ドストエフスキーのレビュー一覧

  • カラマーゾフの兄弟(下)

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    ネタバレ

    上巻・中巻は宗教的・哲学的な議論が多く、正直かなり退屈だった。神や信仰についての思索にあまり興味を持てず読み進めるのに苦労した。

    しかし、下巻の裁判は非常に面白かった。検察側と弁護側が同じ人物や出来事を異なる視点から解釈しそれぞれの論理で事件を組み立てていく。人間の内面や証言によって形作られる人物像の複雑さが印象的だった。
    特に実際には父親を殺していないドミートリイが有罪になる展開は、人間の本質を理解することの難しさや裁判で真実を明らかにすることの困難さを感じさせた。

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    2026年10月19日
  • カラマーゾフの兄弟(上)

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    わずか2,3日程度の出来事であるにも関わらず、登場人物の思想や言動が限界まで描かれており、600ページ以上の圧巻のボリュームに仕上がっている。
    イワンが子どもが犠牲になることについて特に憤りを抱いているのは、彼自身が幼少期に父親に振り回された経験があるからなのだろう。それをリアリティと説得力を持って描けるのは、ドストエフスキー自身の経験が反映されているからなのかもしれないと思った。

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    2026年10月18日
  • 死の家の記録

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    とでも良いけれど、精神的に沈んでいる時には避けた方が賢明かもしれない本。
    ドストエフスキー自身の監獄生活を元に書かれた半ばエッセイ。農奴と貴族とに分断され、中流階級のいない帝政ロシアにおいて、囚人社会がどのように構築されているのかを描写している。塀の中、労働、獄内で手仕事をこなし日銭を稼いで賭け事をする話、酒を密輸する話、百姓達の笑い話、高圧的もしくは協力的な管理者達、異邦人や異教徒達、全てが織りなすユーモアと惨めさ。
    面白いから読んで欲しいが、精神的に余裕がない時は読まない方が賢明かもしれない。

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    2026年10月17日
  • 罪と罰 3

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    当時のロシアの社会的背景や宗教について
    詳しく知らなくても
    圧倒的に面白い

    主人公のラスコーリニコフが
    一線を越えるまで
    超えてしまった直後
    そしてその後

    彼の心理的変遷が
    たっぷりの独白と理解し難い行動と共に
    凄まじい情報量と臨場感で描かれていきます

    人を殺めてしまった人間に
    見える風景
    親しい人たちとの
    関係性の変化
    犯人として追い込まれていく
    心理

    一人の犯罪者の人生に
    力ずくで引き摺り込まれていくような
    没入感

    何より心奪われたのは
    青年の刻々と変わっていく心理

    何者かになろうとして人を殺め
    何者にもなれなかったラスコーリニコフ
    彼自身がそのことを受け止めきれない
    だから自分が犯した罪も受け入れられない

    罪を犯してからの
    精神的苦悩 幻聴 幻影 精神的不安定さ

    彼の真っ当な理性も道徳心も
    意識の底に潜み
    自分ではコントロールできない何かに
    支配され翻弄されていく姿は痛々しく
    その姿そのものが罰を受けているように
    私には見えました

    でも彼にとっては
    罪を犯した自分を認めた事で
    本当の意味での罰が始まるのかもしれません

    ラスコーリニコフにそれができたのかどうか
    私には最後までわからないままでした

    こんなにも深淵で複雑怪奇
    理解不能な人間の心

    読み終えた今
    自分の心の奥にも
    コントロールできない
    得体の知れない何かが隠れているかもしれない

    そんな事を考えていたら
    すごくゾッとして
    立ちすくんでしまいました

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    2026年10月12日
  • 罪と罰(下)

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    熱量が物凄かった。
    私もずっと、熱に浮かされている様だった。
    数ページ読んでは溜め息と共に本を閉じ、
    また回復すると読み進める。
    ラスコーリニコフの憔悴と恐れが乗り移った様に。
    「カラマーゾフの兄弟」に行きたい所だが、今の私にその元気が無い。

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    2026年10月09日
  • 白痴4

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    ロシア社会の変貌に飲み込まれていく人々をドラマチックに描いた作品。単なる「割り切れない恋愛」では捉えきれない、その深層に絡み合う心情に注目したい。

