斎藤幸平のレビュー一覧

  • 人新世の「黙示録」(集英社シリーズ・コモン)

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    紛争解決・平和構築分野で仕事をしてきて、嫌でも感じるグローバル・サウスの痛み、苦しみ、そして気候変動に翻弄される現実。その全てを言語化し、資本主義と結びつけながら問題を的確に指摘していた点にまず共感と感動。自分は未来に対して悲観的すぎるのか?と人と話して思うことがあったが、「もうすでに破局に入っている」という認識を持っている識者がいたことに安心すら感じた。その上で、どうこの気候変動とテクノ資本主義、ファシズムによる社会秩序の崩壊をアップデートされた社会主義の考え方で乗り越えるかを論じる。具体的に共感できる政策や方向性も多く、つい本に書き込みしながら読み進めた。市場に任せっぱなしにするのではなく、政治と経済をもっと近づけて、欠乏経済の訪れを少しでも遅らせるorなくしていかなければならない。

    この手のことを思考する際に、いつも疑問に思うのは、なぜ富裕層や中上流階級の多くはお金のことしか考えないのか、ということ。どうしたら彼らが斎藤幸平さんが考えるようなコモンの大切さや、彼らがGAFAを代表とする利潤追求命の会社で働くことで、加担して引き起こされているグローバル・サウスの問題に目を向けてくれるのか。欠乏に直面することでしか、こうした人の考えは変わらないのかもしれないが、手遅れになる前に身近なところから何とかできないものかと思ってしまう。

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    2026年06月19日
  • テクノ封建制 デジタル空間の領主たちが私たち農奴を支配する とんでもなく醜くて、不公平な経済の話。(集英社シリーズ・コモン)

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    テクノ封建制というタイトルに興味をそそられて読んでみた。
    そのような見方で今世の中で起きているニュースを見ると、いくらか腑に落ちるところがあった。
    現在が資本主義の転換点であるのかは後の歴史家でないとわからないが、私にはモノの見方お金の流れを教えてくれる良書であった。

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    2026年06月16日
  • マスキズム 新たな独占の時代

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    恐ろしい本です。スペースXのIPOで金融市場が今お祭り騒ぎとなっていますが、これもマスキズムの一つの現象になりますね。イーロンマスクがどういう人間で、彼のような怪物を産んだ要因は何なのか、その功罪を分かりやすくまとめられた書籍です。
    イーロンマスクがロケットとEVという巨大事業を大きなビジョンを持って、一部国家を利用しながら、独占的な地位を獲得した事業者としての能力は疑いようがないですが、コロナ禍やTwitter買収辺りからDOGEに至るまで、彼の奇行ぶりが際立ちますね。
    南アフリカのアパルトヘイト下で幼少期を過ごしたからか、白人至上主義や優生学に侵された思考で、格差と差別を助長してきた張本人の一人です。
    Twitterでその偏った思想が増幅・発信され、一夫多妻性で14人の子供を持ち、一部の選ばれた人間で火星に行こうとしています。
    そのマスキズムの特徴は国家と共生し、ロボットで埋め尽くし、一部の人間だけ優遇する壁のある世界を目指していますが、それが許容されてしまう世界が今存在する事が恐ろしいですね。
    10年後とかそう遠くない未来に警鐘を鳴らす良書でした。

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    2026年06月12日
  • 人新世の「資本論」増補新版(集英社シリーズ・コモン)

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    恋愛病院を観る会で、箕輪さんの後輩として登場したことで斎藤さんに興味を持ち読んでみたところ、自分が知りたい分野の集大成!のような本でした。
    気候変動の今と未来、先進国とグローバルサウスの関係性や、マルクス主義の新しい解釈など知的好奇心を非常に刺激される内容でした。
    一度読み終わりましたが手元に置いてまたちょくちょく読んでいきたいと思います。
    次は黙示録に挑戦します!

