斎藤幸平のレビュー一覧

  • マンガでわかる! 100分de名著 マルクス「資本論」に脱成長のヒントを学ぶ

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    マンガは少なめ、読む部分はたっぷりあります。著者は各所で引っ張りだこのようですが、果たして脱成長で社会はまわっていくのでしょうか。考えるきっかけとして、よい本だと思います。

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    2022年02月08日
  • ポストコロナ期を生きるきみたちへ

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     内田樹さんんが呼びかけて「中高生向き」に書いてもらった,オムニバス本。わたしが知っていた人は6~7人だが,それぞれの呼びかけが面白かった。
     本書のメッセージは,30代~70代の年代別に分かれていて,70代なんて,中高生が大人になった頃はほとんど現役ではないわけで,だからこそ,なにを呼びかけているのかが,気になる。
     新型コロナによって暴き出された現代社会の矛盾は,コロナ禍が過ぎ去ったとしても,なんらかの修正を迫られるはずだ。会社に行かなくても仕事ができる…と分かったからには,満員電車に乗って会社へ行くこと自体が,すでに「必要なこと」ではなくなってしまった。密を避けることは,過疎地域では当た

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    2022年01月10日
  • なぜ、脱成長なのか 分断・格差・気候変動を乗り越える

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    脱成長の定義の条件→お互いのケアとコミュニティの連帯

    脱成長とは? より少ない資源、資金、環境負荷で人間の豊かさを実現すること。

    資本主義社会での人間の常識→物質所有=幸福。経済成長=善、人間の本能

    脱成長主義社会で目指すもの定義→中庸や、分かち合い、自然との調和。ミニマリスト的な生き方

    ・人間の本質的な幸せとは何かを理解する必要がある
    ・人の生き方は社会システムに影響される
    ・資本主義は人が本質的に求めているシステムではない

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    2021年09月25日
  • なぜ、脱成長なのか 分断・格差・気候変動を乗り越える

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    読みやすい文章で、あっという間に読んでしまった。脱成長がなぜ必要か、どのように実現するか提案されている。
    有名なバルセロナの例も出ている。
    巻末には質問への回答があり、よくある質問に対して分かりやすく答えている。
    入門として、または勉強会のテキストとしてもちょうど良いと思う。
    欲を言えば、もう少したくさん具体例が欲しかったかもしれない。

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    2021年09月19日
  • なぜ、脱成長なのか 分断・格差・気候変動を乗り越える

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    成長によって、人種や国内国外への不平等、あるいはジェンダーにおける労働の固定化と不平等を招く、ということがやっと指摘されてきた。
     国連のSDGばかりが強調されて教育でも教えられているが実はそれが開発と強く結びついていることが指摘されている。
     教育でSDGを説明する場合にはこの本も合わせて説明する必要がある。

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    2021年08月27日
  • なぜ、脱成長なのか 分断・格差・気候変動を乗り越える

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    注目している(惹かれている)斎藤幸平が書いているので手に取った。脱成長こそが私たちの直面する危機を乗り越える手だというのは分かる。スローな社会をつくり人間らしい生き方をしてウェルビーイングを維持することを目指すのは大賛成だ。グリーンな経済成長とかSDGsとかのまやかしは警戒すべきだと思う。難しいことだが人間らしくやさしいところが気に入った。
    ただこの本がNHK絡みだというのが合点がいかん。

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    2021年06月30日
  • ポストコロナ期を生きるきみたちへ

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    高校3年生の私でも分かりやすい文章が多かった。新型コロナによって振り回される私たちの未来を前向きに考えていこうと思った。まずは正しい知識を得ること。そしてタテ、ヨコ、算数(本書より)の多角的視点から問題をみつめる。これから大学に進学する上で役立ちそうな知恵を得ることができた。

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    2021年02月19日
  • ポストコロナ期を生きるきみたちへ

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    色んな立場における識者の手による、今の時代ならではのアンソロジー。内田樹編ってところで、それなりのバイアスがかかっていることは間違いないけど、氏の慧眼に心酔している身としては、その選択には疑念の余地なし。通読した後も、その気持ちに変わりはなかった。いくら博覧強記でも、単著では、その言論にそれなりの限界があるものだと思うけど、その点本作は、根っこの部分でのブレをほとんど感じさせることなく、だけどそれぞれに違った見地からの論旨が展開されていて、感じ入ることしきりだった。

