今村翔吾のレビュー一覧

  • 茜唄(下)

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    読むのに時間がかかりましたが、読んでよかったです。語り部が誰か、わたしの想像とは違ってましたが、なるほど…と納得できる方でした。
    今村先生の話は敗者の目線で描かれるものが多くて童の神のような悲しい終わり方をするのではないかとドキドキしながら最後の方は読み進めましたが、そんな感じではなくてホッとしました。
    この話はフィクションですが、敗者を語る物語が間もない頃からこうして残っているのですから、この話で語られているようなことがあってもおかしくない気がします。壇ノ浦の合戦の裏事情は驚きでした。
    今まで源氏目線で見ることが多かった源平合戦ですが、この話で平氏の側にも色んな魅力的な人たちがいたのを知れて

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    2024年11月03日
  • 鬼煙管――羽州ぼろ鳶組

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     「羽州ぼろ鳶組」シリーズ第4弾です。初めて舞台が京都になり、いつものぼろ鳶組レギュラーメンバーの登場・活躍が限定的です。その為でしょうか、これまでの3作とやや様相が異なり、少し重苦しくシリアスな印象を受けました。

     ぼろ鳶組頭取・松永源吾が、京都西町奉行に赴任している長谷川平蔵から火急の依頼を受け、星十郎と武蔵を連れ立ち京に向かいます。そこで、火付を飛び越えた奇怪な連続事件と相対するのでした。

     松永源吾と心通じ合う長谷川平蔵宣雄は、先代の鬼平で、本作では代替わりとなる若き鬼平・銕三郎のエピソード、さらに武蔵も含めた父と子の物語が色濃く描写されています。
     これらの親子関係の心の交流が涙

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    2024年11月02日
  • 戦国武将伝 東日本編

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    直木賞作家・今村翔吾氏による前代未聞の挑戦作。各都道府県で一人、武将を取り上げ小説に。その東日本篇です。東日本23編のなかでは、自分は、「暮天の正将」武田信玄、「半夏生の人」佐々成政、「真田の夢」真田昌幸がお気に入りです。

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    2024年10月22日
  • 花唄の頃へ くらまし屋稼業

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    ある事件をきっかけに、くらまし屋と炙り屋が絡みある物語。

    裏稼業に生きるものは、決して情で動いてはいけないのだと戒められる。

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    2024年10月22日
  • 九紋龍――羽州ぼろ鳶組

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    羽州ぼろ鳶組シリーズ第3弾_

    ページをめくれば
    心意気が熱い江戸の火消したちに
    魅了されてしまう!!
    読み出したらとまらない…



    毎回感じるのが
    今村翔吾さんのデビュー作となるシリーズで
    “本当にデビュー作なのー” と唸りたくなるほどの
    素晴らしいシリーズ作品である!!

    魅力的な火消したち
    悪役で描かれる者でさえも
    ラストには涙を誘われる…



    なんといっても最大の魅力なのが
    火事の迫りくる業火の描写や
    それを食い止めようとする火消したちのドラマが
    毎回ドラマチックなところ!!

    このシリーズは完結編まで大人買いしたシリーズなので少しずつ読んでいくのが楽しみです♡

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    2024年10月19日
  • 海を破る者

    購入済み

    国際紛争のおろかさ

    結果は誰もが知っている元寇。実在の人物に作者が創造した外国人を織り交ぜて、没落した名門の若き主が元寇に立ち向かいながら成長していく物語だ。現在も世界で頻発している国際紛争に重ねあわた作者の思いを感じた。

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    2024年10月19日
  • 襲大鳳(上)――羽州ぼろ鳶組

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    【羽州ぼろ鳶組シリーズ11】

    江戸火消し全員集合! 力を合わせて黒幕:一橋治済に立ち向かう! 

