ドストエフスキーのレビュー一覧

  • 罪と罰 中

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    登場人物が皆魅力的過ぎる。ドゥーネチカもソーニャもラズミーヒンも真っ直ぐでとても魅力的。でも読めば読むほど何よりラスコーリニコフの思想と意志の強さに惹かれていきます。

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    2010年11月07日
  • 悪霊(下)

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    「革命運動の誹謗書」という本書に対する評価が、ロシアでは根強いようです。
    確かに同じ感想を持ちました。左翼革命が結局のところ帰結するところになるおぞましさを見た感があります。「ソ連とは壮大な実験の失敗ではなかったか」という教科書の一文を思い出しました。

    ただこれが革命誹謗のみを目的とした書であるとは思えません。
    残念ながら自分の読解ではこの感想に至り得ませんでしたが、「ロシア的なものの悲劇性(=スタヴローギン)」を結晶させた、という裏表紙の説明がしっくりきているように思われます。
    己のあらゆる点における底の浅さ自覚し、自殺したスタヴローギン。ウォッカがないとロシア人はみんなこうなってしまうの

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    2010年10月21日
  • 悪霊(上)

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    「無神論を悪霊に見立て、それにとりつかれた人々の破滅を描く―」
    裏表紙の文です。
    シャートフやニコライ、またそれに迫るピョートルなど、確かに破滅の足音が聞こえてくる感があります。

    しかし正直「白痴」同様読みにくさを感じました…。

    ステパン氏とは何の描写なのでしょうか?
    アンチ無神論者であるが滑稽に描かれている彼の様は何の意味を持っているのでしょう。

    風車に向かうドン・キホーテのような無謀な挑戦をする存在としてでしょうか?つまり新時代の自由思想に無謀にも向かっていく、哀れな過去の遺物という役割を背負わされているのか。

    悪霊という題は何を意味しているのか?
    ただ単に著者の嫌悪感を表している

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    2010年10月21日
  • 罪と罰 中

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    生とは?死とは?
    善とは?悪とは?

    善の為の殺しは善なのか?悪なのか?

    小野不由美【屍鬼】もお薦め.

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    2010年09月30日
  • 悪霊(下)

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    禍々しい表紙とは裏腹に、滑稽な描写が目立った上巻。しかし、下巻も中盤以降に入ると、じわりじわりとその禍々しさが露見してくる。表紙に内容が追いついた、とでも言えようか。

    本編を読んだ段階では、『悪霊』と形容できる具体的人物はスタヴローギンではなくピョートルであるように感じた。上巻のおしゃべりはどこへやら、極悪非道の限りを尽くすピョートルに、あるいは魅せられる人もいるのではないだろうか、と思うくらいだ。事実、巻末解説によると、元来は主人公はピョートルであり、ドストエフスキーはその設定で700枚以上の原稿を書いていたらしい。

    ここで注を入れておくと、物語冒頭で引用されている聖書の中の、悪霊に

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    2010年06月10日
  • 死の家の記録

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    思想犯として逮捕され、死刑を宣告されながら刑の執行直前に恩赦によりシベリア流刑に処せられた著者の、四年間にわたる貴重な獄中の体験と見聞の記録。

    獄中体験記ということで、初めはグロテスクなシーンが多いのではと想像していたが、実際に読み始めてみると、囚人たちの人間味あふれる個性に強く惹かれ、あっという間に読み切ってしまった。
    獄中の中にあって不自由な生活を強いられてはいても、「人間」を失うことのない囚人たちの生き様に、深い興味を覚えた。

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    2010年05月15日
  • 虐げられた人びと

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    「虐げる」側に回って醜く生きるより、彼らのように誇り高く生きたい.。神様は常に虐げられる側の人々を愛するとわかっていても、報われない現実に心が痛みます。ドストエフスキー初期の長編小説です。

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    2009年10月04日
  • 罪と罰(下)

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    聖なる娼婦ソーニャの存在。ラスコーリニコフが導き手として求めていたものは、英雄ナポレオンではなく彼女であったにちがいありません。娼婦と殺人者、神を愛する者と無神論者。一見対照的な2人の間に、言葉では語りつくせない魂の結びつきがありました。

