斎藤幸平のレビュー一覧

  • 人新世の「黙示録」(集英社シリーズ・コモン)

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    中々読み応えのある難しい内容だった。意味は理解できないところも多いが、環境問題がヤバい、何とかせねばという思いは共感できる。私なりにやれることから初めたい

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    2026年09月23日
  • 血肉となる読書 なぜ読むことだけが人生を変えるのか

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    読書ガイド(読み方)として書いてある内容は一般的なものだが、古典・難書との向き合い方は自分の今までの考え方を確認することができたことも含めて、非常に参考になった。
    異物を飲み込むこと、再読して新たな視点を得ること、自分の読書傾向とは異なったものを敢えて選んでいくこと、問いを持つこと(タウマゼイン)は特に意識していきたい。

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    2026年09月22日
  • 血肉となる読書 なぜ読むことだけが人生を変えるのか

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    タイトルである「血肉となる読書」、私は「けつにく」と読んだのだけど、わざわざ「ちにく」とルビがふってある。なぜ?あえて「ちにく」と読ませる意図が本文に書かれてあるかと思いきや、見当たらず。内容よりもそっちが気になってしまった。

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    2026年09月03日
  • 血肉となる読書 なぜ読むことだけが人生を変えるのか

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    久しぶりに小説じゃなくてアカデミックな本を読みたいと思った。
    分断された社会な今、古き良き本から学ぶことが役に立つ。白か黒か簡単に割り切れないからこそ、使えるものが詰まっている。

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    2026年08月12日
  • ぼくはウーバーで捻挫し、山でシカと闘い、水俣で泣いた

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    ネタバレ

    学者である著者が、経験したことのない体験を素人ながら挑戦していく短編集、といった感じ。
    テレワークのデメリットには納得。東京オリンピックの陰の被害者の話は衝撃だったが、あっさり終わってしまったので可哀想になったが、著者も私も一傍観者であり同罪では、でも何ができるのだ、と後味が悪い。
    住民による太陽光発電の計画は、懸念が残った。パネルは特殊で簡単に廃棄できないと聞いたことがある。私の住む田舎町でも、耕作放棄地がどんどん太陽光になっている。二酸化炭素は出ないけど、どうなんだろう。
    ジビエの現場、いのちに触れるということ。食事の都度に思い出したい。
    途上国支援と称した企業の利益のための環境破壊。こういうやり方が蔓延る世の中で、未来は果たして明るいのか。風力発電、原子力発電、そんなにどんどん作らないといけないのか。
    これから大人になる子どもたちに、申し訳ない。世の中は安心できないし、利益ばかり考える人間で溢れていて、環境破壊は進み、いずれ外に出られない日が来るかもしれない。出生率の低さは、今後の世の中への憂いも影響しているのでは。
    知ることから、そしてその先、何ができるだろう。

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    2026年08月11日
  • 血肉となる読書 なぜ読むことだけが人生を変えるのか

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    3人の読書家の読書法をまとめた一冊。
    それぞれが自分の哲学で読書をしており、非常に刺激になる一冊。
    この本から、どのような姿勢で本を読むのかが大切だと発見しました。

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    2026年08月06日
  • 人新世の「資本論」増補新版(集英社シリーズ・コモン)

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    3.5%になれるだろうか。
    そうして人新世ならぬ資本新世を帰ることができるだろうか。
    ここでいう行動に移せるかはあまり自信はないが心に留め置く。

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    2026年08月04日
  • 人新世の「資本論」

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    読んでいてすごくモヤモヤした。

    資本主義はこのままでは破綻するので持続可能なシステムに移行しなければならないという問題意識は理解できる。加速主義など他の主義・主張に対する批判も理解できる。

    ところが、著者の提案するシステムがなぜ上手くいくのか、なぜマルクスに答えを求めることができるのか理解できなかった。

    過剰な生産をやめるというがそれで今の人口を食べさせることができるのか。人々の意思を尊重しながら必要な労働に人々を割り当てることができるのか全然分からなかった。

    この問題は思想のところよりも、実践的、技術的なところに課題があると認識しているが、そのような部分にはあまり触れられていなかった。

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    2026年07月31日
  • マスキズム 新たな独占の時代

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    テスラ、スペースX、スターリンク、X(旧Twitter)。イーロン・マスクの名前は毎日のように目にします。本書は、彼の成功物語ではありません。彼を中心に生まれつつある、新しい社会の仕組みを読み解く一冊です。

