ドストエフスキーのレビュー一覧

  • カラマーゾフの兄弟〈1〉

    Posted by ブクログ

    以前も1巻だけ読んだことあったけど、その時は序盤があまりにも展開しなさすぎて苦痛だった。
    でも今回は「罪と罰」を読んだからか、ドストエフスキー独特の文体そのものが好きになっているせいもあり、最初からずっとおもしろかった。

    好色で道化を演じるフョードルは、先妻との間にドミートリーを、後妻との間にイワンとアレクセイをもうける。妻は2人とも亡くなるが、フョードルは誰も育てることなく人に任せる。
    大人になった三人が戻ってくるも、ドミートリーはフョードルと、女と金で揉める。

    登場人物が多く、さらに愛称まであるから混乱する。アレクセイ(アリョーシャ)、ドミートリー(ミーチャ)など。それを知っていたので

    0
    2026年06月18日
  • 地下室の手記

    Posted by ブクログ

    Ⅰ 地下室
    前置きとしての独白。正直、全然何言ってるか頭に入ってこなかった。呪うことは人間だけ、人間は時として苦しみを猛烈に熱愛することもある、平穏無事な幸福だけを愛するなんて、どこか見苦しい気さえする、等々。たまに面白い言葉があった。

    Ⅱ ぼた雪に寄せて
    主人公の卑屈で面倒臭い自意識、たまんない。
    "俺は、自分の際限のない見栄ゆえに、つまりは自分自身に対する止め処ない要求の高さゆえに、しばしばひどい嫌悪感と言えるほどの猛烈な不満を抱いて、自身を見ていたので、心の中で自分の厳しい眼差しを、他のすべての人間にも当てはめていたのだ。"

    強そうなやつへの劣等感を何とかするため

    0
    2026年06月15日
  • 罪と罰 1

    Posted by ブクログ

    ラスコーリニコフ。男。23歳。大学で法律を学んでいたが、学費滞納で除籍処分に。粗末なアパートに住んでいる。貧乏。家賃は滞納。ぼろぼろの服。自分の殻に閉じこもり、世間から孤立。夢うつつで、ぶつぶつ独り言▼ラスコーリニコフは、ある金貸しの婆さんに怒りを覚える。意地悪で狡猾。他人の命を食い物にして。社会に有害。除去しなければならない。そうだ、婆さんを殺して金を奪おう。その金で、人類全体に奉仕する共同事業を始めるんだ。たったひとつのちっぽけな命と引き換えに、何千という命を救えるんだ。婆さんの命なんて社会の秤(はかり)にかけたら、しらみ・ごきぶりの命がいいところだ▼ラスコーリニコフは計画通り、金貸しの婆

    0
    2026年07月13日
  • 罪と罰 1

    Posted by ブクログ

    ネタバレ

    罪と罰

    P10
    外出のたびに彼は階段に向かってほとんどいつも開け放たれている台所の脇を嫌でも通らなくてはならなかった そしてそこを通るごとに 何か病的とも言える 気後れ に駆られそのことを自分でも恥ずかしく感じてそのために また顔をしかめるのだった 下宿代がたまりにたまってたので女将と顔を合わせるのが怖かったのである
    かつて彼はこんな風に臆病で いじけた青年ではなかったいやむしろ それと正反対なぐらいだったところが いつの時点からか心気症にも似た苛立ちやすい 張り詰めた状態に陥っていた あまりに 深く 自分の殻に閉じこもり 世間の人たちからも孤立してしまったため 下宿の女将 どころか相手が

    0
    2026年06月13日
  • 地下室の手記

    Posted by ブクログ

    ネタバレ

    ちょっと衝撃。
    読んでいて、凄く恥ずかしく屈辱的な気持ちになった。本を読んで初めての気持ちかも。
    苦痛は快楽の意味はわからない(笑)
    最初の方の独白は笑う、1人コントや。
    けど、同級生との話に入ったとたんやばい!ってなった。恐らく自分を重ねて読んでいた。凄く共感できると思いつつも、そう思う自分を悲しいとも思ってしまう。胸の痛くなる話だったな。ドストエフスキーは初めて読んだけど、ハマってしまうかも。罪と罰は積読しているけど、いつ読もうかと楽しみ。
    えー、ちょっとすごい本を読んでしまった。

