斎藤幸平のレビュー一覧

  • 大洪水の前に マルクスと惑星の物質代謝

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     マルクスが略奪的農業に代表される人間社会と自然との物質循環のあり方に疑問を持っていたこと、資本が自然を食い尽くす速度は自然の弾力性(自己回復力)を凌駕するため、生態系の動的平衡を破壊する必然性に気づいていたことなどを、彼が読み込んだ自然科学書の読書メモを手掛かりに解き明かしている。従来の定説を覆した点においてマルクス研究者にとっては画期的な業績なのだろう。知らんけど。
     なるほど、資本主義はその内在する自己増殖的な欲望に忠実なればこそ、労働力を含む自然資源を徹底的に食い尽くす動機を持つ。まさに「大洪水よ、わが亡き後に来たれ」、今風に言えば「今だけ、カネだけ、自分だけ」。これはよく理解できる。

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    2025年04月15日
  • マンガでわかる! 100分de名著 マルクス「資本論」に脱成長のヒントを学ぶ

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    マルクスが「資本論」を完成させることなく亡くなっていたことすら知らないド素人の私には、とても良い入門書でした。
    少しずつ知識の幅を広げて、考える下地を作っていきたいです。

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    2025年03月13日
  • 超人計画インフィニティ

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     「・3000年 プレステ200が発売される。千二十二歳になった俺は最新のプレステで遊ぶ。」

     イメージは現実化する。
     千年後のイメージを実現できたので、俺は千歳まで生きれる。

     お、おう・・・

     先日、令和の時代に!?と驚きのNHKにようこそ!が刊行された。
     続いての超人計画。

     どういうことだってばよ。

     筆者本人が一人称として語られる本作は、エッセーなのか?どこまで本気なのか?
     脳内彼女と川崎の汚いアパートで暮らす滝本竜彦は超人になることを計画する。
     精神的に超人になる。
     超人になるためにアパートの外に出ては、逃げ帰る日々。
     ある日、バイト先で出会った女、青山が超人

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    2025年03月09日
  • ゼロからの『資本論』

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    あとがきから
     本書は、『資本論』を使った、ひとつの問題提起です。
     だから、この本は入門書だけれども、資本主義批判としてではなく、コミュニズム論にもなっています。
     マルクスについての本は膨大な数があるのに、コミュニズムという視点から書かれた入門書がないことが、現在のマルクス主義や左派の低迷をもたらしていると思うからです。
     著者の動機はそういうことですが、近年、いままで世に出ていなかったマルクスの研究の中身、思考の変化などについて、1990年以降、各国からの研究者が参加し、マルクスが書いた草稿や、新聞記事、書簡、メモ書きなどから、新たなマルクス像を確立しようというプロジェクトが立ち上がって

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    2025年03月02日
  • テクノ封建制 デジタル空間の領主たちが私たち農奴を支配する とんでもなく醜くて、不公平な経済の話。(集英社シリーズ・コモン)

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    ●2025年3月1日、丸善 丸の内本店で再会。1階。入口はいってすぐ、1番目立つところにテーブル丸々ひとつ使って大量に平積みされてたので読ませようとしてるわ。

    ●2025年7月14日、東京大学・書籍部にあった。2回目のセッションで寄った日。

    前に見たことあるなぁというインパクトある表紙。歴史ものだけど、読んだら頭よくなりそう。

    ●2025年8月30日、グラビティの「カワウソ投資家連合」にいる「Ted」さんがいつものようにサイゼリヤに行って「今日も始めますか」といって料理とこの本が写った画像を投稿してた。

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    2025年03月01日
  • 天才たちの未来予測図(マガジンハウス新書)

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    人の価値は年齢とは関係ないと、若い天才たちの話を読んで改めて認識した。あまりものを考えない大人たちにぜひ一度読んでほしいと思う。
    小島武仁さんと内田舞さんが特に印象的で、孫たちに読ませたい。感じさせたい。

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    2025年01月18日
  • ぼくはウーバーで捻挫し、山でシカと闘い、水俣で泣いた

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    あの「人新世の「資本論」」の斎藤さんがウーバーイーツを?あつ森を?と好奇心に駆られて手に取ってみた一冊。
    1つひとつの事象に対する捉え方は斎藤さんならでは。
    同じ日本で暮らす人たちがさまざまな物事に取り組んでいることを斎藤さんのフィルターを通して知ることができた。
    無知・無関心という安全圏から一歩踏み出すこと、これをきっかけに、まずはそこから始めたい。

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    2025年01月12日
  • 人新世の「資本論」

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    実現可否性はさておき、帰結として一人一人の行動からしか社会システムは変わらないことと、無関心でいることの罪深さや、そういった構造を生む現代の課題を痛烈に感じる書籍であった。

    【改めて後書きを読んでの感想】
    社会システムの変革は途方もないと感じながらも、無関心でいることの罪深さを実感した書籍だった。
    ガンジーの塩の行進のごとく3.5%の1人となれるように相互扶助ネットワークは身近なところにあるので、私は今年の目標にそこへの参加と、そこに参加するくらいの余裕を作ることとする。

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    2026年04月19日
  • ゼロからの『資本論』

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    読み進めた時はとても面白かったけど、結論からいうと限りある人が意識して始めるしかないかなと思った。でも資本主義はこのままいけば限界になり、新しいことが必要なことはよくわかった。斉藤さんは同世代でとても頭がいい。すごい。

