斎藤幸平のレビュー一覧

  • ゼロからの『資本論』

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    面白かったー!現代社会の身近な出来事を例に引きつつ、「資本論」やマルクス思想の意義を問い直している本。難解な名著を噛み砕いて解説していて分かりやすかったー!
    資本論=学生運動のバイブルというイメージでしたし、旧時代の象徴と思い込んでいましたが、まるで今の時代の処方箋のようにも読めるのですね。
    (※私は「資本論」自体は未読です)

    ただ、この資本論的ユートピアが、どこまで現実社会にコミットできるのかは分からない。
    表層的な理解のまま共有されたり、時の政権に利用されるのは危うい。
    それこそ歴史の例として、現実の社会主義国家の実態とか、
    岡倉天心の「アジアは一つ」の言葉だけが一人歩きし、大東亜共栄圏

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    2024年05月23日
  • ポストコロナ期を生きるきみたちへ

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    (2022/1/8)
    2020年、まだコロナ第2波くらい、オリンピック延期、という段階で書かれたアンソロジー。

    日本の知性が集結している。多くの方が参加している。

    読み始めたとき、それぞれのお名前の横に簡単な肩書しか書かれておらず、

    もう少し人物紹介すればいいのに、、、と思ったのだが、巻末にまとめて紹介されていた。

    この本は中高生向きなので、それぞれの著者を知らない可能性が高く、人物紹介が長いとかえって予断を持って読み始めてしまうので、避けたのかな、と推察。

    私は彼らの著作を結構読んでいるので、背景を知って読むとより立体的に読めた気がする。

    一つ一つのコラムにコメントをするのは野暮

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    2024年05月21日
  • ぼくはウーバーで捻挫し、山でシカと闘い、水俣で泣いた

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    マルクス研究者の斎藤幸平さんが現場で学ぶに年間の話。「理論の重要性を信じ、理論と実践とは対立しないからこそ、私のほうがもっと実践から学ばなければいけない」と冒頭で話していたが、現場での小さな未来への萌芽を垣間見て希望を抱き、自分や社会の中にある新しい問題点を見た。面白かった。
    新しく知った知識
    コオロギは飼料効率(与える餌と得られる量の関係)が実は高い


    気になった団体、人
    ネクストグリーン但馬
    RE-SOCIAL  鹿肉の会社
    水俣市

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    2024年05月02日
  • ゼロからの『資本論』

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    生活への考え方が180度変わる。経済を回すことは人間の生活とは根本的に必要はないとわかった。おすすめです

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    2024年04月30日
  • マンガでわかる! 100分de名著 マルクス「資本論」に脱成長のヒントを学ぶ

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    あくまで資本主義の全否定というより、資本主義の欠点をこれからどう補うのか?という建設的な観点で読み込むことができました。

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    2024年03月27日
  • コモンの「自治」論(集英社シリーズ・コモン)

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    人新世の資本論で説かれていたことを、さらに具体的にどうやって実現していくか。それを斎藤幸平氏だけでなくさまざまなジャンルの人も語っている。

    杉並区長の岸本聡子さんの章がとてもおもしろかった。
    「共生」や「協力」「包括」「共有」といった、女性的価値で政治や選挙のやり方、組織のあり方をかえていくフェミナイゼーション、地域社会や草の根から発する市民の集合的な行動を大切にして「水平的で多様でフェミニン」なら関係を気づくことを志向することの大切さ(97ページ)とケアの視点、特にフェミナイゼーションが今年の私のキーワードになりそう。

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    2024年01月09日
  • ぼくはウーバーで捻挫し、山でシカと闘い、水俣で泣いた

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    人新世の資本論の著者だったとは。まだそちらは読んでいないが、この本の内容から斎藤さんには十分に興味を持てた。
    ちょっと現場に行ったくらいで全てを知ってるという顔はもちろんできないと思うが何も知らないから何も言わないは決して良いことではないと思う。
    知ったかぶりをしない、排他的にならないというのは心がけたい。

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    2024年01月02日
  • コモンの「自治」論(集英社シリーズ・コモン)

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    資本主義による大量生産、大量消費の時代は終わりつつある。この危機を乗り越えるためのキーワードは「コモン」である。私たちも生き方を見直さなくてはならない。

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    2023年12月05日
  • ぼくはウーバーで捻挫し、山でシカと闘い、水俣で泣いた

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    初めてこの作者の本を読んだ。
    日本にはたくさんの問題があることに改めて気づかされた。全て解決する道はまだまだ遠い。読んでいて気持ちが暗くなるような部分もあったけれど、自分も知るというところから、一歩ずつ色々なことの理解を深めたい。自分には何ができるだろうか。この問いは生きている限り絶対に放棄したくない。そう思わされる、考えさせられる本だった。

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    2023年11月17日
  • コモンの「自治」論(集英社シリーズ・コモン)

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    「はじめに」から続く7章と「おわりに」まで、著者それぞれの立場や専門ならではの視点から、「コモンとは?」「自治とは?」を終始問われ考えさせられるのだが、事例が分かり易いし文章も読みやすく、押し付けがましくもないのでずんずん読める。これまでモヤモヤしていたことにやっぱりおかしいものはおかしいと言おうと思えたり、具体的なヒントも満載の一冊。

