斎藤幸平のレビュー一覧
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気候崩壊が起点。
テクノファシズム、GAFAM、MAGAと話は動き、
著者は暗黒社会主義を主張する。
この段階ではわけがわからない。
そこで著者は説明を始める。
計画経済は失敗するとハイエクは看破したと。
情報量が足りず、遅く、計画経済はうまくいかなと。
市場経済にかなわないと。
私もそう思ってる。
しかし、市場経済はブルジョアジー独裁を生む。
資本によって経済が牛耳られる。これも事実。
マルクスはそれを見て、プロレタリアート独裁がよい、という。
民主主義とは言ってない。
そこで出てくるのが「パリ・コミューン」1871年の市民革命自治体。
さらにコロンビアのペドロ大統領の取り組み。エクアドルの国家計画。
資本主義の問題点を、暗黒社会主義が克服できる、としている。
資本、商品ではなく、市民、環境を第一に考える経済。
いや確かにここ数日の酷暑を生きていると、
今の資本主義経済は地球崩壊へ一直線という思いが増してくる。
本来大嫌いだった「計画経済」で成長を制御しないといかん、と思う。
暗黒社会主義、、、 -
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読書について考え直せる、とってもいい本に出会えました。
本を読んだ後は、内容や感想を誰かに話したり、自分の言葉で整理したりすることがとても大切。ただ読むだけではなく、アウトプットすることで初めてその本が自分の「血肉」になっていくのだと感じた。
正直、本を一冊読み終えてもイマイチよく分からなかったという感想しか出てこない時もある。そんな時は、本書で取り上げられていた「ネガティヴ・ケイパビリティ」という考え方のように、すぐには理解できないことを受け入れ、それを考え続けることに意味があるのだと感じた。そうすれば、別の本を読んだ時やある経験をした時に、それまで分からなかったことがふと腑に落ちる瞬間が訪れる。
自分の興味がある分野の本ばかり読むのではなく、ときには本屋さんで直感で本を選ぶという体験を大切にしたい。思いがけない一冊との出会いが、新しい価値観や興味につながり、ウマゼインがもたらしてくれる。 -
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本の読み方そのものを見つめ直すきっかけになった、お薦めの一冊です。
斎藤幸平さん、小川公代さん、安田登さんが、それぞれの本への向き合い方や人生の糧となった本を紹介しています。
特に印象に残ったのは「柱リーディング」という考え方。10年先の自分を育てるために、人生の柱となる本を時間をかけてじっくり読むという発想です。
これまでの私は「読み終えること」が目標でしたが、一冊を何カ月、あるいは一年かけて味わう読書もあっていいのだと気づかされました。
気軽に物語を楽しむ読書も大切にしながら、自分の思想や価値観を深める読書も取り入れていきたいと思います。
「冊数を積み重ねる読書」から「人生を積み重ねる読書」へ。そんな新しい読書の楽しみ方を教えてくれた一冊でした。 -
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イーロンマスクが、AIやロボットの急速の進化を前にして、近い将来、お金が時代遅れになると宣言した。
もはや不足と言うものはなくなる。欲しいものは何でも手に入れられるようになるだろう。仕事をする事は任意になり、趣味でゲームをしたり、家庭菜園を楽しんだりするのと変わらなくなる。夢のような純白な世界である。
寒アルトマンの予測、多くの商品の価格は最終的に劇的に低下している。高級品や本質的に限られた資源、例えば土地の価格については劇的に高騰する可能性がある。土屋水、食料やエネルギーを意味する。
限られた資源を超富裕層たちが独占する未来がすぐそこに迫っている。未来は暗い、世界の終わりを前にしたファシズム、週末ファシズムが待ち受けている。
選民的な週末ファシズムを乗り越えるため、ソ連の全体主義の脅威、西欧社会の自由を守ろうとしたハイエクと退治する。マルクスに寄ってハイエクを乗り越える作業が不可欠。
1991年のソ連崩壊により、社会主義社会は全体主義社会になり、人々の幸せをもたらすものではなく、自由で民主主義の資本主義社会が勝利したと伝えられ、世界は冷戦を乗り越え、民主的な資本主義社会が到来すると期待されたか、その後の新自由主義、思想にもより、資本主義は理想の社会ではなく、1部の超富裕層が支配する末期的な社会であることが明らかになってきた。
この世界をマルクスが想定していたと言う。筆者の論考には納得できる部分と、できない部分が入り乱れている。今後の社会の進展について一緒に考えていきたい。 -
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紛争解決・平和構築分野で仕事をしてきて、嫌でも感じるグローバル・サウスの痛み、苦しみ、そして気候変動に翻弄される現実。その全てを言語化し、資本主義と結びつけながら問題を的確に指摘していた点にまず共感と感動。自分は未来に対して悲観的すぎるのか?と人と話して思うことがあったが、「もうすでに破局に入っている」という認識を持っている識者がいたことに安心すら感じた。その上で、どうこの気候変動とテクノ資本主義、ファシズムによる社会秩序の崩壊をアップデートされた社会主義の考え方で乗り越えるかを論じる。具体的に共感できる政策や方向性も多く、つい本に書き込みしながら読み進めた。市場に任せっぱなしにするのではなく、政治と経済をもっと近づけて、欠乏経済の訪れを少しでも遅らせるorなくしていかなければならない。