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    2026年06月09日
  • 人新世の「黙示録」(集英社シリーズ・コモン)

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    前作はまだまだ理想主義的で「本当にできるかな」という違和感があった。そして、それから10年。状況は予想以上に急速に悪化している。だからこその「暗黒社会主義」というインパクトのある言葉を使っているんだと思ったが、そこまで怖いものではなかった。斎藤さんはやっぱり根が優しくて、善意ベースで社会を組み替えようとしている方なんだな。

    PPPについては個人的にも以前から強い違和感があったので、興味深く読んだ。誰にとっても不可欠な資源やサービスを、利潤追求の手段に乗せてしまう点が根本的に受け入れられない。かつては「民間のほうが効率的」という言葉に騙されてしまったけど、実際には、儲からなくても社会に不可欠だからこそ公が担ってきた領域があるはずだ。

    だから、今回初めて聞いたPCPという言葉に希望を感じる。自治会が弱体化している一方で、財政難の自治体では限られた予算をどう配分するかについて、市民の関与を高めざるを得ないという問題意識が現場にもある。参加型予算のような仕組みを通じて、弱くなっている自治の側と、資源配分に悩む行政の側とをつなげていくことで、相互に補完しうるのではないか。

    また、緑の国民皆兵制や参勤交代的な仕組みにも魅力を感じた。都市に住む人が定期的に地方と関わるようになれば、実際に地方で暮らしたいと考える人は増えるはずだ。加えて、東京23区での自家用車制限のような提案も、現実的に検討されてよい段階に来ているのではないか。

    こうした構想は、国家レベルで一気に進めるよりも、まずは自治体単位で試行的に始めるほうが現実的だと思う。現場から積み上げていくことにこそ、希望がある。

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    2026年06月09日
  • 人新世の「黙示録」(集英社シリーズ・コモン)

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     衝撃の前作、「人新世の資本論」から5年。

     人類に残された時間は少ない。そして人類が取れる気候対策とは?

     このあと気候変動との闘いは経済にも影響してくる。否応なく対応していかなくてはならないという意味で戦時経済に突入していく。そこには、強力に国や経済を統率する、独裁も必要になる、と予言する。

     そして世界を救うのは、暗黒全体主義、と。計画経済は上手くいかない、というのは論証済み、としながらここを切り抜けるためには、デジタルプラットフォームを国有化し富と情報の偏在をただしたうえで計画経済へ移行することが重要、とする。

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    2026年06月07日
  • 人新世の「資本論」

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    人新世における「脱成長」という視点を提供してくれたことで、マルキズムの本質への理解に一歩踏み込めた気がする。導いてくれた重要キーワードのひとつが「コモン」。実にシンプルで分かりやすいソリューション。それでも最初は正直懐疑的だった。なぜなら気候変動の根源は資本主義だけでなく戦争や侵略といった覇権主義の権化でもあるからだ。しかしよくよく考えてみるとこれはグローバルノースに偏った欲望であり、バルセロナをモデルとしたグローバルサウスとの連携に希望を見ることができた。我々のミッションは、その連携を広めていくことで良きバタフライエフェクトを作り出すことだと信じる。

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    2026年06月07日
  • 人新世の「黙示録」(集英社シリーズ・コモン)

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    ベストセラーの「人新世の資本論」では脱成長論が提唱され、いきすぎた資本主義に歯止めをかけることで、暮らしにゆとりを戻したり、気候変動を抑制する道が示されていた。

    新書で50万部以上売れるまでに社会を盛り上げたが、むしろこの5年で地球環境は超えてはならない1.5℃上昇にも達してしまい、もう取り返しのつかないフェーズにまできてしまっている。

    克服することを諦め、この厳しい状況下でどう生き延びていくかに方向転換した末、新たに提唱されたのは「暗黒社会主義」で、計画経済こそが残された道になるという。これはソ連、中国の一党独裁的な計画ではなく、GAFAなどのプラットフォームを国営化したり、国民株主制度を導入したりで、独占された経済圏を国家中央主権的、かつ民主的な道で推し進めるもの。

    確かに近年ピーター・ティールやイーロン・マスクによる独占・独裁の動きがあったり、日常的な消費行動も全てGAFAに抜き取られ、ますますテクノ資本主義に人々の行動が踊らされているのは恐怖でしかない。