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    2023年10月23日
  • ゼロからの『資本論』

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    これまでに読んだ『資本論』の解説本の中で最も分かりやすく、腑に落ちる部分が多かった。
    基本的には『人新生の「資本論」』と共通する主張と情報だが、本書の主題通り、『資本論』、そして『資本論』には収録しきれなかったマルクスの思想の終端に至るまでが解説されていて、理解がさらに深まったように思う。

    個人的には特に、
    「物質代謝としての労働」、「富とはなにか」、「労働力と労働の違い」、「物象化」についての理解が深まった。
    また、BIや福祉国家は「法学幻想」であるが故にポスト資本主義の社会体制とはなり得ないということも非常に興味深かった。

    斎藤氏やマルクスの思想、そして共産主義を批判する論調は、決まっ

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    2023年10月05日
  • ぼくはウーバーで捻挫し、山でシカと闘い、水俣で泣いた

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    もういい歳だし、世の中のことをちゃんと知りたいと思って手に取った。
    とても読みやすく、分かりやすかった。こういった本の中には、何となくテーマに沿って綺麗にまとめて終わりというものもあるが、この本は違った。著者の斎藤幸平さんが、自分はどう感じたかを正確にまとめてくださっていることにとても好感を持った。
    他の著書も読んでみたい!

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    2023年09月21日
  • 天才たちの未来予測図(マガジンハウス新書)

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    少子高齢化や格差社会など、明るい話題の少ない日本にも、大谷以外でこんなにも凄い人がいるのかと、少し嬉しくなる一冊。これからの日本、イヤイヤ世界をよろしくお願いします

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    2023年09月09日
  • 撤退論

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    現在のシステムの潮流でのカタストロフィの生じる前の方向転換を撤退論としている。
    コモンの再生と撤退ということで、斎藤幸平が、『資本主義から撤退して里山に行くだけでは不十分。何故ならそのままでは、資本主義が里山を含めた環境を破壊するから。』と言っていたところに納得。彼はだからこそ資本主義は止めなければならないという。当方はまだ、サステナビリティは社会という形での対応が必要と思っている。戦争、技術進化などに対応する上で、経済を止め切ることはできないと思うため。

    撤退とは、単に行くか戻るかの二者択一を意味しない。そのような二者択一を自分に迫っている世界観とは、全く異なる世界観へのパラダイムシフトを

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    2023年05月03日
  • 天才たちの未来予測図(マガジンハウス新書)

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     4人の天才たちとは,成田悠輔,斎藤幸平,小島武仁,内田舞。それぞれ,外国でも注目されている日本の知性たちです。
     このうち,わたしが著作を読んだことのある人は,斎藤幸平さんだけ。
     どの方の意見も,説得力に富んでいて,なかなか刺激的でした。

     本書の編集者である高橋弘樹氏は,「おわりに」で次のように述べています。

     この本はぜひ,ゆるめのBGMのかかったカフェや,ヒーリングミュージックのかかった寝室でゴロゴロしながら,読んでいただければと思います。(本書,207ぺ)

     わたしは,テレビが鳴っている様な場所では本は読めないのですが,自宅の炬燵に寝っ転がって,延べ4時間くらいで読み終わりま

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    2023年04月07日
  • 天才たちの未来予測図(マガジンハウス新書)

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    これからの日本社会はどう変調していくのか。
    4人の天才たちが最先端の知性で未来予想する。
    これからの自分の在り方にも参考になる本。

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    2023年04月03日
  • ゼロからの『資本論』

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    マルクスの資本論がわかりやすく入ってくる。説明が丁寧でシンプル。前半は特に、あっという間に読み進めることができる。

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    2025年10月15日
  • 別冊NHK100分de名著 パンデミックを超えて

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    この本の内容や感想・意見を、自分なりにどうにか要領よくまとめてみようと試みたが、諦めた。あまりに重く大きい投げかけだから。

    ただ、冷笑主義に陥らず、目を瞑らず、口を閉じず、自身を含む「悪」に向き合って、生きていきたい。生きていけるだろうか。

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    2022年06月07日
  • 撤退論

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    「まえがき」の内田樹の文章の衝撃たるや。
    21世紀末には、総務省の中位推定で、日本の人口は4700万人に。7000万人も減るという。
    そして、この事実を国は知ってはいるが、「このシナリオを国民に対して開示する気がない」にっちもさっちもいかなくなってから、我々に、さて、「日本は沈みつつありますが、生き延びる手立てはもうこれしかありませんと手の内を明かす」だろうと。
    その時には「強者にすべての資源を集中し、弱者は見捨てる」というシナリオは出来上がっている…。

    そうだろうと思う。そうなのだ。たぶんもう出来上がっているのだ。我々庶民はうかうかしてこれからだまされるのだ。

    この「まえがき」と白井聡と

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    2022年06月01日
  • 撤退論

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    涙あり、衝撃あり。15通りのメガネをかけさせてくれる、とても有意義な一冊。
    一人ひとりの論考をじっくり味わいたい、でも面白すぎるし文章の量も程良いのでもう1人読みたい、もしくはこの人の別の著書を早く読みたい、そんな気持ちになった。
    新しい時代がそこまで来ている、そんな予感がしてくる。

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    2022年05月30日