスキーの全作品を解く鍵」と言われるが、ネタバレにすぎる気がする。

    そして、これは彼の問題にとどまるものではない。「現代小説かな?」と首を傾げたくなるほど今日的な感じがした。

    改めて、ドストエフスキーって面白い作家だなと唸らされた。まだ読んでない彼の小説も多いので、読むのが楽しみだ。

    0
    2026年03月19日
  • カラマーゾフの兄弟 2

    Posted by ブクログ

    昨年末から続く、カラマーゾフマラソン。長い…。読みづらい…。ようやく、2巻を読み終わりました。折り返し地点だけど、読むのやめようか悩んでます。

    内容は難しいようで、スッと入ってくる部分もあり、なんだか不思議な小説です。キリスト教の教えからくる教訓が多々書いてあり、ためになるので、気付くとメモを取っている自分がいます。(これまで読んだ小説の中で、1番多くメモを取っているとおもいます。)

    まだまだ、先は長いですが、「読んだ先に何かがありそう」、そう思わせてくれる小説なので、頑張って最後まで読んでみようと思います。

    0
    2026年03月19日