斎藤幸平のレビュー一覧

  • なぜ、脱成長なのか 分断・格差・気候変動を乗り越える

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    読みやすい文章で、あっという間に読んでしまった。脱成長がなぜ必要か、どのように実現するか提案されている。
    有名なバルセロナの例も出ている。
    巻末には質問への回答があり、よくある質問に対して分かりやすく答えている。
    入門として、または勉強会のテキストとしてもちょうど良いと思う。
    欲を言えば、もう少したくさん具体例が欲しかったかもしれない。

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    2021年09月19日
  • なぜ、脱成長なのか 分断・格差・気候変動を乗り越える

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    成長によって、人種や国内国外への不平等、あるいはジェンダーにおける労働の固定化と不平等を招く、ということがやっと指摘されてきた。
     国連のSDGばかりが強調されて教育でも教えられているが実はそれが開発と強く結びついていることが指摘されている。
     教育でSDGを説明する場合にはこの本も合わせて説明する必要がある。

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    2021年08月27日
  • なぜ、脱成長なのか 分断・格差・気候変動を乗り越える

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    注目している(惹かれている)斎藤幸平が書いているので手に取った。脱成長こそが私たちの直面する危機を乗り越える手だというのは分かる。スローな社会をつくり人間らしい生き方をしてウェルビーイングを維持することを目指すのは大賛成だ。グリーンな経済成長とかSDGsとかのまやかしは警戒すべきだと思う。難しいことだが人間らしくやさしいところが気に入った。
    ただこの本がNHK絡みだというのが合点がいかん。

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    2021年06月30日
  • ポストコロナ期を生きるきみたちへ

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    高校3年生の私でも分かりやすい文章が多かった。新型コロナによって振り回される私たちの未来を前向きに考えていこうと思った。まずは正しい知識を得ること。そしてタテ、ヨコ、算数(本書より)の多角的視点から問題をみつめる。これから大学に進学する上で役立ちそうな知恵を得ることができた。

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    2021年02月19日
  • ポストコロナ期を生きるきみたちへ

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    色んな立場における識者の手による、今の時代ならではのアンソロジー。内田樹編ってところで、それなりのバイアスがかかっていることは間違いないけど、氏の慧眼に心酔している身としては、その選択には疑念の余地なし。通読した後も、その気持ちに変わりはなかった。いくら博覧強記でも、単著では、その言論にそれなりの限界があるものだと思うけど、その点本作は、根っこの部分でのブレをほとんど感じさせることなく、だけどそれぞれに違った見地からの論旨が展開されていて、感じ入ることしきりだった。

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    2020年12月14日
  • 血肉となる読書 なぜ読むことだけが人生を変えるのか

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    本書のタイトル「血肉となる読書 なぜ読むことだけが人生を変えるのか」の「なぜ読むことだけが人生を変えるのか」に、特にページを割いて3人の(教養番組「100分 de 名著」( NHK E テレ)の)講師陣が読書法を説いている本です。本の読み方にフォーカスしていると思っていたのですが、意外と「血肉となる読書」になるような努力(?)も沢山書かれていました。

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    2026年08月20日
  • ぼくはウーバーで捻挫し、山でシカと闘い、水俣で泣いた

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    理想論に走りがちなマルキシストが、資本主義からこぼれ落ちた人々の生活の現場へ

    誰しも当事者性を持つから他人事ではない

    では医者は?当事者性とは遠いが、分からないことに留まるネガティブケイパビリティを持つことかも

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    2026年08月16日
  • 人新世の「黙示録」(集英社シリーズ・コモン)

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    象牙の塔で絵に描いた餅?気鋭の学者が書いた小難しい本かと思いきや読みやすかった気がする。気がするだけだしなんとなくわかった気になってるだけなのかもしれない。
    「需要側にしか目を向けないリベラル左派」など現状を直視する重要な指摘もあるし、古いことから新しいことまで事例を数多く列挙したりして現世から離れないよう工夫していることは感じられるけど、結局絵にかいた餅は食べられない。魅力的なこの餅をみんなが食べられるようにできる人は誰?どこにいるの?と思いながら読み進めていたら最後の最後に「いや、あなたたちが自分でやるんですよ」と急にトーンダウンして丸投げされた。読む前の期待が大きすぎたかも。もやもやした

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    2026年08月16日
  • 人新世の「黙示録」(集英社シリーズ・コモン)

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    脱線するが、成田悠輔氏との対談で、「脱成長論者自身がその水準を自分自身の人生に適用していないのではないか、そのレベルの生活水準を受け入れる準備があるか」と提言したのは印象的だった。

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    2026年08月14日
  • マスキズム 新たな独占の時代

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    ●2026年8月3日、Yahooフリマでクーポン使おうと本探してたらトップの「おすすめ」に表示された。Yahooフリマにて1,500円-クーポン使用=1,300円で買える。

    → マスキズムって言葉はじめて聞いた。

    ●2026年8月10日、診察後に寄ったイオンモール日の出「未来屋書店」にあった。

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    2026年08月03日
  • 人新世の「黙示録」(集英社シリーズ・コモン)

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    暗黒社会主義は「暗黒」といいながら希望の「光」を感じるから面白い。カーティス・ヤービンの暗黒啓蒙への対抗馬として考えるなら、日本を変えられるのは、どちらかというと暗黒社会主義だろう。憲法を解釈で捻じ曲げ、忖度が蔓延るこの国を根本から良くしようと思ったら、それこそプロ独&評議会で決定されたトップによる強いリーダーシップが必要だ。ただしトップの暴走を抑制するためにアンタッチャブルな審判組織も忘れてはならない。一方、本書の論旨でもある気候変動対策を考えた国家の仕組みという意味では、暗黒社会主義では足りない。なぜなら国際ルールを守らず暴力や威圧を使って国際問題を捻じ曲げる国が存在しているのも事実だから