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    2020年12月14日
  • 人新世の「資本論」増補新版(集英社シリーズ・コモン)

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    ネタバレ

    「資本主義の限界」を、環境問題の観点から整理し直した本。

    便利になっているはずなのに、なぜ人は豊かさを実感しにくいのか。なぜ経済成長を続けるほど環境破壊が進んでしまうのか――そうした問いを、「人新世」という概念を通して説明していた。

    大量生産・大量消費によって生活は便利になった一方で、人間は常に競争や効率化に追われ、環境負荷も限界に近づいている。その構造自体に、現代資本主義の問題がある。

    一方で、後半の「脱成長コミュニズム」については、正直まだ理想論にも感じた。国家規模・グローバル規模で本当に実現可能なのか、自分の中ではまだイメージし切れていない。

    ただ、

    * 消費や競争だけが豊かさ

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    2026年05月24日
  • ゼロからの『資本論』

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    「資本主義」がどういう仕組みなのか。どうして生み出されたのか。
    完璧なシステムではないにも関わらず、他の「〜主義」になぜ移行できないのか。
    様々な疑問があって、それなりに関連の書籍を読んでいるが、本当に難しい。
    もちろん本丸のマルクスを読み込めばよいのかもしれないが、私のレベルでは理解するのは無理だろう。
    そんな軟弱な気持ちのため、様々な解説本を読んでは、ほんの少しずつ理解を深めていくつもりだ。
    資本主義の仕組みとは、誰かが意図的に作り込んだものではない。
    大航海時代や産業革命を経て、当時の社会情勢の変化に伴い、金融の仕組みが整ってきて、徐々に構築されたと言ってよいと思う。
    そういう意味では、

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    2026年05月17日
  • 血肉となる読書 なぜ読むことだけが人生を変えるのか

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    100分de名著で講師を務めた3人の専門家たちが、
    本を人生に役立てるための読み方、『血肉となる読書』を紹介している本です。

    経済思想家の斎藤幸平、上智大学教授でケアについての著作が有名な小川公代、能楽師の安田登。
    私は小川公代は馴染みがあるので共感できる部分が多いと感じました。一方、能楽師の安田登に関しては全く予備知識がなく、語られる内容が新鮮で…その上ご本人の軌跡がなんとおもしろいことか!驚きを持って楽しく読みました。古典は難しくて全く読めない私ですが、これを機にチャレンジしてみたいと思います。

    読んだ内容をすぐ忘れてしまう人、なかなか読み進められない…など何かしら読み方に迷いがある人

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    2026年05月15日
  • 人新世の「黙示録」(集英社シリーズ・コモン)

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    ネタバレ

    <目次>
    はじめに  未来はファシズムだ!
    第1章   気候崩壊による恒久欠乏経済
    第2章   テクノ資本主義で進むファシズム
    第3章   「世界の終わり」と加速主義
    第4章   計画経済が全体主義を連れてくるのか
    第5章   「ハイエクの呪縛」を解くために
    第6章   デジタル社会主義は可能か
    第7章   ハイエクの盲点と「緑の戦時経済」
    第8章   晩期マルクスの独裁論
    第9章   エコロジー独裁への道
    第10章   暗黒社会主義という希望
    おわりに  名もなき者たちの「黙示録」

    <内容>
    重い本だ。前作でも気候変動を食い止めるためには、資本主義を辞めなければならない。そのためにはマルク

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    2026年05月10日
  • 血肉となる読書 なぜ読むことだけが人生を変えるのか

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    今の時代は先の見えない激動の時代、戦前と雰囲気が似ているとも言われているそうだ。
    100年前の名著には、そんな時代を生き抜いてきた人類の知恵や経験がつまっていて、未知の危機に向き合うための“時代を超えた真理”を受け取ることができるのだという。

    「読書とは、自分とは異なる他者の思考パターン、深層心理、喜びや苦しみを少し分けてもらう行為」

    特に印象に残ったのは、1度読んで理解できるものは、実は自分の思考の枠の内側にある“予定調和”にすぎない、という話。
    むしろ、違和感のある表現や理解できない価値観を、“異物”として飲み込み、持ち続けること。その蓄積が、後から自分の見える景色を変える可能性がある