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    2026年10月07日
  • 白痴3

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    ロシア社会の変貌に飲み込まれていく人々をドラマチックに描いた作品。単なる「割り切れない恋愛」では捉えきれない、その深層に絡み合う心情に注目したい。

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    2026年10月07日
  • 白痴2

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    ロシア社会の変貌に飲み込まれていく人々をドラマチックに描いた作品。単なる「割り切れない恋愛」では捉えきれない、その深層に絡み合う心情に注目したい。

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    2026年10月07日
  • 白痴1

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    ロシア社会の変貌に飲み込まれていく人々をドラマチックに描いた作品。単なる「割り切れない恋愛」では捉えきれない、その深層に絡み合う心情に注目したい。

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    2026年10月07日
  • カラマーゾフの兄弟〈3〉

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    3巻目に入って話がどんどん進み、俄然読みやすくなってきた。長兄ミーチャ・カラマーゾフの運命やいかに!

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    2026年10月05日
  • カラマーゾフの兄弟〈2〉

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    前回でトラウマになった難解な章「プロとコントラ」を何とか乗り越えたが、
    やたらエネルギーを消費したので、ちょっと軽めのやつを読んでから再開することにする。

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    2026年10月05日
  • カラマーゾフの兄弟〈1〉

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    だいぶ前に2巻まで読んで挫折したやつにリトライ。何となく話を覚えていたがそれでも2日かかったのは、名前が長くて覚えにくい
    ためか、観念的な話が多いためか。脳が流失している小生にはちょっと辛い。

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    2026年10月05日
  • カラマーゾフの兄弟〈2〉

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    兄弟周辺の人間関係が詳しく描かれた回だった。
    三男が今まで以上に振り回されていて気の毒。宗教に対する考え方を語り合うシーン等読解が難しい箇所もあったが、生き方のヒントとなるワードも多く登場して面白かった。

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    2026年10月01日
  • カラマーゾフの兄弟〈3〉

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    影の薄かった長男ミーチャ(ドーミトリー)がアリョーシャに代わって主人公並み。また、第3部に入って初めてこの小説のテーマである「父親殺し」事件が漸く登場

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    2026年09月29日
  • 貧しき人々

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    ネタバレ

    ドストエフスキーの「貧しき人々」を読んでみた。「古典文学」の魅力に取りつかれつつある?(笑)。そもそも「古典文学」の定義はどうなのか?

    日本文学では「近代文学」に対し、江戸以前のものを「古典文学」と呼ばれるのが一般的らしい。が、ともかく、日本に限らず、世界の「名作」と呼ばれるもの、時代を越えて、歴史に名を残した作家たちの作品と出会ってみたくなってきた(もちろん再会も)。

    今回のきっかけもツヴァイクの「四人の巨匠」を起点として、3人目の巨匠ドストエフスキーを選んだが、まずはビギナーとして、氏の処女作であり、しかも輝かしいデビューを果たしたという本作を選んでみた。

    最初の「訳者(安岡治子さん)まえがき」は貴重だ。この作品にまつわる背景を簡潔に説明してくださっている。

    「『貧しき人々』は、一八四六年に二十四歳のドストエフスキーが発表した処女小説です。舞台はペテルブルグ、四十七歳の下級官吏マカール・ジェーヴシキンと、若くして両親を失った薄幸の娘(おそらく十八歳ぐらいの)ワルワーラ・ドブロショロワ(愛称ワーレンカ)の半年にわたる往復書簡の形で書かれています。マカールは・・・。一方ワーレンカは・・・。」と

    もちろんのこの二人の主人公が貧しい生活の中でお互いの貧困生活にもがき、なかなか抜け出せないという生活が描かれているが、そのなかに、お互いに対する思いやり、あるいは愛情が描かれ、また周囲の人たちへの感情(怒りとか悲しさとか)も描かれており、総じてドスエフスキーが見事に、当時のロシア社会の様子を描き出した作品でもあるようだ。

    このドストエフスキーの処女作は、世に出る前に、何度も推敲が重ねられたようで、そして本作が完成した際に、それは詩人ネクラーソフの目にとまり、さらに偉大な批評家ベリンスキーに「この小説は、今まで誰も考えたこともなかったほど鮮やかに、ロシアの生活と人物の神秘を明かしてみせた。これは、我々が手にした初めての社会小説だ」と言わしめたことからも明らかだ。