    0
    2026年06月07日
  • カラマーゾフの兄弟(1)

    Posted by ブクログ

    まだ前半のみしか読めていないが、ゾシマ長老と民衆との会話で、ロシアの宗教感が深く理解できる。
    そして今現在でもキリスト教信者のジレンマの心理をとらえた内容になっていると思う。
    長老との会話を通してのこの宗教感の表現はすごいと思った。

    0
    2026年06月07日
  • 罪と罰 2

    Posted by ブクログ

    ネタバレ

    1番印象に残ったのは、ラスコリーニコフがソーニャに「ラザロの復活」を読ませるシーン。とても長い描写で、作者の注力度合いを実感させる。
    ラザロと、ラスコリーニコフ・ソーニャに共通点があるとすれば、この2人は3巻で、精神的に救われる(復活する)のではないだろうか。
    ラスコリーニコフは売春をする罪を犯しているソーニャに対して、仲間意識を抱いているが、全体の認識として、殺人と売春が同等の罪と捉えられていたのかが気になった。
    →そうではなく、ラスコリーニコフの誤認。ソーニャの罪は、愛するものを守るための犠牲から。その違いをラスコリーニコフは気づけるのだろうか。

    ラスコリーニコフの「選民思想」は、その先

    0
    2026年06月06日
  • 地下室の手記

    Posted by ブクログ

    ネタバレ

    主人公の哲学、半生を描いたもの。
    主人公の醜悪な性格、言動の矛盾など現代でも共感力の高いものだと思う。救われなさがとても辛いところがあったが。
    みすぼらしい格好、低賃金の職についていながら、それでも恥に敏感で、虚飾に塗れる姿。
    他人との交流を願い、かつての学友にぞんざいに扱われることに憎悪しながら、自分より立場の低い人に対して支配的になる姿。

    これらが巧みな筆致でありありと描かれておりとても面白かった。

    0
    2026年05月28日
  • 罪と罰(上)

    Posted by ブクログ

    ネタバレ

    ラスコーリニコフ、働かないのに、ばあさんを殺して金品を奪うことはできるなんてね。
    ばあさんだって、金持ちなのに働いてたぞ。

    地道に働く人を見下してるんだろうね。
    いや、自分以外の人間を全て見下してるのかな。

    「自分は境界を越えられる特別な存在か?」
    を試す実験台にされたばあさんと、ついでに巻き込まれたばあさんの妹は不憫でしかたない。

    罪を犯したあとからのストーリーでは、犯人だとバレバレの挙動不審者になっていた。
    このあと、ラスコーリニコフに幸せな未来は来そうにないな。

    難しい小説だと思い込んで、ラスコーリニコフの妄想的思考と現実は乖離しているのではないかと予想しながら読み進めたけれど、

    0
    2026年05月21日
  • カラマーゾフの兄弟(1)

    Posted by ブクログ

    長い古典をマンガで簡単にあらすじを理解するのは簡単でなにより。全体像が見えたので、これを踏まえて小説を読もうと思う。

    0
    2026年05月20日
  • 貧しき人々

    Posted by ブクログ

    弱者おじさんと孤児少女のラブレター

    ドストエフスキーの入門書として手に取ってみたが大正解だった。デビュー作ということもあってか短めで読みやすく、それでいて彼の世界観や巧みな表現力を楽しめる1冊だと思う。

    内容の9割が下級役人マカール(47歳)と孤児少女のワーレンカ(推定18歳)の手紙のやり取りを通して展開される。この2人は現代の言葉で平たくいうと若い女性に貢ぎ困窮していく独身弱者おじさんと、両親を失いメンタルが不安定な孤児少女というキャラクターである。貧困故に共依存的なラブレターでお互いを励まし合う姿は時代や国を越えて普遍的な生々しさがある。

    特に印象的だったのは、マカールの自分の気持ち

    0
    2026年05月18日
  • 罪と罰(下)

    Posted by ブクログ

    全体的には思うがままに喋り出す登場人物たちの長いおしゃべりに辟易しつつも、100年以上も前に書かれたとは思えない程精緻な心理描写に驚いた。下巻では意外性のあるストーリー展開に高揚感もあり、心理戦の巧妙さにハラハラした。こういった古典文学を読んだのが初めてだったが、手塚治虫が漫画の神様と言われたように、文学もかなり序盤に完成形が存在していたことに驚きつつ、なにか腑に落ちた。