    1点ボトルネックに感じたことは、個人データをテック企業ではなく国家に渡すことに抵抗を覚える人の方が多そう。これだけ政治不信の時代に、モノ、カネ、データを信頼して国に託すことを許せるのか。。

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    2026年06月06日
  • 人新世の「資本論」

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    たまたまマルクスの『資本論』に関する用語を学んだばかりだったので、そこから何がアップデートされたり、現代にそぐわなくなってきているのかなどについては理解しやすかった。

    前半の現代の危機の羅列がもう、目に痛かった。

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    2026年05月27日
  • 人新世の「資本論」増補新版(集英社シリーズ・コモン)

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    大変面白かったです。資本主義を修正するのでなく、根本から資本主義を変えて地球を環境破壊から守ろうという壮大な話です。
    マルクスの資本論をここまで分かりやすく咀嚼して、現代に甦らせられる日本人の方は他にいないんではないでしょうか。
    ただし、環境保護軽視への世界的な揺り戻しもあり、資本主義を抜本的に変えるのは生半可な事ではなく、本書で道半ばだった思想が、近著「人新世の黙示録」において続きが語られるそうです。
    現代人必読の書ですね。

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    2026年05月19日
  • 人新世の「資本論」

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    ネタバレ

    『人新世』は、「SDGsですら資本主義の延長線上に過ぎず、本質的解決にならない」という非常に挑戦的な本だった。特にジェヴォンズのパラドックスを使った環境政策批判は説得力があった。

    一方で、後半の脱成長コミュニズムは理想としては面白いが、労働時間短縮やワークシェアの実装部分はかなり疑問が残った。個人的には、AIやベーシックインカムを活用しないと現実的には難しいように感じた。

    環境問題を「資本主義そのもの」から問い直したい人にはかなり刺激的な一冊。

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    2026年05月11日
  • 血肉となる読書 なぜ読むことだけが人生を変えるのか

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    「本棚ビオトープ」

    なに、その素敵ワード。

    本は読むものじゃなくて、
    “育てるもの”だった。

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    ✾血肉となる読書 なぜ読むことだけが人生を変えるのか
    ✾能楽師安田登/上智大学教授小川公代/経済思想家斎藤幸平/ナビゲート100分de名著プロデューサー秋満吉彦
    ✾あさま社

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    名著は、そのまま読むとむずかしい。

    でも、読み方には“コツ”がある。

    ・本は「自分への手紙」だと思って読む
    ・“異物”を飲み込むように読む
    ・柱リーディング

    読み方ひとつで、
    本はちゃんと応えてくれる。

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    特に心に残ったのは、
    古代ギリシャ語「タウマゼイン」。

    =驚き、敬意、じっと見ること。

    わからないままでもいい。
    すぐ理解できなくてもいい。

    ただ、敬意をもって、
    立ち止まって、見つめる。

    その先に、
    思いがけないものがある。

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    正直、私は古典が苦手だった。

    ・むずかしそう
    ・時間がかかる
    ・理解できない気がする

    でもこの本を読んで、

    『古典の魅力がわかるようになりたい』
    その気持ちが強くなりました。

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    まずは100分de名著から選んで、
    読んでみようと思います。

    みなさんのおすすめ←読みやすくて面白い
    が、ありましたら教えてください✨️









    自分に向けて書かれた手紙だと思って読む

    自分が著者に何を語りかけられていると思ったのか、それに対してどう感じたのか、内側から湧いてくる言葉をありのままに伝えるのだ

    古典とは、「この本の主張はこうです」と簡単にまとめられるものではありません。

    受け入れがたいと感じた部分こそ大事にしたい。すぐに「使えない」とあきらめてしまうのではなく、一度すべてを吞み込んで、その意味を考え続けてみることで、新しい発見に出会えるー。

    「異物」を呑み込みながら、高い壁に何度も挑むような気持で読むことで、

    ネガティブ・ケイパビリティ
    「容易に答えが出ない状態に耐える」「不確実性を受け入れる」能力

    加害者や犯罪者も含めて、その人たちとつながりうる自分を考え続けることは、自分と他者との間に無意識に作っていた壁を取り払うことにつながります。

    難しい本を読むこと自体が楽しいという人もいないとは言いませんが、
    読書の90%はしんどい行為。それを乗り越えてようやく、10%の楽しさや感動が得られるのです。

