ドストエフスキーのレビュー一覧

  • 未成年(上)

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    個人的には、罪と罰よりも面白いと思う。
    ちょうど主人公に近い年齢で読んだため、20年後にもう一度読み返してみたい作品。

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    2010年12月28日
  • 罪と罰 中

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    登場人物が皆魅力的過ぎる。ドゥーネチカもソーニャもラズミーヒンも真っ直ぐでとても魅力的。でも読めば読むほど何よりラスコーリニコフの思想と意志の強さに惹かれていきます。

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    2010年11月07日
  • 悪霊(下)

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    「革命運動の誹謗書」という本書に対する評価が、ロシアでは根強いようです。
    確かに同じ感想を持ちました。左翼革命が結局のところ帰結するところになるおぞましさを見た感があります。「ソ連とは壮大な実験の失敗ではなかったか」という教科書の一文を思い出しました。

    ただこれが革命誹謗のみを目的とした書であるとは思えません。
    残念ながら自分の読解ではこの感想に至り得ませんでしたが、「ロシア的なものの悲劇性(=スタヴローギン)」を結晶させた、という裏表紙の説明がしっくりきているように思われます。
    己のあらゆる点における底の浅さ自覚し、自殺したスタヴローギン。ウォッカがないとロシア人はみんなこうなってしまうの

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    2010年10月21日
  • 悪霊(上)

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    「無神論を悪霊に見立て、それにとりつかれた人々の破滅を描く―」
    裏表紙の文です。
    シャートフやニコライ、またそれに迫るピョートルなど、確かに破滅の足音が聞こえてくる感があります。

    しかし正直「白痴」同様読みにくさを感じました…。

    ステパン氏とは何の描写なのでしょうか?
    アンチ無神論者であるが滑稽に描かれている彼の様は何の意味を持っているのでしょう。

    風車に向かうドン・キホーテのような無謀な挑戦をする存在としてでしょうか?つまり新時代の自由思想に無謀にも向かっていく、哀れな過去の遺物という役割を背負わされているのか。

    悪霊という題は何を意味しているのか?
    ただ単に著者の嫌悪感を表している

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    2010年10月21日
  • 罪と罰 中

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    生とは?死とは?
    善とは?悪とは?

    善の為の殺しは善なのか?悪なのか?

    小野不由美【屍鬼】もお薦め.

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    2010年09月30日
  • 悪霊(下)

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    禍々しい表紙とは裏腹に、滑稽な描写が目立った上巻。しかし、下巻も中盤以降に入ると、じわりじわりとその禍々しさが露見してくる。表紙に内容が追いついた、とでも言えようか。

    本編を読んだ段階では、『悪霊』と形容できる具体的人物はスタヴローギンではなくピョートルであるように感じた。上巻のおしゃべりはどこへやら、極悪非道の限りを尽くすピョートルに、あるいは魅せられる人もいるのではないだろうか、と思うくらいだ。事実、巻末解説によると、元来は主人公はピョートルであり、ドストエフスキーはその設定で700枚以上の原稿を書いていたらしい。

    ここで注を入れておくと、物語冒頭で引用されている聖書の中の、悪霊に

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    2010年06月10日
  • 死の家の記録

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    思想犯として逮捕され、死刑を宣告されながら刑の執行直前に恩赦によりシベリア流刑に処せられた著者の、四年間にわたる貴重な獄中の体験と見聞の記録。

    獄中体験記ということで、初めはグロテスクなシーンが多いのではと想像していたが、実際に読み始めてみると、囚人たちの人間味あふれる個性に強く惹かれ、あっという間に読み切ってしまった。
    獄中の中にあって不自由な生活を強いられてはいても、「人間」を失うことのない囚人たちの生き様に、深い興味を覚えた。

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    2010年05月15日
  • 虐げられた人びと

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    「虐げる」側に回って醜く生きるより、彼らのように誇り高く生きたい.。神様は常に虐げられる側の人々を愛するとわかっていても、報われない現実に心が痛みます。ドストエフスキー初期の長編小説です。

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    2009年10月04日
  • 罪と罰 中

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    5点では足りない。

    第4部。
    ルージン氏との会食の場面。
    ソーニャに『ラザロの復活』の朗読を強制する場面。
    予審判事ポルフィーリィの尋問の場面。
    怒涛の展開が、雪崩のように押し寄せてくる。
    尋常ならざる緊張感。
    今までの数多の伏線が収斂し、今まさに爆発せんとする。
    その興奮が。

    早く下巻を購入しないことには。

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    2009年10月04日
  • 悪霊(下)

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     様々な人物達の想いや情動の織りなしして繰り広げられる壮大な物語である。同じような行為を行う他の同志とは一体化できない孤独さをもった怪物、ニコライ・スタヴォーギンの哀しみ、そして最後の自決シーンが、とても印象に残った。 2008.8.4-7.