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    2024年12月29日
  • ぼくはウーバーで捻挫し、山でシカと闘い、水俣で泣いた

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    短編のフィールドワークがかかれている。
    性教育、アイヌ、水俣、男性メイク、古着、化石燃料クリーンエネルギーなど、
    現代人が付き合っていかなければいけない話がわかりやすく書いてある。読みやすいので軽く触れるにはよい。
    最初の一冊にすると良い。

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    2024年12月20日
  • ゼロからの『資本論』

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    資本主義の限界を感じる昨今、ポスト資本主義の展望として実に読み応えがあった。脱成長コミュニズムの実践としてのスペインの事例の続報を待ちつつ、この日本において何ができるかをボトムアップで構想・実行していきたい。

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    2024年12月18日
  • ゼロからの『資本論』

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    “マンガでわかる! 100分de名著 マルクス「資本論」に脱成長のヒントを学ぶ”を先に読んでしまったので、その捕捉として読むのにちょうど良かった。

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    2024年12月08日
  • コモンの「自治」論(集英社シリーズ・コモン)

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    地元に根強く残る金物屋さんや喫茶店の見方が180℃変わった。自治の意義・当事者意識をもって身近な所からでも(だからこそ)実践していくことの大切さを学んだ。

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    2024年11月28日
  • ぼくはウーバーで捻挫し、山でシカと闘い、水俣で泣いた

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    仕事に関する本以外はほぼ小説しか読まない私が、推しが心に響いたと紹介していたので読んでみた。推しの紹介でない限り自分からは読まない本だったので世界が広がる。

    自分がいかに無知…というよりも無関心だったかを知る本だった。そして、無知より無関心の方が罪深い。
    特に洋服のリサイクルの話、外国人労働者の話は、自分が恥ずかしくなった。
    最近、編み物にハマっている。少し奮発して買った毛糸で時間をかけて編んだ服は簡単には捨てられない。リサイクルすれば良いではなく、リサイクルしないことこそが気候変動に良いのだという話に納得。

    小説のようなエンタメ性ではなく、知的好奇心をくすぐる読書も楽しい、そして世界を広

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    2024年11月24日
  • マンガでわかる! 100分de名著 マルクス「資本論」に脱成長のヒントを学ぶ

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    自分が知りたかったことは概ね理解できて良かったのだが、最終的な答えには辿り着けずモヤモヤしてしまった。
    現代社会に当てはめながら資本論を理解するにはわかりやすく良い本だと思う。

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    2024年11月23日
  • マンガでわかる! 100分de名著 マルクス「資本論」に脱成長のヒントを学ぶ

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    今の働き方に満足できていないなら、この本を読んでみる価値があると思います。テーマが大きいため、すべてを一気に変えることは難しいかもしれませんが、小さなことから変えていくことで、豊かさを感じることができるはずです。私にとって、この本は現在取り組んでいる管理組合の活動に前向きに臨むきっかけとなり、「ありがとう」と言われたことが大きな喜びになりました。

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    2024年11月13日
  • 倫理資本主義の時代

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    日本向けに書かれたという本書は「倫理資本主義」というコンセプトについてガブリエル氏が安易な言葉で解説しています。倫理資本主義とは、一言でいえば経済的価値と道徳的価値のリカップリング、ということです。まず「リ(再)」とついていることからわかるように、近代になってデカップリングされていた2つの価値を再びつなげよう、というメッセージがあります。また経済学的に言えば、公害などの外部不経済と呼ばれるものをいかに減らすか、またプラスの外部経済(例:教育や研究開発など社会全体に染み出る効果)をいかに増やすか、も倫理資本主義のエッセンスと理解しました。

    また生活の質と経済学をリカップリングすることも可能だ、

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    2024年11月07日
  • ぼくはウーバーで捻挫し、山でシカと闘い、水俣で泣いた

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    著者は、資本主義が生み出す貧困や環境破壊に対する怒りがあり、それ以外のジェンダーや人種差別などの問題と複雑に絡み合っている、こうした社会問題を学ぼうというのが現場へ出かけた経緯であると言う。
    自然環境、水道、電力などの社会的インフラ、教育、文化などを社会的共通資本として、脱商品化すること、傷ついた人が心を癒やすことのできる社会を目指して何かをしたいという考えに共感した。頑張っていこうとする人と共に歩く共事者でありたいと思う。

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    2024年10月24日
  • ゼロからの『資本論』

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    社会主義というとソ連や中国などの共産主義をのことをイメージしがちである。しかし、晩年のマルクスによると市民が自分たちで自然などの財産(コモン)を管理し、共有していく、コミュニズムこそが資本主義にかわる社会主義だというのだ。世界は地球というコモンを共有している共同体だと言える。みんなでルールを決めて経済活動を制限しながら、人々が「豊かさ」を感じられる社会になってほしい。

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    2024年10月17日
  • 倫理資本主義の時代

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    新書のレベルじゃないですね。難しかった。倫理的事実というスタート地点自体どうなんだろうという疑問は消えない。新実在論をきちんと理解すればもう少し分かるのだろうな。ウィルバーもそうだったけど,哲学を現実世界に応用するときに感じる違和感って何なんでしょうね?
    CPOとか子どもの参政権とか思考実験はアメリカっぽい。

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    2024年10月03日