ぼくはウーバーで捻挫し、山でシカと闘い、水俣で泣いた

ぼくはウーバーで捻挫し、山でシカと闘い、水俣で泣いた

1,650円 (税込)

8pt

うちに閉じこもらずに、他者に出会うことが、「想像力欠乏症」を治すための方法である。だから、現場に行かなければならない。(「学び、変わる 未来のために あとがきに代えて」より)

理不尽に立ち向かう人、困っている人、明日の世界のために奮闘する人――統計やデータからは見えない、現場の「声」から未来を考える。

【目次】
第一章 社会の変化や違和感に向き合う
ウーバーイーツで配達してみた
どうなのテレワーク
京大タテカン文化考
メガヒット、あつ森をやってみた
5人で林業 ワーカーズコープに学ぶ
五輪の陰
男性メイクを考える
何をどう伝える? 子どもの性教育

第二章 気候変動の地球で
電力を考える
世界を救う? 昆虫食
未来の「切り札」? 培養肉
若者が起業 ジビエ業の現場
エコファッションを考える
レッツ! 脱プラ生活
「気候不正義」に異議 若者のスト

第三章 偏見を見直し公正な社会へ
差別にあえぐ外国人労働者たち
ミャンマーのためにできること
釡ケ崎で考える野宿者への差別
今も進行形、水俣病問題
水平社創立100年
石巻で考える持続可能な復興
福島・いわきで自分を見つめる

特別回 アイヌの今 感情に言葉を

学び、変わる 未来のために あとがきに代えて

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ぼくはウーバーで捻挫し、山でシカと闘い、水俣で泣いた のユーザーレビュー

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感情タグBEST3

    Posted by ブクログ

    今年もよろしくお願いします。

    「人新世の資本論」の著者であり、思想研究の
    学者でもある斉藤氏の体験エッセイです。

    その内容はもちろん遊びではなく、ウーバーワ
    ーカーになったり、昆虫食や培養肉の研究を見
    に行ったりと、とにかく「現場」を訪れて「体
    験」しています。

    「当事者でもない人間が物見遊山

    0
    2025年01月03日

    Posted by ブクログ

    ウーバーイーツ、テレワーク、タテカン、あつ森、男性メイク、電力、昆虫食、脱プラスチック、培養肉、エコファッション、水俣病、震災、アイヌ、、

    私にとっても「気になる」ことがいくつも取り上げられていて興味深く読みました。

    「傷ついた人が心を癒すことのできる社会」を作るためにできることは何かを考える、

    0
    2024年12月19日

    Posted by ブクログ

    一つ一つの記事も興味深いが、「あとがきに代えて」が特によい。思想家が現場を訪れて思うところ述べ、今後の自身のあり方を語るという構成から、大江健三郎の『ヒロシマノート』を思い出してしまったが、作家である大江の高揚感とは対称的に、研究者として現場に関わることへの様々な視点からの自戒ぶりが印象的だった。そ

    0
    2024年09月20日

    Posted by ブクログ

    マルクス研究者の斎藤幸平さんが現場で学ぶに年間の話。「理論の重要性を信じ、理論と実践とは対立しないからこそ、私のほうがもっと実践から学ばなければいけない」と冒頭で話していたが、現場での小さな未来への萌芽を垣間見て希望を抱き、自分や社会の中にある新しい問題点を見た。面白かった。
    新しく知った知識
    コオ

    0
    2024年05月02日

    Posted by ブクログ

    人新世の資本論の著者だったとは。まだそちらは読んでいないが、この本の内容から斎藤さんには十分に興味を持てた。
    ちょっと現場に行ったくらいで全てを知ってるという顔はもちろんできないと思うが何も知らないから何も言わないは決して良いことではないと思う。
    知ったかぶりをしない、排他的にならないというのは心が

    0
    2024年01月02日

    Posted by ブクログ

    初めてこの作者の本を読んだ。
    日本にはたくさんの問題があることに改めて気づかされた。全て解決する道はまだまだ遠い。読んでいて気持ちが暗くなるような部分もあったけれど、自分も知るというところから、一歩ずつ色々なことの理解を深めたい。自分には何ができるだろうか。この問いは生きている限り絶対に放棄したくな

    0
    2023年11月17日

    Posted by ブクログ

    もういい歳だし、世の中のことをちゃんと知りたいと思って手に取った。
    とても読みやすく、分かりやすかった。こういった本の中には、何となくテーマに沿って綺麗にまとめて終わりというものもあるが、この本は違った。著者の斎藤幸平さんが、自分はどう感じたかを正確にまとめてくださっていることにとても好感を持った。

    0
    2023年09月21日

    Posted by ブクログ

    京大タテカンの章が痛快だった。
    景観を理由に撤去するなら、隣のギラギラなラーメン屋の看板はどうなんだとは、まったくその通り。
    猥雑さや無秩序が産み出す空気があのあたりの景観だったはず。美は乱調にあり。

    0
    2025年11月24日

    Posted by ブクログ

    将来はユーチューバーかウーバーか。配達中に捻挫し過疎となり山は自然に帰る。シカと格闘もし、まだ終わらない水俣で涙した――資本主義の限界がにじむ。効率と利益優先の社会で命や暮らしは後回しにされがちだ。氏は現場に身を置き『資本論』を手がかりに持続可能な社会の姿を模索する。マルクスは資本の暴走を見抜き人間

    0
    2025年06月02日

    Posted by ブクログ

    あの「人新世の「資本論」」の斎藤さんがウーバーイーツを?あつ森を?と好奇心に駆られて手に取ってみた一冊。
    1つひとつの事象に対する捉え方は斎藤さんならでは。
    同じ日本で暮らす人たちがさまざまな物事に取り組んでいることを斎藤さんのフィルターを通して知ることができた。
    無知・無関心という安全圏から一歩踏

    0
    2025年01月12日

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