    著者が「マスキズム」と呼ぶのは、一人の経営者の思想ではなく、21世紀の新しい社会システムです。国家が担ってきた通信やエネルギー、宇宙開発までもが巨大企業のサービスへ置き換わり、私たちは「市民」である以前に「ユーザー」になっていく。その視点には何度も考えさせられました。

    特に印象に残ったのは、「自立」の逆説です。自家発電をし、衛星通信を使い、好きな情報を選べる。一見すると自由を手に入れたようですが、その自由は、一つの巨大なインフラへの依存の上に成り立っています。便利さを求めるほど、依存は見えにくくなる。この指摘は背筋が寒くなるほど説得力がありました。

    本書はイーロン・マスクを善人とも悪人とも描きません。むしろ、彼を生み出し、そのサービスを選び続ける私たち自身に問いを返してきます。

    読み終えたあと、「便利さとは何か」「自由とは何か」を考えずにはいられません。ニュースやSNSを眺める目が少し変わる、そんな知的で背筋が少しぞくっとする読書体験でした。

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    2026年07月28日
  • 人新世の「資本論」増補新版(集英社シリーズ・コモン)

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    学者レベルとしての高い知見からの新時代への警鐘と展望。今の世界は危機的な状況にあり、それを打破する方向性が脱成長という路線だということらしい。書かれていることは恐らく正しいことばかりだと思う。温暖化も高速で進行していることも実感する。ただどう考えてもこの世の中が脱成長に舵を切るとは思わない。その点も巻末の補章にて触れられている。このモヤモヤを後作の黙示録で切り込んでいくようなので機会があれば読んでみようかなと思う。ただ提唱する方向性と現実社会との乖離があまりに大きすぎてきっとその溝は埋まらないだろうという諦めがあるのも率直な感想。

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    2026年07月27日
  • 血肉となる読書 なぜ読むことだけが人生を変えるのか

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    分野の異なる専門家たちが、今の環境に至るまでにどんな本の影響を受けたのか、血肉とするためにやっている本の読み方やおすすめ本を紹介し、
    間に「100de名著」のプロデューサーさんの解説と示唆が入るというもの。

    マルクス、女性のケア、古典
    若干リベラル寄りといえなくもなかったけど、
    全体的にはフラットな印象。

    それぞれの専門家たちが語ることは正直ついていけないことも多く飛ばし飛ばしだったけど、
    本との出会いで人生が変わることはとてもよく伝わった。

    新しい世界への窓になることを期待してこの本を手に取ったけど、その目的は果たせたかなという感じ。

    本を通して学び続けること、問い続けることが重要なんだと改めて考えることができた。

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    2026年07月11日
  • ゼロからの『資本論』

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    より上位概念としての政治経済システムを考える上でマルクスは避けて通れない。今も押さえておくべき思考の軸を提供し続けている

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    2026年07月01日
  • 血肉となる読書 なぜ読むことだけが人生を変えるのか

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    みんなどんな風に見つけて、手に取って、読んで、自分のものにしてるのかなーって、、、ずっと不思議に思ってたことでした。
    正しい方法なんてものはないんだけど、凡人の私にも少しは参考になることがあったので、読んで良かったです!

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    2026年06月30日
  • テクノ封建制 デジタル空間の領主たちが私たち農奴を支配する とんでもなく醜くて、不公平な経済の話。(集英社シリーズ・コモン)

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    タイトルはインパクトがあって秀逸ですが、内容自体は他の文献でも取り上げられている論点が含まれていて既視感もあり、そこまで目新しい感じでは無いです。
    巨大テック企業を頂点とする封建制度によって、資本主義が取って代わられている、という話です。
    あと、筆者が父親に語るという文面を取っていることもあり読みづらい部分もあります。

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    2026年06月28日
  • 人新世の「黙示録」(集英社シリーズ・コモン)

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    ネタバレ

    出てくる言葉が全般ひたすら不穏です。気候ファシズム、デジタル資本主義からのテクノファシズム、戦時経済、暗黒社会主義…危機感を煽られているのではなく、今が危機なんだ一刻も早く手を打たなければ、という話なのだからそうならざるを得ないでしょうけれど。

    考えたこともなかったことばかり書かれていて、そもそも自分のような経済や社会動向に対する素養のない者にきちんと理解できているかも怪しいですが、気候破壊についてはもう始まっていて終末期はこれから来るのではなくもうその最中に自分たちはいるのだというのは体感として感じてもいる事実。
    ここ数年でとても増えた大規模森林火災の起きる原因の一つが気候変動であるということさえも知らない無知だった自分には「そうだったのか」が多すぎてただただ恐ろしい。
    何も考えず日常的に利用しているネットサービスやサブスクも知らないうちにテクノファシズムに飲み込まれていることになるのか?と思うと知らないということ自体の怖さや、おかしいと思うことを放って知らぬ顔をしていることの無責任さも振り返らずにはいられない気持ち。
    気づいた時には何もかも手遅れ、とならないように今から自分にできることはなんだろうと考えさせられるも…うーん

