今村翔吾のレビュー一覧
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Posted by ブクログ
ぼろ鳶シリーズ第九弾!
舞台は大阪。ぼろ鳶の風読み・星十郎の活躍に焦点を当てたストーリー。
火事現場にとんでもない現象が次々と!?
新庄藩・源吾と京の淀藩・弾馬の活躍と、どこか似ている二人の威勢のいい吠えっぷりにスカッとします!
煽り文句に町火消しの「やったろやんけ!」に、心がはやる。
江戸とは違い、過去の確執から他の町火消しとは隔たりのある大阪の火消したち。
口が悪く喧嘩早そうではあるけど、そんな彼らが一致団結したら何と頼もしい!!
きっかけを作った源吾の振る舞いにしびれた。
格好良すぎるでしょ!
これまでにない火消しの描写や展開もおもろかった。
星十郎は、本当によく頑張った! -
Posted by ブクログ
とある約束ごとを守ることを条件に、その人を今生きる人生から『くらます』、お江戸のくらまし屋。シリーズの第一作です。
元々、シリーズものだと思わずに読んでいたので、最後まで読み終わって、この物語はこの後どうなるのだろう、続きはあるのだろうか、とわくわくするような気持ちになりました。シリーズ続刊も何冊か出ているようなので、続きを読むのが楽しみです。
シリーズの一作目という性格もあるため、さり気なく主要な登場人物の紹介がされていきます。表では飴売り、裏ではくらまし屋。変装の達人。希代の切れ者。そしてそこに相対する形になるだろう、謎めいた裏の世界の組織。どのキャラクターもよく立っていて、くせ者