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    2009年10月07日
  • カラマーゾフの兄弟 1

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    評判に反して読みやすかった。

    人物名やニックネームがややこしいという人が多いけど、AIに登場人物と相関図を書き出させてスマホ片手に読んだから、楽々。

    中、下巻のための経緯説明が多いので、若干もっさりしている感はあるけど、当時のロシアの世界観を感じられる。

    父親が癖強すぎ。

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    2026年08月22日
  • 罪と罰 1

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    いつかチャレンジしてみよう思っていた古典作品。この夏挑戦。
    光文社の古典新訳文庫はとても読みやすかった。

    全巻読んでみよう!…と思う。

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    2026年08月17日
  • 罪と罰(上)

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    貧困に苦しむ主人公が金貸しの老婆とその妹を殺害し、罪の意識と犯行発覚の恐怖に苛まれながら生きていくストーリー。
    当時のロシアの社会情勢を背景に、殺人を犯した人間の心理がありありと描かれており、読んでいるとこちらまで気分がどんよりと落ち込んでいくような凄みがある。

    ロシア文学特有の文化として、1人の人物に複数の愛称があるため、うっかりしていると誰のことか分からなくなってしまう。小学生の頃に本作に挑戦して、何が何だか分からないと挫折した原因はこれだったと思い出した。

    物語は全体的にジメッとして暗いが、緻密な心理描写には圧倒的な読み応えがあり、先の展開が気になって手が止まらなくなる。

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    2026年08月16日
  • カラマーゾフの兄弟(下)

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    ネタバレ

    イワンはスメルジャコフを3度訪ね、ついに真犯人はスメルジャコフだったとの供述を得る。しかしそれはイワンが心の底で父親の死を願い、父が殺される状況を作り出したからなのだと刷り込まれ、イワンは譫妄症になって精神的に錯乱する。一方スメルジャコフは自殺し、ミーチャの公判は波乱の末、有罪が決定する。
    イッポリートの論告が長くて、弁護人フェチュコーウィチの方は長くてもまだ引き込まれて読めたんだけど、それでも有罪になるんだな…と思った。たしかに一つ一つの証拠は不利ではあるけれど事実を決定的に示唆するものはなかったのに。裁判の話のやりとりから、当時のロシア社会の状況や問題意識が見え隠れするようだった。農奴制が

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    2026年08月13日
  • 罪と罰(上)

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    もっと暗い、重苦しい話を想像して読み始めたら登場人物みんな異常にテンション高くてそこは思ってたのは違った。そういえば地下室の手記もそうだった。
    もしかしたら難解過ぎて手に負えないんじゃないかとも想像していたけど、それもそこまでではなく意外と読みやすかった(名前は覚えきれないからメモとった笑)。
    最後のラスコーリニコフとポルフィーリイの対峙はまるで古畑任三郎を見ているようだと思ったら、コロンボはポルフィーリイがモデルだったとのことで。古畑は孫だったんですね。

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    2026年08月13日
  • カラマーゾフの兄弟〈5〉エピローグ別巻

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    本作は、最高傑作といわれるカラマーゾフの兄弟のエピローグ版です。
    カラマーゾフの兄弟は続編が作成される予定でしたが、著者が本作を作成後すぐに亡くなったため、未完の作となってるみたいです。
    続編もめちゃくちゃ気になりますねー

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    2026年08月12日
  • カラマーゾフの兄弟(中)

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    ネタバレ

    ゾシマ長老が亡くなり、その遺体が腐臭を放ったことで人々は長老を侮蔑し、アリョーシャは傷つく。一方、グルーシェニカを手に入れたいミーチャは金の工面に奔走するがうまくいかず、そのうちにグルーシェニカはかつての恋人の元へはしってしまう。ミーチャは父フョードルのところへグルーシェニカが行ったのではないかと疑い、父の家に忍び込んで様子を伺ううちに、老僕グレゴーリイを殴り瀕死の状態にして逃走する。グルーシェニカを追っていった先で、その心を掴んだ矢先、彼は父親殺しの嫌疑で取り押さえられる。

    たしかにミーチャの視点で読んでいた段階では父親は殺していないのに、状況証拠としてはミーチャが殺したとしか思えない状況

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    2026年08月11日
  • カラマーゾフの兄弟〈4〉

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    物語のクライマックスを迎える第4巻で、父親殺しの判決が下されます。
    この小説は、当時のロシア情勢等を物語に組み込みながら物語が展開されており、著者の思想も入り込んで、とても重層的な構成になっていると思いました。奥が深いですねー。

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    2026年08月09日
  • カラマーゾフの兄弟(下)

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    裁判シーン以降はとんでもなく面白いのに、そこにたどり着くまでがあまりにも苦痛すぎる本。
    あと、スメルジャコフは嫌な奴。

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    2026年07月29日
  • カラマーゾフの兄弟〈3〉

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    第三部は、疾走感ある文体で、グイグイと読みましたー。
    様々な人間模様が、とても緻密に描かれていました。
    最終回も楽しみです。

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    2026年07月26日