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    2025年08月11日
  • 死の家の記録

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    この本は表面上は『妻を殺した貴族の監獄の記録』と言うことになっていて、小説の形を取っているのだが、実際はドストエフスキー自身の監獄の体験記と言う形のドキュメンタリーである。

    ストーリーと言うものはほぼなく、監獄の情景や人間の、密度の濃い描写が延々となされるため、読み続けると疲れるかも知れない。しかし時々手にとって少しずつ読んでみることで、19世紀ロシアの『滅び去った民衆』、つまり『最底辺の人々』の暮らしぶりに自分を共鳴させることができる。

    その意味で、『カラマーゾフの兄弟』よりも現代に流行ってもいいと思える一冊。格差社会の現在の日本の中で、我こそは最底辺だと自称する自虐的な人たちが最近

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    2009年10月04日
  • 罪と罰 中

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    5点では足りない。

    第4部。
    ルージン氏との会食の場面。
    ソーニャに『ラザロの復活』の朗読を強制する場面。
    予審判事ポルフィーリィの尋問の場面。
    怒涛の展開が、雪崩のように押し寄せてくる。
    尋常ならざる緊張感。
    今までの数多の伏線が収斂し、今まさに爆発せんとする。
    その興奮が。

    早く下巻を購入しないことには。

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    2009年10月04日
  • 悪霊(下)

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     様々な人物達の想いや情動の織りなしして繰り広げられる壮大な物語である。同じような行為を行う他の同志とは一体化できない孤独さをもった怪物、ニコライ・スタヴォーギンの哀しみ、そして最後の自決シーンが、とても印象に残った。 2008.8.4-7.

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    2009年10月07日
  • カラマーゾフの兄弟(下)

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    ネタバレ

    ロシアが生んだ巨匠の名作です。
    しかし、ここまで読み終わった後にどっしり疲れる作品はあるでしょうか。
    読み始める前のページの重たさ、そして気合いで読み続け、意地で読み終えました。
    ストーリーは世界で読まれるくらいの名作ですので、言うまでもなく素晴らしいです。
    罪と罰もそうですが、人間の感情をむき出しにできる文章は素晴らしいです。
    何が善で何が悪なのかも登場人物の目線で変わりますが、その切り替えもさすがでした。
    強いて言えば、ロシア人の名前が全然入ってこなくて、「こいつ誰だっけ?」が頻繁にありました。

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    2026年06月19日
  • カラマーゾフの兄弟(中)

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    ネタバレ

    ロシアが生んだ巨匠の名作です。
    しかし、ここまで読み終わった後にどっしり疲れる作品はあるでしょうか。
    読み始める前のページの重たさ、そして気合いで読み続け、意地で読み終えました。
    ストーリーは世界で読まれるくらいの名作ですので、言うまでもなく素晴らしいです。
    罪と罰もそうですが、人間の感情をむき出しにできる文章は素晴らしいです。
    何が善で何が悪なのかも登場人物の目線で変わりますが、その切り替えもさすがでした。
    強いて言えば、ロシア人の名前が全然入ってこなくて、「こいつ誰だっけ?」が頻繁にありました。

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    2026年06月19日
  • カラマーゾフの兄弟(上)

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    ネタバレ

    ロシアが生んだ巨匠の名作です。
    しかし、ここまで読み終わった後にどっしり疲れる作品はあるでしょうか。
    読み始める前のページの重たさ、そして気合いで読み続け、意地で読み終えました。
    ストーリーは世界で読まれるくらいの名作ですので、言うまでもなく素晴らしいです。
    罪と罰もそうですが、人間の感情をむき出しにできる文章は素晴らしいです。
    何が善で何が悪なのかも登場人物の目線で変わりますが、その切り替えもさすがでした。
    強いて言えば、ロシア人の名前が全然入ってこなくて、「こいつ誰だっけ?」が頻繁にありました。

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    2026年06月19日
  • カラマーゾフの兄弟〈1〉

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    以前も1巻だけ読んだことあったけど、その時は序盤があまりにも展開しなさすぎて苦痛だった。
    でも今回は「罪と罰」を読んだからか、ドストエフスキー独特の文体そのものが好きになっているせいもあり、最初からずっとおもしろかった。