    シリーズは「まだまだ続くが、いつか終わりは来る」(著者のあとがきより)。
    本書がシリーズシーズン①の最終回ではあるようだ。

    今村翔吾氏のデビュー作「火喰鳥」を書いた時は、シリーズ化するとこを想定してなかったそうだが、なんのなんの!素晴らしい役者をどんどん登場させて毎回、胸熱のストーリーを楽しませてもらった♡
    私の推しは新之助と深雪(^^)

    シリーズ0巻とスピンオフらしい13巻をBOOKOFFで発掘しなきゃ

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    2024年10月18日
  • 襲大鳳(下)――羽州ぼろ鳶組

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    【羽州ぼろ鳶組シリーズ10】

    松永源吾の父:重内が死に至った、18年前の火事の因縁が今回の主軸のようだ。

    広大な尾張藩の屋敷が爆ぜる炎に包まれた。どうも普通の炎ではないらしい…。

    源吾の憧れだった故:伊神甚兵平と故:松永重内に何があったのか? 今回の火事とどう繋がるのか? 
    進藤内記も悪役から転じそうな予感もする。

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    2024年10月18日
  • 黄金雛――羽州ぼろ鳶組 零

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    久々のぼろ鳶シリーズ。
    源吾がまだ火消しになって間もない頃のストーリー。
    本作も最高すぎた。またもや滂沱の涙。

    あぁ、でも憤りも悲しみもあまりにも大きすぎて、読後ちょっと放心状態に…。

    早くも序盤から衝撃を受け、その後も夢中で貪るように読みました。
    読み始めたら、いつも時間を忘れて熱い火消しの漢たちの世界に没入してしまいます。

    ここまでのシリーズ作で、羽州ぼろ鳶組の頭・源吾と共に火消しとして活躍するあの人やこの人、後に出会う面々の登場に、自然と気分も口角も上がってしまう。

    「黄金の世代」と言われる源吾や若い火消しの姿が見れて嬉しい。若いな~。

    本編と並行して描かれている源吾と父・重内

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    2024年10月05日
  • 黄金雛――羽州ぼろ鳶組 零

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    この巻は『零』ということで・・・
    まだまだやんちゃな源吾たち、そして源吾と父親の確執…そんな場面が見れちゃいます^ ^
    ドキハラあり、涙あり…今回も楽しかったです♪

    というか、あまり「タイトル」を気にせずに読み始めてしまったばかりに…『あれ?順番間違えて買っちゃった?』とタイトル見直してしまいました^^;

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    2024年09月27日
  • 童の神

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    ネタバレ

    「世を、人の心を変えるのだ」「人をあきらめない。それが我々の戦いだ」
    ――平安時代「童」と呼ばれる者たちがいた。彼らは鬼、土蜘蛛……などの恐ろしげな名で呼ばれ、京人から蔑まれていた。
    一方、安倍晴明が空前絶後の凶事と断じた日食の最中に、越後で生まれた桜暁丸は、父と故郷を奪った京人に復讐を誓っていた。
    そして遂に桜暁丸は、童たちと共に朝廷軍に決死の戦いを挑むが――。
    差別なき世を熱望し、散っていった者たちへの、祈りの詩。
    第一○回角川春樹小説賞(選考委員 北方謙三、今野敏、角川春樹 大激賞)受賞作にして、第一六◯回直木賞候補作。

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    2024年09月25日
  • 茜唄(上)

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    平清盛の4男にして、病に亡くなった兄や病弱な兄に代わり平家一門を率いる知盛
    知盛を兄のように慕う教経
    滅びゆく平家をいかに戦いに勝利に結びつけようと奮闘する二人
    先がわかってるだけに辛い

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    2024年09月22日
  • 教養としての歴史小説

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    どうしても「役にたつ」本を読まないと、と焦ってどっぷりと物語に浸ることができてなかった。でもこう言ってもらえると「読みたいものを読もう!」と背中を押してもらった気持ちになった。まさに「言葉は誰がいうかが大切なのですよ」です。
    たくさんの本が紹介されていたので、気になるものから読んでいきたいと思う。まだまだ楽しむことを諦める必要はない!