    小説の読み始めがしんどい理由として「物語の中途」から語られるということが挙げられます。これはラテン語で「イン・メディア・レス」と言われる文学技法で、登場人物のことを知らないのに「物語の真っ只中」から始まります。

    自分の着眼点から読んでみたり、別の本を読んでいて思いついた解釈を持ち込んでみる。

    人生の哲学や思想を深めてくれる、人生の柱になっていくだろう本を、時間をかけてじっくりと読む。
    「柱リーディング」

    本棚ビオトープ 
    本を循環させる書棚術
    生物が生息する空間

    シンギュラリティとは、特異点のこと。

    イエスの言葉は「福音」
    ギリシャ語では「エウアンゲリオン」、エヴァンゲリオン
    英語ではゴスペル、つまりグッドニュース、よい知らせを意味します。

    相手の話をしっかりと聞き、味わったからこその驚き。そこには相手に対する深いリスペクトも含まれます。

    「今」という一瞬に全存在をかけることができていれば、痛みも感じていないはず。

    古代ギリシャ語「タウマゼイン」
    プラトンが「哲学の唯一の始まり」だと発した言葉です。
    英語で言うならば“wonder”
    「敬意」の意味が含まれています。
    「じっと見る」という意味もあります。じっくりと観察するのです。
    切実な問いを抱えながら、古典に対して「敬意」を持ち、「じっくり」と向かい合い、そせて「驚く」、それによって思いがけず、道がひらける。

    四十にして「惑わず」は「クギラズ」で、「区切らないこと」「限定しないこと」

    「音読」とともにおすすめしたいのが、「覚えること」

    「馬上」「枕上」「厠上」

    近くの書店に行って、まずは一冊、今までまったく手に取ったことのない本を子入してみてください。

    人生に変化を与えてくれる読書には「漢方薬型」と「抗生物質型」の2種類があるのではないか
    何か劇的な発見があるわけではないけれど、ある本を読むことでじわじわとものの見方や考え方に変化がもたらされるような本
    苦しいときや迷っているときに読んでいることで、何らかの発見や変化に出会えたり、悩みを解決する糸口が見えたりする、

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    2026年05月02日
  • 人新世の「黙示録」(集英社シリーズ・コモン)

    購入済み

    非常に良い。

    非常に良いが、夢も希望もない。まあ、人生なんてそんなものだから良いのだが。世界、社会に対する分析は鋭い。未来に対する提言も正しいと思う。読むべきだ、しかし勧める気にはならない。世界、社会の不都合な事実、真実を直視しないまま、生きるのもまた人生だからだ。私は成るようにしか成らん、と言う諦観とともにこの本を読了した。

    #ダーク #タメになる

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    2026年04月14日
  • ゼロからの『資本論』

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    マルクスの資本論にも挑戦したくなった。

    労働力は商品としてパッケージングされている。

    資本主義の問題点や課題を挙げているが、(これはマルクスの資本論でも批評があるが)じゃあどうするのかは労働者が考えなくてはいけなそう。

    どうすればいいかは5,6章に書かれているみたい。

    自由投資主義は初めて聞いたが、政策によって民意に方向をつけるという面で面白い。

    ドイツは学費無料なんだ、いいなあ

    今感じていることを投影してのめり込んでしまいそうな怖さがあった。マルクスが将来の社会像を具体的に描かなかったことに対して、当時もしくは現在の社会を投影してそれをベースに構想してしまうという問題点を挙げていることは興味深い

    2022年10月に労働者協同組合法が施行された。知らなかった。人々が生きていくのに必要なサービスを提供する事業を営む労働者への賃金が低い傾向があることには、なぜそうなってしまうのか、解決策は何なのか興味があったので、周辺をよく調べたい。

    """
    大企業のグローバルサプライチェーンは、自分たちの必要とするものを、市場でのやりとりを経由せずに、相当な規模で確保しているわけです。それを労働者自身が能動的に管理していくような生産体制にシフトしていこうというわけです。
    """

