大洪水の前に マルクスと惑星の物質代謝

大洪水の前に マルクスと惑星の物質代謝

1,540円 (税込)

7pt

4.0

温暖化、新型コロナウイルスの流行、異常気象……世界が危機に瀕する今、私たちは誰も取り残すことなく、この問題を解決するための道筋を探さなくてはならない。資本主義の暴力性や破壊性を正確に認識し、その上で、資本主義とは異なる社会システムを構築すること――。『資本論』を記したカール・マルクスの、主に未刊行のノートから、エコロジーの思想を汲み取り分析する。ドイッチャー記念賞受賞作。

【目次】
第一部 経済学批判とエコロジー
第一章 労働の疎外から自然の疎外へ
第二章 物質代謝論の系譜学
第二部 『資本論』と物質代謝の亀裂
第三章 物質代謝論としての『資本論』
第四章 近代農業批判と抜粋ノート
第三部 晩期マルクスの物質代謝論へ
第五章 エコロジーノートと物質代謝論の新地平
第六章 利潤、弾力性、自然
第七章 マルクスとエンゲルスの知的関係とエコロジー

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大洪水の前に マルクスと惑星の物質代謝 のユーザーレビュー

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感情タグBEST3

    Posted by ブクログ

     マルクスが略奪的農業に代表される人間社会と自然との物質循環のあり方に疑問を持っていたこと、資本が自然を食い尽くす速度は自然の弾力性(自己回復力)を凌駕するため、生態系の動的平衡を破壊する必然性に気づいていたことなどを、彼が読み込んだ自然科学書の読書メモを手掛かりに解き明かしている。従来の定説を覆し

    0
    2025年04月15日

    Posted by ブクログ

    「人新世の資本論」に感銘を受けたので本書を読んだが残念ながら自分には難解過ぎた。ただ、資本主義が自己崩壊的に自然環境も破壊せざるを得ないという矛盾を抱えているとマルクスは考えていたというのはイメージとして掴めた。本書を読んだ後「人新世の資本論」を再読し更に理解が深まった。

    0
    2022年12月04日

    Posted by ブクログ

    これはすごく難しい本ですね。本気のマルクス本と言いましょうか、「資本主義的生産様式」とか「経済的形態」など漢字だらけの固い用語が頻繁に出てきて頭がクラクラしました。その為前半はボヤッとしたまま読み進めてしまいあまり覚えてない…
    中盤のリービッヒやフラースが出てきたあたりで何とか持ち直し、物質代謝の具

    0
    2022年11月18日

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