    往復書簡の場面は、4月8日の春先から9月30日の秋口まで。この約半年に二人が交わした書簡が小説を構成している。こういう往復書簡形式の小説は、それまでもあり(探してみるのも興味深い・・・)、ただしこの時期ではやや時代遅れの感があったようだ。

    本作だが、この半年の間、ほぼ前半からずーっと二人の貧しい生活の描写が続き、謙虚で相手を思いやる気持ち、むしろ自己犠牲に近いと思われるほどの思いやりの会話で、「貧しい生活の中にも美しい心」というものを感じつつも、「この年齢差の二人の愛情とはどういうものなのか」とか、「たった庭をはさんだだけのお隣さん同士なのに、どうして直接会わないで、書簡交換ばかりしているんだろう」とか、「貧困からの脱出は難しい反面、そういう貧困の中になんとか喜びを見出そうとしているな」とか、読者に様々な考えを想起させてくれる。当時のロシアの社会は、むしろこのような姿が典型的だったということだ。

    考えてみれば、年齢差の愛情の在り方や、コミュニケーションの在り方にふと疑問を持った自分も、いま目の前の社会を見てみると、SNSを通じた様々な愛情の形があり、会社の隣の席同士でメール交換をしている実態があり、時代に応じた姿がありうるんだなとも思えた。

    そして、小説は後半から終盤にかけて、一気に急展開し、たった半年の月日の流れの中で、これほどまでに変わるのかという結末へと進んでいく。人の心も、環境がかわることで影響を受け、変わってしまう現実というものがある。しかしながら、環境がかわっても変わらない「大切なもの」があるということも、この作品は教えてくれているようだ。

    訳者のあとがきの中で述べられている、「身を削られるような極貧を体験する中で、二人の主人公が結局知り得たのは単純な真実である。幸せをもたらすのはお金ではない。人生に喜びを与えてくれるのは、互いの不幸を思いやり相手の幸せを心から喜ぶことのできるような隣人をもつことなのだ。貧困が広がる中で、人と人との繫がりがますます希薄になっている現代にこそ、もう一度読み直されるべき小説ではなかろうか。」との言葉は、読後の自身もそう思う。

    本作は、ドスエフスキーの処女作ではあるが、作中に出てくるゴーゴリやプーシキンなどの作品のプロットは絶妙だそうで、自分のような素人には、まだまだそこまで読み取れなかった。ただ、巻末の「ドスエフスキー年譜」をみて、本作が世に出る前年に、ドストエフスキーはバルザックの本の翻訳をしていたようで、「文学の世界はつながっているんだな~」と感じた次第です。

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    2026年09月27日
  • 罪と罰

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    ネタバレ

    カラマーゾフの兄弟よりも分かりやすかった。
    展開が早くて咀嚼が足りない気がしたので、2回読んだ。
    漫画にしてくれたお陰で短時間で読めるのはありがたい。

    伝えたいテーマは本当にシンプルで、罪と罰というタイトルそのものだった。
    何を罪とし、何を罰とするのか。
    主張する人間の見方次第で、殺人は正義だと言えてしまうのか。
    法的な罰よりも、自らの良心と誇りを傷つけた苦しみが重い罰となって人生にのしかかる。

    確かに、戦争で人を殺すことは罪にならないのか?大罪だろ!ってものすごく思う。
    国公認なら殺人が正当化されるなんておかしい。
    どんな人でも、どんな理由があろうとも、命は奪う権利はない。
    こんなに文明が進歩した現代にもまだ、武力で人をコントロールしようとする人間がいるなんて幼稚すぎる。

    カラマーゾフの兄弟でも感じたけど、この時代のロシアだからなのか、人々への宗教への想いが並外れて強い。
    殺伐として争いが絶えない時代には、「神」という「絶対的な救いの存在」が必要なんだろうな。

    キリスト教の、罪を犯した人間であってもその罪を償うことで許されるという考え方って不思議だなと思う。
    本作でも、ラスコーリニコフを愛する人達は、彼が殺人者だと知っても「罪を償う事は立派なこと」的なことを言っていた。
    「一つの悪行は百の善行によって打ち消される」っていう台詞もあった(これは完全にエゴだと思うけど)。