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    2026年05月10日
  • 人新世の「黙示録」(集英社シリーズ・コモン)

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    難しかった。理屈のつながりがわかりにくいからだろうか。最早、気候変動は災害級だから戦時経済に移行しようという話。それ自体はわかるのだが。日本はアメリカや南米ほどじゃないからか危機感は薄いかもしれない。
    計画経済は悪手という意識はないのだけど、自由を制限されるのは違うと思ってしまう。脱商品化やケアはボトムアップで進めた方が良いようにも思う。国家権力は再分配くらいに留めておきたい。ただそう感じるのは民主制と自由の理解の問題かもしれない。
    本当にどうしようもなくなると戦時経済的でしょうがないが、まだ利潤追求みたいなわかりやすい、できれば明るいインセンティブで動けるようなビジョンが必要に思う。

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    2026年05月06日
  • 人新世の「黙示録」(集英社シリーズ・コモン)

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    大変学びになりました

    この考え方は道徳でちゃんと学ぶべき
    個人的には、誰もがいろんな考え方が知っていた方が社会は良い方向に向くと思っているが、エリートと呼ばれる人は「ハイエクの呪縛」に取り憑かれている印象

    もう計算や暗記の力はAIにより不要になりつつあるのだから、正義とは何か、哲学・倫理のレベルを上げないと…

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    2026年05月06日
  • ゼロからの『資本論』

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    内容はやや難しかったものの、資本論についての理解が少し深まったと感じました。特に「賃金は必要最低限の範囲でしか上昇しない」という考え方が印象に残っています。労働者は単に賃金が上がるだけでは労働から解放されないという点も、強く考えさせられました。インフレが進む現代の日本においては、こうした視点こそ改めて向き合う価値があるのではないかと感じました。

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    2026年05月05日
  • 人新世の「黙示録」(集英社シリーズ・コモン)

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    過去と現在を繋げ、資本主義に替わる新しい経済のあり方を提示するが、資本の側からの圧力の中で実現可能性はあるか?

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    2026年04月29日
  • 人新世の「黙示録」(集英社シリーズ・コモン)

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    何十年と前から言われてきた温暖化や環境破壊は未だにマシにすらなっておらず、この現実をみるに資本主義は気候崩壊を止めることができないのは100%明らかと言えるだろう。だからこそ、資本主義を捨て去る必要があり、本書では新自由主義の原点となっているハイエクを徹底批判し対案を出している。
    この現実認識は八割方同意できるのだが、社会主義・計画経済を志向する対案の方はその実現までの道筋が全く想像できず、辛いなと感じた。そう感じるのはハイエクの呪縛に囚われているせい…なのか。
    しかし環境破壊を止めるために、必要なモノを必要なだけ消費する必要があるのは納得感あり、それをテクノロジーを使い目指していくのはなるほ

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    2026年04月20日
  • 人新世の「黙示録」(集英社シリーズ・コモン)

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    気候変動の数字がそこまで取り返しがつかないことになっていることに無自覚であった。自分を反省、
    物自体が欠乏していく一方で、貧富の差が大きくなるといった考えはあり得るものとして捉えた。
    しかし、ハイエクの話を論破すれば良いと言うものでもないし、マルクスに頼って論を組み立てる必要性があったのかがよくわからなかった。
    現在の置かれた環境を理解し、未来がどうなるかを想像した上で、自分の身の振りを考える考える良い機会になった。

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    2026年04月12日
  • ぼくはウーバーで捻挫し、山でシカと闘い、水俣で泣いた

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    コメンテーターとしてよくテレビに出てくる人である。東京大学准教授である。毎日新聞のコラムのため色々な人に会い、感想を言う企画である。コロナになって「あつまれ、どうぶつの森」のゲームをやった感想を書いたりである。
    人新世の資本論で有名であり「SDGsは大衆のアヘンである!」で有名である。しかし何を言ってみても世の中は変わらない。50年前も「成長の限界」「沈黙の春」というのがあり科学技術であるいは乗り越え可能かもし得ないというのがあったが、筆者が言うのは貧富の差と資源の浪費、コモンが大事にされる世界を望んでいるが道は見えてこない

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    2026年04月10日