この手のことを思考する際に、いつも疑問に思うのは、なぜ富裕層や中上流階級の多くはお金のことしか考えないのか、ということ。どうしたら彼らが斎藤幸平さんが考えるようなコモンの大切さや、彼らがGAFAを代表とする利潤追求命の会社で働くことで、加担して引き起こされているグローバル・サウスの問題に目を向けてくれるのか。欠乏に直面することでしか、こうした人の考えは変わらないのかもしれないが、手遅れになる前に身近なところから何とかできないものかと思ってしまう。 -
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恐ろしい本です。スペースXのIPOで金融市場が今お祭り騒ぎとなっていますが、これもマスキズムの一つの現象になりますね。イーロンマスクがどういう人間で、彼のような怪物を産んだ要因は何なのか、その功罪を分かりやすくまとめられた書籍です。
イーロンマスクがロケットとEVという巨大事業を大きなビジョンを持って、一部国家を利用しながら、独占的な地位を獲得した事業者としての能力は疑いようがないですが、コロナ禍やTwitter買収辺りからDOGEに至るまで、彼の奇行ぶりが際立ちますね。
南アフリカのアパルトヘイト下で幼少期を過ごしたからか、白人至上主義や優生学に侵された思考で、格差と差別を助長してきた張本人の一人です。
Twitterでその偏った思想が増幅・発信され、一夫多妻性で14人の子供を持ち、一部の選ばれた人間で火星に行こうとしています。
そのマスキズムの特徴は国家と共生し、ロボットで埋め尽くし、一部の人間だけ優遇する壁のある世界を目指していますが、それが許容されてしまう世界が今存在する事が恐ろしいですね。
10年後とかそう遠くない未来に警鐘を鳴らす良書でした。 -
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人新世における「脱成長」という視点を提供してくれたことで、マルキズムの本質への理解に一歩踏み込めた気がする。導いてくれた重要キーワードのひとつが「コモン」。実にシンプルで分かりやすいソリューション。それでも最初は正直懐疑的だった。なぜなら気候変動の根源は資本主義だけでなく戦争や侵略といった覇権主義の権化でもあるからだ。しかしよくよく考えてみるとこれはグローバルノースに偏った欲望であり、バルセロナをモデルとしたグローバルサウスとの連携に希望を見ることができた。我々のミッションは、その連携を広めていくことで良きバタフライエフェクトを作り出すことだと信じる。
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マルクスの資本論にも挑戦したくなった。
労働力は商品としてパッケージングされている。
資本主義の問題点や課題を挙げているが、(これはマルクスの資本論でも批評があるが)じゃあどうするのかは労働者が考えなくてはいけなそう。
どうすればいいかは5,6章に書かれているみたい。
自由投資主義は初めて聞いたが、政策によって民意に方向をつけるという面で面白い。
ドイツは学費無料なんだ、いいなあ
今感じていることを投影してのめり込んでしまいそうな怖さがあった。マルクスが将来の社会像を具体的に描かなかったことに対して、当時もしくは現在の社会を投影してそれをベースに構想してしまうという問題点を挙げていることは興味深い
2022年10月に労働者協同組合法が施行された。知らなかった。人々が生きていくのに必要なサービスを提供する事業を営む労働者への賃金が低い傾向があることには、なぜそうなってしまうのか、解決策は何なのか興味があったので、周辺をよく調べたい。
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大企業のグローバルサプライチェーンは、自分たちの必要とするものを、市場でのやりとりを経由せずに、相当な規模で確保しているわけです。それを労働者自身が能動的に管理していくような生産体制にシフトしていこうというわけです。
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マルクスをベースにして5,6章で主張。
面白かった。4章あたりを読んでいたときには、マルクスの資本論を読むモチベーションが高まっていた。5,6章あたりからこの本自体を少し時間が経ってから再読してもいいなという気になった。 -
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一事が万事偏った書き振り
トウモロコシのエタノールは一単位のエネルギーを使って、一単位のエネルギーしか得られないなら、まったく意味がない。脱炭素社会に移行していく場合、エネルギー収支比の高い化石燃料は手放し、再生可能 エネルギーに切り替えていくしかない。そうなれば、エネルギー収支比の低下によって、 経済成長は困難になる。 人間が長時間、働く必要性が出てくる。 当然、労働時間の短縮にもブレーキがかかり、生産の減速にもつな がる。二酸化炭素排出量を削減するための生産の減速を、私たちは受け入れるしかない。 (本書より抜粋)
こんな社会に住みたいか? 俺は嫌だね。
古代の奴隷には、生存保障があった。 替えの奴隷を見つけるのも大変だったため、大事にされた。それに対して、資本主義のもとでの労働者たちの代わりはいくらでもいる。 労働者は、 首になって、仕事が見つからなければ、究極的には飢え死にしてしまう。(本書より抜粋)
一事が万事この偏った書き振りで、納得しようがない。