斎藤幸平のレビュー一覧
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内田樹さんんが呼びかけて「中高生向き」に書いてもらった,オムニバス本。わたしが知っていた人は6~7人だが,それぞれの呼びかけが面白かった。
本書のメッセージは,30代~70代の年代別に分かれていて,70代なんて,中高生が大人になった頃はほとんど現役ではないわけで,だからこそ,なにを呼びかけているのかが,気になる。
新型コロナによって暴き出された現代社会の矛盾は,コロナ禍が過ぎ去ったとしても,なんらかの修正を迫られるはずだ。会社に行かなくても仕事ができる…と分かったからには,満員電車に乗って会社へ行くこと自体が,すでに「必要なこと」ではなくなってしまった。密を避けることは,過疎地域では当た -
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ネタバレ人新世の「資本論」
マルクスの思想の再評価と気候変動時代のポスト資本主義への提言を行っている本です。
資本主義が全てのものに限定価値を設定しそれをウィルスのように増やすことが最優先であるがゆえに、有限資源の地球上では限界を迎える。それが見えてきたのが気候変動。気候変動を限定的にして人が生き残るためには今のSDGSなどの生ぬるい規制では駄目で、資本主義そのものを捨てて使用価値に重きを置いて生産手段を共同管理するコミュニズムが必要と説いています。
主張としては理解できるのですが、紛争すら止めることができない人に今一番大切だと思われている富を捨てろと言った時点で実現性が乏しくなってしまうと思います -
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買ってから約2カ月で読み終わった。同じ内容の繰り返しと感じる瞬間も何度かあり、中だるみもした。けれど、全体的に興味深く、資本主義と気候危機の繋がりと危機感を再認識した。うちの会社でやっているTNFDなど、エコロジカルフットプリントを活用したものは、価値があると知り、今後このような社会で広がっていくのだろうと感じた。GAFAMのプラットフォームしか私たちには選択肢がないという事実は問題だなと感じる。このままの資本主義ではよろしくないということはわかるけど、社会主義は日本では特に忌避感が強く、市民意識の問題だなと感じる。実際経済成長があってこそ、私たち労働者の雇用、安定した豊かなゆとりある生活が実
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象牙の塔で絵に描いた餅?気鋭の学者が書いた小難しい本かと思いきや読みやすかった気がする。気がするだけだしなんとなくわかった気になってるだけなのかもしれない。
「需要側にしか目を向けないリベラル左派」など現状を直視する重要な指摘もあるし、古いことから新しいことまで事例を数多く列挙したりして現世から離れないよう工夫していることは感じられるけど、結局絵にかいた餅は食べられない。魅力的なこの餅をみんなが食べられるようにできる人は誰?どこにいるの?と思いながら読み進めていたら最後の最後に「いや、あなたたちが自分でやるんですよ」と急にトーンダウンして丸投げされた。読む前の期待が大きすぎたかも。もやもやした -
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暗黒社会主義は「暗黒」といいながら希望の「光」を感じるから面白い。カーティス・ヤービンの暗黒啓蒙への対抗馬として考えるなら、日本を変えられるのは、どちらかというと暗黒社会主義だろう。憲法を解釈で捻じ曲げ、忖度が蔓延るこの国を根本から良くしようと思ったら、それこそプロ独&評議会で決定されたトップによる強いリーダーシップが必要だ。ただしトップの暴走を抑制するためにアンタッチャブルな審判組織も忘れてはならない。一方、本書の論旨でもある気候変動対策を考えた国家の仕組みという意味では、暗黒社会主義では足りない。なぜなら国際ルールを守らず暴力や威圧を使って国際問題を捻じ曲げる国が存在しているのも事実だから
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ネタバレ『血肉となる読書』というタイトルに、私は強く心を惹かれた。単に知識を蓄えるための「読む」行為を超えて、本の内容を自分の一部とし、人生を形作る「血肉」とすること。それは、私が読書に求める究極の形であるからだ。
本書は、NHK「100分de名著」の講師陣である安田登、小川公代、齋藤幸平といった豪華な顔ぶれによって執筆されている。それぞれの専門分野の視点から、読書の深い意味や力、そして人生に与える影響について、多角的な考察が展開されている。
「いい本だった」で終わらせない。その力強いメッセージは、私の心に深く響いた。単なる情報の消費としての読書ではなく、本の内容を自分事として捉え、自らの思