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    2026年08月01日
  • 血肉となる読書 なぜ読むことだけが人生を変えるのか

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    ネタバレ

    ​『血肉となる読書』というタイトルに、私は強く心を惹かれた。単に知識を蓄えるための「読む」行為を超えて、本の内容を自分の一部とし、人生を形作る「血肉」とすること。それは、私が読書に求める究極の形であるからだ。

    ​本書は、NHK「100分de名著」の講師陣である安田登、小川公代、齋藤幸平といった豪華な顔ぶれによって執筆されている。それぞれの専門分野の視点から、読書の深い意味や力、そして人生に与える影響について、多角的な考察が展開されている。

    ​「いい本だった」で終わらせない。その力強いメッセージは、私の心に深く響いた。単なる情報の消費としての読書ではなく、本の内容を自分事として捉え、自らの思

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    2026年07月31日
  • 人新世の「黙示録」(集英社シリーズ・コモン)

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    この不安な終末感の中にあって、今是非読んでおかなければと思った。知識不足で混沌としているが、思考が少し整理された。
    この本に、ぜひ、目を通してほしい。

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    2026年07月31日
  • 人新世の「黙示録」(集英社シリーズ・コモン)

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    いろいろ思うところが出てきて、文句を言いながら読むことに。絶望の先の希望のための方法が提示されていて、反論しながらも興味深く読めた。
    壁を叩き壊そうとしていることは理解できた。

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    2026年07月30日
  • 人新世の「資本論」増補新版(集英社シリーズ・コモン)

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    エミリーと坊ちゃんさんの本棚から

    「利用可能な化石燃料が減少していることだけが、私たちの直面している限界ではない。実際、それは最重要問題ですらない。石油がなくなる前に、地球がなくなってしまうのだから」(環境活動家ビル・マッキベン)

    わいの第二の故郷パリが今えらいことになってますね
    連日の40度超えで日射病の死亡者数もどえらいことになってます
    パリはもともと冷涼な気候であったのと、建物の外観の問題から室外機が置けないということでクーラーを設置している家庭がほとんどないんですってね
    で、みんなあのきったないセーヌ川に飛び込むというね
    まぁ命を守るためですからね
    あと室外機がないタイプのクーラー

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    2026年07月29日
  • 人新世の「黙示録」(集英社シリーズ・コモン)

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    前著からの年月の中で、世界的な変化に対する敗北宣言とも捉えられる認識から本著は始まる。それみたことかとまでは言わないまでも、現状認識への変革を唱える以上の実践的な改革は果たして結実するだろうかという疑問が前作には感じられた一方で、本著がいくらかより現実的な形を模索していることは体感できるにせよ、デジタル世界の専制に対して民衆が打ち克てるビジョンとしては…。近代の社会主義的実践の例示も、都合のいい部分を拾い上げているように見えなくもない。
    動画メディアでの発信はいたく魅力的。

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    2026年07月24日
  • 人新世の「資本論」

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    面白いけどやや冗長に感じた

    ・自己抑制の自発的な選択
    ・自治管理・共同管理
    ・帝国的生産様式の超克
    ・「3.5%」

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    2026年07月20日
  • 人新世の「資本論」

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    事例やデータを基に丁寧に書かれており、納得出来るところも多かったです。
    環境問題からの資本主義の批判、マルクスの思想の解説は勉強になりました。
    ただ、すこし冗長なのと脱成長コミュニズムしか解決策がないと結論づけているのは少し疑問に感じます。

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    2026年07月19日
  • 血肉となる読書 なぜ読むことだけが人生を変えるのか

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    ネタバレ

    「100分de名著」のプロデューサー秋満吉彦さんをナビゲーターとして3人の知識人の読書との関わりを通して、血肉となる本の読み方を伝えてくれる。
    本とともに生き、仕事としている方の経験談はとても深かった。秋満さんの補助線も広がりを感じた。

    斉藤幸平さんの章は、ご本人の話を聞いたり著書を読んでいるためか特に驚きはなく淡々と読んだ。

    小川公代さんの章では、ゴシック小説から見出す弱い立場の人たちの存在からケアの倫理に繋がっていくことに興味を持った。ゴシック小説家に女性が多いことは知らなかったし、ネガティヴケイパビリティを物語が養ってくれる、という点は納得。小川さんは無意識についても語っていたが、死

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    2026年07月08日
  • 人新世の「黙示録」(集英社シリーズ・コモン)

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    気候崩壊によって世界は欠乏経済に突入した。その不安がテクノファシズムを生み、選民思想が広がっている。不安の悪循環を逆回転させ、全体主義にならない計画経済を提案する。
    なるほど、と思いつつ真に理解していない自分がいる。分かるけど無理なのでは?これって徐々にできてることでは?と色々浮かぶ。大きな思想転換はできないかもしれないけれどテクノ資本主義とバランスを取る世界になればよいなと浅はかに感じた。

    印象に残った所は、「独裁」という言葉について。
    今と過去ではニュアンスが異なるということ。今の「独裁」のイメージは「主権」だが、過去は「委任」だった。マルクスのプロレタリアート独裁について、「これは真に

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    2026年06月28日