斎藤幸平のレビュー一覧
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読書について考え直せる、とってもいい本に出会えました。
本を読んだ後は、内容や感想を誰かに話したり、自分の言葉で整理したりすることがとても大切。ただ読むだけではなく、アウトプットすることで初めてその本が自分の「血肉」になっていくのだと感じた。
正直、本を一冊読み終えてもイマイチよく分からなかったという感想しか出てこない時もある。そんな時は、本書で取り上げられていた「ネガティヴ・ケイパビリティ」という考え方のように、すぐには理解できないことを受け入れ、それを考え続けることに意味があるのだと感じた。そうすれば、別の本を読んだ時やある経験をした時に、それまで分からなかったことがふと腑に落ちる瞬間 -
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本の読み方そのものを見つめ直すきっかけになった、お薦めの一冊です。
斎藤幸平さん、小川公代さん、安田登さんが、それぞれの本への向き合い方や人生の糧となった本を紹介しています。
特に印象に残ったのは「柱リーディング」という考え方。10年先の自分を育てるために、人生の柱となる本を時間をかけてじっくり読むという発想です。
これまでの私は「読み終えること」が目標でしたが、一冊を何カ月、あるいは一年かけて味わう読書もあっていいのだと気づかされました。
気軽に物語を楽しむ読書も大切にしながら、自分の思想や価値観を深める読書も取り入れていきたいと思います。
「冊数を積み重ねる読書」から「人生を積み重 -
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イーロンマスクが、AIやロボットの急速の進化を前にして、近い将来、お金が時代遅れになると宣言した。
もはや不足と言うものはなくなる。欲しいものは何でも手に入れられるようになるだろう。仕事をする事は任意になり、趣味でゲームをしたり、家庭菜園を楽しんだりするのと変わらなくなる。夢のような純白な世界である。
寒アルトマンの予測、多くの商品の価格は最終的に劇的に低下している。高級品や本質的に限られた資源、例えば土地の価格については劇的に高騰する可能性がある。土屋水、食料やエネルギーを意味する。
限られた資源を超富裕層たちが独占する未来がすぐそこに迫っている。未来は暗い、世界の終わりを前にしたファシズム -
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紛争解決・平和構築分野で仕事をしてきて、嫌でも感じるグローバル・サウスの痛み、苦しみ、そして気候変動に翻弄される現実。その全てを言語化し、資本主義と結びつけながら問題を的確に指摘していた点にまず共感と感動。自分は未来に対して悲観的すぎるのか?と人と話して思うことがあったが、「もうすでに破局に入っている」という認識を持っている識者がいたことに安心すら感じた。その上で、どうこの気候変動とテクノ資本主義、ファシズムによる社会秩序の崩壊をアップデートされた社会主義の考え方で乗り越えるかを論じる。具体的に共感できる政策や方向性も多く、つい本に書き込みしながら読み進めた。市場に任せっぱなしにするのではなく
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恐ろしい本です。スペースXのIPOで金融市場が今お祭り騒ぎとなっていますが、これもマスキズムの一つの現象になりますね。イーロンマスクがどういう人間で、彼のような怪物を産んだ要因は何なのか、その功罪を分かりやすくまとめられた書籍です。
イーロンマスクがロケットとEVという巨大事業を大きなビジョンを持って、一部国家を利用しながら、独占的な地位を獲得した事業者としての能力は疑いようがないですが、コロナ禍やTwitter買収辺りからDOGEに至るまで、彼の奇行ぶりが際立ちますね。
南アフリカのアパルトヘイト下で幼少期を過ごしたからか、白人至上主義や優生学に侵された思考で、格差と差別を助長してきた張本人 -
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前作はまだまだ理想主義的で「本当にできるかな」という違和感があった。そして、それから10年。状況は予想以上に急速に悪化している。だからこその「暗黒社会主義」というインパクトのある言葉を使っているんだと思ったが、そこまで怖いものではなかった。斎藤さんはやっぱり根が優しくて、善意ベースで社会を組み替えようとしている方なんだな。
PPPについては個人的にも以前から強い違和感があったので、興味深く読んだ。誰にとっても不可欠な資源やサービスを、利潤追求の手段に乗せてしまう点が根本的に受け入れられない。かつては「民間のほうが効率的」という言葉に騙されてしまったけど、実際には、儲からなくても社会に不可欠だ -
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人新世における「脱成長」という視点を提供してくれたことで、マルキズムの本質への理解に一歩踏み込めた気がする。導いてくれた重要キーワードのひとつが「コモン」。実にシンプルで分かりやすいソリューション。それでも最初は正直懐疑的だった。なぜなら気候変動の根源は資本主義だけでなく戦争や侵略といった覇権主義の権化でもあるからだ。しかしよくよく考えてみるとこれはグローバルノースに偏った欲望であり、バルセロナをモデルとしたグローバルサウスとの連携に希望を見ることができた。我々のミッションは、その連携を広めていくことで良きバタフライエフェクトを作り出すことだと信じる。
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ベストセラーの「人新世の資本論」では脱成長論が提唱され、いきすぎた資本主義に歯止めをかけることで、暮らしにゆとりを戻したり、気候変動を抑制する道が示されていた。
新書で50万部以上売れるまでに社会を盛り上げたが、むしろこの5年で地球環境は超えてはならない1.5℃上昇にも達してしまい、もう取り返しのつかないフェーズにまできてしまっている。
克服することを諦め、この厳しい状況下でどう生き延びていくかに方向転換した末、新たに提唱されたのは「暗黒社会主義」で、計画経済こそが残された道になるという。これはソ連、中国の一党独裁的な計画ではなく、GAFAなどのプラットフォームを国営化したり、国民株主制度 -
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「黙示録」とは新約聖書の「ヨハネの黙示録」に由来し、最終戦争(ハルマゲドン)を経て神に選ばれた者だけが楽園を得るというキリスト教終末論を指す。斎藤氏がこの言葉を現代に重ねるのは、気候危機と格差の極端な深化が、まさに「選ばれた超富裕層だけが生き延びる世界」として現実味を帯びてきたからだ。
気候変動による資源不足が深刻化するなか、テクノリバタリアンと呼ばれるテック富豪たちはすでにそのような世界を想定し、影響力を拡大しているという。なぜ世界はこの流れを止められないのか。斎藤氏はその根本原因を「ハイエクの呪縛」に見出す。
ハイエクやフリードマンが主導した新自由主義思想は、「市場の自由こそが個人の自由を -
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「本棚ビオトープ」
なに、その素敵ワード。
本は読むものじゃなくて、
“育てるもの”だった。
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✾血肉となる読書 なぜ読むことだけが人生を変えるのか
✾能楽師安田登/上智大学教授小川公代/経済思想家斎藤幸平/ナビゲート100分de名著プロデューサー秋満吉彦
✾あさま社
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名著は、そのまま読むとむずかしい。
でも、読み方には“コツ”がある。
・本は「自分への手紙」だと思って読む
・“異物”を飲み込むように読む
・柱リーディング
読み方ひとつで、
本はちゃんと応えてくれる。
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特に心に残ったのは、
古代ギリシャ語「タウマゼイン」。
=驚き