    キリスト教の教え的には、どんな人間も失敗することはあるし、1度の過ちで全てを失ってしまうのはさすがに気の毒だから、再起のチャンスを与えようということなのかな。
    「故意ではない失敗」で犯してしまった罪ならわからなくもないけど…罪の程度にもよる気がする…。

    個人的には、罪はどれだけ償っても一生消えないから、もしやってしまったら逃げ道ゼロでゲームオーバー、だからこそ初めから絶対に犯さないのが当然だと思うのだが。
    そんな信念を持っているがゆえ、私はうっかり自分の言動で人を傷つけてしまうことですら非常に恐れている。
    これはちょっとビビりすぎだとは思うんだけど……。

    それにしても、ラスコーリニコフはどうしてこんなにたくさんの人に愛されているのか。
    こんなに堕落して、身勝手な大義名分で人を殺しておきながら、盗品を何の役にも立てず、ビビったり開き直ったりしておかしくなって。
    それでも愛してくれる人がいるって、なんて幸せな男なんだ。

    なによりソーニャの慈愛がすごすぎる。
    自分を助けてくれた人だからって、人殺しをここまで許し愛せるのか?
    ラスコーリニコフが狂っていても、心根は純粋な人だと見抜いたからかな?

    「罪」と「罰」もそうだけど、もう1つ「許し」も大きなテーマだなと思う。
    たくさんのことを考えされられた作品。


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    2026年09月27日
  • ドストエフスキー全短篇 Ⅰ

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    シベリアに抑留される前の短篇集。
    濃密な文章で短篇だと読んでいてちょっと息苦しい。感情の表現が大げさだし、しつこいことこのうえない。そこが良さでもあるんだけど。個人的には長編の方が読みやすい。
    なかで「白夜」がいいねぇ。このヒロインは普遍的な恋する女性だ。主人公の人物造形は後年のラスコーリニコフにつながる、と解説にあったけど、そういうもんかね。

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    2026年09月19日
  • 罪と罰 下

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    上下巻とようやく読み終えた
    合わせて約1200頁…流石に長かったが、面白かった
    長台詞の応酬と心情描写が凄まじかった
    人の心理的に怒り、苦悩、哀しみ、安堵、冷静、慈しみなど様々な感情が、順々に訪れたと思ったら別の感情に流され、また繰り返し…が表現されていて非常に生々しく人の感情が日々いかに込み入っているのかを知らされた
    物語的にはシンプルなはずだが、主人公ラスコーリニコフに関わる人々の関係性や心理描写も更に加わり絡み合っているせいかより複雑になっているように感じた
    妙に明るく書かれてたりもするが、基本的には暗い
    せめて、後味の悪い終わり方でなくて良かった…

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    2026年09月18日
  • カラマーゾフの兄弟(1)

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    ネタバレ

    原作は上・中・下あるらしいのに、漫画で1冊にできちゃってるのすごい。
    漫画でもちょっと難しい内容&1冊にまとめてるからか展開がめっちゃ早い。

    金と女に溺れるっていうのはよくあるテーマだけど、残虐だったり強欲な人間の死を願う事は罪なのか?とか、不死・復活など、興味深い内容だった。
    原作で読んだらさらにわけわからないかもしれないけど、じっくり読みといてみたい気もする。

    イワンが冷徹なようで実は純粋に恋してたり、残酷なようで誰よりも良心の呵責に苦しめられたりと人間臭いところがよかった。
    きっと繊細な人なんだね。

    ラストはおバカなミーチャも改心しようとしてたり、クソ真面目なアリョーシャが脱走を勧めたり、それまでの彼らとイメージが変わるのもいい。

    こんな暗いテーマなのに、ほんのり希望のあるエンディングで、意外と読後感が爽やかだった。

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    2026年09月16日
  • カラマーゾフの兄弟〈4〉

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    怒涛の法廷劇第4巻。ここまでたった3日とは思えないいくつもの伏線、しかも宗教や哲学倫理観など語る語るドフトエフスキーについていけず、時間の経過もわからないままの親父殺し。そんな物分かりの悪い私にも息つきつかせぬ展開に目が離せない。偉大な文豪に触れた読書の旅であった。願わくば自分にもっと理解力があったら…

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    2026年09月13日