    好色で道化を演じるフョードルは、先妻との間にドミートリーを、後妻との間にイワンとアレクセイをもうける。妻は2人とも亡くなるが、フョードルは誰も育てることなく人に任せる。
    大人になった三人が戻ってくるも、ドミートリーはフョードルと、女と金で揉める。

    登場人物が多く、さらに愛称まであるから混乱する。アレクセイ(アリョーシャ)、ドミートリー(ミーチャ)など。それを知っていたので

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    2026年06月18日
  • 地下室の手記

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    Ⅰ 地下室
    前置きとしての独白。正直、全然何言ってるか頭に入ってこなかった。呪うことは人間だけ、人間は時として苦しみを猛烈に熱愛することもある、平穏無事な幸福だけを愛するなんて、どこか見苦しい気さえする、等々。たまに面白い言葉があった。

    Ⅱ ぼた雪に寄せて
    主人公の卑屈で面倒臭い自意識、たまんない。
    "俺は、自分の際限のない見栄ゆえに、つまりは自分自身に対する止め処ない要求の高さゆえに、しばしばひどい嫌悪感と言えるほどの猛烈な不満を抱いて、自身を見ていたので、心の中で自分の厳しい眼差しを、他のすべての人間にも当てはめていたのだ。"

    強そうなやつへの劣等感を何とかするため

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    2026年06月15日
  • 罪と罰 1

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    ネタバレ

    罪と罰

    P10
    外出のたびに彼は階段に向かってほとんどいつも開け放たれている台所の脇を嫌でも通らなくてはならなかった そしてそこを通るごとに 何か病的とも言える 気後れ に駆られそのことを自分でも恥ずかしく感じてそのために また顔をしかめるのだった 下宿代がたまりにたまってたので女将と顔を合わせるのが怖かったのである
    かつて彼はこんな風に臆病で いじけた青年ではなかったいやむしろ それと正反対なぐらいだったところが いつの時点からか心気症にも似た苛立ちやすい 張り詰めた状態に陥っていた あまりに 深く 自分の殻に閉じこもり 世間の人たちからも孤立してしまったため 下宿の女将 どころか相手が

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    2026年06月13日
  • 地下室の手記

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    ネタバレ

    ちょっと衝撃。
    読んでいて、凄く恥ずかしく屈辱的な気持ちになった。本を読んで初めての気持ちかも。
    苦痛は快楽の意味はわからない(笑)
    最初の方の独白は笑う、1人コントや。
    けど、同級生との話に入ったとたんやばい!ってなった。恐らく自分を重ねて読んでいた。凄く共感できると思いつつも、そう思う自分を悲しいとも思ってしまう。胸の痛くなる話だったな。ドストエフスキーは初めて読んだけど、ハマってしまうかも。罪と罰は積読しているけど、いつ読もうかと楽しみ。
    えー、ちょっとすごい本を読んでしまった。

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    2026年06月07日
  • カラマーゾフの兄弟(1)

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    まだ前半のみしか読めていないが、ゾシマ長老と民衆との会話で、ロシアの宗教感が深く理解できる。
    そして今現在でもキリスト教信者のジレンマの心理をとらえた内容になっていると思う。
    長老との会話を通してのこの宗教感の表現はすごいと思った。

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    2026年06月07日
  • 罪と罰 2

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    ネタバレ

    1番印象に残ったのは、ラスコリーニコフがソーニャに「ラザロの復活」を読ませるシーン。とても長い描写で、作者の注力度合いを実感させる。
    ラザロと、ラスコリーニコフ・ソーニャに共通点があるとすれば、この2人は3巻で、精神的に救われる(復活する)のではないだろうか。
    ラスコリーニコフは売春をする罪を犯しているソーニャに対して、仲間意識を抱いているが、全体の認識として、殺人と売春が同等の罪と捉えられていたのかが気になった。
    →そうではなく、ラスコリーニコフの誤認。ソーニャの罪は、愛するものを守るための犠牲から。その違いをラスコリーニコフは気づけるのだろうか。

    ラスコリーニコフの「選民思想」は、その先

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    2026年06月06日