    マルクスをベースにして5,6章で主張。
    面白かった。4章あたりを読んでいたときには、マルクスの資本論を読むモチベーションが高まっていた。5,6章あたりからこの本自体を少し時間が経ってから再読してもいいなという気になった。

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    2026年04月07日
  • ぼくはウーバーで捻挫し、山でシカと闘い、水俣で泣いた

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    リハックでは「こじらせ系」といじられているけれど、本当に心が優しい人だと思う。現場を見ること、当事者の話を聞くこと、めちゃ大事だ。発電所、見に行ってみたいな

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    2026年04月04日
  • 人新世の「資本論」

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    一事が万事偏った書き振り

    トウモロコシのエタノールは一単位のエネルギーを使って、一単位のエネルギーしか得られないなら、まったく意味がない。脱炭素社会に移行していく場合、エネルギー収支比の高い化石燃料は手放し、再生可能 エネルギーに切り替えていくしかない。そうなれば、エネルギー収支比の低下によって、 経済成長は困難になる。 人間が長時間、働く必要性が出てくる。 当然、労働時間の短縮にもブレーキがかかり、生産の減速にもつな がる。二酸化炭素排出量を削減するための生産の減速を、私たちは受け入れるしかない。 (本書より抜粋)

    こんな社会に住みたいか? 俺は嫌だね。

    古代の奴隷には、生存保障があった。 替えの奴隷を見つけるのも大変だったため、大事にされた。それに対して、資本主義のもとでの労働者たちの代わりはいくらでもいる。 労働者は、 首になって、仕事が見つからなければ、究極的には飢え死にしてしまう。(本書より抜粋)

    一事が万事この偏った書き振りで、納得しようがない。

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    2026年03月27日
  • 人新世の「資本論」

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    エコバッグを持っても、マイボトルを持っても、SDGsを唱えても環境破壊は止まらない
    負担を外部に押し付けつつ生産の加速を止めない資本主義を変えない限り、地球は破壊へと進む

    労働者が長時間働いてもそれによって得をするのは資本家のみ

    技術革新は環境問題を解決しない

    資本主義は希少性に価値を見出すため、本来の使用価値が高いにもかかわらず手に入れることができない人がいる商品が生じる

    一 使用価値経済への転換
    ニ 労働時間の短縮
    三 画一的な分業の廃止
    四 生産過程の民主化
    五 エッセンシャルワークの重視

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    2026年03月18日
  • ゼロからの『資本論』

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    資本主義は地球からコモンを掠奪し、それを商品として価値を付けて金を稼ぐ。
    最近、経済的合理性だけを追い求めてはいけないと心から思う。

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    2026年02月15日
  • ゼロからの『資本論』

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    資本論=マルクス=社会主義=中国ソ連などと拒否反応を示す人ももしかしたらいるかもしれないが、作者は中国やソ連をいいと言ってるわけではない。
    終わりのない価値増殖ゲーム、長時間労働が蔓延するカラクリ、より安くと圧力をかける資本主義、分業が労働者を無力化する、労働が苦痛になる原因
    など面白い話があり、社会を理解する一助にもなるかも。
    後半のコミュニズムの話はしっくりこなかった部分もあるがそれも含めてみんなで考えていこうということだと理解した。

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    2026年02月02日
  • 人新世の「資本論」

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    約4年前に読んだので、記憶は曖昧ですが....

    マルクスの『資本論』について、近年新しい解釈がなされているとして、その解釈をもとにグローバルサイスや気候変動の問題について警鐘を鳴らす一冊。経済学の中では賛否が分かれるらしいけど、自分はとても勉強になったかな。マルスクの『資本論』って「剰余価値」とかいわゆる「金儲け」の理論を言語化した本と思ってたけど、社会を俯瞰して分析・考察していて、やっぱ昔の学者ってすごいなと思った。
    表紙とタイトルの割に、砕いた文章でわかり易く書かれているので、興味のある方はぜひあまり構えずに読んでほしい。

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    2026年01月10日