ぼくはウーバーで捻挫し、山でシカと闘い、水俣で泣いた

ぼくはウーバーで捻挫し、山でシカと闘い、水俣で泣いた

1,650円 (税込)

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うちに閉じこもらずに、他者に出会うことが、「想像力欠乏症」を治すための方法である。だから、現場に行かなければならない。(「学び、変わる 未来のために あとがきに代えて」より)

理不尽に立ち向かう人、困っている人、明日の世界のために奮闘する人――統計やデータからは見えない、現場の「声」から未来を考える。

【目次】
第一章 社会の変化や違和感に向き合う
ウーバーイーツで配達してみた
どうなのテレワーク
京大タテカン文化考
メガヒット、あつ森をやってみた
5人で林業 ワーカーズコープに学ぶ
五輪の陰
男性メイクを考える
何をどう伝える? 子どもの性教育

第二章 気候変動の地球で
電力を考える
世界を救う? 昆虫食
未来の「切り札」? 培養肉
若者が起業 ジビエ業の現場
エコファッションを考える
レッツ! 脱プラ生活
「気候不正義」に異議 若者のスト

第三章 偏見を見直し公正な社会へ
差別にあえぐ外国人労働者たち
ミャンマーのためにできること
釡ケ崎で考える野宿者への差別
今も進行形、水俣病問題
水平社創立100年
石巻で考える持続可能な復興
福島・いわきで自分を見つめる

特別回 アイヌの今 感情に言葉を

学び、変わる 未来のために あとがきに代えて

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ぼくはウーバーで捻挫し、山でシカと闘い、水俣で泣いた のユーザーレビュー

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    Posted by ブクログ 2024年05月02日

    マルクス研究者の斎藤幸平さんが現場で学ぶに年間の話。「理論の重要性を信じ、理論と実践とは対立しないからこそ、私のほうがもっと実践から学ばなければいけない」と冒頭で話していたが、現場での小さな未来への萌芽を垣間見て希望を抱き、自分や社会の中にある新しい問題点を見た。面白かった。
    新しく知った知識
    コオ...続きを読む

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    Posted by ブクログ 2024年01月02日

    人新世の資本論の著者だったとは。まだそちらは読んでいないが、この本の内容から斎藤さんには十分に興味を持てた。
    ちょっと現場に行ったくらいで全てを知ってるという顔はもちろんできないと思うが何も知らないから何も言わないは決して良いことではないと思う。
    知ったかぶりをしない、排他的にならないというのは心が...続きを読む

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    Posted by ブクログ 2023年11月17日

    初めてこの作者の本を読んだ。
    日本にはたくさんの問題があることに改めて気づかされた。全て解決する道はまだまだ遠い。読んでいて気持ちが暗くなるような部分もあったけれど、自分も知るというところから、一歩ずつ色々なことの理解を深めたい。自分には何ができるだろうか。この問いは生きている限り絶対に放棄したくな...続きを読む

    0

    Posted by ブクログ 2023年09月21日

    もういい歳だし、世の中のことをちゃんと知りたいと思って手に取った。
    とても読みやすく、分かりやすかった。こういった本の中には、何となくテーマに沿って綺麗にまとめて終わりというものもあるが、この本は違った。著者の斎藤幸平さんが、自分はどう感じたかを正確にまとめてくださっていることにとても好感を持った。...続きを読む

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    Posted by ブクログ 2023年08月26日

    新聞連載時には写真があったのかもしれませんが、斎藤幸平先生の韓流メイク、見たかった(笑)。
    エコファッションでとりあげられていたミナペルホネンの話と、脱プラ生活にチャレンジするエピソードが印象的でした。
    あと、ウポポイで「観光アイヌ」というワードが脳裏をよぎったという感想も。北海道民ですが、ウポポイ...続きを読む

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    Posted by ブクログ 2023年07月01日

    『人新世の「資本論」』で新書大賞2021を受賞した著者の、毎日新聞での連載をまとめた一書。

    1万部売れればベストセラーと言われるなか、50万部以上を売り上げている。

    多くの人が、彼の論考に注目している。

    なぜか。
    みんな、このままでいいなんて思っていないからだ。

    戦争。
    紛争。
    パンデミック...続きを読む

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    Posted by ブクログ 2023年06月28日

    経済学を究めるためには、実体験を通じた社会のリアルを紐解く必要があるだろうが、それでは社会経済の断片しか捉えられない限界にぶち当たる。著者はその事を知りながら、敢えてトライしているように見える。その断片から見える全体の考察が経済学の真髄なのかもしれない。
    多くの取材が関西圏で頑張る人達という点も面白...続きを読む

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    Posted by ブクログ 2023年05月29日

     『人新世の「資本論」」の著者が,毎日新聞に連載した論文を再編集したもの…といえば,「そんなものか」と思うかも知れないが,内容はなかなか濃いのである。
     斎藤氏は,実際に現場に赴いて色んな仕事を体験したり,本に書かれていること実践したり,色んな場所で体当たり取材をしたりして学んだことを,短い文章(な...続きを読む

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    Posted by ブクログ 2023年02月13日

    斎藤さんの「現実知ろうとする努力」がすごい。とても読みやすく、今の社会ってどうなの?と考えさせられるような話ばかり。私ももっと視野を広げて、知りたい、学びたいという気持ちを大切にしたいと思った。

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    Posted by ブクログ 2024年02月28日

     人新世の資本論で著名な社会学者のフィールドワーク。

     ギグワークというライフスタイルを検証すべく、ウーバーイーツをやってみる。
     はたまた、気候変動の調査に有害鳥獣駆除の現場を見に行ったり、
     差別とは何かを考え水俣へ。

     体験したことは日数が短い。
     しかし、この体験を伝えようと本書に記す。...続きを読む

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