    0
    2026年05月10日
  • 地下室の手記

    Posted by ブクログ

    風俗に行って女に説教するタイプのキモイ男をとんでもない語彙で書き上げた本。
    太宰治とよく比べられてるイメージがあるけど、ネガティブ度合いのベクトルが異なってる気がするなと。

    0
    2026年05月07日
  • 罪と罰 1

    Posted by ブクログ

    初のドストエフスキー。150年も昔に書かれた作品。
    元大学生のラスコーリニコフは、近所に住む高利貸しの老女殺害をもくろむ。

    よくわからないけど、惹きつけられる。中毒性あり。
    何が面白いのか言語化できないのがもどかしいけど、段落の少ない文字で満たされたページも、あらゆる登場人物が行う一人語りも、ずっと読んでいたくなる。

    不思議な切実さ。緊迫感。切羽詰まった語り口。
    それに痺れる。憧れるゥ。

    0
    2026年05月06日
  • 罪と罰(上)

    Posted by ブクログ

    ロシア文学へ初挑戦。
    タイトルや出版年から堅苦しい難解な内容を想像したが、苦労する箇所はあったものの全体的に読みやすく、面白い物語だった。

    ◼︎苦労した箇所
    ●人名の把握が困難
    ただでさえ日本人にとって馴染みのないロシアの人名であるのに、ミドルネームやニックネームが多用されている。
    しかもそれが会話文のみならず、「地の文」でも統一されずに用いられているので、1人の登場人物について様々な呼び名が飛び交い、「これ誰だっけ?」が頻発する。
    ネットで拾った相関図を手元に置きながら読み進めたが、それでも苦労した。

    ◼︎良かった点
    ①全体的な読みやすさ
    19世紀後半〜20世紀初頭の海外文学はときどき触

    0
    2026年05月06日
  • カラマーゾフの兄弟〈3〉

    Posted by ブクログ

    人物の一貫性に魅力を感じた。
    一見、矛盾だらけの言葉を吐く主人公のお兄ちゃん、ミーチャがいる。
    その矛盾の言葉が積み重なっていった時、人としての一貫性、あぁこの人は誠実なんだ、不器用なんだ、精一杯なんだって気持ちになれた。
    全巻の2巻ではイワンの哲学がかっこよく、この3巻はミーチャの魅力が溢れている。

    あぁ、キャラが好きだなぁ。
    次はアリョーシャかな?

    0
    2026年05月04日
  • 罪と罰 2

    Posted by ブクログ

    ネタバレ

    ザメートフとゾシーモフがゴッチャになってしまう。3部でのポルフィーリーとラスコーリニコフの議論とか4部でのズヴィドリガイロフとの会話あたりは夢中になってしまう(笑)ソーニャとラスコーリニコフの関係も気になってくるし読むのが楽しいな(笑)

    0
    2026年05月04日
  • 罪と罰(上)

    Posted by ブクログ

    なんとなく小難しそうな印象があったが、文章自体はそこまで難しいものではなかった。
    しかしながら登場人物の名前、呼ばれ方で多くの人が挫折すると思われるので、ChatGPT等で「ネタバレはせず、登場人物の呼び名、プロフィールをまとめて」とお願いするといいかも。

    エンターテイメント性と難しいテーマが共存している傑作だとは思う。意味不明な部分も所々あったが。

    0
    2026年04月17日
  • 罪と罰 下

    Posted by ブクログ

    現代文学ばかり読んできたので、読み切るのに苦戦した笑
    だが内容としては名作とされるだけあって秀逸なものだと感じた。貧困や殺人といった社会問題を扱ってはいるが、本質として見えてくる人間の倫理観や理性の葛藤に対する描写が良かった。また、犯した罪に対する罰がただの法的なものだけではなく、自らの内面に生成されるものなのだと気付かせてくれる。

    0
    2026年04月17日
  • カラマーゾフの兄弟(中)

    Posted by ブクログ

    ゾシマ長老の所が難しかった。
    でも神の話や考え方は面白かった。

    中巻は話がぐっと動くから上巻より面白い。
    ドミートリイやアリョーシャに比べるとイワンが影が薄いがこれから濃くなるのかもしれない。

    ペルホーチンがいい人で好き。



    0
    2026年04月12日