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    2024年09月22日
  • 夏の戻り船 くらまし屋稼業

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    少しずつ登場人物の背景も少し明かされ、敵キャラも実力の一端を見せるなどメインの物語も進み始める。一気読みした。

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    2024年09月14日
  • 夜哭烏――羽州ぼろ鳶組

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     夢中で読んだ「羽州ぼろ鳶組」シリーズ第1弾から一月半経過‥。やっと第2弾です。ブク友さん曰く、「残念ながら?シリーズ全部面白いよ‥ヒヒヒ」←何という悩ましい助言! もはや誘惑を超えた煽りか、はたまた火付か!(火消の物語だけに‥)

     いやいや、(疑ってませんが)助言は正しかった! つまみ食い大好きな私には、シリーズ制覇とか、沼落ちは難しのですが、時間をかけてでも読み続けたいと思わせてくれました。 やっぱりよかった!

     本作では、火消の奇妙な規則「火事の際、火元に近い大名家が太鼓を打ち、それを聞いて町火消が半鐘を鳴らし、消火活動可」が重要テーマでしょう。
     この変な規則を逆手にとって、火消の

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    2024年08月30日
  • てらこや青義堂 師匠、走る

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    ネタバレ

    今村翔吾初期の傑作。最近の諸作と比べると粗い部分や、構成の無理っぽいところはあるものの、初期にこれだけの小説を書けているというのが凄い。

    江戸時代を舞台にした青春学園忍術活劇。こう書けばわかる通りのネタてんこ盛り、剣の立会有り、忍術合戦あり、ミステリーあり、市井人情あり、学園友情恋バナあり、で読んでて飽きない。

    さらっと読みたい時に最適な1冊。今村翔吾入門書としても悪くはないが、ここから入ると最近の作品は歴史小説(時代小説ではないという意味で)の比重が高く思えるかも

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    2024年08月23日
  • 戦国武将を推理する

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    一つはっきりしているのは、彼らは間違いなく生きていました。
    我々と同じく、喜び、悲しみ、
    ときには怒りを持つこともある。
    そこに想いを馳せることで
    見えてくるものもあるはずである。
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    今村先生が8人の武将をプロファイリングしています。
    喜怒哀楽と乾坤一擲。

    私には読むのが難しくて、
    一度ではなく何度か読み返して
    時系列とか人物を理解しながら読み進めてました。
    昔の人って名前が似てたり(主従関係があるからかもですが)、あっちとこっちが親戚関係だったり、ややこしいです。笑

    それでも今村先生の語

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    2024年08月17日
  • ひゃっか!

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    「全国高校生いけ花バトル」を初めて知りました。
    ぼろ鳶シリーズが好きな人は必読です。

    青春とは今の私はかなり遠い距離がありますが、
    今村さんのお人柄と筆力で充分楽しめました。

    逆も然りで、本作が好きな方ならば、
    ぼろ鳶も絶対楽しめるはずです。

    こんなドラマみたいな青春、
    本当にあるんだろうか。
    でもあっても良いなあと思える一冊です。

    夏に読めて良かったです。
    読後もさわやか。

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    2024年08月16日
  • ひゃっか!

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    時代小説のイメージが強い作者さんですが、初めて現代物の作品を読むかも。
    花いけの物語なんだけど序盤はよくある始まり。人数不足で部活がピンチ、取引でイケメンが加入、意外な家業、横槍が入る。
    わかりやすいパターンだなあと読み進めると、まさかの某作品とのリンク。何年か振りに久々に聞く名前。こっから試合に入っていくのだが一気に胸熱展開へ。生け花がテーマでこんなに盛り上がるのかと読むスピードが上がる。
    恋愛展開もあまり濃くなくサッパリしてクドさがないのも、おじさん的にも読みやすかった。まとめは明るい展望過ぎる気もしたが気持ちよく締められていて良い。
    ただ文面ではどうしても生け花や舞台のイメージが湧かず(

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    2024年08月15日
  • 秋暮の五人 くらまし屋稼業

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    何しろ間違えて7巻目から読んでしまったので、知ってる名前が出てくると嬉しくなっちゃうのだが、この巻に関しては、全然知らない人たちが出て来てちょっと新鮮だった。
    というか、蔵に集まるって、真っ暗で怖いだろうなあ。。(イメージだけど)

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    2024年08月14日