    災害は自然の作用だけによってもたらされるのではない。災害的な状況はすでに、私たちの社会のうちに存在しており、自然災害はそれを悪化させて、可視化するにすぎない(p89)

    GAFAMによる独占が進むにつれ、デジタル・レント経済はもはや有用なモノやサービス、つまり「使用価値」すら、生産しなくなっている(p64)

    消費者はプラットフォーマーに囲い込まれ、広告やデータ、AIの誘導によって消費に駆り立てられる。人々が目にする情報が勝手に選択されるだけでなく、気づかぬうちに情動まで操作され、テック企業への自発的服従を私たちは無意識に欲するようになる(p170)

    第十章の提言、日本でも行なっている自治体は出てきたとのことですが、それぞれの自治体がこの提言のような転換を計る、ことは難しいでしょうね。
    でもだから「本書を読んだあなたが立ち上がるかどうか」決断せよ、なんですよね。
    先日読んだ「もしもわたしが」という絵本を思い起こしました。

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    2026年06月28日
  • 血肉となる読書 なぜ読むことだけが人生を変えるのか

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    「100分de名著」解説者である能楽師、文学者、哲学者たちが「本を読む」意義を紐解く。畑の違うお三方が案内するため、文学だけでなく学術書や哲学本など、ジャンルに偏りがないのも魅力でした。

    情報消費やタイパ偏重の現代において、本を「血肉」にするとはどういうことか。身体・ケア・社会変革という異なる切り口。
    効率で測らない、深く豊かな知を得たいものですね…。

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    2026年06月28日
  • 人新世の「黙示録」(集英社シリーズ・コモン)

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    コロナ禍もあって氷の融解による未体験のウィルスの脅威というのは、素人にも想像しやすくなっている。それだけでも地球の温暖化とは恐ろしいものだが、毎年暑くなっていく気候に対してどんどんエアコンを使うようになっている自分もいる。個人でそんなんだから、やっぱりパリ協定だったり、SDGsといったものは全く達成されず、環境問題はちっとも改善していない。
    では経済的に豊かになったかと言うと、本書によれば驚くべきことに、実は先進国は全く経済成長しておらず、アメリカですら成長しているのはテック企業のみとのこと。危機感を強めるには十分な内容であった。

    一方、前著『人新世の「資本論」』に比べると話が壮大で、一個人として何ができるのかピンと来ない。それだけ『「資本論」』からの数年で地球環境に対する危機が強まったということなのかもしれない。

    …本の内容とは全く関係ないが、こちらの著者、『「資本論」』のときより売れっ子になったせいかパーマなんかかけちゃったりして、なんかちょっとチャラくなって見えるのが残念(自分の完全な偏見です)

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    2026年06月27日
  • マスキズム 新たな独占の時代

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    イーロンマスクの思想「マスキズム」と、その影響について書かれた本。
    テスラやスペースX、AI事業の背景や、マスクの生い立ちから現在までの歩みが分かる。
    内容はやや難しく、すべてを理解できたわけではないが、巨大テクノロジー企業が社会に与える影響について考えるきっかけになった。マスクに関する様々な見方に触れられている。

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    2026年06月20日
  • 人新世の「黙示録」(集英社シリーズ・コモン)

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    前著を踏まえての内容だと思いますので、真新しさみたいなものは少なからず減っていました。前著と比較して、より現実的な議論になったなぁ、という印象です。

    エクアドルや「赤いウィーン」の話は、市民的な社会主義の具体例として非常に興味深かったです。世界にはそんな政治もあるのかと、驚きました。

    一つ悲しくなったのは、なぜこんなにも左派的な思想が忌避されているのか、という日本の現状です。

    インフラの公営化にしろ、ベーシックインカムにしろ、資本主義の金稼ぎのための金稼ぎにしろ、もっとこのような政策や問題点が広く議論されてほしいなぁと思いました。

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    2026年06月17日
  • ゼロからの『資本論』

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    内容は理解できた、社会の仕組みについての理解が深まった。著者の思想も全面に押し出されてた。ただ資本主義に完全に抗って生きていけないし、批判してばかりだと少し生きづらいかもと思ってしまった。

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    2026年06月13日